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175.ナーバス
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グラント様は客間に案内してくれ、その後公爵様の元へ行ってしまった。部屋に入室するととても広くキョロキョロしてしまう。
「多恵様。まずは湯浴みなさって下さい。夕食はヒューイ殿下も同席されますのでドレスをお召しになって下さい」
「はぁ~い」
いつもの様に湯浴みの手伝いを断りゆっくり浴槽に浸かりぼーとする。箱庭に来て数ヶ月経ちやっと一つ解決出来た。まだ3つもある。ちゃんとやれるのか不安だ。
それに最近は大輔や雪の夢も見ない。来たばかりの時は良く見たのに… 私もこっちの事でいっぱいで思い出すことも少なくなって来いる。最後はリリスに元の生活に帰してもらうけど、あっちの生活に順応出来るのだろうか⁈
『あぁ…すっかりアルディアに慣れてモーブルに移るのに、いろんな事がナーバスなっているなぁ…』
疲れが溜まっているのか眠くなってきた。このまま寝てしまうと溺死になっちゃう! 気力を振り絞り上がりバスローブを着て部屋に戻るとケイティさんが血相を変えてグラスを持って走って来る。
どうやらのぼせていたらしく、目は虚で顔が真っ赤だったらしい。冷たい果実水を飲んだ後にケイティさんにベッドに寝かされ首元と額を濡れタオルで冷やされた。
「やはり…お疲れの様ですね。少しお眠り下さい」
「大丈夫。少し横になって居れば楽になるから」
「多恵様。何かお悩みですか?」
「悩みと言うか…ホームシック的な感じかなぁ…もう私の中ではアルディアが家になってるから、モーブルに移るのが不安みたい」
するとケイティさんが手を握り微笑んで
「多恵様は博学で自立され悩みなんて無いのかと思っていましたわ。アルディアに愛着を持っていただき、アルディア国民として光栄に思います。ダラス陛下からアルディアの騎士や侍女を付けていいという申し出をお断りになったそうですね」
「うん。今は問題ない事でも将来火種になりそうな事はしたくないから」
「やはり多恵様は聡明ですわ。まず周りの事をお考えになられる。そんな多恵様にお知らしたい事が…」
どうやらケイティさんの従姉妹がモーブルの王城で侍女をされているらしく、私を心配した陛下がダラス陛下にその従姉妹をつけるように進言してくれたそうだ。
「えっ!そんな話になってるなんて知らなかった」
「従姉妹には手紙で多恵様にお仕えするにあたり申し送りをしてあります。アルディア城内と勝手が違うので全ては無理でしょうが、こちらと近い生活が出来るでしょう。従姉妹はアイリスと言い多恵様の1つ上になります。勝気な性格でサリナと似ているので多恵様と気が合うと思いますわ」
アイリスさんはケイティさんの叔母様の娘さんで、叔母様はモーブルの子爵家に嫁いでいるらしい。
ケイティさんの従姉妹って聞いただけで安心感が違う。この後陛下とダラス陛下の計らいでモーブルの文官さん達がアルディア城の各方面の使用人に私が好む物や環境の聞き取りをし、モーブル城で対応しアルディアにいた環境に近付けてくれるそうだ。
私の知らない間に沢山の方に気遣っていただいていて涙が出てきた。体は若返ったが涙腺はアラフィフのままの様だ。
ケイティさんは慌ててタオルを冷やしに行った。早く冷やさないと目が腫れ皆さんに心配をかけてしまう。特にグランド様ね。
「ごめんね…やっぱりナーバスになってるわ。涙もろくて…」
「いえ…それだけ多恵様が我々を信頼してくれている証ですわ!嬉しい…お仕え中だから意地でも泣きませんが、休暇の時なら私泣いてしまいます」
「次、アルディアに戻って来たらケイティさんはお城にいないんだね…そっか!もう夫人なんだ!」
「その際はお茶の相手にお召し上げいただけたら嬉しいです」
「今!言質とったからね!戻ってきたらお友達になってね!」
「光栄ですわ」
やっと体の火照りも取れて涙も止まり急いで身支度をし用意が出来た頃にグラント様が迎えに来た。
部屋に入ったグランド様は足早に私の元に来て
「ぶっ!」いきなり両手で私の頬を包み私の顔を覗き込んだ。
「何が貴女を悲しませたのですか?」
「あぁ…泣いちゃったの分かります?冷やしタオルで直ぐ冷やしたんですか」
「誰ですか!」
グラント様とキース様は洞察力に優れていて、私の小さな変化を見逃さないのだ。凄腕刑事である。
「もう直ぐモーブルに移るので少しナーバスになってるんです。誰かとかでは無いので気にしないで下さい」
「…」
見つめたままフリーズするグランド様。あの…食事はいいんですか?
「失礼致します。閣下お時間よろしいのですか⁈」
「いや、殿下もいらっしゃるからもう行きましょう。今の話は明日2人の時にゆっくりお聞きします」
「えっと…別に特段話す事は」
「行きましょう」
私の手を取り強引にエスコートするとグラント様。
「ケイティさん行ってきます」
「はい。グラント様お願いいたします」
「あぁ…」
廊下を歩いているがグラント様は無言だ。機嫌が悪い訳では無いが、かと言って怒っている訳でも無さそうだ。なんだろ?何か考え込んでいる。これはスルーした方が良さそうだ。
「お待たせして申し訳ございません」
皆さん既に着席され歓談されている。ヒューイ殿下とナタリー様は仲睦まじく”恋人”ムードで2人世界に浸ってる。思い返せばヒューイ殿下は一瞬横に反れかけてたけど、色々あってハッピーエンドを迎えている。2人を見ていたらポワポワして来た。
公爵様とグラント様の間に座ると給仕が始まり豪華な食事が運ばれてくる。皆さんと楽しく食事と会話を楽しんでいたが、夫人は話を振られると返事はするが話を余りされず只管ほほえんでいる。
『不機嫌なのかなぁ⁈』
食事が終わると夫人がナタリー様と一緒にお茶に誘って下さった。一応グラント様に視線を送ると複雑そうな顔をしている。すると公爵様が
「ヴァネッサ。多恵様はお疲れだから長くならない様に。昨晩私が話した事は忘れていないな」
「分かっております。グラントもそんな顔をしないで」
「父上、兄上。私がおりますわ!ご安心下さい」
『何?ヤバそうなフラグ立ってんじゃん!』
一生懸命表情を作り平然を装う。グラント様はハグをして頬に口付けヒューイ殿下と部屋を出て行った。夫人は微笑んでいるけど私にはホラーでしかない。なんだろう…”公爵家の嫁と認めない!”とかイビリ入るのかなぁ⁈
「お姉様参りましょ」
「あっはい…」
ナタリー様に手を引かれサロンに移動するが気分は”ドナドナ”の牛だ。
何言われるんだろう…嫁姑バトル勃発?ってまだ求婚も承諾してないよ!
『あー考えが支離滅裂!ケイティさんトコに戻りたいよー』
サロンに着くと侍女さんが甘い香りのフルーツティーを入れてくれた。サロンにいい香りが満ちる。
夫人はまだ微笑んだままだ。
「何がいけないのでしょう?」
「はぃ?」
「母親の私から見てもグラントは身分・容姿は良く頭もキレる。伴侶に最高の男性だと思います」
「お母様。お2人の事に口出ししない様にお父様に言われているでしょう!それに多恵様に失礼ですわ!」
うわぁ!どうやら夫人は”息子LOVE”みたいだ。厄介だ…この手の人は確実に嫁イビリする。でもグラント様はマザコンに見えなかった。凄い展開に明日の返事は再度考えた方がいいのか?
