167 / 193
166.お別れ
しおりを挟む
部屋に戻り湯浴みをし、面会を断るようにお願いして寝室に籠る。久しぶりに木板を出しストレッチを調べると、私が知らないストレッチがいっぱい出てきた。試しにやってみますか⁉︎
全く運動をしていないから痛いだろうと思ったが案外大丈夫だった。調べたサイトにヨガのポーズも出て来て試しにベッドの上で真似てポーズをとってみる。
「お!出来るじゃん!」
意外に体が柔らかく前屈しても足に胸がぴったりとあたる。すごい!柔軟性!
元の私は中年なのもあるが元々体が硬い。座って前屈しても指がギリギリ足の指先にあたる程しか曲がらない。試しに開脚して見たらほぼ180度開いた。
「おー!体操選手みたい!」
1人で色んなヨガのポーズとしていたら、てん君が冷たい視線を送り運動はいいことだと言う。でも男性の前で(ヨガのポーズ)はしてはいけないと鼻息荒く注意する。首を傾げるとしないことを約束させられた。
そして翌朝。昨晩のストレッチが効いたのか朝すっきり目覚める。今日は忙しいので気合が入る。
3刻半から謁見の間でビルス殿下とビビアン王女の帰国のご挨拶があり同席する。
それから一旦部屋に戻り軽く昼食を取り、4刻半から大広間で陛下主催のお茶会が行われる。
ビルス殿下達の帰国のご挨拶は公式なものなので、いつもより華やかなドレスを着用し化粧もフルメイク。また別人多恵さんが出来上がる。
用意が終わりソファーで待っているとお迎えが来た。デュークさんにエスコートしてもらい謁見の間に向かう。ドレス姿を褒められ照れていたら、デュークさんはしみじみと
「多恵様が召喚された日。謁見の間にエスコートしたのが私でした。まだ数ヶ月前の事なのに懐かしく思います」
そう初めてのエスコートがデュークさんでした。懐かしく思っていたらデュークさんの誉め殺しが始まり
「お若くて何も知らないお嬢さんに見え、アルディアの難しい問題を解決できるのか疑問でした。それが…」
「意外に出来る子でしょ⁉︎」
「はい。甘く見ていた私をお許し下さい」
しまった!箱庭には”ボケ・ツッコミ”って概念無かった。硬派の兄貴にツッコミを求めた私が間違いでした。もぅ話は先に進み修正不可能。もぅ諦めよう…
「私がと言うよりアルディアの皆さんが協力してくれるから頑張れるんですよ!」
「貴女って方は…」
この後色々あった出来事を思い出しながらデュークさんと話していたら謁見の間が近づき緊張する。デュークさんは謁見の間の扉前に来ると
「今日のお茶会の護衛は私が勤めます。午後からもよろしくお願いいたします」
「嬉しい。お茶会憂鬱だったんですが、デュークさんが一緒なら心強いです」
デュークさんは手の甲に口付け、優しい微笑みを残して去っていった。
デュークさんを見送ると謁見の間の扉が開き、ビルス殿下とビビアン王女が視界に入る。
『何度来てもこの部屋は慣れないなぁ…』
謁見の間の重厚感に毎度気遅れしてしまう。
入室すると既に陛下以外の皆さんがお揃いだ。まずビルス殿下とビビアン王女にご挨拶する。
「早いものでご帰国ですね」
「多恵殿にはお世話になり感謝申し上げる。貴女が我が国に起こしになるまでに課題をこなしておきますから」
「よろしくお願いします。モーブルの方が整いましたら、お伺いしたいと思います。その時はよろしくお願いします」
「お待ちしております」
にこやかにビルス殿下と話していたら、ビビアン王女がいきなり私の手を取り興奮気味に
「寂しいですわ。バスグルに早くお越し下さいませ!もう私達は友ですわ!」
「あっはい」
ビビアン王女はよく分からない女性だ。天真爛漫かと思ったら気難しい所もある。グリード殿下位の包容力のある男性じゃ無いと無理だね。
ビビアン王女のハイテンショントークに疲弊していたら、文官さんが陛下がお見えになると知らせる。皆さん定位置につかれ悩んだ挙句トーイ殿下の下手に立つ。
陛下と王妃様が入室され皆一斉に礼をし直ると目の前に陛下が居る。陛下は微笑み私の手を取り雛壇に上がる。やっぱり…娘は横ですか…
陛下がお越しになりビルス殿下とビビアン王女のご挨拶が始まり、形式通りに進み無事終わった。このまま馬車までお見送りして終わり。馬車迄はアーサー殿下がエスコートしてくれた。
いつもの様に気さくに話してくれる殿下に安心して身を委す。すると…
「この後お茶会ですね。私も参加したいと陛下にお願いしたのですが許可されなかった。気になり参加者を確認しましたが、手が早く女癖の悪い者もいます。何かあれはデュークに仰って下さい」
