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9.書物庫
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ヒューイ殿下にエスコートしてもらい城内を見学する。護衛のロイドさんとジュードさんも一緒だ。
「多恵殿。行きたい所はありますか?」
と聞かれて考えてみる。
「図書館とかありますか⁈」
「図書館?…もしかして書物庫の事ですか?」
「こちらではそう呼ぶのですね。読書は唯一の趣味なんです。こちらの歴史や風習、箱庭の事も知りたいので本をお借りしたいです」
そして私の意見が通り一番初めに書物庫に行く事が決まった。
「多恵殿はこの世界の文字は読めるのですか?」
「はい。先程陛下の執務室で書類を拝見した際に読める事が分かって、嬉しくて早く本を読みたいなぁって思ってたんです」
「凄いですね。リリスの加護でしょうか⁉︎」
そう!異世界はなんでもありみたいです。
「そうだと思います。こちらの文字はミミズにしか見えなくて、でもその文字の上に母国語が浮かんで読めたんです。リリスはやっぱり女神なんですね~」
ふとある事が気になり
『あーでも書けないから勉強はした方が良さそう。ヒューイ殿下にお願いしてみようかなぁ…』
そう考えてヒューイ殿下をじーと見ていると
「多恵殿⁉︎私の顔に何かありますか?」
顔を赤らめた殿下が聞いてくる。どうやら勘違いさせた様だ。確かに恐ろしいくらい美形だが、決して見惚れていた訳ではないよ!焦りながら
「文字を書ける様になりたくて、殿下にお願いすれば先生を紹介いただけるかなぁ…って考えていたんです」
「そうですか!多恵殿は努力家ですね。私から陛下に話して早速手配致しましょう」
どうやら勘違いは脱した様だ。ヒューイ殿下のフラグは要りません。
しばらく歩いていると黒い大きな扉が見えて来た。
ここがどうやら書物庫みたい。中に入ると本独特の匂いがする。この匂い好き!
書物庫は天井が高く2階建くらいある。天井までびっしり本で埋まってて、アニメとかで見る異世界の図書館そのものだ。すげ~!梯子あるよ!
大きさに驚いていると殿下の元に責任者らしき中年の男性が挨拶に来た。渋いおじ様でこの人も美形。若い時はモテただろうなぁ…
『やっぱり箱庭は…』
またあのフレーズを言いたくなった。
殿下の横にいる私に気付くと挨拶し自己紹介してくれた。彼は書物庫の責任者でトーマスさん。何と!ここの書物を全て把握されているらしく、読みたい内容を言うと本を選んでくれるらしい。まさに本のソムリエだ。
しばらく入り浸る予定だから仲良くしておこうっと!ほくほく顔の私を見て
「喜んで頂けて良かったです」
と殿下は安堵してるようだ。トーマスさんに明日また来ますと宣言して書物庫を後にした。
次の場所に移動していると騎士さんと遭遇する。騎士さんは丁寧に挨拶してくれ足早に去って行った。仕事中だったのかなぁ⁈ そして気付いたがロイドさんやジュードさんと隊服が違う。
「今の方はロイドさんやジュードさんと隊服が違いますが、別の隊の方なのですか?」
ヒューイ殿下は説明をしてくれ、今会った騎士さんは第3騎士団の方。第3騎士団はでトーイ殿下が団長で、王都から南西地域モーブル王国の国境までを管轄する。
ちなみに私の護衛は第1騎士団で団長はアーサー殿下。王城と王都を管轄し王族の護衛も行う。
そして第2騎士団の団長はヒューイ殿下。王都から北東地域レックロッド帝国の国境までを管轄しているそうだ。
話を聞いていて少し騎士さんに興味が湧いた。興味って…やっぱり今まで会った騎士さんは高身長で美丈夫ばかり。美丈夫の集まりはどんな感じなのかなぁ…(元の世界でいうアイドルグループみたいな⁈)ただ単に好奇心です。
殿下に次を聞かれて騎士さんの訓練を見たいと希望しました。目の保養をさせて下さい。
そして私の希望通り王城を出て騎士棟に向かう。
しばらくすると3階建の建物が3棟並んで建っていた。右手前から第1騎士団、第2騎士団、第3騎士団の騎士棟だ。棟前には広場がありここで鍛錬するらしい。
訓練場はとても広く騎乗訓練も行える。今は第2騎士団の特別訓練中だ。
『ん?』
なんか訓練と言うより何がシゴキ感が半端ない。何かやりましたか?第2騎士団の皆さん⁉︎
訓練場を見ていたら文官さんがやって来た。どうやらヒューイ殿下を探していたみたい。
殿下と文官さんが話してる間、代わりにロイドさんが説明してくれる。すると殿下が
「多恵殿。申し訳ありません。陛下がお呼びの様です。後は護衛の者にご案内させるのでご遠慮なく見学ください」
と謝る。殿下は護衛の2人に
「多恵殿を頼む。6刻にはお部屋にお送りせよ」
と指示を出し、私の左手を取り軽く口付けをし微笑んで文官さん行ってしまった。ロイドさんとジュードさんは騎士の礼をとり殿下を見送る。
そんなやり取りをしていたら訓練をしていた第2騎士団の副団長さんが私に気付いたようで、足早にこちらにやって来た。
「多恵様。召喚以来でございますが、つつがなくお過ごしですか?」
「ありがとうございます。皆さんに良くしていただいています。騎士様のお仕事に興味があり見学に参りました。ご迷惑にならない様に致しますのでお許しください」
とお辞儀する。するとさっきまでヘトヘトだった騎士さんが気がつくとピシッと整列していた。50人ほど居て圧巻だ! 美形がこれだけ揃うと照れてる場合では無い。アイドルオーディションの審査員ってこんな感じなのかなぁ…ちょっと優越感!
お邪魔になるので失礼しますと告げると、心無しか騎士さんがガッカリしてる様に見えたが訓練場を後にした。
「次はどこに行かれますか⁉︎」
ロイドさんが聞いてくれる。
「のんびりしたいので、庭園とありますか⁈」
「では王城の中庭をご案内いたしましょう」
ロイドさんがエスコートしようとしたが、ゔーん…なんか初め嬉しかったけど、エスコートはお腹いっぱいです。自分のペースで歩きたい。
お2人に丁重にエスコートを断るとがっかりしている。殿下達といいやっぱりエスコートは流行りなのか⁈私には理解不能である。
騎士棟から王城に戻り回廊を歩いていると大きな木が目に留まる。樹木にはあまり詳しくないけどオリーブの木ぽい。
何となく気になり木を見たいと2人に告げると、ロイドさんが木の周りを確認しOKしてくれた。
木に近づいて行くといきなり突風が吹いて思わず目を閉じた。風が止み目を開けると男性が木の下に立っている。
『あれさっきこの人居たっけ?』
不思議に思いながら男性を見ていた。この男性は箱庭に渡ってから会った人の中でも一番背が高くて2メートル近い。ダークグリーンの長髪に琥珀色の瞳は切長で色っぽい。服装は魔法使いが着るようなローブを羽織っている。
彼は何も言わずじっとこちらを見てる。なんか値踏みされてる感じだ。この空気にたえきれず
「こんにちは。お城にお勤めの方ですか?」
と話しかけてみるが彼は何も言わない。ちょっと怖くなってロイドさんとジュードさんを探すが姿が見えない。私を探す声だけが遠くで聞こえる。
再度彼を見ると目を細め”ふっ”っと笑い、自分の髪を1本抜いて私の右手を取り、小指にその髪を結び付けた。ビックリして見ていたらその髪は綺麗な琥珀色のピンキーリングに変わった。
「え!!」
意味がわからず固まっていると耳元に顔を寄せ
「近いうちに迎えに行く」
