173 / 189
172.オブルライト領1日目
しおりを挟む
鐘の音で目が覚めた。胸元にてん君が居て暖かい。珍しくまだ寝ているてん君を起こす。
今日はオブルライト領に1泊2日で視察旅行に向かいます。やっと起きたてん君はベッドから下りて扉に行き前足で扉を叩く。
「失礼します。多恵さんおはようございます」
サリナさんは入室してん君をもふもふして寝室のカーテンを開ける。
「多恵さん。今日は忙しいですよ。お早く身支度し朝食を召し上がって下さい」
「はぁ~い」
ベッドから出て洗面所に向かい身支度を始める。
今日は領地視察があるから動いやすいワンピースに着替え居間に行くと朝食が用意してあった。
食べているとケイティさんが来てサリナさんと荷物の最終確認をしている。
領地にはケイティさんが同行してくれる。食後は薄化粧をして準備万端!グラント様が来るのを待ちます。
暫くするとグラント様が迎えに来てくれた。
「……」
「へっ?」
満面の笑みで入って来たグラント様の表情が曇った。明らかに機嫌が悪い。その様子を見ていたサリナさんが助け舟を出してくれる。
「グラント様。おはようございます。本日は多恵様をよろしくお願い致します。今回はケイティ嬢がお仕え致します」
「あぁ…ケイティ嬢よろしく頼む」
グラント様はスマートにエスコートしてくれるけど雰囲気が怖い。出だしから一悶着ありそうな予感がして来た。あまり話す事もなく馬車前に来たらヒューイ殿下がいらっしゃった。
そうだヒューイ殿下も同行するんだった。今はありがたい!
馬車は2台停まっていて王家の馬車と公爵家の馬車だ。馬車の辺りに騎士さん達が待機していてグラント様は騎士さんの元に行った。
「ヒューイ殿下。おはようございます。今日はよろしくお願いします」
「おはよう…多恵殿どうかしましたか?」
「えっと…」
状況を説明しようとすると第2騎士団の騎士さんがヒューイ殿下に乗車を促したので、私も一緒に乗っちゃえと殿下の後について行くと後ろからいきなり手を掴まれた。振り返るとグラント様でまだ不機嫌で少し怖い。その様子気付いたヒューイ殿下が
「グラント殿。何が有ったかは知らないがその様な不機嫌な顔をしていたら、多恵殿が不安に思うだろ。多恵殿は私の馬車に乗っていただく!」
我に返った様で表情を和らげ、いつものグラント様に戻り謝罪された。ヒューイ殿下は私に殿下の馬車に乗る様に言ってくれたが、グラント様の様子が気になり殿下の申し出を丁重にお断りして公爵家の馬車に乗った。
程なく馬車は走り出す。公爵家の馬車は王家の馬車に負けず劣らずで豪華な上に座り心地が良く私のお尻が喜んでいる。
グラント様は何か言いたげに私を見ている。私が知らない間に気に触る事したのだろうか⁈
「何故着てくださら無かったのですか?」
「へ?何を?」
「私が贈ったワンピースです」
『あー理解!』
グラント様はプレゼントしたワンピースを着てくると楽しみにしていたんだ。やっと不機嫌の理由がわかった。はぁ~すっきりした。
「あのワンピースは明日グラント様と湖に散策に行くときに着ようと思って持って来ています。今日は視察だし汚したくないから…」
「私は私の瞳の色を纏った貴女を領民に紹介したかったんです。着てくださらなかったのは候補としても見てくれていないのではと…」
「はぁ…」
グラント様は冷静で出来る男だが、ヤキモチやきで拗ねるところがある。可愛く思う反面少しめんどくさい時もある。私はワンピースを少したくし上げ左足を前に出した。足を見たグラント様は驚いた顔をし、直ぐ破顔して私の前に跪き私のワンピースの裾に口付け
「申し訳ありません。貴女が私が贈ったワンピースお召しになっていないのを見た時、拒否された様に感じたんです。そうしたら感情を抑えられなくて…」
「でもね!なんで機嫌が悪いか分からないと不安になります。直ぐ言って欲しかった。そうしたらちゃんと分かり合えたのに…」
「今後は直ぐに貴女に伝えます」
「そうして下さい。コミュニケーションは大切です」
候補の時はグラント様はこんなに不安定では無かった。曖昧な関係がグラント様を不安にしているんだろう。この視察ではっきり返事しよう。
目の前のグラント様は私の脚を嬉しそうに見ている。決して変態的な事ではなくグラント様がくれた虫除けのアンクレットを着けているからだ。
着けた意味はなくグラント様とのお出掛けだから。でもそれか彼の不安を払拭したようだ。行く直前咄嗟に着けた私グッジョブ!
「グラント様。危ないから座って下さい」
「隣に座ってもいいですか?」
「なんで聞くの?」
戯けて言うと嬉しそうに隣に座り手を握り頬に口付けた。こうして車内の雰囲気も良くなり旅を楽しめそうだ。
1刻程走り王都外れの宿場町に到着しお昼休憩を取る。馬車を降りたらヒューイ殿下が苦笑しながら来て
「心配していましたが仲直りされた様ですね。グラント殿。あまり悋気が過ぎると嫌われるぞ」
「分かっております。お言葉ですがそれだけ多恵様への愛が大きいという事です」
「グラント様。恥ずかしい事言わないで下さい」
「多恵殿を”姉上”と呼ぶ日は近い様ですね」
ヒューイ殿下に冷やかされ、たじだじの私を後目にいい笑顔のグラント様です。
昼食後直ぐに出発しオブルライト領に向かう。約半刻で到着しそのまま領地の街と村を何ヵ所か周る予定だ。お腹いっぱいの私は馬車の中でグラント様の肩をお借りしてお昼寝中。がっしりしたグラント様のおかげで良く眠れスッキリした。
「多恵様。もう直ぐ街に着きます。起きれますか⁈」
「はい!グラント様のおかげで良く眠れスッキリです」
優しく抱き締められ更にリフレッシュ!お仕事頑張るぞ!
馬が嘶き馬車が停まった。扉を騎士さんが開けグラント様が先に降りエスコートしてくれる。
着いた街はパンダスというオブルライト領最大の街でTVで見たような欧州の街並みだ。ワクワクしていたら見覚えのあるおじさまが近づいて来た。
「あっ!公爵様」
「多恵様。お久しぶりでございます。我が領地にお越しいただきありがとうございます。領民が貴女様の訪問を心待ちにしておりました」
「ありがとうございます。私も楽しみにしていました。視察はしっかり務めさせていただきます」
相変わらずイケオジの公爵様だ。グラント様の将来が想像でき期待大! 1人ほくそ笑んでいたら公爵様の後ろからナタリー様が令嬢らしからぬダッシュで走って来て私に抱きついて
「お待ちしておりましたわ!”お姉様”」
「ナタリー様。ご無沙汰しております。とってもお元気そうで!」
「”お姉様”⁈っと言う事は!若様と乙女様はご成婚されるのですか‼︎」
「へ?」
ナタリー様の後ろに初老のこれまたイケジジが立ち体を震わせて興奮してこっちを見ている。首を傾げて公爵様に
「公爵様失礼ですが其方の男性は?」
「あぁ紹介させていただきます。この街を統括するジャックと申します。ジャック多恵様にはご挨拶を!」
代表は丁寧に挨拶され握手を求められ応じると、涙をため嬉しそうに語り出した
「なかなか妻を娶らない若様を心配しておりましたが、多恵様の様な素晴らしい女性をお選びになり嬉しい限りです。これで公爵家も安泰だ!」
「えっとですね…」
ジャックさんは振り返り出迎えてくれた領民に響く声で高らかに叫んだ!
「オブルライト領民よ!若様は女神の乙女という素晴らしい伴侶を迎えられる。みな今日は祝杯をあげよう!」
「おぉ!!」
「ちょっと待って!ジャックさん!まだそこまで…グラント様勘違いされてます!てい…」
グラント様は恍惚とした表情で私を見つめて
「箱庭一幸せにします」
「あ?」
また領民から歓声が上がり公爵様はハンカチで目頭を押さえナタリー様は侍女と手を取り喜んでいる!
もしかして私嵌められた⁈
今日はオブルライト領に1泊2日で視察旅行に向かいます。やっと起きたてん君はベッドから下りて扉に行き前足で扉を叩く。
「失礼します。多恵さんおはようございます」
サリナさんは入室してん君をもふもふして寝室のカーテンを開ける。
「多恵さん。今日は忙しいですよ。お早く身支度し朝食を召し上がって下さい」
「はぁ~い」
ベッドから出て洗面所に向かい身支度を始める。
今日は領地視察があるから動いやすいワンピースに着替え居間に行くと朝食が用意してあった。
食べているとケイティさんが来てサリナさんと荷物の最終確認をしている。
領地にはケイティさんが同行してくれる。食後は薄化粧をして準備万端!グラント様が来るのを待ちます。
暫くするとグラント様が迎えに来てくれた。
「……」
「へっ?」
満面の笑みで入って来たグラント様の表情が曇った。明らかに機嫌が悪い。その様子を見ていたサリナさんが助け舟を出してくれる。
「グラント様。おはようございます。本日は多恵様をよろしくお願い致します。今回はケイティ嬢がお仕え致します」
「あぁ…ケイティ嬢よろしく頼む」
グラント様はスマートにエスコートしてくれるけど雰囲気が怖い。出だしから一悶着ありそうな予感がして来た。あまり話す事もなく馬車前に来たらヒューイ殿下がいらっしゃった。
そうだヒューイ殿下も同行するんだった。今はありがたい!
馬車は2台停まっていて王家の馬車と公爵家の馬車だ。馬車の辺りに騎士さん達が待機していてグラント様は騎士さんの元に行った。
「ヒューイ殿下。おはようございます。今日はよろしくお願いします」
「おはよう…多恵殿どうかしましたか?」
「えっと…」
状況を説明しようとすると第2騎士団の騎士さんがヒューイ殿下に乗車を促したので、私も一緒に乗っちゃえと殿下の後について行くと後ろからいきなり手を掴まれた。振り返るとグラント様でまだ不機嫌で少し怖い。その様子気付いたヒューイ殿下が
「グラント殿。何が有ったかは知らないがその様な不機嫌な顔をしていたら、多恵殿が不安に思うだろ。多恵殿は私の馬車に乗っていただく!」
我に返った様で表情を和らげ、いつものグラント様に戻り謝罪された。ヒューイ殿下は私に殿下の馬車に乗る様に言ってくれたが、グラント様の様子が気になり殿下の申し出を丁重にお断りして公爵家の馬車に乗った。
程なく馬車は走り出す。公爵家の馬車は王家の馬車に負けず劣らずで豪華な上に座り心地が良く私のお尻が喜んでいる。
グラント様は何か言いたげに私を見ている。私が知らない間に気に触る事したのだろうか⁈
「何故着てくださら無かったのですか?」
「へ?何を?」
「私が贈ったワンピースです」
『あー理解!』
グラント様はプレゼントしたワンピースを着てくると楽しみにしていたんだ。やっと不機嫌の理由がわかった。はぁ~すっきりした。
「あのワンピースは明日グラント様と湖に散策に行くときに着ようと思って持って来ています。今日は視察だし汚したくないから…」
「私は私の瞳の色を纏った貴女を領民に紹介したかったんです。着てくださらなかったのは候補としても見てくれていないのではと…」
「はぁ…」
グラント様は冷静で出来る男だが、ヤキモチやきで拗ねるところがある。可愛く思う反面少しめんどくさい時もある。私はワンピースを少したくし上げ左足を前に出した。足を見たグラント様は驚いた顔をし、直ぐ破顔して私の前に跪き私のワンピースの裾に口付け
「申し訳ありません。貴女が私が贈ったワンピースお召しになっていないのを見た時、拒否された様に感じたんです。そうしたら感情を抑えられなくて…」
「でもね!なんで機嫌が悪いか分からないと不安になります。直ぐ言って欲しかった。そうしたらちゃんと分かり合えたのに…」
「今後は直ぐに貴女に伝えます」
「そうして下さい。コミュニケーションは大切です」
候補の時はグラント様はこんなに不安定では無かった。曖昧な関係がグラント様を不安にしているんだろう。この視察ではっきり返事しよう。
目の前のグラント様は私の脚を嬉しそうに見ている。決して変態的な事ではなくグラント様がくれた虫除けのアンクレットを着けているからだ。
着けた意味はなくグラント様とのお出掛けだから。でもそれか彼の不安を払拭したようだ。行く直前咄嗟に着けた私グッジョブ!
「グラント様。危ないから座って下さい」
「隣に座ってもいいですか?」
「なんで聞くの?」
戯けて言うと嬉しそうに隣に座り手を握り頬に口付けた。こうして車内の雰囲気も良くなり旅を楽しめそうだ。
1刻程走り王都外れの宿場町に到着しお昼休憩を取る。馬車を降りたらヒューイ殿下が苦笑しながら来て
「心配していましたが仲直りされた様ですね。グラント殿。あまり悋気が過ぎると嫌われるぞ」
「分かっております。お言葉ですがそれだけ多恵様への愛が大きいという事です」
「グラント様。恥ずかしい事言わないで下さい」
「多恵殿を”姉上”と呼ぶ日は近い様ですね」
ヒューイ殿下に冷やかされ、たじだじの私を後目にいい笑顔のグラント様です。
昼食後直ぐに出発しオブルライト領に向かう。約半刻で到着しそのまま領地の街と村を何ヵ所か周る予定だ。お腹いっぱいの私は馬車の中でグラント様の肩をお借りしてお昼寝中。がっしりしたグラント様のおかげで良く眠れスッキリした。
「多恵様。もう直ぐ街に着きます。起きれますか⁈」
「はい!グラント様のおかげで良く眠れスッキリです」
優しく抱き締められ更にリフレッシュ!お仕事頑張るぞ!
馬が嘶き馬車が停まった。扉を騎士さんが開けグラント様が先に降りエスコートしてくれる。
着いた街はパンダスというオブルライト領最大の街でTVで見たような欧州の街並みだ。ワクワクしていたら見覚えのあるおじさまが近づいて来た。
「あっ!公爵様」
「多恵様。お久しぶりでございます。我が領地にお越しいただきありがとうございます。領民が貴女様の訪問を心待ちにしておりました」
「ありがとうございます。私も楽しみにしていました。視察はしっかり務めさせていただきます」
相変わらずイケオジの公爵様だ。グラント様の将来が想像でき期待大! 1人ほくそ笑んでいたら公爵様の後ろからナタリー様が令嬢らしからぬダッシュで走って来て私に抱きついて
「お待ちしておりましたわ!”お姉様”」
「ナタリー様。ご無沙汰しております。とってもお元気そうで!」
「”お姉様”⁈っと言う事は!若様と乙女様はご成婚されるのですか‼︎」
「へ?」
ナタリー様の後ろに初老のこれまたイケジジが立ち体を震わせて興奮してこっちを見ている。首を傾げて公爵様に
「公爵様失礼ですが其方の男性は?」
「あぁ紹介させていただきます。この街を統括するジャックと申します。ジャック多恵様にはご挨拶を!」
代表は丁寧に挨拶され握手を求められ応じると、涙をため嬉しそうに語り出した
「なかなか妻を娶らない若様を心配しておりましたが、多恵様の様な素晴らしい女性をお選びになり嬉しい限りです。これで公爵家も安泰だ!」
「えっとですね…」
ジャックさんは振り返り出迎えてくれた領民に響く声で高らかに叫んだ!
「オブルライト領民よ!若様は女神の乙女という素晴らしい伴侶を迎えられる。みな今日は祝杯をあげよう!」
「おぉ!!」
「ちょっと待って!ジャックさん!まだそこまで…グラント様勘違いされてます!てい…」
グラント様は恍惚とした表情で私を見つめて
「箱庭一幸せにします」
「あ?」
また領民から歓声が上がり公爵様はハンカチで目頭を押さえナタリー様は侍女と手を取り喜んでいる!