「ありがとうございます。チャチャッとこなして来ますね!」
馬車に着き乗車され出発する両殿下を見送り部屋に一旦もどる。帰りもアーサー殿下が送ると仰って手を差し出してくれたが、殿下は陛下に呼ばれて執務室に。護衛騎士さんと戻ろうとしたらトーイ殿下が来てエスコートを申し出てくれた。
「お疲れ様です。今日は多忙な様ですが大丈夫ですか? 無理なさらず疲れたら付いているもの言って下さいね」
「はい。ありがとうございます」
「多恵殿…」
「はい?」
「ケニーから聞いたのですが…辞退の件。残念ですがこれで良かったと思います。ケニーは好奇心が強すぎる。貴女を寂しくさせてしまうでしょう」
「彼の好奇心はいずれ箱庭の為になると思っています。だからこの選択は正解なんですよ」
トーイ殿下は寂しそうに笑う。殿下の話だと私がモーブルに移るとケニー様は直ぐにベイグリーに渡るそうだ。騎士団は退団し帰国時期は未定。トーイ殿下は幼馴染が旅立ち寂しそうだ。
「殿下寂しくなりますね」
「いや、振り回されなくて清々していますよ」
「離れても友である事は変わりません。今生の別れでは無いのですから…」
「はい…」
話をしていたら部屋に着いた。肩を落としている殿下を励ましたくて
「はしたなくてごめんなさい。ハグしていいですか?」
一瞬躊躇して頷く殿下。両手を広げてハグするけど腕が短く包み込んであげれず、殿下に抱きつくかたちになった。イメージしてたのと違う⁉︎
結果的に殿下に抱きしめられた。殿下は頭の上に頬を乗せ深い溜息を吐く。
「殿下の周りには慕う人達がいますよ」
「ありがとう。少し落ち着きました」
殿下は腕を緩め額に口付けて帰って行った。
この後、部屋に戻り軽く昼食を取り時間ギリギリまでベッドに寝転がる。今日のお茶会にサリナさんの元婚約者エルド様が来る。お茶会にはサリナさんが付いてくれるし丁度いい機会だ。エルド様には区切を付けてもらい、2人には再出発してもらおう!
後の5人は申し訳無いけど適当にお相手して終えよう。
別に無下にするつもりは無く、箱庭が落ち着いたら各領地を旅し、お役に立つ事が有れば協力するつもりだ。嫡男さん達と縁を持つつもりは毛頭無い。
って言うかこれ以上求婚されたら、それこそお仕事完了したら速攻で元の世界に帰るよ。私男前はお腹いっぱいです。
全く運動をしていないから痛いだろうと思ったが案外大丈夫だった。調べたサイトにヨガのポーズも出て来て試しにベッドの上で真似てポーズをとってみる。
「お!出来るじゃん!」
意外に体が柔らかく前屈しても足に胸がぴったりとあたる。すごい!柔軟性!
元の私は中年なのもあるが元々体が硬い。座って前屈しても指がギリギリ足の指先にあたる程しか曲がらない。試しに開脚して見たらほぼ180度開いた。
「おー!体操選手みたい!」
1人で色んなヨガのポーズとしていたら、てん君が冷たい視線を送り運動はいいことだと言う。でも男性の前で(ヨガのポーズ)はしてはいけないと鼻息荒く注意する。首を傾げるとしないことを約束させられた。
そして翌朝。昨晩のストレッチが効いたのか朝すっきり目覚める。今日は忙しいので気合が入る。
3刻半から謁見の間でビルス殿下とビビアン王女の帰国のご挨拶があり同席する。
それから一旦部屋に戻り軽く昼食を取り、4刻半から大広間で陛下主催のお茶会が行われる。
ビルス殿下達の帰国のご挨拶は公式なものなので、いつもより華やかなドレスを着用し化粧もフルメイク。また別人多恵さんが出来上がる。
用意が終わりソファーで待っているとお迎えが来た。デュークさんにエスコートしてもらい謁見の間に向かう。ドレス姿を褒められ照れていたら、デュークさんはしみじみと
「多恵様が召喚された日。謁見の間にエスコートしたのが私でした。まだ数ヶ月前の事なのに懐かしく思います」
そう初めてのエスコートがデュークさんでした。懐かしく思っていたらデュークさんの誉め殺しが始まり
「お若くて何も知らないお嬢さんに見え、アルディアの難しい問題を解決できるのか疑問でした。それが…」
「意外に出来る子でしょ⁉︎」
「はい。甘く見ていた私をお許し下さい」
しまった!箱庭には”ボケ・ツッコミ”って概念無かった。硬派の兄貴にツッコミを求めた私が間違いでした。もぅ話は先に進み修正不可能。もぅ諦めよう…
「私がと言うよりアルディアの皆さんが協力してくれるから頑張れるんですよ!」
「貴女って方は…」
