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第三部 最後の聖戦なり
7、黄禍論
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「神がそれを望んでおられる。」
一〇九五年、ローマ教皇ウルバヌス二世は西欧諸侯にエルサレムの奪回を呼びかけた。十字軍である。この頃、イスラムの国々のはるか東方にはプレスター・ジョンと呼ばれるキリスト教の王国が存在するという伝説があった。プレスター・ジョンが東から押し寄せ、西欧諸国と挟撃してイスラムを滅ぼすのだと。
だが、東からやってきたのはモンゴル帝国だった。モンゴル帝国はイスラム諸国を蹴散らし、東ヨーロッパを蹂躙した。その後、イスラム化したモンゴルは中央アジアに居座り続け、ロシアの中央アジアへの拡大を阻んだ。ロシア人はこれを「タタールの軛くびき」と呼ぶ。
東からやって来る脅威、それはヨーロッパ人を恐怖せしめた。
一八九五年、日清戦争に勝利した日本が遼東半島の割譲を求めた。これに対し、ロシア、フランス、ドイツの三国が干渉し遼東半島の返還を求めてきたのだ。この三国干渉の思想的背景が黄禍論であると言われている。
同年、ドイツ皇帝ウィルヘルム二世は「ヨーロッパの諸国民よ、諸君らの最も神聖な宝を守れ」という寓意画を流布し黄色人書の脅威を煽った。寓意画の右上には炎上する田園の中に仏陀が描かれ、左には大天使ミカエルがヨーロッパ諸国になぞらえた女神を率いて、東洋を象徴する仏陀に立ち向かわんとしている。
一九〇五年の日露戦争の勝利により黄禍論は現実味を帯びてくる。
二十世紀になり、アメリカ大陸に渡った中国人や日本人、朝鮮人が移民となってアメリカ大陸に渡った。彼らは低賃金でも文句を言わず、勤勉に働いた。アジア人たちに職を奪われたのはイタリア系やアイルランド系のカトリック教徒の白人たちである。黄禍論はアジア人の排斥と差別を正当化する理論として唱えられることになる。
第二次世界大戦後、アジア諸国は植民地支配の軛を脱して次々に独立する。ベトナムではアメリカ軍が敗北し、戦争に負けたはずの日本が経済大国としてのし上がって来る。黄禍論が再び頭をもたげる。
「猿の惑星なりね。」
戸部典子君、いいところに目を付けたな。
「六十年代の終わりに公開された映画が『猿の惑星』なり。ワープ航法で未来の地球に帰ってきた白人の主人公が見たのは猿に支配された地球だったという物語なりよ。」
そう、この映画では猿は黄色人種の暗喩なのだ。
「映画には白人と猿しか出てこないなり。進化した猿が白人を奴隷にしていたなりよ。」
「猿の惑星」は日本人が観ても面白いSF映画だが、ここには白人たちの寓意が込められていることに注意を払うべきだ。
つい数十年前まで、黄禍論はごく一般的な思想だった。その思想は今でも西欧人の傲慢として生きているのだ。
イタリアやフランスでは日本人や中国人が経営する商店のショー・ウインドゥに石が投げつけられるという事件が頻発していた。
ドイツでは移民排斥のデモが起こり、ネオ・ナチと思われる若者たちが暴れまわっていた。
イギリスのテレビでは、ジョン・メイヤー博士が引っ張りだこになっていた。彼の黄色人種に対する歯に衣着せぬ発言は注目を集め、彼を時の人に押し上げていた。
「黄色いサルどもめ!」
ジョン・メイヤー博士が発言する度に、テレビの前で拍手しているイギリス人がいるのだ。
アメリカでは白人至上主義を掲げる大統領候補が人気を集め、下層階級の白人たちの支持を集めていた。大統領候補ロバート・トランクは演説会において叫んだ。
「この国は白人のものだ。有色人種は出ていけ!」
アメリカは有色人種の人口が既に半数を占めていたため、その反動も激しかった。アジア系、アフリカ系、ヒスパニックなどのマイノリティーたちが連合しトランク候補に対抗し、各都市ではデモ隊が衝突している。
「嫌な感じですね。」
久しぶりに北京から帰ってきた陳博士が言った。
陳博士だけではない。上海ラボにいる者たちは国が違っても、例外なく黄色人種なのだ。
我々が差別される側にいること自体が嫌な感じだ。白人たちのなかには有色人種に対する差別意識を持った者がいる。私たちはそのことをしっかり認識しておく必要がある。そして、わが身を顧みて白人たちを反面教師とすることだ。日本人にも中国人や韓国人、アジアの人々への侮蔑があるのではないか。私たちはアジア人として自覚を持つ必要があるのだ。
「そうです。わたしも中国人である前にアジア人です。」
陳博士が言った。ごりごりの愛国教育を施された中国人としては実に進歩的な意見だ。
「そうですわね。わたしも碧海作戦に携わってナショナリズムを相対化することがあたりまえになりましたもの。」
李博士、そのとおりだ。碧海作戦のほんとうの意義はそこにあるのだ。今でこそ人種差別は否定されるべきとされているが、南アフリカが人種隔離政策アパルトヘイトを廃止したのは一九九一年のことである。各国が経済制裁を含めた圧力をかけ、ネルソン・マンディラは投獄されてなお黒人解放を叫び続けた。その間、日本は南アメリカとの貿易を続け、国連反アパルトヘイト委員会から遺憾の意を表されている。南アフリカの白人たちはそんな日本人をこう呼んだ。
「名誉白人なりね。」
そうだ。同じ有色人種の同胞を弾圧する白人たちから、名誉白人などと呼ばれて喜んでいた日本人がいたのだ。
「日本人として恥ずかしいのだ。ほんとうの国辱というのはこういうことなり。」
戸部典子が拳を握りしめた。
いち早く近代化を成し遂げ、西欧文明の優等生だった日本人にはこういう感覚がどこか欠けている。黄色人種である日本人が名誉白人と呼ばれて喜ぶ。それは黄色人種を白人の下に置くことを認め、なおかつ他のアジア諸国民を見下す態度でしかない。アジアには西欧とは違う文明があるのだ。
西欧文明の正義をもって中華文明を批判する。日本人の陥りやすいドグマである。これも歴史の相対性という観念から見ればナンセンスなのだ。
「あたしたちはみんなアジアの友達なりよ!」
戸部典子が差し出した右手の上に、陳博士も、李博士も、私も、それぞれの手を重ねた。アジアはひとつだなどとは言わないが、私たちは国が違っても友達なのだ。友達を黄色いサルなどとは言わせない!
戸部典子はジョン・メイヤーの映像を編集しはじめた。ジョン・メイヤー博士が「黄色いサル」という度に、チンパン君がメイヤー博士の顔面に襲いかかるシーンを挿入しているのだ。またネットに公開してメイヤー博士を笑いものにする気だ。この間は、アフィリエイトで結構稼いだみたいだから、今回も二匹目のドジョウを狙っているのかもしれない。編集に没頭する戸部典子の顔は「にへら」と笑って気味が悪い。
海帝国の大艦隊はインド亜大陸を離れ、アラビア半島からアフリカ東岸を南下中だった。
艦隊の目的のひとつが、ヨーロッパへの航路に中継地点を儲けることだ。アフリカ大陸は彼らにとって未知の領域であり、ここに二か所の基地を建設するのだ。
艦隊は初めて赤道を超え、南半球に到達した。北極星は夜空から姿を消し、かわって南十字星が現れた。航海術を学んできた若き官僚たちの誰もが心を震わせている。
三成は巨大な島を発見した。マダガスカル島である。この島についてはイスラム商人たちがもたらした情報により予備知識があった。イスラム商人たちの情報ではマダガスカルからインドまでインド洋を直接渡ることもできると言う。三成はテーブルの上に世界地図を広げ、位置を確認した。この地図の元になったのが、かつてモンゴル帝国が作成した混一疆理歴代国都之図である。史上、初めてアフリカ大陸が描かれたこの地図ではマダガスカルとインドは実際の距離よりも近い。不正確だが、この時代の世界に関する知識はこういうものだ。三成はここに最初の貿易基地を定めることにした。
この十七世紀初頭において、世界全体をイメージできる人間がどれほどいたであろうか。三成はその数少ないひとりである。
織田信長が地球儀を回して見せた光景を三成は憶えていた。世界はもう手の届くところにある。
一〇九五年、ローマ教皇ウルバヌス二世は西欧諸侯にエルサレムの奪回を呼びかけた。十字軍である。この頃、イスラムの国々のはるか東方にはプレスター・ジョンと呼ばれるキリスト教の王国が存在するという伝説があった。プレスター・ジョンが東から押し寄せ、西欧諸国と挟撃してイスラムを滅ぼすのだと。
だが、東からやってきたのはモンゴル帝国だった。モンゴル帝国はイスラム諸国を蹴散らし、東ヨーロッパを蹂躙した。その後、イスラム化したモンゴルは中央アジアに居座り続け、ロシアの中央アジアへの拡大を阻んだ。ロシア人はこれを「タタールの軛くびき」と呼ぶ。
東からやって来る脅威、それはヨーロッパ人を恐怖せしめた。
一八九五年、日清戦争に勝利した日本が遼東半島の割譲を求めた。これに対し、ロシア、フランス、ドイツの三国が干渉し遼東半島の返還を求めてきたのだ。この三国干渉の思想的背景が黄禍論であると言われている。
同年、ドイツ皇帝ウィルヘルム二世は「ヨーロッパの諸国民よ、諸君らの最も神聖な宝を守れ」という寓意画を流布し黄色人書の脅威を煽った。寓意画の右上には炎上する田園の中に仏陀が描かれ、左には大天使ミカエルがヨーロッパ諸国になぞらえた女神を率いて、東洋を象徴する仏陀に立ち向かわんとしている。
一九〇五年の日露戦争の勝利により黄禍論は現実味を帯びてくる。
二十世紀になり、アメリカ大陸に渡った中国人や日本人、朝鮮人が移民となってアメリカ大陸に渡った。彼らは低賃金でも文句を言わず、勤勉に働いた。アジア人たちに職を奪われたのはイタリア系やアイルランド系のカトリック教徒の白人たちである。黄禍論はアジア人の排斥と差別を正当化する理論として唱えられることになる。
第二次世界大戦後、アジア諸国は植民地支配の軛を脱して次々に独立する。ベトナムではアメリカ軍が敗北し、戦争に負けたはずの日本が経済大国としてのし上がって来る。黄禍論が再び頭をもたげる。
「猿の惑星なりね。」
戸部典子君、いいところに目を付けたな。
「六十年代の終わりに公開された映画が『猿の惑星』なり。ワープ航法で未来の地球に帰ってきた白人の主人公が見たのは猿に支配された地球だったという物語なりよ。」
そう、この映画では猿は黄色人種の暗喩なのだ。
「映画には白人と猿しか出てこないなり。進化した猿が白人を奴隷にしていたなりよ。」
「猿の惑星」は日本人が観ても面白いSF映画だが、ここには白人たちの寓意が込められていることに注意を払うべきだ。
つい数十年前まで、黄禍論はごく一般的な思想だった。その思想は今でも西欧人の傲慢として生きているのだ。
イタリアやフランスでは日本人や中国人が経営する商店のショー・ウインドゥに石が投げつけられるという事件が頻発していた。
ドイツでは移民排斥のデモが起こり、ネオ・ナチと思われる若者たちが暴れまわっていた。
イギリスのテレビでは、ジョン・メイヤー博士が引っ張りだこになっていた。彼の黄色人種に対する歯に衣着せぬ発言は注目を集め、彼を時の人に押し上げていた。
「黄色いサルどもめ!」
ジョン・メイヤー博士が発言する度に、テレビの前で拍手しているイギリス人がいるのだ。
アメリカでは白人至上主義を掲げる大統領候補が人気を集め、下層階級の白人たちの支持を集めていた。大統領候補ロバート・トランクは演説会において叫んだ。
「この国は白人のものだ。有色人種は出ていけ!」
アメリカは有色人種の人口が既に半数を占めていたため、その反動も激しかった。アジア系、アフリカ系、ヒスパニックなどのマイノリティーたちが連合しトランク候補に対抗し、各都市ではデモ隊が衝突している。
「嫌な感じですね。」
久しぶりに北京から帰ってきた陳博士が言った。
陳博士だけではない。上海ラボにいる者たちは国が違っても、例外なく黄色人種なのだ。
我々が差別される側にいること自体が嫌な感じだ。白人たちのなかには有色人種に対する差別意識を持った者がいる。私たちはそのことをしっかり認識しておく必要がある。そして、わが身を顧みて白人たちを反面教師とすることだ。日本人にも中国人や韓国人、アジアの人々への侮蔑があるのではないか。私たちはアジア人として自覚を持つ必要があるのだ。
「そうです。わたしも中国人である前にアジア人です。」
陳博士が言った。ごりごりの愛国教育を施された中国人としては実に進歩的な意見だ。
「そうですわね。わたしも碧海作戦に携わってナショナリズムを相対化することがあたりまえになりましたもの。」
李博士、そのとおりだ。碧海作戦のほんとうの意義はそこにあるのだ。今でこそ人種差別は否定されるべきとされているが、南アフリカが人種隔離政策アパルトヘイトを廃止したのは一九九一年のことである。各国が経済制裁を含めた圧力をかけ、ネルソン・マンディラは投獄されてなお黒人解放を叫び続けた。その間、日本は南アメリカとの貿易を続け、国連反アパルトヘイト委員会から遺憾の意を表されている。南アフリカの白人たちはそんな日本人をこう呼んだ。
「名誉白人なりね。」
そうだ。同じ有色人種の同胞を弾圧する白人たちから、名誉白人などと呼ばれて喜んでいた日本人がいたのだ。
「日本人として恥ずかしいのだ。ほんとうの国辱というのはこういうことなり。」
戸部典子が拳を握りしめた。
いち早く近代化を成し遂げ、西欧文明の優等生だった日本人にはこういう感覚がどこか欠けている。黄色人種である日本人が名誉白人と呼ばれて喜ぶ。それは黄色人種を白人の下に置くことを認め、なおかつ他のアジア諸国民を見下す態度でしかない。アジアには西欧とは違う文明があるのだ。
西欧文明の正義をもって中華文明を批判する。日本人の陥りやすいドグマである。これも歴史の相対性という観念から見ればナンセンスなのだ。
「あたしたちはみんなアジアの友達なりよ!」
戸部典子が差し出した右手の上に、陳博士も、李博士も、私も、それぞれの手を重ねた。アジアはひとつだなどとは言わないが、私たちは国が違っても友達なのだ。友達を黄色いサルなどとは言わせない!
戸部典子はジョン・メイヤーの映像を編集しはじめた。ジョン・メイヤー博士が「黄色いサル」という度に、チンパン君がメイヤー博士の顔面に襲いかかるシーンを挿入しているのだ。またネットに公開してメイヤー博士を笑いものにする気だ。この間は、アフィリエイトで結構稼いだみたいだから、今回も二匹目のドジョウを狙っているのかもしれない。編集に没頭する戸部典子の顔は「にへら」と笑って気味が悪い。
海帝国の大艦隊はインド亜大陸を離れ、アラビア半島からアフリカ東岸を南下中だった。
艦隊の目的のひとつが、ヨーロッパへの航路に中継地点を儲けることだ。アフリカ大陸は彼らにとって未知の領域であり、ここに二か所の基地を建設するのだ。
艦隊は初めて赤道を超え、南半球に到達した。北極星は夜空から姿を消し、かわって南十字星が現れた。航海術を学んできた若き官僚たちの誰もが心を震わせている。
三成は巨大な島を発見した。マダガスカル島である。この島についてはイスラム商人たちがもたらした情報により予備知識があった。イスラム商人たちの情報ではマダガスカルからインドまでインド洋を直接渡ることもできると言う。三成はテーブルの上に世界地図を広げ、位置を確認した。この地図の元になったのが、かつてモンゴル帝国が作成した混一疆理歴代国都之図である。史上、初めてアフリカ大陸が描かれたこの地図ではマダガスカルとインドは実際の距離よりも近い。不正確だが、この時代の世界に関する知識はこういうものだ。三成はここに最初の貿易基地を定めることにした。
この十七世紀初頭において、世界全体をイメージできる人間がどれほどいたであろうか。三成はその数少ないひとりである。
織田信長が地球儀を回して見せた光景を三成は憶えていた。世界はもう手の届くところにある。
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