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case 1
しおりを挟む突然ではありますが、皆さんはどんな青春していますか?
あるいは、どんな青春をしましたか?
この物語は俺、宮村流星の少し拗らせてしまった高校生活を書き記してます
始まり始まり~
4月○○日 月曜日 午前7時
「でんでんでんでーでででーんでーででーん」
静かな部屋にアラーム音が流れる
気怠げにもそっと動きアラームを止める
そして時計を見つめ猫の様にグーッと伸びた後
カーテンを開け、「ぱんっ」と顔を叩きやる気を入れる
これが俺の朝のルーティーンだ
だが、今日は少しいつもと違うのだ。
なんせ今日は高校の入学式なのです!!
高校生になったら友達いっぱい作って、屋上でお昼食べて、彼女も作って制服デートとかしたい!!
なんて妄想を浮かべながら階段を駆け降りていく
心なしか階段を降りる足音がいつもより少し踊っている
キッチンでは親父が手際よく朝ごはんの準備をしていた
「おはよー。おいしいの頼むよー」とゆうと親父が
にんまりとこっちを振り返り親指を立てた
小学校低学年の時に事故で母を亡くして以来親父が家事全般をやってくれている。最初の頃は食えたものじゃなかったけど、慣れなのか親父の頑張りなのか今では好きな味である。
今では母が経営していた喫茶店も親父一人で切り盛りしている
身支度を済ませ、鏡の前で自分の制服姿に笑みをこぼす。
そして仏壇の前に立ち「母さん、今日から俺も高校生だよ!彼女つくっt…じゃなくて勉強がんばるよ!」
母にしっかりしなさいよと睨まれた気がした…
父「おーい流星、時間大丈夫か?」
「やべっ、いってきまーす」
慌ただしく扉を開け家を出る。
初日の登校スタート!もっとゆっくり登校したかったけどこれも案外悪く無いな。まだ少し冷たい風、公園に咲く桜。こんなに綺麗だったかな?高校生になっていつもみていた景色がより一層カラフルに見える気がする。それに走っているだけなのになぜかすごく青春している感じがする
高校生最高!!グッジョブ青春!!
無事学校に到着。走って心拍数があがっているのか楽しみすぎてドキドキしてるのかわからないが異常な程鼓動が速い。
そして入学式。
長々と校長の話しやら来賓紹介やらをしている間に
キョロキョロと未来の彼女候補を探していた。
そして新入生代表挨拶
「新入生代表 国木田 伊織」
「はいっ」
周りがざわつき始めた。何だと思ってみてみると
そこには、はっと目を引く美女が壇上に向かっていた
すらりと伸びた足につややかな黒髪、そして大きい目にぷっくら膨らんだ涙袋。8頭身はあるであろう顔の小ささ
正直この時、なにか喋っていたけれど
天使のように美しく眩しい彼女に見惚れてしまい何も話しなんて入ってこなかった。
でもわかっている自分みたいなモブにこんな美少女とラブコメ展開などないと。すぐに現実に戻りまたきょろきょろとし始めた。
そんなこったで入学式も終わり
教室へと入る。1-2ここが俺の教室だ。
席に着くと担任が挨拶を始めた
「一年間このクラスの担任になりました、安田です担当教科は現国、30歳独身趣味はネットサーフィンですゆるく行きたいと思います~」
担任ガチャはおそらく当たりだ。
ちょっと気になるところわあるけど当たり障りのなさそうな優しそうな先生だ
一通り説明があった後今日は下校となった
記念すべき高校生活1日目特に何もなく終了。
特に…何もなく…
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