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152.帰城の挨拶
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「オーランド殿下⁈」
「多恵様!」
オーランド殿下の顔が一気に赤くなる。重いんだ!
「ごめんなさい。重いですよね、すぐ退きます!」
殿下は無言で男の子を抱いた私ごと抱き上げた。
「ジョナサン!」
男の子の母親か走ってくる。男の子を下ろすとお母さんの元に走っていく。母親は深々と頭を下げてお礼を言い、男の子は明るく手を振り帰っていく。
安心しオーランド殿下に改めてお礼を言おうとしたら、殿下は居なくなっていた。
キョロキョロしていたらクレイブ様が走ってきて抱き締める。震えているクレイブ様に心配を掛けたと反省。
「ごめんなさい。勝手な事して…」
腕を解いたクレイブ様は跪き深々と頭を下げて
「無事でよかった。守り切れなかった私をお許しいただきたい」
私も屈みクレイブ様の手を取り大きなクレイブ様を引っ張り上げだ。
「クレイブ様は責任を感じる事ないです。ちゃんと守ろうとしてくれたのに、私が勝手な行動をしたんです。でも後悔はしていません。小さい子が怪我をしなかったから…後で皆さんからちゃんと怒られますから」
「貴女という人は…」
やっとクレイブ様はいつもの優しい顔をしてくれた。クレイブ様の馬をザイラさんが連れてきてくれて、騎乗し再度王城を目指します。
大通りを出ると第3騎士団が乱闘していた輩を制圧し、街は落ち着きを取り戻していた。
クレイブ様にオーランド殿下に会った事を言い掛けたけど、もしかしてお忍びだったのかもしれないと思いやめた。それにオーランド殿下は何も言わずに帰ってしまった。もしかして嫌われてしまったのかもしれない…
なんかもやもやして来た。少し不機嫌になっていたらクレイブ様が舌打ちをしたので顔を上げると
王城の正門が見える所まで来たら馬車が3台停まっている。クレイブ様は急に手綱を引き方向転換をした。
「裏門に向かいます。もし馬車が居たら押し通ります。荒っぽくなりますが御辛抱頂きたい」
「はい。大丈夫だし信頼してます」
急いで向かった裏門にも馬車2台停まっていたが、クレイブ様はスピードを上げて門に突き進む。
門に近づくとクレイブ様が
「開門!」
門番は慌てて開門したらクレイブ様は城内にスピードを落とす事なく入って行った。
私はクレイブ様にしがみ付く事しか出来ずまるでコアラだ。
城の入口にケイティさんが待っていて、クレイブ様に馬から下ろしてもらうと、ケイティさんに手を引かれ近くの部屋に入り着替えをさせられた。
着替え終わったらデューク様が迎えに来て何処かに連行される。
「あの…何処にいくんですか?状況が分からなくて…」
デューク様は優しく微笑んで
「おかえりさない。城の皆はお帰りを待っておりました。今から謁見の間に向かいます。陛下が首を長くしてお待ちです」
あぁ…報告だ。疲れたけど最後までちゃんとしないと。1日馬に乗り体は限界に近いけど頑張ってくる!
旅行前は疲労が見て取れたデュークさんは今は顔色がいい。アーサー殿下が復活した様だ。安心して旅の話をしようとしたら…
「私より先に陛下に。朝からずっと執務そっちのけで多恵様のお帰りをお待ちですから。私が先に聞いたら…ご察し下さい」
「あっははは…」
陛下は何やってんだか…でも待っていてくれる人がいるのは嬉しい。
謁見の間に着き入るとサリナさんとリックさん、ミリアさんとクレイブ様がいた。
デュークさんは陛下の前までエスコートし、部屋の端に控える。
「お帰り…多恵殿。無事戻り安心したぞ!」
優しく抱き締めてくれる。
「ただいま戻りました。色々お気遣い頂きありがとうございます。楽しいかったです」
「伴の者よりおよその事は聞いておる。この場は帰城の報告の為これで終わりし、この後執務室にて多恵殿から話を聞きたい。よろしいか多恵殿⁈」
このまま陛下の執務室直行か…正直少し休みたいなぁ…するとサリナさんが陛下に発言許可をもらい
「恐れながら陛下。多恵様は今到着され取り急ぎ陛下に謁見の為お着換えなされ、帰城からひと時も休まれておられません。恐らく昼食もまだかと。暫し休息するお時間をいただきたく存じます」
サリナさん!感謝感激雨霰!ありがとう!流石出来る侍女。私のお腹は空腹と馬に揺られて気持ち悪くなっていたんだよ~
「そうであったか。すまぬ。多恵殿の戻りが嬉しく失念しておった。儂は昼から執務を入れておらん故夕食を共にしよう。王妃も其方の土産話を楽しみしておったしな。どうだ多恵殿」
「はい。是非!」
連行は免れ謁見の儀が終わった。そした陛下は退室されると、サリナさん達の元に行き抱き付く。半日離れただけなのに色々ありすぎて久しぶりに感じる。
「みんな無事だった?」
「多恵さんこそ大変でしたね。城下での事をクレイブ様からお聞きしました。ご無事で何よりです。
今は時間がなく何も申しませんが、もっとご自分を大切になさって下さい」
思わずクレイブ様を見る。頷くクレイブ様。
やっぱりチクられたよ… サリナさんの説教が今確定しました。
サリナさん達の馬車をテントンの町から王城に入るまでに侯爵家の馬車が3台と伯爵家の馬車が2台待ち構えていたらしい。私が乗っていないと気付くと血相を変えて王都に向かい、王城入り口で待ち伏せしていたようだ。待ち伏せしていてもクレイブ様が押し通ったけどね。
皆の無事も確認できて気が抜けたら、足が限界を超えてヘタってしまった。即座にクレイブ様が受け止めてくれ抱きかかえてくれた。
「クレイブ様すみません。すこし椅子で休憩したら大丈夫です」
「おぃデューク!直ぐに多恵様をお部屋へ」
クレイブ様はそう言って私をデュークさんに預けた。クレイブ様はイザーク様に報告があるらしく退室していく。
「ごめんなさいデュークさん」
「いえ、謝らないで下さい。サリナ嬢が言った様にこちらの都合を押し付け多恵様の体調を見れていなかった。乗馬経験がなく半日長距離を移動すれば体の負担は大きい。反対に配慮が足りなかった我らをお許しいただきたい」
「そんな…私が体力無いから…明日からでも走り込みでもして体力をつけます」
「いえ、それは必要ないかと…」
サリナさん達にお礼を言い皆はそれぞれ自分の上司に報告に行ってしまった。ありがとうゆっくり休んでね。
私はデュークさんに部屋に運んでもらいます。
部屋までの道のり会う人会う人口々に「お帰りなさいませ」とメイド喫茶張りの挨拶を頂き恐縮する。皆さんの心遣いに感動していたらデュークさんが
「多恵様が居ない間の王城は静かで物足りない感じがしていたんです。やはりアルディア城に貴女が居ないと寂しい」
「煩いのがいなくてよかったのでは?」
「いえ、闇夜の様に寒く静まり返っていましたよ」
「大袈裟な…」
デュークさんと顔を合わせて笑う。
部屋に着くとケイティさんとマリカさんがスタンバイしていて、私を抱っこするデュークさんを浴室に案内し、デュークさんは用意された椅子に下し戻って行った。この後介助され浴槽にゆっくり浸かり湯上りに乗馬で固まった体をマッサージしてもらった。おかげで少し体が楽になり、やっと心身共に休まった。
「多恵様!」
オーランド殿下の顔が一気に赤くなる。重いんだ!
「ごめんなさい。重いですよね、すぐ退きます!」
殿下は無言で男の子を抱いた私ごと抱き上げた。
「ジョナサン!」
男の子の母親か走ってくる。男の子を下ろすとお母さんの元に走っていく。母親は深々と頭を下げてお礼を言い、男の子は明るく手を振り帰っていく。
安心しオーランド殿下に改めてお礼を言おうとしたら、殿下は居なくなっていた。
キョロキョロしていたらクレイブ様が走ってきて抱き締める。震えているクレイブ様に心配を掛けたと反省。
「ごめんなさい。勝手な事して…」
腕を解いたクレイブ様は跪き深々と頭を下げて
「無事でよかった。守り切れなかった私をお許しいただきたい」
私も屈みクレイブ様の手を取り大きなクレイブ様を引っ張り上げだ。
「クレイブ様は責任を感じる事ないです。ちゃんと守ろうとしてくれたのに、私が勝手な行動をしたんです。でも後悔はしていません。小さい子が怪我をしなかったから…後で皆さんからちゃんと怒られますから」
「貴女という人は…」
やっとクレイブ様はいつもの優しい顔をしてくれた。クレイブ様の馬をザイラさんが連れてきてくれて、騎乗し再度王城を目指します。
大通りを出ると第3騎士団が乱闘していた輩を制圧し、街は落ち着きを取り戻していた。
クレイブ様にオーランド殿下に会った事を言い掛けたけど、もしかしてお忍びだったのかもしれないと思いやめた。それにオーランド殿下は何も言わずに帰ってしまった。もしかして嫌われてしまったのかもしれない…
なんかもやもやして来た。少し不機嫌になっていたらクレイブ様が舌打ちをしたので顔を上げると
王城の正門が見える所まで来たら馬車が3台停まっている。クレイブ様は急に手綱を引き方向転換をした。
「裏門に向かいます。もし馬車が居たら押し通ります。荒っぽくなりますが御辛抱頂きたい」
「はい。大丈夫だし信頼してます」
急いで向かった裏門にも馬車2台停まっていたが、クレイブ様はスピードを上げて門に突き進む。
門に近づくとクレイブ様が
「開門!」
門番は慌てて開門したらクレイブ様は城内にスピードを落とす事なく入って行った。
私はクレイブ様にしがみ付く事しか出来ずまるでコアラだ。
城の入口にケイティさんが待っていて、クレイブ様に馬から下ろしてもらうと、ケイティさんに手を引かれ近くの部屋に入り着替えをさせられた。
着替え終わったらデューク様が迎えに来て何処かに連行される。
「あの…何処にいくんですか?状況が分からなくて…」
デューク様は優しく微笑んで
「おかえりさない。城の皆はお帰りを待っておりました。今から謁見の間に向かいます。陛下が首を長くしてお待ちです」
あぁ…報告だ。疲れたけど最後までちゃんとしないと。1日馬に乗り体は限界に近いけど頑張ってくる!
旅行前は疲労が見て取れたデュークさんは今は顔色がいい。アーサー殿下が復活した様だ。安心して旅の話をしようとしたら…
「私より先に陛下に。朝からずっと執務そっちのけで多恵様のお帰りをお待ちですから。私が先に聞いたら…ご察し下さい」
「あっははは…」
陛下は何やってんだか…でも待っていてくれる人がいるのは嬉しい。
謁見の間に着き入るとサリナさんとリックさん、ミリアさんとクレイブ様がいた。
デュークさんは陛下の前までエスコートし、部屋の端に控える。
「お帰り…多恵殿。無事戻り安心したぞ!」
優しく抱き締めてくれる。
「ただいま戻りました。色々お気遣い頂きありがとうございます。楽しいかったです」
「伴の者よりおよその事は聞いておる。この場は帰城の報告の為これで終わりし、この後執務室にて多恵殿から話を聞きたい。よろしいか多恵殿⁈」
このまま陛下の執務室直行か…正直少し休みたいなぁ…するとサリナさんが陛下に発言許可をもらい
「恐れながら陛下。多恵様は今到着され取り急ぎ陛下に謁見の為お着換えなされ、帰城からひと時も休まれておられません。恐らく昼食もまだかと。暫し休息するお時間をいただきたく存じます」
サリナさん!感謝感激雨霰!ありがとう!流石出来る侍女。私のお腹は空腹と馬に揺られて気持ち悪くなっていたんだよ~
「そうであったか。すまぬ。多恵殿の戻りが嬉しく失念しておった。儂は昼から執務を入れておらん故夕食を共にしよう。王妃も其方の土産話を楽しみしておったしな。どうだ多恵殿」
「はい。是非!」
連行は免れ謁見の儀が終わった。そした陛下は退室されると、サリナさん達の元に行き抱き付く。半日離れただけなのに色々ありすぎて久しぶりに感じる。
「みんな無事だった?」
「多恵さんこそ大変でしたね。城下での事をクレイブ様からお聞きしました。ご無事で何よりです。
今は時間がなく何も申しませんが、もっとご自分を大切になさって下さい」
思わずクレイブ様を見る。頷くクレイブ様。
やっぱりチクられたよ… サリナさんの説教が今確定しました。
サリナさん達の馬車をテントンの町から王城に入るまでに侯爵家の馬車が3台と伯爵家の馬車が2台待ち構えていたらしい。私が乗っていないと気付くと血相を変えて王都に向かい、王城入り口で待ち伏せしていたようだ。待ち伏せしていてもクレイブ様が押し通ったけどね。
皆の無事も確認できて気が抜けたら、足が限界を超えてヘタってしまった。即座にクレイブ様が受け止めてくれ抱きかかえてくれた。
「クレイブ様すみません。すこし椅子で休憩したら大丈夫です」
「おぃデューク!直ぐに多恵様をお部屋へ」
クレイブ様はそう言って私をデュークさんに預けた。クレイブ様はイザーク様に報告があるらしく退室していく。
「ごめんなさいデュークさん」
「いえ、謝らないで下さい。サリナ嬢が言った様にこちらの都合を押し付け多恵様の体調を見れていなかった。乗馬経験がなく半日長距離を移動すれば体の負担は大きい。反対に配慮が足りなかった我らをお許しいただきたい」
「そんな…私が体力無いから…明日からでも走り込みでもして体力をつけます」
「いえ、それは必要ないかと…」
サリナさん達にお礼を言い皆はそれぞれ自分の上司に報告に行ってしまった。ありがとうゆっくり休んでね。
私はデュークさんに部屋に運んでもらいます。
部屋までの道のり会う人会う人口々に「お帰りなさいませ」とメイド喫茶張りの挨拶を頂き恐縮する。皆さんの心遣いに感動していたらデュークさんが
「多恵様が居ない間の王城は静かで物足りない感じがしていたんです。やはりアルディア城に貴女が居ないと寂しい」
「煩いのがいなくてよかったのでは?」
「いえ、闇夜の様に寒く静まり返っていましたよ」
「大袈裟な…」
デュークさんと顔を合わせて笑う。
部屋に着くとケイティさんとマリカさんがスタンバイしていて、私を抱っこするデュークさんを浴室に案内し、デュークさんは用意された椅子に下し戻って行った。この後介助され浴槽にゆっくり浸かり湯上りに乗馬で固まった体をマッサージしてもらった。おかげで少し体が楽になり、やっと心身共に休まった。
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