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34.裏門
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「疑問だらけなんですが!」
「ヒューイが正式に貴女の伴侶候補を辞退し、ナタリー嬢との婚約を決めました」
私が寝てる間にそんな事になってるの⁉︎
「以前に私の婚約は訳ありと話したのを覚えてらっしゃいますか⁈ あの婚約はヒューイとナタリー嬢の婚約の為で破棄前提のものです。
その婚約者も事情があり、意にそぐわぬ婚約を避けるべく、私とのかりそめの婚約を選んだのです。
貴女の召喚の前触れがあったあの前日。ヒューイはナタリー嬢の病の完治に歓喜し、私は婚約者からの破棄の連絡を受け安堵していたのです。
そこに召喚の前触れが舞込み話が思わぬ方向に進み出しました」
あーリリス…タイミング悪し!
「私は貴女が陛下に謁見した日。陛下に物怖じせず陛下に意見する貴女に心を奪われてました。
聡いだけでは無く、愛らしさを持ち合わせてた魅力的な女性だ。すぐに貴女の伴侶になりたいと思ったのです。しかし婚約を正式に破棄していない私は貴女に求婚アプローチ出来ず、妖精王や他の者が貴女に求婚するのを苦々しい思いで見ていました。
特にナタリー嬢に未だ気持ちがあるのに、貴女に心酔していくヒューイを許せなかった」
今思えばアーサー殿下の発言や行動に合点がいく。
「私は貴女の伴侶候補だ。もう我慢しない。遅れを取った分、私の心を受け取って頂けるよう貴女に愛を捧げます」
この世界はどうも話の展開が早い。物語や漫画なら早く先を知りたいから、さくさく話が進むのはいいけど、当事者になると色々と心が追いつかない。
特に恋愛話は…
逆ハーレムなんて楽しいのは乙女ゲームだからだと実感する。それに人に好意を向けられるのは本当で疲れる
「多恵殿?」
おっといかん!意識を手放していた。
目の前にはキラキラ王子が私の反応をみている
「事情は分かりました。他の候補方にも話しましたが、私が必ず伴侶を選ぶとは限りません。もし想われる方が現れましたら、この召喚の犠牲にならずご自分の幸せをお取り下さい」
アーサー殿下は私の両手を取り強く握りしめる。
「私は貴女以外無い!」
今になってもうちょい妖精城に滞在した方が良かったと後悔した。後悔している間にアルディア城に馬車が到着。
馬車の中でアーサー殿下の猛烈アピールに憔悴していたから、早く着いてくれてよかったと胸を撫で下ろす。かなりの疲労で自室までたどり着けるかどうか…
馬達が嘶き馬車が静かに止まった。窓から外を見て仰天!
大勢の騎士と侍女が赤絨毯のサイドに並び、その先に陛下と王妃様と宰相様がスダンバイしている。
『何?何が始まるの?』
「では、多恵殿。城の者が貴女を待っています。参りましょう!」
なにこの状況は!
「あの赤絨毯を歩くんですか? 絶対無理です」
「どうされました? どこか調子が良くないのでふか?」
ちっがーう!
「こんな注目される中なんて無理! 城の裏手にして下さい。そうで無いなら降りません!」
「??」
扉を開けた従者が困った顔をしている。
ごめん! こんな中歩く心臓は私は持ち合わせていません! 私の泣きそうな顔を見た殿下が従者に
「多恵殿は裏手からの入場を希望されている、馬車を裏手に回せ」
「??」
従者は戸惑いフリーズ中。すると殿下が強い口調で
「早くしろ!」
従者は慌てて扉を閉めると直ぐに馬車を走らせた。
外は騒ついている。殿下は相変わらず恋する男子の表情だ。
アルディアに戻って早々、出鼻を挫かれ嫌な予感しかしないのは気のせいだろうか⁈ やっと裏手に馬車が着き、恐る恐る窓から外を見る。
『良かった…誰もいない!』
殿下のエスコートで安心して降り真っ直ぐ自室に向かう。自室に戻るとエレナさんがいた。エレナさんは涙ぐみ
「多恵様~!心配いたしました!」
「ただいま。ごめんね…心配かけて」
エレナさんの涙が止まるまで抱きしめる背中を”とんとん”して宥める。
「申し訳ありません。多恵様が辛い思いされたのに、私が泣くなんて…侍女失格です」
「私の事思ってくれてるの分かったから、嬉しい!ありがとう」
エレナさんは目を赤くしながらも微笑んでくれた。
それからソファーに座りエレナさんが入れてくれたお茶をいただきながら何気なくエレナさんに
「サリナさんとライカさんはお休み?」
「…」
あれ?珍しく何か言い及んでいる?
「あれ!エレナさん?」
「多恵様。何もお聞きになっていないのですか?」
「えっ?何?」
「サリナ様とライカ様は紅茶で睡眠薬を多恵様に盛った疑いで、身を騎士団預かりになっています」
妖精城に拉致られている間に大変な事になっている事を知り固まる。
「…」
「特にライカ様はオブルライト家との繋がりが分かり、連日事情を聞かれているそうです」
そうだお茶の件だ! お茶はサリナさんが用意しライカさんが持って来た。
でも茶葉は入れ忘れたショールと一緒に入っていて、ショールを使わないとある事すらわからない状況だった。
それに騎士団が用意する茶葉がたまたま無かったからその茶葉を使ったけど、忘れる事自体が稀な事。
睡眠薬入りの茶葉を使わせたかったら、騎士団の用意する茶葉を睡眠薬入にした方が確実だ。
なんか合点がいかない。サリナさんやライカさんが企てるのには無理がある。
頭を抱えていたら誰か来た様だ。エレナさんが対応してくれる。
「多恵様。グラント様がお目通りを願われていますが、どういたしましょうか⁈」
サマンサさんとバトルってた時に会話して以来だ。
心配かけたなぁ…きっと。お詫びしないと…
「お通しして下さい」
席を立ちお迎えする。入室されたグラント様は明らかに窶れてる。びっくりして思わずグラント様に駆け寄る。
「グラント様!顔色が良くありません!ちゃんと食事し眠れてますか⁈」
断りなくグラント様の頬に手を添えてしまった。
グラント様は目を見開き口元を歪め… エレナさんに
「すまぬ… 多恵様に大切な話しがある故、そなたは席を外してくれ。もちろん扉は開けてくれていい」
エレナさんは戸惑いながら私に視線を送り答え待ちをし頷いた。
「私は外に控えておりますので、何かございましたらお呼び下さい」
きれいな礼をして退室していった。
「グラント様どうぞ」
ソファーを勧めた時、グラント様に手を取られ引き寄せられた。気がつくとグラント様の腕の中にいた
「グラント様⁉︎」
「不敬な事は重々承知しています。貴女の安全がこの目で確認出来た事と、貴女が私を案じて下さったので自制が効きません。抱きしめる事を暫し間にお許し下さい」
グラント様は小さく震えている。凄く心配してくれたのが分かる。
「も~少しだけですよ!」
悪戯っぽく言ってみた “くす” グラント様が小さく笑う。少し調子は戻りましたか⁈
グラント様は騎士では無いのにしっかりした肢体をされている。所謂細マッチョってやつだ。
私はゴリマッチより細マッチョが好みです!
マリン系の香りがグラント様のクールなイメージに合っている。
なんだろう… フィラと接してる時と同じ感覚。
また名が付けれない感情に戸惑う。
分からない感情に戸惑ってきて、恥ずかしくなりグラント様の背中を軽く叩いて
「グラント様…そろそろ…あの…離して下さい」
グラント様は慌てて私を離して
「申し訳ありません」
余裕の無いグラント様を初めて見て得した気分になった。
「ヒューイが正式に貴女の伴侶候補を辞退し、ナタリー嬢との婚約を決めました」
私が寝てる間にそんな事になってるの⁉︎
「以前に私の婚約は訳ありと話したのを覚えてらっしゃいますか⁈ あの婚約はヒューイとナタリー嬢の婚約の為で破棄前提のものです。
その婚約者も事情があり、意にそぐわぬ婚約を避けるべく、私とのかりそめの婚約を選んだのです。
貴女の召喚の前触れがあったあの前日。ヒューイはナタリー嬢の病の完治に歓喜し、私は婚約者からの破棄の連絡を受け安堵していたのです。
そこに召喚の前触れが舞込み話が思わぬ方向に進み出しました」
あーリリス…タイミング悪し!
「私は貴女が陛下に謁見した日。陛下に物怖じせず陛下に意見する貴女に心を奪われてました。
聡いだけでは無く、愛らしさを持ち合わせてた魅力的な女性だ。すぐに貴女の伴侶になりたいと思ったのです。しかし婚約を正式に破棄していない私は貴女に求婚アプローチ出来ず、妖精王や他の者が貴女に求婚するのを苦々しい思いで見ていました。
特にナタリー嬢に未だ気持ちがあるのに、貴女に心酔していくヒューイを許せなかった」
今思えばアーサー殿下の発言や行動に合点がいく。
「私は貴女の伴侶候補だ。もう我慢しない。遅れを取った分、私の心を受け取って頂けるよう貴女に愛を捧げます」
この世界はどうも話の展開が早い。物語や漫画なら早く先を知りたいから、さくさく話が進むのはいいけど、当事者になると色々と心が追いつかない。
特に恋愛話は…
逆ハーレムなんて楽しいのは乙女ゲームだからだと実感する。それに人に好意を向けられるのは本当で疲れる
「多恵殿?」
おっといかん!意識を手放していた。
目の前にはキラキラ王子が私の反応をみている
「事情は分かりました。他の候補方にも話しましたが、私が必ず伴侶を選ぶとは限りません。もし想われる方が現れましたら、この召喚の犠牲にならずご自分の幸せをお取り下さい」
アーサー殿下は私の両手を取り強く握りしめる。
「私は貴女以外無い!」
今になってもうちょい妖精城に滞在した方が良かったと後悔した。後悔している間にアルディア城に馬車が到着。
馬車の中でアーサー殿下の猛烈アピールに憔悴していたから、早く着いてくれてよかったと胸を撫で下ろす。かなりの疲労で自室までたどり着けるかどうか…
馬達が嘶き馬車が静かに止まった。窓から外を見て仰天!
大勢の騎士と侍女が赤絨毯のサイドに並び、その先に陛下と王妃様と宰相様がスダンバイしている。
『何?何が始まるの?』
「では、多恵殿。城の者が貴女を待っています。参りましょう!」
なにこの状況は!
「あの赤絨毯を歩くんですか? 絶対無理です」
「どうされました? どこか調子が良くないのでふか?」
ちっがーう!
「こんな注目される中なんて無理! 城の裏手にして下さい。そうで無いなら降りません!」
「??」
扉を開けた従者が困った顔をしている。
ごめん! こんな中歩く心臓は私は持ち合わせていません! 私の泣きそうな顔を見た殿下が従者に
「多恵殿は裏手からの入場を希望されている、馬車を裏手に回せ」
「??」
従者は戸惑いフリーズ中。すると殿下が強い口調で
「早くしろ!」
従者は慌てて扉を閉めると直ぐに馬車を走らせた。
外は騒ついている。殿下は相変わらず恋する男子の表情だ。
アルディアに戻って早々、出鼻を挫かれ嫌な予感しかしないのは気のせいだろうか⁈ やっと裏手に馬車が着き、恐る恐る窓から外を見る。
『良かった…誰もいない!』
殿下のエスコートで安心して降り真っ直ぐ自室に向かう。自室に戻るとエレナさんがいた。エレナさんは涙ぐみ
「多恵様~!心配いたしました!」
「ただいま。ごめんね…心配かけて」
エレナさんの涙が止まるまで抱きしめる背中を”とんとん”して宥める。
「申し訳ありません。多恵様が辛い思いされたのに、私が泣くなんて…侍女失格です」
「私の事思ってくれてるの分かったから、嬉しい!ありがとう」
エレナさんは目を赤くしながらも微笑んでくれた。
それからソファーに座りエレナさんが入れてくれたお茶をいただきながら何気なくエレナさんに
「サリナさんとライカさんはお休み?」
「…」
あれ?珍しく何か言い及んでいる?
「あれ!エレナさん?」
「多恵様。何もお聞きになっていないのですか?」
「えっ?何?」
「サリナ様とライカ様は紅茶で睡眠薬を多恵様に盛った疑いで、身を騎士団預かりになっています」
妖精城に拉致られている間に大変な事になっている事を知り固まる。
「…」
「特にライカ様はオブルライト家との繋がりが分かり、連日事情を聞かれているそうです」
そうだお茶の件だ! お茶はサリナさんが用意しライカさんが持って来た。
でも茶葉は入れ忘れたショールと一緒に入っていて、ショールを使わないとある事すらわからない状況だった。
それに騎士団が用意する茶葉がたまたま無かったからその茶葉を使ったけど、忘れる事自体が稀な事。
睡眠薬入りの茶葉を使わせたかったら、騎士団の用意する茶葉を睡眠薬入にした方が確実だ。
なんか合点がいかない。サリナさんやライカさんが企てるのには無理がある。
頭を抱えていたら誰か来た様だ。エレナさんが対応してくれる。
「多恵様。グラント様がお目通りを願われていますが、どういたしましょうか⁈」
サマンサさんとバトルってた時に会話して以来だ。
心配かけたなぁ…きっと。お詫びしないと…
「お通しして下さい」
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「グラント様!顔色が良くありません!ちゃんと食事し眠れてますか⁈」
断りなくグラント様の頬に手を添えてしまった。
グラント様は目を見開き口元を歪め… エレナさんに
「すまぬ… 多恵様に大切な話しがある故、そなたは席を外してくれ。もちろん扉は開けてくれていい」
エレナさんは戸惑いながら私に視線を送り答え待ちをし頷いた。
「私は外に控えておりますので、何かございましたらお呼び下さい」
きれいな礼をして退室していった。
「グラント様どうぞ」
ソファーを勧めた時、グラント様に手を取られ引き寄せられた。気がつくとグラント様の腕の中にいた
「グラント様⁉︎」
「不敬な事は重々承知しています。貴女の安全がこの目で確認出来た事と、貴女が私を案じて下さったので自制が効きません。抱きしめる事を暫し間にお許し下さい」
グラント様は小さく震えている。凄く心配してくれたのが分かる。
「も~少しだけですよ!」
悪戯っぽく言ってみた “くす” グラント様が小さく笑う。少し調子は戻りましたか⁈
グラント様は騎士では無いのにしっかりした肢体をされている。所謂細マッチョってやつだ。
私はゴリマッチより細マッチョが好みです!
マリン系の香りがグラント様のクールなイメージに合っている。
なんだろう… フィラと接してる時と同じ感覚。
また名が付けれない感情に戸惑う。
分からない感情に戸惑ってきて、恥ずかしくなりグラント様の背中を軽く叩いて
「グラント様…そろそろ…あの…離して下さい」
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