上 下
6 / 50

6.撮影

しおりを挟む
「2人とも初めての撮影なので、申し訳ないが、
よろしくお願いします。」

マネージャーさんはそう言って撮影が終わるまで外にいるって
出て行きました。
お髭が印象的なカメラマンさんと、私達3人きり。
しばらくの沈黙。。
ダメだあ~この沈黙は何だあ~品定めされてるのかな。。

「じゃ着替えは外の階段でね。」

階段ー!?階段は着替える所じゃないですよー!
誰かに見られたりしないのかな。。?
だけど、階段での着替えでもるるちゃんはノリノリ。
まぁ。いいっか。。
だけど。。
水着はトイレで着替えるからーねー!

よ~し!撮影スタートです!

「いいね~可愛いね~。」

カメラマンさんがやたら褒めてくれます。 
さっすがプロのカメラマンさんはモデルさんののせ方が上手です。
るるちゃんの目つきも表情も変わってきてて、いつものるるちゃんじゃないみたい。。
負けてられないよー!私も頑張らなくちゃだあ!

順調に進んで撮影は2時間ぐらいで終了しました。

短いようで長いような。。
でもとっても充実してて、ずっとずっとふわふわした気持ちの中で撮影は本当に楽しかった。
最後の衣装チェンジは恥ずかしさが消えてたもんね。


終わって外に出るとマネージャーさんがずっとビルの下で待っててくれてた。

「お疲れ様。
どうだった?楽しかったか?
お前達はまだファンがいないけど、この写真集で人気者になるかもな。」

マネージャーさんはいつもプラス思考で明るい方だから、
そう言って励ましてくれます。
でも、その時の私達は、売れないよっ。。。と言う気持ちもあって急に怖くなりました。

「よーし。ご褒美だあ!
ラーメンでも食いに行くかっ。」

「ありがとうございます!」

マネージャーさんの気持ちが本当に嬉しくて、
そんなの結果が出たら考えよう!写真集もライブも頑張ればきっと沢山の方が見ててくれる。

それにしても。。
マネージャーさんはラーメン好きだなあ。。
だいたいご褒美はラーメンだから。。
たまには、他のが食べたいなあ~なんて。。

言えません!


そして、撮影から2ヶ月後にデジタル写真集が出来ましたー!
マネージャーさんが営業に行って下さり、お店屋さんにも並びました。

私達もお店屋さんに行って確認!
まだ誰も買ってないみたい。私達はこっそり自分達の写真集を
買って2人で見ました。

「あれだけセクシーな衣装だっんだから、きっとエロいよね?」

「うん。ももちゃんはセクシーだったからね。」

そんな会話をしながら見た自分達のデジタル写真集は、
全くエロさもセクシーさもない、写真集でした。

私達は大笑い!

「だって、私達がモデルだもんね~そりゃムリだわあ。」


発売されたその後も、マネージャーさんは毎日お店に在庫チェックに行ってくれて、完売した日は嬉しそうでした。






しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

断る――――前にもそう言ったはずだ

鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」  結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。  周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。  けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。  他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。 (わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)  そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。  ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。  そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?

淫らな蜜に狂わされ

歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。 全体的に性的表現・性行為あり。 他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。 全3話完結済みです。

処理中です...