この後色々あった出来事を思い出しながらデュークさんと話していたら謁見の間が近づき緊張する。デュークさんは謁見の間の扉前に来ると
「今日のお茶会の護衛は私が勤めます。午後からもよろしくお願いいたします」
「嬉しい。お茶会憂鬱だったんですが、デュークさんが一緒なら心強いです」
デュークさんは手の甲に口付け、優しい微笑みを残して去っていった。
デュークさんを見送ると謁見の間の扉が開き、ビルス殿下とビビアン王女が視界に入る。
『何度来てもこの部屋は慣れないなぁ…』
謁見の間の重厚感に毎度気遅れしてしまう。
入室すると既に陛下以外の皆さんがお揃いだ。まずビルス殿下とビビアン王女にご挨拶する。
「早いものでご帰国ですね」
「多恵殿にはお世話になり感謝申し上げる。貴女が我が国に起こしになるまでに課題をこなしておきますから」
「よろしくお願いします。モーブルの方が整いましたら、お伺いしたいと思います。その時はよろしくお願いします」
「お待ちしております」
にこやかにビルス殿下と話していたら、ビビアン王女がいきなり私の手を取り興奮気味に
「寂しいですわ。バスグルに早くお越し下さいませ!もう私達は友ですわ!」
「あっはい」
ビビアン王女はよく分からない女性だ。天真爛漫かと思ったら気難しい所もある。グリード殿下位の包容力のある男性じゃ無いと無理だね。
ビビアン王女のハイテンショントークに疲弊していたら、文官さんが陛下がお見えになると知らせる。皆さん定位置につかれ悩んだ挙句トーイ殿下の下手に立つ。
陛下と王妃様が入室され皆一斉に礼をし直ると目の前に陛下が居る。陛下は微笑み私の手を取り雛壇に上がる。やっぱり…娘は横ですか…
陛下がお越しになりビルス殿下とビビアン王女のご挨拶が始まり、形式通りに進み無事終わった。このまま馬車までお見送りして終わり。馬車迄はアーサー殿下がエスコートしてくれた。
いつもの様に気さくに話してくれる殿下に安心して身を委す。すると…
「この後お茶会ですね。私も参加したいと陛下にお願いしたのですが許可されなかった。気になり参加者を確認しましたが、手が早く女癖の悪い者もいます。何かあれはデュークに仰って下さい」
「ありがとうございます。チャチャッとこなして来ますね!」
馬車に着き乗車され出発する両殿下を見送り部屋に一旦もどる。帰りもアーサー殿下が送ると仰って手を差し出してくれたが、殿下は陛下に呼ばれて執務室に。護衛騎士さんと戻ろうとしたらトーイ殿下が来てエスコートを申し出てくれた。
「お疲れ様です。今日は多忙な様ですが大丈夫ですか? 無理なさらず疲れたら付いているもの言って下さいね」
「はい。ありがとうございます」
「多恵殿…」
「はい?」
「ケニーから聞いたのですが…辞退の件。残念ですがこれで良かったと思います。ケニーは好奇心が強すぎる。貴女を寂しくさせてしまうでしょう」
「彼の好奇心はいずれ箱庭の為になると思っています。だからこの選択は正解なんですよ」
トーイ殿下は寂しそうに笑う。殿下の話だと私がモーブルに移るとケニー様は直ぐにベイグリーに渡るそうだ。騎士団は退団し帰国時期は未定。トーイ殿下は幼馴染が旅立ち寂しそうだ。
「殿下寂しくなりますね」
「いや、振り回されなくて清々していますよ」
「離れても友である事は変わりません。今生の別れでは無いのですから…」
「はい…」
話をしていたら部屋に着いた。肩を落としている殿下を励ましたくて
「はしたなくてごめんなさい。ハグしていいですか?」
一瞬躊躇して頷く殿下。両手を広げてハグするけど腕が短く包み込んであげれず、殿下に抱きつくかたちになった。イメージしてたのと違う⁉︎
結果的に殿下に抱きしめられた。殿下は頭の上に頬を乗せ深い溜息を吐く。
「殿下の周りには慕う人達がいますよ」
「ありがとう。少し落ち着きました」
殿下は腕を緩め額に口付けて帰って行った。
この後、部屋に戻り軽く昼食を取り時間ギリギリまでベッドに寝転がる。今日のお茶会にサリナさんの元婚約者エルド様が来る。お茶会にはサリナさんが付いてくれるし丁度いい機会だ。エルド様には区切を付けてもらい、2人には再出発してもらおう!
後の5人は申し訳無いけど適当にお相手して終えよう。
別に無下にするつもりは無く、箱庭が落ち着いたら各領地を旅し、お役に立つ事が有れば協力するつもりだ。嫡男さん達と縁を持つつもりは毛頭無い。
って言うかこれ以上求婚されたら、それこそお仕事完了したら速攻で元の世界に帰るよ。私男前はお腹いっぱいです。
11
お気に入りに追加
55
あなたにおすすめの小説

二度目の人生は異世界で溺愛されています
ノッポ
恋愛
私はブラック企業で働く彼氏ナシのおひとりさまアラフォー会社員だった。
ある日 信号で轢かれそうな男の子を助けたことがキッカケで異世界に行くことに。
加護とチート有りな上に超絶美少女にまでしてもらったけど……中身は今まで喪女の地味女だったので周りの環境変化にタジタジ。
おまけに女性が少ない世界のため
夫をたくさん持つことになりー……
周りに流されて愛されてつつ たまに前世の知識で少しだけ生活を改善しながら異世界で生きていくお話。

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。

女性の少ない異世界に生まれ変わったら
Azuki
恋愛
高校に登校している途中、道路に飛び出した子供を助ける形でトラックに轢かれてそのまま意識を失った私。
目を覚ますと、私はベッドに寝ていて、目の前にも周りにもイケメン、イケメン、イケメンだらけーーー!?
なんと私は幼女に生まれ変わっており、しかもお嬢様だった!!
ーーやった〜!勝ち組人生来た〜〜〜!!!
そう、心の中で思いっきり歓喜していた私だけど、この世界はとんでもない世界で・・・!?
これは、女性が圧倒的に少ない異世界に転生した私が、家族や周りから溺愛されながら様々な問題を解決して、更に溺愛されていく物語。

我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~

異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。

美幼女に転生したら地獄のような逆ハーレム状態になりました
市森 唯
恋愛
極々普通の学生だった私は……目が覚めたら美幼女になっていました。
私は侯爵令嬢らしく多分異世界転生してるし、そして何故か婚約者が2人?!
しかも婚約者達との関係も最悪で……
まぁ転生しちゃったのでなんとか上手く生きていけるよう頑張ります!

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる