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107.洗脳
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目の前に跪くウィルソン様に困惑する。こんなタイミングで相談されても困るんどけど…
「えっと…ウィルソン様でしたよね。お顔を上げてください。ビビアン王女を止めて欲しいって意味が分からないので説明いただけますか?」
この後に王女から公式な場で謝罪を受ける為、ゆっくり話を聞く時間はない事を告げ話しを聞く事にした。顔を上げたウィルソンさんの表情は硬く苦悩がみて取れた。
「ビビアン殿下は公式な謝罪の場で多恵様に、バスグルへお越しいただく約束を取り付けるおつもりです。
ご存知かと思いますが我が国はアリアの箱庭の中でも最も貧しく文化技術共に劣っています。そしてこちらでも流行っている流行病を患う者も多い。だがアリアの住人がどんなに望んでも女神アリアは乙女(聖人)を召喚して下さらない」
乙女(聖人)の召喚を諦めた一部の過激な思想の者達が、リリスの乙女を招く為に秘密裏に動いていると話し、その首謀者がビビアン王女に付いているエルバス様だと言う。王女はエルバス様を傍に置くようになってから言動がおかしくなった。
元々王女は自己主張が強く暴走気味ではあったが、家臣の言葉は聞き入れる女性だった。
しかし今は家臣の話しに耳を傾けず、エルバス様の話しか聞き入れない。
特におかしくなったのはベイグリーにエルバス様と視察に行ってかららしい。すると急に私の横にいたてん君が、またウィルソンさんをクンクン嗅いで
『たえ これも うそ ない』
と言いドヤ顔をした。あのナルちゃんが傍にいる様になってからおかしい… もしかして洗脳されてる? 詳しくは知らないけど極まれに特殊な事件があると聞く言葉だ。
「私もその分野に詳しい訳ではありませんが、恐らくビビアン王女様はそのナル…じゃなかったエルバス様に、洗脳されているように思います。もしそうなら正しい判断は出来ていないでしょう。まずはその根源であるエルバス様と引き離す必要がありますね」
すると更に苦い顔をしたウィルソンさんが
「私もエルバス殿を疑い側近から外すように陛下に進言したのですが、エルバス殿が王女に付くようになってから諸外国との交流・交易が深まり、貴族の中にはエルバス殿を支持する者が増え陛下も手を出せないのです」
「多恵殿。あまり時間ない。体調不良を理由に謝罪を伸ばしましょうか?」
時間が迫りアーサー殿下が焦りだす。
「…」
何かいい案は無いだろうか…
あの曲者を王女から離す…そういえば舞踏会が始まっているのに、迷子を理由に場内をうろうろしていた。何かを探していた? もしくは誰かと接触したかった? そうでもなければ王族の居住区に近づくわけない。
何を知りたいか分からないけど餌を撒けば食いつきそう。欲深い顔してたし。
「提案があります。大まかなに考えたので、皆さんの知恵を貸してください」
するとアーサー殿下が文官に何か指示を出し近くの控室の扉を開けて
「廊下では目立ちます。こちらへ」
空いていた控室に入り作戦会議を始めた。
ここは会場近くの控室でキース様とクレイブ様とてん君が待機。そして外にはデュークさんとリックさんが居てくる。緊張しながら待つと例の訪問者が来た。上手くいくといいけど…
入室したのはビビアン王女と侍女が一人。開いた扉からウィルソンさんの姿が見えた。
ビビアン王女が入室し入れ替わりキース様とクレイブ様が退室する。室内には私とビビアン王女と侍女さん、そしててん君の3人1匹。
「ビビアン王女。ご足労いただき申し訳ございません。お恥ずかしいのですが月のものの影響で体調が芳しく無く、あの大広間で謝罪を受けるのは無理だと判断し控室にさせていただきました」
「いえ。お気になさらないでください。私の辛い時ありますから分かりますわ」
そしてビビアン王女が謝罪をされ、それをお受けした。そして突然ビビアン王女が
「私の側近と面談の機会を頂きたいのです。多恵様がアルディアに齎した功績を学びたいと申しております」
「側近と言うのはエルバス様でしょうか?」
すると虚な目をした王女はエルバスさんを激推しし始め、私の事を褒めまくる。
“聡明で美しい?”そんな丸わかりのお世辞嬉しくもない。
『たえ おんな こころ ない』
『心無いってどうゆう事?』
『かんがえ ない』
『それって操られているって事?』
『あと、いやな におい する』
てん君が確認の為にビビアン王女の近くに行きクンクンしていると
「まぁ!噂に聞くリリスの聖獣ですか⁈ 聖獣と聞くと恐ろしいイメージがありましたが、こんなに愛らしいのですね!触れてもよろしいですか?」
「この子は気を許した者以外は噛みますので、止めた方がいいですよ」
ビビアン王女の手が近づくとてん君は低い唸り声をあげている。
『たえ こいつ くすり くさい』
「きゃっ!」
悲鳴がした方を見ると、部屋の隅で侍女が倒れていてその侍女をボリスが踏んでいる
『てん。この女の手の小瓶を取り上げなさい』
「へ?何でボリスがここにいるの?」
てん君はボリスの指示通り侍女の元に行き、威嚇すると侍女は手から小瓶を落とした。てん君は小瓶を咥えてボリスの横に座る。
「アンリ!多恵様これは⁈あの大鷲は!」
ビビアン王女が叫ぶと突風が吹いてフィラが現れた。フィラは扉を開けてキース様、クレイブ様とウィルソンさん部屋に招き入れる。呆然とするビビアン王女とボリスに抑えられている侍女に驚きながらキース様は私の前に立ち庇う。
クレイブ様はフィラの指示で侍女から取り上げた小瓶をてん君から預かり、てん君はビビアン王女の前に行き牙を剥き出し威嚇している。
「フィラ状況が見えない。説明して」
「話が複雑でなぁ…掻い摘んで話すとビビアンはその侍女が持っている精神を歪める薬で側近に懐柔されていたんだ。ロイドによるとその薬はベイグリーのレオンからバスグルに渡ったようだ。
レオンの負の産物さ。キース会場にいるビビアンの側近いるだろうあの気持ち悪い男。そいつを拘束し持ち物を確認してみろ。この侍女と同じ薬を持っている筈だ。持っていたら牢にぶち込んでおけ。明日にでもバスグルから迎えが来るだろう」
フィラからの指示に皆一斉に動き出し
「分かりました。クレイブ殿はここに残り妖精王のサポートを。デューク殿と第1騎士団は私と共に会場に!」
キース様は扉まで行き、振返り私のところ戻ってきて抱きしめてキスをした
「必ず妖精王の傍に居て下さい」
「あっはい…お気をつけて」
フィラはグラスに水を入れ先ほど私に飲ませた錠剤を渡し
「ビビアンに飲ませろ。こいつは薬漬けにされている」
「これって中和剤?これで良くなる?」
フィラは首を振り
「かなり長く服用していたようだ。完全に抜けるには時間がかかるだろう。とりあえず早く飲ませろ」
ビビアン王女の元に行き妖精王がくれた薬だから安全だと説得して、薬をビビアン王女に飲ませる。
ビビアン王女はずっとエルバスを呼んでほしいと言い続けている。部屋の隅で呆然とするウィルソンさんに
「ウィルソンさん。ぼーとしてないでビビアン王女に付き添ってあげて。どうやらあの侍女に日常から薬を盛られていたようです。妖精王からもらった中和剤を飲ませたのでもう大丈夫です」
ビビアン王女はウィルソンさんに任せて、ボリスが踏んでいる…もとい抑えている侍女の前に行くと侍女は
「私は何も知らない!エルバス様の命に従っただけよ!」
と繰り返し叫びうるさい。すると顔を顰めたてん君が
『たえ こいつ うるさい かむ?』
『噛んじゃーだめ!』
噛む気満々のてん君を宥めるの大変。とりあえず侍女に話しを聞く事にし
「アンリさんでしたか、貴女はあの小瓶の薬をどうするつもりだったの?」
「… 」
なかなか応えない侍女にイラついたてん君が牙を剥き出し、噛もうとしたので慌てて止めに入る。そして今度は黙り込んだ侍女に
「私は気長だけど、私の聖獣は気が短いの。早く知っている事話した方がいいわ」
その言葉に合わせてん君が侍女に牙を剥く。
「ひぃ!」
侍女は凄い早口でエルバスから薬液を私にかける様に命令されていたと訴え、やっと事件の全容が見えて来た。
「えっと…ウィルソン様でしたよね。お顔を上げてください。ビビアン王女を止めて欲しいって意味が分からないので説明いただけますか?」
この後に王女から公式な場で謝罪を受ける為、ゆっくり話を聞く時間はない事を告げ話しを聞く事にした。顔を上げたウィルソンさんの表情は硬く苦悩がみて取れた。
「ビビアン殿下は公式な謝罪の場で多恵様に、バスグルへお越しいただく約束を取り付けるおつもりです。
ご存知かと思いますが我が国はアリアの箱庭の中でも最も貧しく文化技術共に劣っています。そしてこちらでも流行っている流行病を患う者も多い。だがアリアの住人がどんなに望んでも女神アリアは乙女(聖人)を召喚して下さらない」
乙女(聖人)の召喚を諦めた一部の過激な思想の者達が、リリスの乙女を招く為に秘密裏に動いていると話し、その首謀者がビビアン王女に付いているエルバス様だと言う。王女はエルバス様を傍に置くようになってから言動がおかしくなった。
元々王女は自己主張が強く暴走気味ではあったが、家臣の言葉は聞き入れる女性だった。
しかし今は家臣の話しに耳を傾けず、エルバス様の話しか聞き入れない。
特におかしくなったのはベイグリーにエルバス様と視察に行ってかららしい。すると急に私の横にいたてん君が、またウィルソンさんをクンクン嗅いで
『たえ これも うそ ない』
と言いドヤ顔をした。あのナルちゃんが傍にいる様になってからおかしい… もしかして洗脳されてる? 詳しくは知らないけど極まれに特殊な事件があると聞く言葉だ。
「私もその分野に詳しい訳ではありませんが、恐らくビビアン王女様はそのナル…じゃなかったエルバス様に、洗脳されているように思います。もしそうなら正しい判断は出来ていないでしょう。まずはその根源であるエルバス様と引き離す必要がありますね」
すると更に苦い顔をしたウィルソンさんが
「私もエルバス殿を疑い側近から外すように陛下に進言したのですが、エルバス殿が王女に付くようになってから諸外国との交流・交易が深まり、貴族の中にはエルバス殿を支持する者が増え陛下も手を出せないのです」
「多恵殿。あまり時間ない。体調不良を理由に謝罪を伸ばしましょうか?」
時間が迫りアーサー殿下が焦りだす。
「…」
何かいい案は無いだろうか…
あの曲者を王女から離す…そういえば舞踏会が始まっているのに、迷子を理由に場内をうろうろしていた。何かを探していた? もしくは誰かと接触したかった? そうでもなければ王族の居住区に近づくわけない。
何を知りたいか分からないけど餌を撒けば食いつきそう。欲深い顔してたし。
「提案があります。大まかなに考えたので、皆さんの知恵を貸してください」
するとアーサー殿下が文官に何か指示を出し近くの控室の扉を開けて
「廊下では目立ちます。こちらへ」
空いていた控室に入り作戦会議を始めた。
ここは会場近くの控室でキース様とクレイブ様とてん君が待機。そして外にはデュークさんとリックさんが居てくる。緊張しながら待つと例の訪問者が来た。上手くいくといいけど…
入室したのはビビアン王女と侍女が一人。開いた扉からウィルソンさんの姿が見えた。
ビビアン王女が入室し入れ替わりキース様とクレイブ様が退室する。室内には私とビビアン王女と侍女さん、そしててん君の3人1匹。
「ビビアン王女。ご足労いただき申し訳ございません。お恥ずかしいのですが月のものの影響で体調が芳しく無く、あの大広間で謝罪を受けるのは無理だと判断し控室にさせていただきました」
「いえ。お気になさらないでください。私の辛い時ありますから分かりますわ」
そしてビビアン王女が謝罪をされ、それをお受けした。そして突然ビビアン王女が
「私の側近と面談の機会を頂きたいのです。多恵様がアルディアに齎した功績を学びたいと申しております」
「側近と言うのはエルバス様でしょうか?」
すると虚な目をした王女はエルバスさんを激推しし始め、私の事を褒めまくる。
“聡明で美しい?”そんな丸わかりのお世辞嬉しくもない。
『たえ おんな こころ ない』
『心無いってどうゆう事?』
『かんがえ ない』
『それって操られているって事?』
『あと、いやな におい する』
てん君が確認の為にビビアン王女の近くに行きクンクンしていると
「まぁ!噂に聞くリリスの聖獣ですか⁈ 聖獣と聞くと恐ろしいイメージがありましたが、こんなに愛らしいのですね!触れてもよろしいですか?」
「この子は気を許した者以外は噛みますので、止めた方がいいですよ」
ビビアン王女の手が近づくとてん君は低い唸り声をあげている。
『たえ こいつ くすり くさい』
「きゃっ!」
悲鳴がした方を見ると、部屋の隅で侍女が倒れていてその侍女をボリスが踏んでいる
『てん。この女の手の小瓶を取り上げなさい』
「へ?何でボリスがここにいるの?」
てん君はボリスの指示通り侍女の元に行き、威嚇すると侍女は手から小瓶を落とした。てん君は小瓶を咥えてボリスの横に座る。
「アンリ!多恵様これは⁈あの大鷲は!」
ビビアン王女が叫ぶと突風が吹いてフィラが現れた。フィラは扉を開けてキース様、クレイブ様とウィルソンさん部屋に招き入れる。呆然とするビビアン王女とボリスに抑えられている侍女に驚きながらキース様は私の前に立ち庇う。
クレイブ様はフィラの指示で侍女から取り上げた小瓶をてん君から預かり、てん君はビビアン王女の前に行き牙を剥き出し威嚇している。
「フィラ状況が見えない。説明して」
「話が複雑でなぁ…掻い摘んで話すとビビアンはその侍女が持っている精神を歪める薬で側近に懐柔されていたんだ。ロイドによるとその薬はベイグリーのレオンからバスグルに渡ったようだ。
レオンの負の産物さ。キース会場にいるビビアンの側近いるだろうあの気持ち悪い男。そいつを拘束し持ち物を確認してみろ。この侍女と同じ薬を持っている筈だ。持っていたら牢にぶち込んでおけ。明日にでもバスグルから迎えが来るだろう」
フィラからの指示に皆一斉に動き出し
「分かりました。クレイブ殿はここに残り妖精王のサポートを。デューク殿と第1騎士団は私と共に会場に!」
キース様は扉まで行き、振返り私のところ戻ってきて抱きしめてキスをした
「必ず妖精王の傍に居て下さい」
「あっはい…お気をつけて」
フィラはグラスに水を入れ先ほど私に飲ませた錠剤を渡し
「ビビアンに飲ませろ。こいつは薬漬けにされている」
「これって中和剤?これで良くなる?」
フィラは首を振り
「かなり長く服用していたようだ。完全に抜けるには時間がかかるだろう。とりあえず早く飲ませろ」
ビビアン王女の元に行き妖精王がくれた薬だから安全だと説得して、薬をビビアン王女に飲ませる。
ビビアン王女はずっとエルバスを呼んでほしいと言い続けている。部屋の隅で呆然とするウィルソンさんに
「ウィルソンさん。ぼーとしてないでビビアン王女に付き添ってあげて。どうやらあの侍女に日常から薬を盛られていたようです。妖精王からもらった中和剤を飲ませたのでもう大丈夫です」
ビビアン王女はウィルソンさんに任せて、ボリスが踏んでいる…もとい抑えている侍女の前に行くと侍女は
「私は何も知らない!エルバス様の命に従っただけよ!」
と繰り返し叫びうるさい。すると顔を顰めたてん君が
『たえ こいつ うるさい かむ?』
『噛んじゃーだめ!』
噛む気満々のてん君を宥めるの大変。とりあえず侍女に話しを聞く事にし
「アンリさんでしたか、貴女はあの小瓶の薬をどうするつもりだったの?」
「… 」
なかなか応えない侍女にイラついたてん君が牙を剥き出し、噛もうとしたので慌てて止めに入る。そして今度は黙り込んだ侍女に
「私は気長だけど、私の聖獣は気が短いの。早く知っている事話した方がいいわ」
その言葉に合わせてん君が侍女に牙を剥く。
「ひぃ!」
侍女は凄い早口でエルバスから薬液を私にかける様に命令されていたと訴え、やっと事件の全容が見えて来た。
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