2 / 2
本編
テスト70点・・恐怖のお尻叩き
しおりを挟む
「はあ・・」
健志は帰り道、大きくため息をついた。
ほんの少し前の曲がり角までは友達と帰ってきたため気が紛れたが、
どんどん近づく家を見て、今日はどんなお仕置きだろうととても嫌な気分になった。
今日、テストで70点をとってしまった。
周りの子と比べれば、別段低くはないのだが、母からするととんでもない点数のようで、
テストの点数が80点以下か、そうでなくても間違いの内容がケアレスミスとかくだらないものだと、お仕置きをされる。
玄関のドアが目の前だ。
開いたらお仕置きが待っている。開きたくない、けど・・。
仕方ない。
ドアは、ガチャ、と音をたてて開いた。
「・・ただいま」
「おかえり」
母の声が聞こえる。
リビングに入ると、母が待ち構えていた。
「テスト、どうだったの」
「え、か、返されてないよ」
僕は咄嗟に、嘘をついてしまった。あまりの気迫に、魔がさしたのだ。
「今日返されるって言ってたじゃない。嘘をついているの?」
ごめんなさい、って言え。そうしないと罰がどんどん・・
でも、もう追加罰は決定だよな。
嘘をつきとおしてみる価値はあるんじゃないか?
「ねえ、どうなの。返されたなら見せなさいよ」
「・・き、今日、たっ、担任の先生が病気でいなくて」
「か、返されてないんだ」
前にもそういうことはあったはず。
あまりにおかしい嘘、ではないだろう。
「あら、そうなの。じゃあ明日配られるのね」
よかった。
でも。明日、また詰め寄られるだろう。
ずっと先送りするわけにもいかないし。
僕は自分の部屋に入りながら、頭をフル回転させた。
あ、そうだ。
山川、確か95点だったっけ。
頼み込んで、テスト全部消して自分の字で書けば、バレないかも。
よし。早速連絡しよう。
そう思った矢先、
「やっぱり嘘ついてたのね」
という声がした。
やばい、ランドセルの中にテストがある。そしてそれは・・
リビングに置いてきてしまった。
いつもは部屋に持っていくが、ずっと考え事をしていたせいですっかり忘れていた。
やばい、やばい・・
「健志、こっちにきなさい」
こういう口調になる時は、僕が嘘をついた時。
・・相当怒ってるな。
僕は渋々母の前にたった。
「これ。言わなくてもわかりますね」
「・・・」
「健志、あなた嘘をついているのね」
「・・・」
僕は声が出なかった。
「こっちにきなさい」
「テストの罰より、嘘をついたことの罰の方がずっと重いからね」
母はそういうと、僕の首を掴み庭へ放り込んだ。
僕は尻餅をつく。
庭にある椅子に腰掛けると、母はお尻!と叫んだ。
うちの隣には、同級生が住んでいる。それも女子。
その家から、十分に覗けるところで、母はお尻を叩くと言っているのだ。
「何をしているの?早く、こっちへきなさい」
「ぐだぐだとしてお仕置きを受けないと、追加するからね」
僕は母のところへかけて行った。
「お願い、お尻を叩くのは家の中にしてくれない」
「嘘をつかなければ、そうしたわよ」
はあ。なんであの時・・・嘘をついたのだろう。
「はい、早くしなさい」
僕はズボンとパンツを脱いだ。
「今日は上も脱ぎなさい」
母が言った。
上を脱ぐこと自体は恥ずかしくないが、そうすると全裸だ。
外で全裸になるのは、かなり抵抗がある。
「早く」
そうせかされ、渋々Tシャツと下着を脱いだ。
「じゃあお仕置きを始めます。テスト70点のぶんと、嘘をついたぶん」
僕は母の膝の上に乗った。
風が吹き、お尻がスースーとした。
パチン!
お尻叩きがスタートした。
パチン!パチン!パチン!
だんだん回数を重ねるにつれ、痛みが増していく。
パチン!パチン!パチン!パチン!パチン!パチン!
痛い!
しかし、女性の平手の威力は、そこまで高いものではない。
健志は辛かったが、我慢できないほどではなかった。
それに、こんなもの、もう慣れてしまっていると言ってもいいほどされた。
百回くらい叩かれただろうか、母が立って、といった。
それはつまり、道具を使うということだ。
母は家に入り、定規を持ってきた。
「もっかい膝の上のって」
僕は言われた通りにする。
ぺシーン!
「う、ああ」
定規で叩かれるのは、平手とは全く違う痛さだ。
それに、もう真っ赤になっている健志のお尻。
痛くないはずがない。
ぺシーン!ぺシーン!ぺシーン!
痛い、痛い、痛い痛い痛い痛い痛い痛い!
痛さにもがきながら、定規でお尻を50回くらい叩かれた。
その頃には、風が通るだけでも痛かった。
いつもなら、ここで終わりだ。
しかし「嘘をついた罰」が乗っている以上、これで終わらないことは安易に予想できた。
母は
「しばらくここで頭、冷やしてなさい」
というと、服を持って家の中へ入ってしまった。
全裸で、庭でたっていろと言うのだ。
あまりの痛さに忘れていたが、今自分はマッパ。
しかも外で。
そのことに我に帰り、急に恥ずかしくなってきた。
恥ずかしい・・
今に、隣の家の窓が空いてこちらを見られたら、
同級生、それも女子に裸を見られてしまう。
何も身につけていない姿を。
それだけは、絶対に嫌だった。
でも、逃げられない。
逃げたらもっと辛い罰が待っているのだ。
どうしよう。
でも、どうしようもない。
考えだけが駆け巡りウロウロしていたら、
母が出てきた。
やった、やっと家に入れてもらえる・・。
そう思うと、母はこちらへやってくると、
「しっかり立てないの?」
と怒鳴った。
そして、正座になるよう指示した。
お尻の痛みに声を上げながら、
ゆっくりと正座になった。
冷たい足が熱を持ったお尻に当たって痛い。
ヒリヒリする。
その反動でふわっと体をあげてしまったら、
何をしているのかと怒られた。
そのままの姿勢で、30分ほど外にいただろうか、冷え切った体をパシン!と叩かれた。
振り返ると母がいた。
ぼーっとしてしまっていたようだ。
「もっと真剣に反省しなさいよ・・まあ、今日はとりあえず入りなさい」
そういうと、僕を家に入れてくれた。
長時間の正座で疲れた足は使い物にならず、立ち際転んでしまった。
お尻が草に触れて、とても痛かった。
その後母から全裸のままお叱りを受け、お仕置きは終わった。
健志が今まで受けたお尻叩きのお仕置きの中では、かなり厳しかった。
健志は帰り道、大きくため息をついた。
ほんの少し前の曲がり角までは友達と帰ってきたため気が紛れたが、
どんどん近づく家を見て、今日はどんなお仕置きだろうととても嫌な気分になった。
今日、テストで70点をとってしまった。
周りの子と比べれば、別段低くはないのだが、母からするととんでもない点数のようで、
テストの点数が80点以下か、そうでなくても間違いの内容がケアレスミスとかくだらないものだと、お仕置きをされる。
玄関のドアが目の前だ。
開いたらお仕置きが待っている。開きたくない、けど・・。
仕方ない。
ドアは、ガチャ、と音をたてて開いた。
「・・ただいま」
「おかえり」
母の声が聞こえる。
リビングに入ると、母が待ち構えていた。
「テスト、どうだったの」
「え、か、返されてないよ」
僕は咄嗟に、嘘をついてしまった。あまりの気迫に、魔がさしたのだ。
「今日返されるって言ってたじゃない。嘘をついているの?」
ごめんなさい、って言え。そうしないと罰がどんどん・・
でも、もう追加罰は決定だよな。
嘘をつきとおしてみる価値はあるんじゃないか?
「ねえ、どうなの。返されたなら見せなさいよ」
「・・き、今日、たっ、担任の先生が病気でいなくて」
「か、返されてないんだ」
前にもそういうことはあったはず。
あまりにおかしい嘘、ではないだろう。
「あら、そうなの。じゃあ明日配られるのね」
よかった。
でも。明日、また詰め寄られるだろう。
ずっと先送りするわけにもいかないし。
僕は自分の部屋に入りながら、頭をフル回転させた。
あ、そうだ。
山川、確か95点だったっけ。
頼み込んで、テスト全部消して自分の字で書けば、バレないかも。
よし。早速連絡しよう。
そう思った矢先、
「やっぱり嘘ついてたのね」
という声がした。
やばい、ランドセルの中にテストがある。そしてそれは・・
リビングに置いてきてしまった。
いつもは部屋に持っていくが、ずっと考え事をしていたせいですっかり忘れていた。
やばい、やばい・・
「健志、こっちにきなさい」
こういう口調になる時は、僕が嘘をついた時。
・・相当怒ってるな。
僕は渋々母の前にたった。
「これ。言わなくてもわかりますね」
「・・・」
「健志、あなた嘘をついているのね」
「・・・」
僕は声が出なかった。
「こっちにきなさい」
「テストの罰より、嘘をついたことの罰の方がずっと重いからね」
母はそういうと、僕の首を掴み庭へ放り込んだ。
僕は尻餅をつく。
庭にある椅子に腰掛けると、母はお尻!と叫んだ。
うちの隣には、同級生が住んでいる。それも女子。
その家から、十分に覗けるところで、母はお尻を叩くと言っているのだ。
「何をしているの?早く、こっちへきなさい」
「ぐだぐだとしてお仕置きを受けないと、追加するからね」
僕は母のところへかけて行った。
「お願い、お尻を叩くのは家の中にしてくれない」
「嘘をつかなければ、そうしたわよ」
はあ。なんであの時・・・嘘をついたのだろう。
「はい、早くしなさい」
僕はズボンとパンツを脱いだ。
「今日は上も脱ぎなさい」
母が言った。
上を脱ぐこと自体は恥ずかしくないが、そうすると全裸だ。
外で全裸になるのは、かなり抵抗がある。
「早く」
そうせかされ、渋々Tシャツと下着を脱いだ。
「じゃあお仕置きを始めます。テスト70点のぶんと、嘘をついたぶん」
僕は母の膝の上に乗った。
風が吹き、お尻がスースーとした。
パチン!
お尻叩きがスタートした。
パチン!パチン!パチン!
だんだん回数を重ねるにつれ、痛みが増していく。
パチン!パチン!パチン!パチン!パチン!パチン!
痛い!
しかし、女性の平手の威力は、そこまで高いものではない。
健志は辛かったが、我慢できないほどではなかった。
それに、こんなもの、もう慣れてしまっていると言ってもいいほどされた。
百回くらい叩かれただろうか、母が立って、といった。
それはつまり、道具を使うということだ。
母は家に入り、定規を持ってきた。
「もっかい膝の上のって」
僕は言われた通りにする。
ぺシーン!
「う、ああ」
定規で叩かれるのは、平手とは全く違う痛さだ。
それに、もう真っ赤になっている健志のお尻。
痛くないはずがない。
ぺシーン!ぺシーン!ぺシーン!
痛い、痛い、痛い痛い痛い痛い痛い痛い!
痛さにもがきながら、定規でお尻を50回くらい叩かれた。
その頃には、風が通るだけでも痛かった。
いつもなら、ここで終わりだ。
しかし「嘘をついた罰」が乗っている以上、これで終わらないことは安易に予想できた。
母は
「しばらくここで頭、冷やしてなさい」
というと、服を持って家の中へ入ってしまった。
全裸で、庭でたっていろと言うのだ。
あまりの痛さに忘れていたが、今自分はマッパ。
しかも外で。
そのことに我に帰り、急に恥ずかしくなってきた。
恥ずかしい・・
今に、隣の家の窓が空いてこちらを見られたら、
同級生、それも女子に裸を見られてしまう。
何も身につけていない姿を。
それだけは、絶対に嫌だった。
でも、逃げられない。
逃げたらもっと辛い罰が待っているのだ。
どうしよう。
でも、どうしようもない。
考えだけが駆け巡りウロウロしていたら、
母が出てきた。
やった、やっと家に入れてもらえる・・。
そう思うと、母はこちらへやってくると、
「しっかり立てないの?」
と怒鳴った。
そして、正座になるよう指示した。
お尻の痛みに声を上げながら、
ゆっくりと正座になった。
冷たい足が熱を持ったお尻に当たって痛い。
ヒリヒリする。
その反動でふわっと体をあげてしまったら、
何をしているのかと怒られた。
そのままの姿勢で、30分ほど外にいただろうか、冷え切った体をパシン!と叩かれた。
振り返ると母がいた。
ぼーっとしてしまっていたようだ。
「もっと真剣に反省しなさいよ・・まあ、今日はとりあえず入りなさい」
そういうと、僕を家に入れてくれた。
長時間の正座で疲れた足は使い物にならず、立ち際転んでしまった。
お尻が草に触れて、とても痛かった。
その後母から全裸のままお叱りを受け、お仕置きは終わった。
健志が今まで受けたお尻叩きのお仕置きの中では、かなり厳しかった。
0
お気に入りに追加
19
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説


身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。


こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。




ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる