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第一章 最初の街 アジンタ
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「冒険者ギルドはそこまで分かっておいて、何故ヤツを捕まえないんだ!!」
怒るクッコロを宥めつつ、俺は話の続きを語る。
「理由は簡単だ。ヤツがアジンタの上層部と繋がっているからだ」
「な、なんだと!!」
本当に驚愕の事実だった。クッコロが驚くのも無理はない。しかも更にこの先の事実の方がより驚愕なのだが、果たして彼女らに聞かせてもいいのだろうか。
いや、言わなければ進めないな。
「ヤツ、孤独の語り部は貴族共と繋がっている。それが故に、殺しがあってもヤツに嫌疑が向く事はない」
「なんて、ことなのでしょう……」
さすがに純正聖職者のリグーロは絶句してしまった。為政者側のクッコロも顔を真っ赤にしている。サリエラは、どうだろうか。どんな気持ちかは察する事が困難だが、顔色は良くない。
「まだあるぞ。ヤツは、元からバイセクシャルだ」
「バイ、セクシャル?」
「つまり、男でも女でも関係なく愛する類の節操なしだ」
「それは、珍しい話なのか? 男娼もいるし、その場限りの関係であれば普通にあり得るのだと思うが」
最初は俺もそう思っていた。と言うよりも、俺自身の常識に疑問があったから確信出来ていなかっただけだが、情報収集を終えた今では違う。
「そんなはずはない。男娼がこれだけ多いのは、この街だけだ。これは、他の冒険者や商人たちから確認を取っている」
つまり、こうだ。
この街の有力貴族の中に、男性同性愛者が数名いる。だからこその色町の状況なのだ。
「古くからの冒険者たちは、高級娼婦が軒並みいなくなったと嘆いていた。その所為でアジンタを離れた者も少なくないらしいぞ。幸いにもアジンタは余所と比べれば平和だから、戦力低下による痛手は被っていないようだがな。そしてその改変の時期と、孤独の語り部がこの街に流れ着いた時期がほぼ一致している」
つまり、権威の高い貴族が例の孤独の語り部を気に入った時からこの街は歪み始めていたのだ。しかも一般人の目にはまず映らない所からの改変だから、誰もが気付かない。
そして孤独の語り部の殺人を、その貴族が擁護している。その貴族にしてもライバルが減るのだからと歓迎している。
「実にシンプルな話だな」
「シンプルって、いや、おかしいだろ!! この街の貴族は全て善政を敷くお方々ばかりだぞ!」
そう。アジンタの貴族は誰も彼も有能だ。
「だが、有能である事と、善人であるかは全くの別物だ。それに」
「それに? それにまだ何かあるのか!!」
「ああ、あるさ。そのお貴族様は、恐らく呪われている」
「呪い!? 呪いだと!?」
驚き声を荒げるクッコロを抑えるのを手伝ってくれとサリエラとリグーロに目線を配るが、二人は話についていけず、呆然と聞いているだけだった。
まぁ、無理もないか。
二人とも子供の頃からアジンタの街に住んでいると聞く。その街が、近年変態の手により脅かされていると聞いたのだからな。
「少し話が難しくなったな。簡潔に、結論だけを言おう」
シュピーン、とポーズを取り、勢いで強引に進めてしまおうと俺は判断した。
三人に告げる。
「今日やるべきことは二つ。リグーロのクラスアップ。そして、この街の破滅を目論む邪神の眷属の撃破だ」
決まった。
――しばらく経ち、今は森の中。
「なるほど、非常識な存在だと思っていたがアルも使徒殿とはな」
「ええ、それなら納得だね」
「……、それだと同じ使徒のサリエラも非常識になりますよね」
「はうわ! リ、リグ、そんな事言わないで!」
……、うん、君ら、本当に仲がいいね。
オジイチャン、超ウレシイヨ。
目的を語り、俺自身の事情である飛ばされてこの地に来た事を教えたその後、彼女らの反応はこんな感じだった。
あっさりと言うか、何と言うか。
今まで慎重に俺の内情をばらす機会を伺っていたのがバカらしくなる軽さだった。
「アルがランクアップの方法を知っているのも、使徒殿だからなのだろうな」
「そうだね。やっぱり神様は私たちをいつも見守ってくれているんだね」
「サリエラ。君、この前、神様なんていなくなれ! と言っていませんでしたか?」
そんな事言っていたのか、サリエラェ……。
「い、いやぁ。だって、そう言いたくなるよね? そうだよね、アル?」
「ここで俺に話を振るのか。いやなタイミングだな、おい。……まぁ、そう思っていた時期が俺にもあったが……」
前世の嫁が亡くなった時は心底思ったさ。
「過去形? 過去形なの!?」
それは、そうだろう。息子娘たち、その全員が心身ともに健康で、結婚し孫たちまで見せてくれたのだ。それでもなお神を恨むなど、ただの八つ当たりだ。感謝はしていないが、怒り恨む理由もなかったのだよ。
「正直、思う事は何もない。いるならいるで結構、いないならいないで結構、だな」
「使徒殿は、淡白だな。曲がりなりにも神様の御使いなのだろう?」
御使い、ねぇ。俺自身に自覚は全くないし、ベッキーやサリエラのように神託が下る訳ではないからな。
それに、俺はずっとこう思っている。
「仮にいたとしても神様とやらは忙しいのだろう。そうでなければサリエラのような代理を立て、頼る訳がないからな」
「……確かに使徒は、神様に頼られる側ですよね」
リグーロの言う通り、人が神様に頼るのではなく、神様が人に頼るのがこの世界の現実だ。
「そうだな。それに、俺が頼るのは現世で生きる人たちだ。姿も見えぬし助けてくれるかもわからん神様ではない。どれだけ力ある存在でも、そんな不確定なモノに頼りたくはない」
「うむ、筋金入りのようだな。さすがはアルと言うべきか、非常識だと言うべきか」
関心したと言うよりも、呆れた調子のクッコロだが、よほど彼女好みの返答だったのだろう。その顔には笑みが浮かんでいる。
「……、そう、だね。言われてみれば私も結局神様に助けられたのではなく、神様の指示で人を助けていたにすぎないね」
己の意志で人助けをしていなかった事実を知り、落ち込むサリエラ。
そんなサリエラの肩に手を置き、俺は親指を立てて答える。
「そうか? 俺は色々と教えてもらえて助かっているぞ?」
「え?」
なんでそこで驚くのだ。失礼な奴だな。
そう思いクッコロに目線を配れば、クッコロは俺が手を置いている左肩とは反対の右肩に手を置いて、サムズアップ。
「私も助かっているぞ。その、友達あまりいないのでな……。お前が友達になってくれて、すごく嬉しい、助かっている」
このタイミングでなんでそんな切ない告白するかな!?
空気読め、と睨みを聞かせつつ、本命であるリグーロの為に肩を開ける。
「私も、いつもサリエラに助けられています」
サリエラの正面に立ったリグーロが、俺とクッコロが開けた両肩に手を置いてサリエラの顔を見つめて語る。
「私が、私の心が女だと言った時、君はそれを受け入れてくれました。そして、好きだと告白した時、受け入れてくれました。今も、私の為に力になってくれています」
「それ……は……」
「だから、ありがとう。勇者でも、勇者でなくても、サリエラはサリエラだから、ありがとう。いつも、助かっています」
すごく感動的なシーンである。
だが、ちょっと待ってほしい。
「すまん、二人とも。こんな場所で二人の世界に入られると困るから、その、自重して欲しい」
キスしようとしていた二人を止める俺。感動屋の二人の表情が泣き笑いから、苦笑いへ。
罪悪感が半端ない。
「まったく、アルは空気を読め」
クッコロめ、ここぞとばかりに……!
怒るクッコロを宥めつつ、俺は話の続きを語る。
「理由は簡単だ。ヤツがアジンタの上層部と繋がっているからだ」
「な、なんだと!!」
本当に驚愕の事実だった。クッコロが驚くのも無理はない。しかも更にこの先の事実の方がより驚愕なのだが、果たして彼女らに聞かせてもいいのだろうか。
いや、言わなければ進めないな。
「ヤツ、孤独の語り部は貴族共と繋がっている。それが故に、殺しがあってもヤツに嫌疑が向く事はない」
「なんて、ことなのでしょう……」
さすがに純正聖職者のリグーロは絶句してしまった。為政者側のクッコロも顔を真っ赤にしている。サリエラは、どうだろうか。どんな気持ちかは察する事が困難だが、顔色は良くない。
「まだあるぞ。ヤツは、元からバイセクシャルだ」
「バイ、セクシャル?」
「つまり、男でも女でも関係なく愛する類の節操なしだ」
「それは、珍しい話なのか? 男娼もいるし、その場限りの関係であれば普通にあり得るのだと思うが」
最初は俺もそう思っていた。と言うよりも、俺自身の常識に疑問があったから確信出来ていなかっただけだが、情報収集を終えた今では違う。
「そんなはずはない。男娼がこれだけ多いのは、この街だけだ。これは、他の冒険者や商人たちから確認を取っている」
つまり、こうだ。
この街の有力貴族の中に、男性同性愛者が数名いる。だからこその色町の状況なのだ。
「古くからの冒険者たちは、高級娼婦が軒並みいなくなったと嘆いていた。その所為でアジンタを離れた者も少なくないらしいぞ。幸いにもアジンタは余所と比べれば平和だから、戦力低下による痛手は被っていないようだがな。そしてその改変の時期と、孤独の語り部がこの街に流れ着いた時期がほぼ一致している」
つまり、権威の高い貴族が例の孤独の語り部を気に入った時からこの街は歪み始めていたのだ。しかも一般人の目にはまず映らない所からの改変だから、誰もが気付かない。
そして孤独の語り部の殺人を、その貴族が擁護している。その貴族にしてもライバルが減るのだからと歓迎している。
「実にシンプルな話だな」
「シンプルって、いや、おかしいだろ!! この街の貴族は全て善政を敷くお方々ばかりだぞ!」
そう。アジンタの貴族は誰も彼も有能だ。
「だが、有能である事と、善人であるかは全くの別物だ。それに」
「それに? それにまだ何かあるのか!!」
「ああ、あるさ。そのお貴族様は、恐らく呪われている」
「呪い!? 呪いだと!?」
驚き声を荒げるクッコロを抑えるのを手伝ってくれとサリエラとリグーロに目線を配るが、二人は話についていけず、呆然と聞いているだけだった。
まぁ、無理もないか。
二人とも子供の頃からアジンタの街に住んでいると聞く。その街が、近年変態の手により脅かされていると聞いたのだからな。
「少し話が難しくなったな。簡潔に、結論だけを言おう」
シュピーン、とポーズを取り、勢いで強引に進めてしまおうと俺は判断した。
三人に告げる。
「今日やるべきことは二つ。リグーロのクラスアップ。そして、この街の破滅を目論む邪神の眷属の撃破だ」
決まった。
――しばらく経ち、今は森の中。
「なるほど、非常識な存在だと思っていたがアルも使徒殿とはな」
「ええ、それなら納得だね」
「……、それだと同じ使徒のサリエラも非常識になりますよね」
「はうわ! リ、リグ、そんな事言わないで!」
……、うん、君ら、本当に仲がいいね。
オジイチャン、超ウレシイヨ。
目的を語り、俺自身の事情である飛ばされてこの地に来た事を教えたその後、彼女らの反応はこんな感じだった。
あっさりと言うか、何と言うか。
今まで慎重に俺の内情をばらす機会を伺っていたのがバカらしくなる軽さだった。
「アルがランクアップの方法を知っているのも、使徒殿だからなのだろうな」
「そうだね。やっぱり神様は私たちをいつも見守ってくれているんだね」
「サリエラ。君、この前、神様なんていなくなれ! と言っていませんでしたか?」
そんな事言っていたのか、サリエラェ……。
「い、いやぁ。だって、そう言いたくなるよね? そうだよね、アル?」
「ここで俺に話を振るのか。いやなタイミングだな、おい。……まぁ、そう思っていた時期が俺にもあったが……」
前世の嫁が亡くなった時は心底思ったさ。
「過去形? 過去形なの!?」
それは、そうだろう。息子娘たち、その全員が心身ともに健康で、結婚し孫たちまで見せてくれたのだ。それでもなお神を恨むなど、ただの八つ当たりだ。感謝はしていないが、怒り恨む理由もなかったのだよ。
「正直、思う事は何もない。いるならいるで結構、いないならいないで結構、だな」
「使徒殿は、淡白だな。曲がりなりにも神様の御使いなのだろう?」
御使い、ねぇ。俺自身に自覚は全くないし、ベッキーやサリエラのように神託が下る訳ではないからな。
それに、俺はずっとこう思っている。
「仮にいたとしても神様とやらは忙しいのだろう。そうでなければサリエラのような代理を立て、頼る訳がないからな」
「……確かに使徒は、神様に頼られる側ですよね」
リグーロの言う通り、人が神様に頼るのではなく、神様が人に頼るのがこの世界の現実だ。
「そうだな。それに、俺が頼るのは現世で生きる人たちだ。姿も見えぬし助けてくれるかもわからん神様ではない。どれだけ力ある存在でも、そんな不確定なモノに頼りたくはない」
「うむ、筋金入りのようだな。さすがはアルと言うべきか、非常識だと言うべきか」
関心したと言うよりも、呆れた調子のクッコロだが、よほど彼女好みの返答だったのだろう。その顔には笑みが浮かんでいる。
「……、そう、だね。言われてみれば私も結局神様に助けられたのではなく、神様の指示で人を助けていたにすぎないね」
己の意志で人助けをしていなかった事実を知り、落ち込むサリエラ。
そんなサリエラの肩に手を置き、俺は親指を立てて答える。
「そうか? 俺は色々と教えてもらえて助かっているぞ?」
「え?」
なんでそこで驚くのだ。失礼な奴だな。
そう思いクッコロに目線を配れば、クッコロは俺が手を置いている左肩とは反対の右肩に手を置いて、サムズアップ。
「私も助かっているぞ。その、友達あまりいないのでな……。お前が友達になってくれて、すごく嬉しい、助かっている」
このタイミングでなんでそんな切ない告白するかな!?
空気読め、と睨みを聞かせつつ、本命であるリグーロの為に肩を開ける。
「私も、いつもサリエラに助けられています」
サリエラの正面に立ったリグーロが、俺とクッコロが開けた両肩に手を置いてサリエラの顔を見つめて語る。
「私が、私の心が女だと言った時、君はそれを受け入れてくれました。そして、好きだと告白した時、受け入れてくれました。今も、私の為に力になってくれています」
「それ……は……」
「だから、ありがとう。勇者でも、勇者でなくても、サリエラはサリエラだから、ありがとう。いつも、助かっています」
すごく感動的なシーンである。
だが、ちょっと待ってほしい。
「すまん、二人とも。こんな場所で二人の世界に入られると困るから、その、自重して欲しい」
キスしようとしていた二人を止める俺。感動屋の二人の表情が泣き笑いから、苦笑いへ。
罪悪感が半端ない。
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クッコロめ、ここぞとばかりに……!
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