「私は多恵様に娘になっていただきたいの!そうなるにはグラントと婚姻していただかないと!」
「へ?」
新たな展開に頭がついて行かない!ちょっと話をゆっくり進めてくれませんか⁉︎
「多恵様。まずは湯浴みなさって下さい。夕食はヒューイ殿下も同席されますのでドレスをお召しになって下さい」
「はぁ~い」
いつもの様に湯浴みの手伝いを断りゆっくり浴槽に浸かりぼーとする。箱庭に来て数ヶ月経ちやっと一つ解決出来た。まだ3つもある。ちゃんとやれるのか不安だ。
それに最近は大輔や雪の夢も見ない。来たばかりの時は良く見たのに… 私もこっちの事でいっぱいで思い出すことも少なくなって来いる。最後はリリスに元の生活に帰してもらうけど、あっちの生活に順応出来るのだろうか⁈
『あぁ…すっかりアルディアに慣れてモーブルに移るのに、いろんな事がナーバスなっているなぁ…』
疲れが溜まっているのか眠くなってきた。このまま寝てしまうと溺死になっちゃう! 気力を振り絞り上がりバスローブを着て部屋に戻るとケイティさんが血相を変えてグラスを持って走って来る。
どうやらのぼせていたらしく、目は虚で顔が真っ赤だったらしい。冷たい果実水を飲んだ後にケイティさんにベッドに寝かされ首元と額を濡れタオルで冷やされた。
「やはり…お疲れの様ですね。少しお眠り下さい」
「大丈夫。少し横になって居れば楽になるから」
「多恵様。何かお悩みですか?」
「悩みと言うか…ホームシック的な感じかなぁ…もう私の中ではアルディアが家になってるから、モーブルに移るのが不安みたい」
するとケイティさんが手を握り微笑んで
「多恵様は博学で自立され悩みなんて無いのかと思っていましたわ。アルディアに愛着を持っていただき、アルディア国民として光栄に思います。ダラス陛下からアルディアの騎士や侍女を付けていいという申し出をお断りになったそうですね」
「うん。今は問題ない事でも将来火種になりそうな事はしたくないから」
「やはり多恵様は聡明ですわ。まず周りの事をお考えになられる。そんな多恵様にお知らしたい事が…」
どうやらケイティさんの従姉妹がモーブルの王城で侍女をされているらしく、私を心配した陛下がダラス陛下にその従姉妹をつけるように進言してくれたそうだ。
「えっ!そんな話になってるなんて知らなかった」
「従姉妹には手紙で多恵様にお仕えするにあたり申し送りをしてあります。アルディア城内と勝手が違うので全ては無理でしょうが、こちらと近い生活が出来るでしょう。従姉妹はアイリスと言い多恵様の1つ上になります。勝気な性格でサリナと似ているので多恵様と気が合うと思いますわ」
アイリスさんはケイティさんの叔母様の娘さんで、叔母様はモーブルの子爵家に嫁いでいるらしい。
ケイティさんの従姉妹って聞いただけで安心感が違う。この後陛下とダラス陛下の計らいでモーブルの文官さん達がアルディア城の各方面の使用人に私が好む物や環境の聞き取りをし、モーブル城で対応しアルディアにいた環境に近付けてくれるそうだ。
私の知らない間に沢山の方に気遣っていただいていて涙が出てきた。体は若返ったが涙腺はアラフィフのままの様だ。
ケイティさんは慌ててタオルを冷やしに行った。早く冷やさないと目が腫れ皆さんに心配をかけてしまう。特にグランド様ね。
「ごめんね…やっぱりナーバスになってるわ。涙もろくて…」
「いえ…それだけ多恵様が我々を信頼してくれている証ですわ!嬉しい…お仕え中だから意地でも泣きませんが、休暇の時なら私泣いてしまいます」
「次、アルディアに戻って来たらケイティさんはお城にいないんだね…そっか!もう夫人なんだ!」
「その際はお茶の相手にお召し上げいただけたら嬉しいです」
「今!言質とったからね!戻ってきたらお友達になってね!」
「光栄ですわ」
やっと体の火照りも取れて涙も止まり急いで身支度をし用意が出来た頃にグラント様が迎えに来た。
部屋に入ったグランド様は足早に私の元に来て
「ぶっ!」いきなり両手で私の頬を包み私の顔を覗き込んだ。
「何が貴女を悲しませたのですか?」
「あぁ…泣いちゃったの分かります?冷やしタオルで直ぐ冷やしたんですか」
「誰ですか!」
グラント様とキース様は洞察力に優れていて、私の小さな変化を見逃さないのだ。凄腕刑事である。
「もう直ぐモーブルに移るので少しナーバスになってるんです。誰かとかでは無いので気にしないで下さい」
「…」
見つめたままフリーズするグランド様。あの…食事はいいんですか?
「失礼致します。閣下お時間よろしいのですか⁈」
「いや、殿下もいらっしゃるからもう行きましょう。今の話は明日2人の時にゆっくりお聞きします」
「えっと…別に特段話す事は」
「行きましょう」
私の手を取り強引にエスコートするとグラント様。
「ケイティさん行ってきます」
「はい。グラント様お願いいたします」
「あぁ…」
廊下を歩いているがグラント様は無言だ。機嫌が悪い訳では無いが、かと言って怒っている訳でも無さそうだ。なんだろ?何か考え込んでいる。これはスルーした方が良さそうだ。
「お待たせして申し訳ございません」
皆さん既に着席され歓談されている。ヒューイ殿下とナタリー様は仲睦まじく”恋人”ムードで2人世界に浸ってる。思い返せばヒューイ殿下は一瞬横に反れかけてたけど、色々あってハッピーエンドを迎えている。2人を見ていたらポワポワして来た。
公爵様とグラント様の間に座ると給仕が始まり豪華な食事が運ばれてくる。皆さんと楽しく食事と会話を楽しんでいたが、夫人は話を振られると返事はするが話を余りされず只管ほほえんでいる。
『不機嫌なのかなぁ⁈』
食事が終わると夫人がナタリー様と一緒にお茶に誘って下さった。一応グラント様に視線を送ると複雑そうな顔をしている。すると公爵様が
「ヴァネッサ。多恵様はお疲れだから長くならない様に。昨晩私が話した事は忘れていないな」
「分かっております。グラントもそんな顔をしないで」
「父上、兄上。私がおりますわ!ご安心下さい」
『何?ヤバそうなフラグ立ってんじゃん!』
一生懸命表情を作り平然を装う。グラント様はハグをして頬に口付けヒューイ殿下と部屋を出て行った。夫人は微笑んでいるけど私にはホラーでしかない。なんだろう…”公爵家の嫁と認めない!”とかイビリ入るのかなぁ⁈
「お姉様参りましょ」
「あっはい…」
ナタリー様に手を引かれサロンに移動するが気分は”ドナドナ”の牛だ。
何言われるんだろう…嫁姑バトル勃発?ってまだ求婚も承諾してないよ!
『あー考えが支離滅裂!ケイティさんトコに戻りたいよー』
サロンに着くと侍女さんが甘い香りのフルーツティーを入れてくれた。サロンにいい香りが満ちる。
夫人はまだ微笑んだままだ。
「何がいけないのでしょう?」
「はぃ?」
「母親の私から見てもグラントは身分・容姿は良く頭もキレる。伴侶に最高の男性だと思います」
「お母様。お2人の事に口出ししない様にお父様に言われているでしょう!それに多恵様に失礼ですわ!」
うわぁ!どうやら夫人は”息子LOVE”みたいだ。厄介だ…この手の人は確実に嫁イビリする。でもグラント様はマザコンに見えなかった。凄い展開に明日の返事は再度考えた方がいいのか?
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