もしかして私嵌められた⁈
11
お気に入りに追加
53
あなたにおすすめの小説
男女比がおかしい世界にオタクが放り込まれました
かたつむり
恋愛
主人公の本条 まつりはある日目覚めたら男女比が40:1の世界に転生してしまっていた。
「日本」とは似てるようで違う世界。なんてったって私の推しキャラが存在してない。生きていけるのか????私。無理じゃね?
周りの溺愛具合にちょっぴり引きつつ、なんだかんだで楽しく過ごしたが、高校に入学するとそこには前世の推しキャラそっくりの男の子。まじかよやったぜ。
※この作品の人物および設定は完全フィクションです
※特に内容に影響が無ければサイレント編集しています。
※一応短編にはしていますがノープランなのでどうなるかわかりません。(2021/8/16 長編に変更しました。)
※処女作ですのでご指摘等頂けると幸いです。
※作者の好みで出来ておりますのでご都合展開しかないと思われます。ご了承下さい。
美幼女に転生したら地獄のような逆ハーレム状態になりました
市森 唯
恋愛
極々普通の学生だった私は……目が覚めたら美幼女になっていました。
私は侯爵令嬢らしく多分異世界転生してるし、そして何故か婚約者が2人?!
しかも婚約者達との関係も最悪で……
まぁ転生しちゃったのでなんとか上手く生きていけるよう頑張ります!
女性の少ない異世界に生まれ変わったら
Azuki
恋愛
高校に登校している途中、道路に飛び出した子供を助ける形でトラックに轢かれてそのまま意識を失った私。
目を覚ますと、私はベッドに寝ていて、目の前にも周りにもイケメン、イケメン、イケメンだらけーーー!?
なんと私は幼女に生まれ変わっており、しかもお嬢様だった!!
ーーやった〜!勝ち組人生来た〜〜〜!!!
そう、心の中で思いっきり歓喜していた私だけど、この世界はとんでもない世界で・・・!?
これは、女性が圧倒的に少ない異世界に転生した私が、家族や周りから溺愛されながら様々な問題を解決して、更に溺愛されていく物語。
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
気付いたら異世界の娼館に売られていたけど、なんだかんだ美男子に救われる話。
sorato
恋愛
20歳女、東京出身。親も彼氏もおらずブラック企業で働く日和は、ある日突然異世界へと転移していた。それも、気を失っている内に。
気付いたときには既に娼館に売られた後。娼館の店主にお薦め客候補の姿絵を見せられるが、どの客も生理的に受け付けない男ばかり。そんな中、日和が目をつけたのは絶世の美男子であるヨルクという男で――……。
※男は太っていて脂ぎっている方がより素晴らしいとされ、女は細く印象の薄い方がより美しいとされる美醜逆転的な概念の異世界でのお話です。
!直接的な行為の描写はありませんが、そういうことを匂わす言葉はたくさん出てきますのでR15指定しています。苦手な方はバックしてください。
※小説家になろうさんでも投稿しています。
私の愛する夫たちへ
エトカ
恋愛
日高真希(ひだかまき)は、両親の墓参りの帰りに見知らぬ世界に迷い込んでしまう。そこは女児ばかりが命を落とす病が蔓延する世界だった。そのため男女の比率は崩壊し、生き残った女性たちは複数の夫を持たねばならなかった。真希は一妻多夫制度に戸惑いを隠せない。そんな彼女が男たちに愛され、幸せになっていく物語。
*Rシーンは予告なく入ります。
よろしくお願いします!
先生!放課後の隣の教室から女子の喘ぎ声が聴こえました…
ヘロディア
恋愛
居残りを余儀なくされた高校生の主人公。
しかし、隣の部屋からかすかに女子の喘ぎ声が聴こえてくるのであった。
気になって覗いてみた主人公は、衝撃的な光景を目の当たりにする…
異世界転生先で溺愛されてます!
目玉焼きはソース
恋愛
異世界転生した18歳のエマが転生先で色々なタイプのイケメンたちから溺愛される話。
・男性のみ美醜逆転した世界
・一妻多夫制
・一応R指定にしてます
⚠️一部、差別的表現・暴力的表現が入るかもしれません
タグは追加していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる