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リリエラとの邂逅
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午前6時、目覚めた。
昨夜の黒猪のハツとレバーと行者ニンニクの炒め物は、大変美味しく頂きました。
ずっと魚介系しか食ってなかったからね。
ちょっと日本人には慣れない獣臭さは残ってたけど、行者ニンニクの風味と相まって非常に美味だった。塩味だけのハツレバー行者ニンニク炒めをガツガツ食らった。食後は毒果実を3つ位食べた。
ロップは昨夜はしんみりしてグランドチャンピオンに挑戦してこなかった。
昔の仲間を思い出していたのだろう。
昨夜の晩飯後に昨日ゲットした魔石を川で洗ってから吸収したんだが、
今日は身体の違和感は特にない。黒猪はともかく、あのクマムシの体液チューチューは正直勘弁して欲しい。
さて、今日は下流方向への探索を始める事にした。昨夜ロップとも相談したが、ある程度周辺を把握しないとならない。コウエイ様も芋虫の魔物が大量に沸く狩場を見つけてからどんどん強くなっていったらしい。俺にとっては、上流の滝の上のカギムシ広場がそれなのかもしれないが、まだ転生して1か月位だったよな。
もうちょっと周辺を調査しなければならない。
俺が気になっていたのは、渓谷が途切れた石河原の辺りだ。
デカいノビルも採れたし、廻りの森はまだ未調査だ。
もしかしたらオークに襲われてる女騎士に会えるかも?
でも会えないんですよね~。南海の孤島だから!正午までには切り上げる予定で装備する。今回はあの辺で釣りも試してみようか。ロップの飯も少なくなってきたからな。釣り具とクーラーボックスも魔法の収納袋に梱包した。
朝飯は俺もロップも抜きだ、ロップを肩車して渓谷沿いに石河原まで来ると、
人型の生き物が河原で座っている。俺は使徒の種族特性で視力が良いので、
100メートル位から確認すると。ボロボロの服を着た子供が、持ってる袋から何かを取り出して食べている。
「なあロップ、アレは人族の子供か?それとも魔物?」
ロップがなかなか返事をしない。しばらくしてロップが、うなりながら答えた。
「うにゃ~、見た感じ人族っぽいっすね。でも何か違和感があるっす。
取り合えず近付かないと分からないっすよ」
うーん、どうしようか俺は人族には討伐対象にされるんだよな。
あの子供の近くに親とか仲間がいたら、いきなり攻撃されるかも?
俺が悩んでいると、ロップが頭をペシペシ叩いて言った。
「大丈夫っすよ!レイ様。コウエイ様は人族にも、どんどん近付いて話しかけてたっすよ。近くの貧しい村に初めて行った時は、見た目で怖がられてたっす。
村人に追われて飛んで逃げ出したりもしてたっすよ。でも、しつこくお土産を持って行って、話しかけているうちに人族とも仲良くなったっす。
ベルハ村っていうんすけど、ここがコウエイ様の建国の拠点になったっす」
そっか、取り合えず近寄って話してみよう。俺は飛んで行って子供の側に降り立って、声を掛けようとしたが、
俺の方を見ると、ひっくり返ってアワアワしだした。
「なんだべ!あんたは誰だんべ!オラを食う気か?オラは美味くないだよ。
許してくんろ!」
....非常に怯えさせてしまった様だ。無理もない、赤い肌の悪魔が黒猫を肩車していきなり登場したんだからな。
こんな時はロップ君の出番だ。ロップを肩から降ろして子供に自己紹介させた。
「ボクはロップっす。こちらにいるレイ様の相談役で、親友っすよ」
すると子供が後ずさった。
「オラこんなしゃべるケモノ初めて見ただ!アンタ達はオラを二人で食うつもりか?オラは美味くないだよ。食べないでくんろ!」
ロップがぴょんぴょん跳ねて憤慨している。
「ボクはケモノじゃないっすよ!レイ様の親友っすよ!」
どうやら昨日、俺が言った親友を気に入ったらしい。
あんまり人に言うなよ。恥ずかしいじゃないか。
「あ~キミの事は食べる気はない。ちょっと聞きたい事があるだけなんだ。
キミはここで何をしてるのかな?」
出来るだけ優しい声で問いかけると、子供はやっと復活した。
しかし良く見ると酷い恰好だ。服は袋に穴を開けて被ったようなものを腰で荒縄で縛っている、銀色の髪も腰の辺りまでありそうだが、ゴワゴワとねじくれて垢と脂に塗れている感じだ。
「オラ、村で食べ物くれる人が誰もいなくなったから、村を出たんだ。食べ物探しながらここまできたんだ」
村!人族の村がこの島にあるのか!
「その村はどっちの方なの?」
俺が優しく聞くと、
「オラ分かんね。魔物から逃げながらここまで来たんだ」
この子は何で村に居られなくなったんだろう?おそらく孤児なんだろうが、
俺は子供の目線までしゃがんで、一応聞いてみよう。
「キミのお父さんやお母さんはどうしてるのかな?村で食べ物をくれる人はなんでいなくなったの?」
「おっ父や、おっ母は死んじまっただ。オラは"角無し"だから、村のみんなからはイジメられてるだよ。村の人達のお手伝いをして、食べ物をもらってたんだ。
だけんど、ちょっと前からみんな大騒ぎしてたんだ。なんか魔物が出て食べ物が取れなくなったみたいだ。それからはお手伝いしても、あまり食べ物くれなくなっただ。そんで村の外さ出て食べ物探してたら、魔物にあって逃げてここさ来ただよ」
ロップが肉球を叩いて納得したようだ、
「この子は鬼人族の子っすよ!鬼人族にはごく稀に角のない子が生まれるらしいっす」
角無し鬼人族か、だが俺にはこの子は人間の汚い孤児にしか見えない。
村での扱いは酷いな。どうしよう?
「キミは村から出て、どの位掛かってここまできたのかな?」
「う~ん?多分、ここさ来るまで、木の上で10回位寝ただよ」
10日!これは判断が難しい。子供の足だしそんなに遠くはないと思うが、方向が分からないし、今日中にこの子を村に連れ帰るのは微妙だな。それに連れていっても食べ物を誰もくれないなら、この子はまた食べ物を探して、村を出るしか生きる術がない。
「キミはこれからどうするつもりなんだ?」
子供はうつむいて、悲しそうに呟いた。
「オラも分かんね。オラは自分で食べ物探すしかねえもの」
うん!取り合えず今日は洞窟に連れて行こう。このまま放置すれば、いずれ魔物の餌になるだろう。身体はガリガリに痩せているし、放っては置けないよ!
「なあ?良かったら、今日は俺の家に来ないか?魔物もいないし、食べ物もあるよ」
なんか俺、誘拐犯みたいだな。子供は俺を疑わし気に俺を見上げた。
「....オラをイジメない?」
「イジメるわけないだろ。イジメはダメ!ゼッタイなんだよ」
子供はちょっと考えた後に、俺を見てニパッと笑った。
「分かっただよ。オラ、赤いあんちゃんの家に行く!」
「そうか、俺はレイ、この黒猫はロップだ。キミの名前を教えてくれるか?」
「オラの名前はリリエラ、みんなリリって呼ぶだ」
これが俺とリリの出会いだった。
昨夜の黒猪のハツとレバーと行者ニンニクの炒め物は、大変美味しく頂きました。
ずっと魚介系しか食ってなかったからね。
ちょっと日本人には慣れない獣臭さは残ってたけど、行者ニンニクの風味と相まって非常に美味だった。塩味だけのハツレバー行者ニンニク炒めをガツガツ食らった。食後は毒果実を3つ位食べた。
ロップは昨夜はしんみりしてグランドチャンピオンに挑戦してこなかった。
昔の仲間を思い出していたのだろう。
昨夜の晩飯後に昨日ゲットした魔石を川で洗ってから吸収したんだが、
今日は身体の違和感は特にない。黒猪はともかく、あのクマムシの体液チューチューは正直勘弁して欲しい。
さて、今日は下流方向への探索を始める事にした。昨夜ロップとも相談したが、ある程度周辺を把握しないとならない。コウエイ様も芋虫の魔物が大量に沸く狩場を見つけてからどんどん強くなっていったらしい。俺にとっては、上流の滝の上のカギムシ広場がそれなのかもしれないが、まだ転生して1か月位だったよな。
もうちょっと周辺を調査しなければならない。
俺が気になっていたのは、渓谷が途切れた石河原の辺りだ。
デカいノビルも採れたし、廻りの森はまだ未調査だ。
もしかしたらオークに襲われてる女騎士に会えるかも?
でも会えないんですよね~。南海の孤島だから!正午までには切り上げる予定で装備する。今回はあの辺で釣りも試してみようか。ロップの飯も少なくなってきたからな。釣り具とクーラーボックスも魔法の収納袋に梱包した。
朝飯は俺もロップも抜きだ、ロップを肩車して渓谷沿いに石河原まで来ると、
人型の生き物が河原で座っている。俺は使徒の種族特性で視力が良いので、
100メートル位から確認すると。ボロボロの服を着た子供が、持ってる袋から何かを取り出して食べている。
「なあロップ、アレは人族の子供か?それとも魔物?」
ロップがなかなか返事をしない。しばらくしてロップが、うなりながら答えた。
「うにゃ~、見た感じ人族っぽいっすね。でも何か違和感があるっす。
取り合えず近付かないと分からないっすよ」
うーん、どうしようか俺は人族には討伐対象にされるんだよな。
あの子供の近くに親とか仲間がいたら、いきなり攻撃されるかも?
俺が悩んでいると、ロップが頭をペシペシ叩いて言った。
「大丈夫っすよ!レイ様。コウエイ様は人族にも、どんどん近付いて話しかけてたっすよ。近くの貧しい村に初めて行った時は、見た目で怖がられてたっす。
村人に追われて飛んで逃げ出したりもしてたっすよ。でも、しつこくお土産を持って行って、話しかけているうちに人族とも仲良くなったっす。
ベルハ村っていうんすけど、ここがコウエイ様の建国の拠点になったっす」
そっか、取り合えず近寄って話してみよう。俺は飛んで行って子供の側に降り立って、声を掛けようとしたが、
俺の方を見ると、ひっくり返ってアワアワしだした。
「なんだべ!あんたは誰だんべ!オラを食う気か?オラは美味くないだよ。
許してくんろ!」
....非常に怯えさせてしまった様だ。無理もない、赤い肌の悪魔が黒猫を肩車していきなり登場したんだからな。
こんな時はロップ君の出番だ。ロップを肩から降ろして子供に自己紹介させた。
「ボクはロップっす。こちらにいるレイ様の相談役で、親友っすよ」
すると子供が後ずさった。
「オラこんなしゃべるケモノ初めて見ただ!アンタ達はオラを二人で食うつもりか?オラは美味くないだよ。食べないでくんろ!」
ロップがぴょんぴょん跳ねて憤慨している。
「ボクはケモノじゃないっすよ!レイ様の親友っすよ!」
どうやら昨日、俺が言った親友を気に入ったらしい。
あんまり人に言うなよ。恥ずかしいじゃないか。
「あ~キミの事は食べる気はない。ちょっと聞きたい事があるだけなんだ。
キミはここで何をしてるのかな?」
出来るだけ優しい声で問いかけると、子供はやっと復活した。
しかし良く見ると酷い恰好だ。服は袋に穴を開けて被ったようなものを腰で荒縄で縛っている、銀色の髪も腰の辺りまでありそうだが、ゴワゴワとねじくれて垢と脂に塗れている感じだ。
「オラ、村で食べ物くれる人が誰もいなくなったから、村を出たんだ。食べ物探しながらここまできたんだ」
村!人族の村がこの島にあるのか!
「その村はどっちの方なの?」
俺が優しく聞くと、
「オラ分かんね。魔物から逃げながらここまで来たんだ」
この子は何で村に居られなくなったんだろう?おそらく孤児なんだろうが、
俺は子供の目線までしゃがんで、一応聞いてみよう。
「キミのお父さんやお母さんはどうしてるのかな?村で食べ物をくれる人はなんでいなくなったの?」
「おっ父や、おっ母は死んじまっただ。オラは"角無し"だから、村のみんなからはイジメられてるだよ。村の人達のお手伝いをして、食べ物をもらってたんだ。
だけんど、ちょっと前からみんな大騒ぎしてたんだ。なんか魔物が出て食べ物が取れなくなったみたいだ。それからはお手伝いしても、あまり食べ物くれなくなっただ。そんで村の外さ出て食べ物探してたら、魔物にあって逃げてここさ来ただよ」
ロップが肉球を叩いて納得したようだ、
「この子は鬼人族の子っすよ!鬼人族にはごく稀に角のない子が生まれるらしいっす」
角無し鬼人族か、だが俺にはこの子は人間の汚い孤児にしか見えない。
村での扱いは酷いな。どうしよう?
「キミは村から出て、どの位掛かってここまできたのかな?」
「う~ん?多分、ここさ来るまで、木の上で10回位寝ただよ」
10日!これは判断が難しい。子供の足だしそんなに遠くはないと思うが、方向が分からないし、今日中にこの子を村に連れ帰るのは微妙だな。それに連れていっても食べ物を誰もくれないなら、この子はまた食べ物を探して、村を出るしか生きる術がない。
「キミはこれからどうするつもりなんだ?」
子供はうつむいて、悲しそうに呟いた。
「オラも分かんね。オラは自分で食べ物探すしかねえもの」
うん!取り合えず今日は洞窟に連れて行こう。このまま放置すれば、いずれ魔物の餌になるだろう。身体はガリガリに痩せているし、放っては置けないよ!
「なあ?良かったら、今日は俺の家に来ないか?魔物もいないし、食べ物もあるよ」
なんか俺、誘拐犯みたいだな。子供は俺を疑わし気に俺を見上げた。
「....オラをイジメない?」
「イジメるわけないだろ。イジメはダメ!ゼッタイなんだよ」
子供はちょっと考えた後に、俺を見てニパッと笑った。
「分かっただよ。オラ、赤いあんちゃんの家に行く!」
「そうか、俺はレイ、この黒猫はロップだ。キミの名前を教えてくれるか?」
「オラの名前はリリエラ、みんなリリって呼ぶだ」
これが俺とリリの出会いだった。
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