と響く低音ボイスで囁かれた。びっくりして顔を上げると、また突風が吹き彼は消えてしまった。
もー意味分からん!貴方は誰なん⁈
「多恵殿。行きたい所はありますか?」
と聞かれて考えてみる。
「図書館とかありますか⁈」
「図書館?…もしかして書物庫の事ですか?」
「こちらではそう呼ぶのですね。読書は唯一の趣味なんです。こちらの歴史や風習、箱庭の事も知りたいので本をお借りしたいです」
そして私の意見が通り一番初めに書物庫に行く事が決まった。
「多恵殿はこの世界の文字は読めるのですか?」
「はい。先程陛下の執務室で書類を拝見した際に読める事が分かって、嬉しくて早く本を読みたいなぁって思ってたんです」
「凄いですね。リリスの加護でしょうか⁉︎」
そう!異世界はなんでもありみたいです。
「そうだと思います。こちらの文字はミミズにしか見えなくて、でもその文字の上に母国語が浮かんで読めたんです。リリスはやっぱり女神なんですね~」
ふとある事が気になり
『あーでも書けないから勉強はした方が良さそう。ヒューイ殿下にお願いしてみようかなぁ…』
そう考えてヒューイ殿下をじーと見ていると
「多恵殿⁉︎私の顔に何かありますか?」
顔を赤らめた殿下が聞いてくる。どうやら勘違いさせた様だ。確かに恐ろしいくらい美形だが、決して見惚れていた訳ではないよ!焦りながら
「文字を書ける様になりたくて、殿下にお願いすれば先生を紹介いただけるかなぁ…って考えていたんです」
「そうですか!多恵殿は努力家ですね。私から陛下に話して早速手配致しましょう」
どうやら勘違いは脱した様だ。ヒューイ殿下のフラグは要りません。
しばらく歩いていると黒い大きな扉が見えて来た。
ここがどうやら書物庫みたい。中に入ると本独特の匂いがする。この匂い好き!
書物庫は天井が高く2階建くらいある。天井までびっしり本で埋まってて、アニメとかで見る異世界の図書館そのものだ。すげ~!梯子あるよ!
大きさに驚いていると殿下の元に責任者らしき中年の男性が挨拶に来た。渋いおじ様でこの人も美形。若い時はモテただろうなぁ…
『やっぱり箱庭は…』
またあのフレーズを言いたくなった。
殿下の横にいる私に気付くと挨拶し自己紹介してくれた。彼は書物庫の責任者でトーマスさん。何と!ここの書物を全て把握されているらしく、読みたい内容を言うと本を選んでくれるらしい。まさに本のソムリエだ。
しばらく入り浸る予定だから仲良くしておこうっと!ほくほく顔の私を見て
「喜んで頂けて良かったです」
と殿下は安堵してるようだ。トーマスさんに明日また来ますと宣言して書物庫を後にした。
次の場所に移動していると騎士さんと遭遇する。騎士さんは丁寧に挨拶してくれ足早に去って行った。仕事中だったのかなぁ⁈ そして気付いたがロイドさんやジュードさんと隊服が違う。
「今の方はロイドさんやジュードさんと隊服が違いますが、別の隊の方なのですか?」
ヒューイ殿下は説明をしてくれ、今会った騎士さんは第3騎士団の方。第3騎士団はでトーイ殿下が団長で、王都から南西地域モーブル王国の国境までを管轄する。
ちなみに私の護衛は第1騎士団で団長はアーサー殿下。王城と王都を管轄し王族の護衛も行う。
そして第2騎士団の団長はヒューイ殿下。王都から北東地域レックロッド帝国の国境までを管轄しているそうだ。
話を聞いていて少し騎士さんに興味が湧いた。興味って…やっぱり今まで会った騎士さんは高身長で美丈夫ばかり。美丈夫の集まりはどんな感じなのかなぁ…(元の世界でいうアイドルグループみたいな⁈)ただ単に好奇心です。
殿下に次を聞かれて騎士さんの訓練を見たいと希望しました。目の保養をさせて下さい。
そして私の希望通り王城を出て騎士棟に向かう。
しばらくすると3階建の建物が3棟並んで建っていた。右手前から第1騎士団、第2騎士団、第3騎士団の騎士棟だ。棟前には広場がありここで鍛錬するらしい。
訓練場はとても広く騎乗訓練も行える。今は第2騎士団の特別訓練中だ。
『ん?』
なんか訓練と言うより何がシゴキ感が半端ない。何かやりましたか?第2騎士団の皆さん⁉︎
訓練場を見ていたら文官さんがやって来た。どうやらヒューイ殿下を探していたみたい。
殿下と文官さんが話してる間、代わりにロイドさんが説明してくれる。すると殿下が
「多恵殿。申し訳ありません。陛下がお呼びの様です。後は護衛の者にご案内させるのでご遠慮なく見学ください」
と謝る。殿下は護衛の2人に
「多恵殿を頼む。6刻にはお部屋にお送りせよ」
と指示を出し、私の左手を取り軽く口付けをし微笑んで文官さん行ってしまった。ロイドさんとジュードさんは騎士の礼をとり殿下を見送る。
そんなやり取りをしていたら訓練をしていた第2騎士団の副団長さんが私に気付いたようで、足早にこちらにやって来た。
「多恵様。召喚以来でございますが、つつがなくお過ごしですか?」
「ありがとうございます。皆さんに良くしていただいています。騎士様のお仕事に興味があり見学に参りました。ご迷惑にならない様に致しますのでお許しください」
とお辞儀する。するとさっきまでヘトヘトだった騎士さんが気がつくとピシッと整列していた。50人ほど居て圧巻だ! 美形がこれだけ揃うと照れてる場合では無い。アイドルオーディションの審査員ってこんな感じなのかなぁ…ちょっと優越感!
お邪魔になるので失礼しますと告げると、心無しか騎士さんがガッカリしてる様に見えたが訓練場を後にした。
「次はどこに行かれますか⁉︎」
ロイドさんが聞いてくれる。
「のんびりしたいので、庭園とありますか⁈」
「では王城の中庭をご案内いたしましょう」
ロイドさんがエスコートしようとしたが、ゔーん…なんか初め嬉しかったけど、エスコートはお腹いっぱいです。自分のペースで歩きたい。
お2人に丁重にエスコートを断るとがっかりしている。殿下達といいやっぱりエスコートは流行りなのか⁈私には理解不能である。
騎士棟から王城に戻り回廊を歩いていると大きな木が目に留まる。樹木にはあまり詳しくないけどオリーブの木ぽい。
何となく気になり木を見たいと2人に告げると、ロイドさんが木の周りを確認しOKしてくれた。
木に近づいて行くといきなり突風が吹いて思わず目を閉じた。風が止み目を開けると男性が木の下に立っている。
『あれさっきこの人居たっけ?』
不思議に思いながら男性を見ていた。この男性は箱庭に渡ってから会った人の中でも一番背が高くて2メートル近い。ダークグリーンの長髪に琥珀色の瞳は切長で色っぽい。服装は魔法使いが着るようなローブを羽織っている。
彼は何も言わずじっとこちらを見てる。なんか値踏みされてる感じだ。この空気にたえきれず
「こんにちは。お城にお勤めの方ですか?」
と話しかけてみるが彼は何も言わない。ちょっと怖くなってロイドさんとジュードさんを探すが姿が見えない。私を探す声だけが遠くで聞こえる。
再度彼を見ると目を細め”ふっ”っと笑い、自分の髪を1本抜いて私の右手を取り、小指にその髪を結び付けた。ビックリして見ていたらその髪は綺麗な琥珀色のピンキーリングに変わった。
「え!!」
意味がわからず固まっていると耳元に顔を寄せ
「近いうちに迎えに行く」
と響く低音ボイスで囁かれた。びっくりして顔を上げると、また突風が吹き彼は消えてしまった。
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