52 / 97
第二部 西欧が攻めてくるなり
23、歌よ、届け
しおりを挟む
ジョン・メイヤーは英国海軍ドローン部隊を説得していた。
ミサイルで帝国艦隊を殲滅せよ、と言っているのだ。
「メイヤー博士、ドローンを向かわせてもだ、あの白い奴に迎撃されるのがオチだよ。」
「ロイヤル・ネイビーの名誉がかかっているんだ。このまま引き下がる訳にはいかない。」
「我が国のドローン技術では、とてもメイド・イン・ジャパンには歯が立たないのだよ。メイヤー博士も見たはずだ。奴らドッキングしやがる。」
「君に英国軍人の誇りはないのか!」
「言っておく、メイヤー博士。これは政治的かつ軍事的問題なのだよ。歴史学者の出る幕ではない。帰りたまえ。」
けんもほろろである。
ジョン・メイヤーの野望はこうしてついえたかに見えたが、簡単にあきらめるような男ではない。ジョン・メイヤーは粘着質なのだ。
戸部典子が朝から机に向かっている。また戦国武将のお絵描きでもしてるのかと思ったら、詩を書いているという。
シラヤ族の歌の詩らしい。そんなもん、シラヤ族には伝統的な歌があるだろ。
「それが、お祭りの歌とか、恋の歌とか、葬式の歌とかなり。なんか状況に合わないのだ。」
確かに、里心を喚起させるような詩というのは、人が故郷を離れることが多くなる近代的な心情だからな。
「できたなり。早速、自衛隊の翻訳機にかけるなり。」
戸部典子がシラヤ族たちを集めている。島津豊久から略奪した鉄扇を指揮棒替わりに歌を教えている。
と言っても、戸部典子の書いた詩にシラヤ族の伝統的な恋歌のメロディーに乗せているだけなのだけど。詩とメロディーが合わないところを調整して、試行錯誤しているが、なんとか歌らしくなってきたぞ。
夜になった、ゼーランディア城を三方を松明が取り囲んだ。
シラヤ族合唱団の歌が始まる。
私は翻訳機で、内容を確かめながら聴くことにした。
まず、シラヤ族の子供たちが歌う。
この森は私たちの家、神様が住むところ
お父さんと歌を歌ったところ
お兄さんと遊んだところ
すべては炎に焼かれたけれど、まだ大地が残っている。
ほう、なかなかの詩ではないか。戸部典子にしては上出来だ。
次は女たちのパートだ。
覚えていますか、森の中を駆けまわた日を
覚えていますか、お父さんが家で笑っていたことを
覚えていますか、お兄さんが私に優しくしてくれたことを
なんか、昔のアニメで聴いたことがあるぞ。。
だが、この歌はシラヤ族の悲しみを湛えて夜空に響いた。
そして、ゼーランディア城の中のシラヤ族の傭兵にも届いたはずだ。
「歌よ、届くなり! 歌よ、お父さんとお兄さんに届くなり!」
歌は夜が更けるまで続いた。
「あかねちゃん、城内の様子はどうなり。」
「聴いてください・・・」
ギンヤンマが城内のすすり泣きを捉えた。
木場三尉ももらい泣きしたのか、声を詰まらせている。
真田信繁の気持ちがよくわかる。夢見る夢子ちゃんで何が悪い。
そう、戸部典子が言うように、夢だっていいではないか。
理想というものは、いつだって地に足をつけていない。だからこそ美しい花を咲かせるのだ。人間は歳を取るとそのことを忘れてしまう。私は涙をこらえながえら、そう思った。
翌朝、私と戸部典子は木場三尉を連れてゼーランディア城を見下ろす丘の上に立った。ギンヤンマが密偵として潜入しているシラヤ族に手紙を届けるのだ。
二機のギンヤンマが発進した。
「頭に赤い羽根をつけた男が、密偵のマカイ・ロワ君なりよ!」
「了解! ギンヤンマ下降します。」
戸部典子もゴーグルをつけて、ギンヤンマの映像を見ている。
「見つけたなり、あかねちゃん!」
「コンタクトします。」
ギンヤンマが密偵マカイ・ロワの手のひらの上にぽとりと手紙を落とした。
すごい操縦技術だ!
「作戦完了、ギンヤンマ帰投します!」
「よくやったなり、あかねちゃん!」
木場三尉の頬が緩んでいる。すっかりデレデレ・モードではないか。
「ただ者ではないと思うちょたが、おはん、やはり忍びか?」
島津豊久だった。戸部典ノ介を付けてきたのだ。
「いっぺん、忍びと勝負がしてみたかっとよ。」
木場三尉が戸部典子を庇うようにして前へ出た。
「心配ないなり、あかねちゃん。」
今度は戸部典ノ介が前へ前へとずんずん進んでいく。
島津豊久は居合の構えだ。
示現流の達人だぞ! 戸部典子、おまえに勝てる相手ではない。
それでも、戸部典ノ介はにまにま顔のまま前へ進んでいく。
島津豊久の呼吸が乱れた。にまにま顔に圧倒されたのか!
戸部典ノ介は隙だらけだ。だが剣の達人にとって、逆に無想の構えに見えるのだ。色即是空である。
島津豊久の眼前にまで近づいた戸部典ノ介は鉄扇を腰から引き抜いた。
何をするかと思えば、鉄扇で豊久の肩をぴしゃりと叩いたのだ。
島津豊久が息を荒げている。
「おいの負けじゃ。許してたもんせ。」
「いいのだ、勝負の後は陣羽織を交換するのが拙者の国のしきたりなりよ。」
「おう、そうか。」
豊久と戸部典子は陣羽織を交換した。
ノー・サイド! 美しきスポーツマン・シップだ、と思ったら大間違いだった。
「島津豊久君の陣羽織、ゲットなり!」
なるほど、戸部典子の強欲が島津豊久の気迫を圧倒したわけか。空即是色だ。
後に、島津豊久は語ったという。
「天下無双の剣豪は、戸部典ノ介殿なり」と。
ギンヤンマが密偵マカイ・ロワからの返信を運んできた。
シラヤ族は全員一致で反乱を起こすことになったのだ。
日時を決めて、反乱と同時に攻撃をかけるのだ。
だが、問題が起こった。台湾に台風が接近しつつあったのだ。嵐の中では混乱が起こり、シラヤ族との同士討ちになりかねない。
自衛隊の情報では、この台風が抜けるには二日かかるらしい。
これでは、三成の言った日限ぎりぎりではないか。
ゼーランディア城に夜襲をかける。城内ではそれに呼応してシラヤ族が反乱を起こす。
作戦は完璧だ。
井伊直政、伊達政宗、真田信繁、島津豊久、袁崇煥。
これだけの武将が揃っているのだ、仕損じるとは思えない。
だが、時間だけは待ってくれない。
午前零時を以って、海上要塞、玄徳丸の諸葛砲が火を噴くことになるのだ。
「台風君、早く行って欲しいなり!」
こればっかりは、私たち未来人の力をもってもどうにもできないのだ。
ミサイルで帝国艦隊を殲滅せよ、と言っているのだ。
「メイヤー博士、ドローンを向かわせてもだ、あの白い奴に迎撃されるのがオチだよ。」
「ロイヤル・ネイビーの名誉がかかっているんだ。このまま引き下がる訳にはいかない。」
「我が国のドローン技術では、とてもメイド・イン・ジャパンには歯が立たないのだよ。メイヤー博士も見たはずだ。奴らドッキングしやがる。」
「君に英国軍人の誇りはないのか!」
「言っておく、メイヤー博士。これは政治的かつ軍事的問題なのだよ。歴史学者の出る幕ではない。帰りたまえ。」
けんもほろろである。
ジョン・メイヤーの野望はこうしてついえたかに見えたが、簡単にあきらめるような男ではない。ジョン・メイヤーは粘着質なのだ。
戸部典子が朝から机に向かっている。また戦国武将のお絵描きでもしてるのかと思ったら、詩を書いているという。
シラヤ族の歌の詩らしい。そんなもん、シラヤ族には伝統的な歌があるだろ。
「それが、お祭りの歌とか、恋の歌とか、葬式の歌とかなり。なんか状況に合わないのだ。」
確かに、里心を喚起させるような詩というのは、人が故郷を離れることが多くなる近代的な心情だからな。
「できたなり。早速、自衛隊の翻訳機にかけるなり。」
戸部典子がシラヤ族たちを集めている。島津豊久から略奪した鉄扇を指揮棒替わりに歌を教えている。
と言っても、戸部典子の書いた詩にシラヤ族の伝統的な恋歌のメロディーに乗せているだけなのだけど。詩とメロディーが合わないところを調整して、試行錯誤しているが、なんとか歌らしくなってきたぞ。
夜になった、ゼーランディア城を三方を松明が取り囲んだ。
シラヤ族合唱団の歌が始まる。
私は翻訳機で、内容を確かめながら聴くことにした。
まず、シラヤ族の子供たちが歌う。
この森は私たちの家、神様が住むところ
お父さんと歌を歌ったところ
お兄さんと遊んだところ
すべては炎に焼かれたけれど、まだ大地が残っている。
ほう、なかなかの詩ではないか。戸部典子にしては上出来だ。
次は女たちのパートだ。
覚えていますか、森の中を駆けまわた日を
覚えていますか、お父さんが家で笑っていたことを
覚えていますか、お兄さんが私に優しくしてくれたことを
なんか、昔のアニメで聴いたことがあるぞ。。
だが、この歌はシラヤ族の悲しみを湛えて夜空に響いた。
そして、ゼーランディア城の中のシラヤ族の傭兵にも届いたはずだ。
「歌よ、届くなり! 歌よ、お父さんとお兄さんに届くなり!」
歌は夜が更けるまで続いた。
「あかねちゃん、城内の様子はどうなり。」
「聴いてください・・・」
ギンヤンマが城内のすすり泣きを捉えた。
木場三尉ももらい泣きしたのか、声を詰まらせている。
真田信繁の気持ちがよくわかる。夢見る夢子ちゃんで何が悪い。
そう、戸部典子が言うように、夢だっていいではないか。
理想というものは、いつだって地に足をつけていない。だからこそ美しい花を咲かせるのだ。人間は歳を取るとそのことを忘れてしまう。私は涙をこらえながえら、そう思った。
翌朝、私と戸部典子は木場三尉を連れてゼーランディア城を見下ろす丘の上に立った。ギンヤンマが密偵として潜入しているシラヤ族に手紙を届けるのだ。
二機のギンヤンマが発進した。
「頭に赤い羽根をつけた男が、密偵のマカイ・ロワ君なりよ!」
「了解! ギンヤンマ下降します。」
戸部典子もゴーグルをつけて、ギンヤンマの映像を見ている。
「見つけたなり、あかねちゃん!」
「コンタクトします。」
ギンヤンマが密偵マカイ・ロワの手のひらの上にぽとりと手紙を落とした。
すごい操縦技術だ!
「作戦完了、ギンヤンマ帰投します!」
「よくやったなり、あかねちゃん!」
木場三尉の頬が緩んでいる。すっかりデレデレ・モードではないか。
「ただ者ではないと思うちょたが、おはん、やはり忍びか?」
島津豊久だった。戸部典ノ介を付けてきたのだ。
「いっぺん、忍びと勝負がしてみたかっとよ。」
木場三尉が戸部典子を庇うようにして前へ出た。
「心配ないなり、あかねちゃん。」
今度は戸部典ノ介が前へ前へとずんずん進んでいく。
島津豊久は居合の構えだ。
示現流の達人だぞ! 戸部典子、おまえに勝てる相手ではない。
それでも、戸部典ノ介はにまにま顔のまま前へ進んでいく。
島津豊久の呼吸が乱れた。にまにま顔に圧倒されたのか!
戸部典ノ介は隙だらけだ。だが剣の達人にとって、逆に無想の構えに見えるのだ。色即是空である。
島津豊久の眼前にまで近づいた戸部典ノ介は鉄扇を腰から引き抜いた。
何をするかと思えば、鉄扇で豊久の肩をぴしゃりと叩いたのだ。
島津豊久が息を荒げている。
「おいの負けじゃ。許してたもんせ。」
「いいのだ、勝負の後は陣羽織を交換するのが拙者の国のしきたりなりよ。」
「おう、そうか。」
豊久と戸部典子は陣羽織を交換した。
ノー・サイド! 美しきスポーツマン・シップだ、と思ったら大間違いだった。
「島津豊久君の陣羽織、ゲットなり!」
なるほど、戸部典子の強欲が島津豊久の気迫を圧倒したわけか。空即是色だ。
後に、島津豊久は語ったという。
「天下無双の剣豪は、戸部典ノ介殿なり」と。
ギンヤンマが密偵マカイ・ロワからの返信を運んできた。
シラヤ族は全員一致で反乱を起こすことになったのだ。
日時を決めて、反乱と同時に攻撃をかけるのだ。
だが、問題が起こった。台湾に台風が接近しつつあったのだ。嵐の中では混乱が起こり、シラヤ族との同士討ちになりかねない。
自衛隊の情報では、この台風が抜けるには二日かかるらしい。
これでは、三成の言った日限ぎりぎりではないか。
ゼーランディア城に夜襲をかける。城内ではそれに呼応してシラヤ族が反乱を起こす。
作戦は完璧だ。
井伊直政、伊達政宗、真田信繁、島津豊久、袁崇煥。
これだけの武将が揃っているのだ、仕損じるとは思えない。
だが、時間だけは待ってくれない。
午前零時を以って、海上要塞、玄徳丸の諸葛砲が火を噴くことになるのだ。
「台風君、早く行って欲しいなり!」
こればっかりは、私たち未来人の力をもってもどうにもできないのだ。
0
お気に入りに追加
52
あなたにおすすめの小説
無職ニートの俺は気が付くと聯合艦隊司令長官になっていた
中七七三
ファンタジー
■■アルファポリス 第1回歴史・時代小説大賞 読者賞受賞■■
無職ニートで軍ヲタの俺が太平洋戦争時の聯合艦隊司令長官となっていた。
これは、別次元から来た女神のせいだった。
その次元では日本が勝利していたのだった。
女神は、神国日本が負けた歴史の世界が許せない。
なぜか、俺を真珠湾攻撃直前の時代に転移させ、聯合艦隊司令長官にした。
軍ヲタ知識で、歴史をどーにかできるのか?
日本勝たせるなんて、無理ゲーじゃねと思いつつ、このままでは自分が死ぬ。
ブーゲンビルで機上戦死か、戦争終わって、戦犯で死刑だ。
この運命を回避するため、必死の戦いが始まった。
参考文献は、各話の最後に掲載しています。完結後に纏めようかと思います。
使用している地図・画像は自作か、ライセンスで再利用可のものを検索し使用しています。
表紙イラストは、ヤングマガジンで賞をとった方が画いたものです。
続・歴史改変戦記「北のまほろば」
高木一優
SF
この物語は『歴史改変戦記「信長、中国を攻めるってよ」』の続編になります。正編のあらすじは序章で説明されますので、続編から読み始めても問題ありません。
タイム・マシンが実用化された近未来、歴史学者である私の論文が中国政府に採用され歴史改変実験「碧海作戦」が発動される。私の秘書官・戸部典子は歴女の知識を活用して戦国武将たちを支援する。歴史改変により織田信長は中国本土に攻め入り中華帝国を築き上げたのだが、日本国は帝国に飲み込まれて消滅してしまった。信長の中華帝国は殷賑を極め、世界の富を集める経済大国へと成長する。やがて西欧の勢力が帝国を襲い、私と戸部典子は真田信繁と伊達政宗を助けて西欧艦隊の攻撃を退け、ローマ教皇の領土的野心を砕く。平和が訪れたのもつかの間、十七世紀の帝国の北方では再び戦乱が巻き起ころうとしていた。歴史を思考実験するポリティカル歴史改変コメディー。
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
故郷、甲賀で騒動を起こし、国を追われるようにして出奔した
若き日の滝川一益と滝川義太夫、
尾張に流れ着いた二人は織田信長に会い、織田家の一員として
天下布武の一役を担う。二人をとりまく織田家の人々のそれぞれの思惑が
からみ、紆余曲折しながらも一益がたどり着く先はどこなのか。
織田信長IF… 天下統一再び!!
華瑠羅
歴史・時代
日本の歴史上最も有名な『本能寺の変』の当日から物語は足早に流れて行く展開です。
この作品は「もし」という概念で物語が進行していきます。
主人公【織田信長】が死んで、若返って蘇り再び活躍するという作品です。
※この物語はフィクションです。

進撃!犬耳機動部隊
kaonohito
ファンタジー
二連恒星『アマテ』と『ラス』の第4惑星『エボールグ』。
かつての『剣と魔法の世界』で、遺跡から発掘された遺構から蒸気機関を再現、産業革命を起こし、科学文明の強国となった『チハーキュ帝国』
その練習艦隊が航行中、不思議な霧によって視界と電波を遮られる。
その霧が晴れたとき、そこは元通りの平和な海の上────ではなかった。
突如接近してきた、“青い丸に白い星”という“見たこともない”国籍表記をつけた急降下爆撃機に襲撃される────
新学暦206年────西暦1942年6月5日、世界を挟んだ大戦が勃発する!
2024年04月24日、リブートします。
この作品は『ハーメルン』でも同時公開しています(「神谷萌」名義)。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
楽将伝
九情承太郎
歴史・時代
三人の天下人と、最も遊んだ楽将・金森長近(ながちか)のスチャラカ戦国物語
織田信長の親衛隊は
気楽な稼業と
きたもんだ(嘘)
戦国史上、最もブラックな職場
「織田信長の親衛隊」
そこで働きながらも、マイペースを貫く、趣味の人がいた
金森可近(ありちか)、後の長近(ながちか)
天下人さえ遊びに来る、趣味の達人の物語を、ご賞味ください!!

超文明日本
点P
ファンタジー
2030年の日本は、憲法改正により国防軍を保有していた。海軍は艦名を漢字表記に変更し、正規空母、原子力潜水艦を保有した。空軍はステルス爆撃機を保有。さらにアメリカからの要求で核兵器も保有していた。世界で1、2を争うほどの軍事力を有する。
そんな日本はある日、列島全域が突如として謎の光に包まれる。光が消えると他国と連絡が取れなくなっていた。
異世界転移ネタなんて何番煎じかわかりませんがとりあえず書きます。この話はフィクションです。実在の人物、団体、地名等とは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる