あたしが会社を守るのだ! ~二十歳の乙女の経済戦争~

戸部京子はちょっと自己評価の低い二十歳の女の子。高校を卒業して回転寿司チェーンを運営する会社の経理部に勤務している。社長が会社を売却し新しい経営者がやってきたのだが、この男は会社を潰そうとしていたのだ。社内には陰謀が渦巻き、会社は倒産寸前の危機的状況に陥る。戸部京子の姉、典子は妹に起死回生の策を授ける。それは、とんでもない奇策だったのだ。会社のため、みんなのため、二十歳の女の子の戦いの日々が始まる。京都の四季折々を背景に、戸部京子の成長を描きます。会社は誰のものか? 社会の一員として出来ることは何か? 働くとは? 学ぶとは? 一人の女の子の軌跡が、社会に問いかけるものは何か。社会の裏と表を駆け抜ける、青春経済ビルディングス・ロマン。
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