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四十七話 殉職
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揺れ動く電車の中で、今日の情報を整理してみる。
時実養護施設で育った二人の人物、一家殺人により家族を失ったという点以外では故郷まで赴いても何の接点のなかった二人。
それは間違いない。
どれだけ調べても出てきたのは何も関係のないごく普通の幸せそうな二家族だけ。
なのに・・・。
「誰なんだお前たちは」
地元の人たちに渡された当時の二組の家族写真、それは彼らの家族写真。
けれどそのどちらの写真にも彼らの姿はなく、彼らのいるべき場所には見知らぬ子供が笑っていた。
いない、彼らはどこにもいない。
少なくとも僕の調べた過去には彼らの痕跡は微塵もなかった。
それならなぜ彼らは今、あの町にいる。
経歴は全て嘘、そんな偽装をしてなぜあの町にいる?
当時の彼らはまだほんの子供だ、彼等だけで出来たとは思えない、一体誰が協力を?
僕は迷路に迷い込んだかのような感覚にとらわれ、出口が全く見えないでいた。
『三丸町。三丸町』
駅のアナウンスで目が覚める。
どうやら写真を握り締めたまま寝てしまっていたらしい、ここ数日の捜査の疲れのせいだろう。
まだ夢心地な足取りで駅の改札口を抜けるとそこで『お帰りなさい。何か収穫はありましたか?』と声をかけられた。
全身の血の気が引くのが自分でもわかった。
重力のままに頭から血が抜け落ちたような感覚だった、それ程の恐怖が目の前にいた。
なぜこんな気持ちを抱いているかなんてわからないが、この気持ちは間違いなく恐怖心だった。
「どうしたんですか?呆然として。調べたのでしょ私たちのこと。一体どうしてそんなことをしたのかは知らないですけど、一体どんな収穫があったのか教えてくれませんか」
うまく声が出ない。
目の前にいるのは僕よりも十以上年下の子供だというのにまるで首元に鎌をかけられたかのようなこの原始的な恐怖感はなんだ?
「なんだか緊張してます?それとも長旅の疲れですか?少し歩きましょうか、気晴らしにもなりますし、話は歩きながらでも」
ついてこいと言わないばかりに歩き出す。
僕もそれに無言でしたがう、なぜだかそうしなければならないそう本能が囁いた。
コツコツと気ままな猫のようにあたりの景色を観賞しながら歩いていくその子を僕は一瞬たりとも目をそらすことなく後を追う。
無言の時間が三分ほど続いた後再び先ほどの質問をしてきた。
「それで、なにか収穫はありましたか?澄乃さん」
夕日を浴びながら振り返る横顔は不思議と神々しくみえ僕は息をのんだ。
けれどそのおかげで言葉を出すきっかけを作れたのだった。
「収穫はないさ。ただわからないことが増えただけさ。率直に聞く君たちは誰なんだ?」
その言葉にその子はクスリと笑って見せた。
それが少し泣いているようにも見えたのは僕の見間違いだったのだろうか?
「そんなことを聞くってことは私たちの経歴を知ったんですね」
その言葉を聞きたかったと言わんばかりに足がぴたりと止まった。
そこは例の秋保勝生の遺体が見つかった廃工場だった。
ここが到着地点だというように腰を下ろす。
「こんな所に連れてきたということはやはり君は事件と関係があるんだな」
「ああ、まだ私たちがどんなふうに事件に関連したかまでは知らないんですね。ええ、そうですよ。時実養護施設放火事件、女子中学生通り魔殺人事件、そして断罪事件。これらすべてに私たちは関わっています」
「なぁ!!」
数々の罪状を自白する目の前の人物、悪逆な罪とは反しその顔は子供を見守る母のように穏やかなものだった。
「まさか、そこまで。ああ、なんということだ。君は自分たちが一体どれだけのことをしたのかわかっているのかい!」
説得するような立ち振る舞いをしながらそれとなく工場の入り口へ向かう。
ここの入り口は一つだけ逃げ場はここしかない。
よしんば窓から逃げようとしてもあの狭い窓、潜り抜けようとしている間に捕まえる隙は十分ある。
そう、ここで捕まえるのだ。
自白は今聞いた、これ以上被害を増やさないためにも捕えるしかない。
「どれだけのことをですか。ああ、そうですね。たぶんこれはとてもいけないことなんでしょうね私もそう思います。こんなみんなの人生をもてあそぶようなこと人間のすることじゃない、だから私は咎人なんでしょう」
その言葉には、先ほどまでにはない明らかな嘆きの感情が混ざっているのが感じられた、自白の時はその平然とした態度からこの子には罪の意識など毛ほどにもない悪鬼の類かとも思ったがどうやらそうではないようだ。
これなら、説得できるかもしれない。
「君は、自身のやったことを後悔しているのだね。なら今から僕と一緒に警察に行こう。大丈夫、怖がらなくていい。別に君を苦しめるために言っているわけじゃないんだ。警察は君の罪を償う場所なんだ」
手を差し出す、だがその手はつかまれることは無い。
「ねぇ、刑事さん。償うって何ですか。裁く、断罪するという意味ですか?そうですね人の罪は人にしか裁けないですからね。でも、人じゃないものをさばく権利は人間にあるんでしょうか?私は違うと思います。だって罪なんて概念、人間独自のものなんですから」
「何が言いたい?」
「ヒルの罪は誰にも裁けない。絶対のモノをどうこうするなんて無理なんですよ」
「なんの話だ!!」
「刑事さん。私捕まる気はないです。いえ、いずれは何らかの終わりが来るんでしょうがまだその気はないです。そんな私があなたに自白した、この意味わかります?」
ジャリという足音、反射的に振り向いた時には全てがもう遅かった。
ドンという胸を殴られたかのような重い衝撃は一気に背中まで突き抜け僕の胸部を大きく揺らす。
たまらず咳き込むと、ドロリとした血の味が口に広がり鼻孔を突き抜けた。
何事かと異常を感じた胸を見下ろす、そこにはまるで僕の血を吸ってそうなったかのような真っ赤に錆びついた鉄パイプが胸を突き抜け背中からもにニョッキリと生えていた。
「あ?」
こんなものが刺さっているというのに不思議と痛みはそれほどなくけれど体に妙なけだるさが湧き上がってきた。
どうしてこんなものが?
その疑問を追うようにパイプの先に目をやる、すると僕の頭一つ分下ほどの位置に見覚えのある顔が立っていた。
「き、君は」
「いいところまでいきましたが残念ながら貴方はここで退場です。物語はそろそろ大詰め、クライマックスは少々派手にいかなければなりませんからね、貴方はその為の犠牲になってください。でサヨナラです」
崩れ落ちる最後の瞬間、その人物と目があった。
猫のように鋭い綺麗な瞳だった。
動かなくなった澄乃刑事から鉄パイプを引き抜くと途端にヒビの入ったコップのようにその肉体から血液がドロリと溢れ出してきました。
ゆっくりと地面を侵略していく赤、その動きをしばらく目で追っていると。
「ねぇ、その死体どうするんですか?」
「ほっときましょう。別に見つかって困るものでもないですし。身内が死んだとなれば警察も本腰になるでしょう」「楽しくなる?」
「さあ、どうでしょう。できればそうなってもらいたいですね。じゃないとコレ死に損ですから」
死体を一瞥すると、その顔がやけに無念そうに見えたのでとりあえず近くにあった花を添えることにしました。
「ねぇ、それ何か意味あるんですか?」
「いえ、特には。ただ少し安らかそうに見えません?」
自分のその言葉にソレは笑いだします。
それは明らかに無理をしているぎこちない笑みでした。
「あっはは。見えないよ。それ、相手の神経を逆なでさせるだけと思いますけど」
「まぁ、それはそれでいいんじゃないですか。別にどう思われようと興味ないですし。さて、用事も済みましたしそろそろ帰りましょう」
帰ろうとする自分にソレは待ってと声をかけてきます。
「この人の持ち物とか処分しなくていいんですか?なんかいろいろ調べてたみたいだけど」
「別にいいでしょう。せっかくコレが調べたものです、処分なんてしたら可哀想じゃないですか」
そんな自分にソレは言う。
「そんな無表情で言われてもまったく説得力ないよ」
「そうですか」
無表情、この言葉は以前にも誰かに言われた気がします。
興味のないことが顔に出る、どうやらこれが自分の欠点のようですね。
「今後の課題ですね」
「え?」
「いえ、帰りましょう」
再びソレを促し今度こそその場を後にしました。
時実養護施設で育った二人の人物、一家殺人により家族を失ったという点以外では故郷まで赴いても何の接点のなかった二人。
それは間違いない。
どれだけ調べても出てきたのは何も関係のないごく普通の幸せそうな二家族だけ。
なのに・・・。
「誰なんだお前たちは」
地元の人たちに渡された当時の二組の家族写真、それは彼らの家族写真。
けれどそのどちらの写真にも彼らの姿はなく、彼らのいるべき場所には見知らぬ子供が笑っていた。
いない、彼らはどこにもいない。
少なくとも僕の調べた過去には彼らの痕跡は微塵もなかった。
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経歴は全て嘘、そんな偽装をしてなぜあの町にいる?
当時の彼らはまだほんの子供だ、彼等だけで出来たとは思えない、一体誰が協力を?
僕は迷路に迷い込んだかのような感覚にとらわれ、出口が全く見えないでいた。
『三丸町。三丸町』
駅のアナウンスで目が覚める。
どうやら写真を握り締めたまま寝てしまっていたらしい、ここ数日の捜査の疲れのせいだろう。
まだ夢心地な足取りで駅の改札口を抜けるとそこで『お帰りなさい。何か収穫はありましたか?』と声をかけられた。
全身の血の気が引くのが自分でもわかった。
重力のままに頭から血が抜け落ちたような感覚だった、それ程の恐怖が目の前にいた。
なぜこんな気持ちを抱いているかなんてわからないが、この気持ちは間違いなく恐怖心だった。
「どうしたんですか?呆然として。調べたのでしょ私たちのこと。一体どうしてそんなことをしたのかは知らないですけど、一体どんな収穫があったのか教えてくれませんか」
うまく声が出ない。
目の前にいるのは僕よりも十以上年下の子供だというのにまるで首元に鎌をかけられたかのようなこの原始的な恐怖感はなんだ?
「なんだか緊張してます?それとも長旅の疲れですか?少し歩きましょうか、気晴らしにもなりますし、話は歩きながらでも」
ついてこいと言わないばかりに歩き出す。
僕もそれに無言でしたがう、なぜだかそうしなければならないそう本能が囁いた。
コツコツと気ままな猫のようにあたりの景色を観賞しながら歩いていくその子を僕は一瞬たりとも目をそらすことなく後を追う。
無言の時間が三分ほど続いた後再び先ほどの質問をしてきた。
「それで、なにか収穫はありましたか?澄乃さん」
夕日を浴びながら振り返る横顔は不思議と神々しくみえ僕は息をのんだ。
けれどそのおかげで言葉を出すきっかけを作れたのだった。
「収穫はないさ。ただわからないことが増えただけさ。率直に聞く君たちは誰なんだ?」
その言葉にその子はクスリと笑って見せた。
それが少し泣いているようにも見えたのは僕の見間違いだったのだろうか?
「そんなことを聞くってことは私たちの経歴を知ったんですね」
その言葉を聞きたかったと言わんばかりに足がぴたりと止まった。
そこは例の秋保勝生の遺体が見つかった廃工場だった。
ここが到着地点だというように腰を下ろす。
「こんな所に連れてきたということはやはり君は事件と関係があるんだな」
「ああ、まだ私たちがどんなふうに事件に関連したかまでは知らないんですね。ええ、そうですよ。時実養護施設放火事件、女子中学生通り魔殺人事件、そして断罪事件。これらすべてに私たちは関わっています」
「なぁ!!」
数々の罪状を自白する目の前の人物、悪逆な罪とは反しその顔は子供を見守る母のように穏やかなものだった。
「まさか、そこまで。ああ、なんということだ。君は自分たちが一体どれだけのことをしたのかわかっているのかい!」
説得するような立ち振る舞いをしながらそれとなく工場の入り口へ向かう。
ここの入り口は一つだけ逃げ場はここしかない。
よしんば窓から逃げようとしてもあの狭い窓、潜り抜けようとしている間に捕まえる隙は十分ある。
そう、ここで捕まえるのだ。
自白は今聞いた、これ以上被害を増やさないためにも捕えるしかない。
「どれだけのことをですか。ああ、そうですね。たぶんこれはとてもいけないことなんでしょうね私もそう思います。こんなみんなの人生をもてあそぶようなこと人間のすることじゃない、だから私は咎人なんでしょう」
その言葉には、先ほどまでにはない明らかな嘆きの感情が混ざっているのが感じられた、自白の時はその平然とした態度からこの子には罪の意識など毛ほどにもない悪鬼の類かとも思ったがどうやらそうではないようだ。
これなら、説得できるかもしれない。
「君は、自身のやったことを後悔しているのだね。なら今から僕と一緒に警察に行こう。大丈夫、怖がらなくていい。別に君を苦しめるために言っているわけじゃないんだ。警察は君の罪を償う場所なんだ」
手を差し出す、だがその手はつかまれることは無い。
「ねぇ、刑事さん。償うって何ですか。裁く、断罪するという意味ですか?そうですね人の罪は人にしか裁けないですからね。でも、人じゃないものをさばく権利は人間にあるんでしょうか?私は違うと思います。だって罪なんて概念、人間独自のものなんですから」
「何が言いたい?」
「ヒルの罪は誰にも裁けない。絶対のモノをどうこうするなんて無理なんですよ」
「なんの話だ!!」
「刑事さん。私捕まる気はないです。いえ、いずれは何らかの終わりが来るんでしょうがまだその気はないです。そんな私があなたに自白した、この意味わかります?」
ジャリという足音、反射的に振り向いた時には全てがもう遅かった。
ドンという胸を殴られたかのような重い衝撃は一気に背中まで突き抜け僕の胸部を大きく揺らす。
たまらず咳き込むと、ドロリとした血の味が口に広がり鼻孔を突き抜けた。
何事かと異常を感じた胸を見下ろす、そこにはまるで僕の血を吸ってそうなったかのような真っ赤に錆びついた鉄パイプが胸を突き抜け背中からもにニョッキリと生えていた。
「あ?」
こんなものが刺さっているというのに不思議と痛みはそれほどなくけれど体に妙なけだるさが湧き上がってきた。
どうしてこんなものが?
その疑問を追うようにパイプの先に目をやる、すると僕の頭一つ分下ほどの位置に見覚えのある顔が立っていた。
「き、君は」
「いいところまでいきましたが残念ながら貴方はここで退場です。物語はそろそろ大詰め、クライマックスは少々派手にいかなければなりませんからね、貴方はその為の犠牲になってください。でサヨナラです」
崩れ落ちる最後の瞬間、その人物と目があった。
猫のように鋭い綺麗な瞳だった。
動かなくなった澄乃刑事から鉄パイプを引き抜くと途端にヒビの入ったコップのようにその肉体から血液がドロリと溢れ出してきました。
ゆっくりと地面を侵略していく赤、その動きをしばらく目で追っていると。
「ねぇ、その死体どうするんですか?」
「ほっときましょう。別に見つかって困るものでもないですし。身内が死んだとなれば警察も本腰になるでしょう」「楽しくなる?」
「さあ、どうでしょう。できればそうなってもらいたいですね。じゃないとコレ死に損ですから」
死体を一瞥すると、その顔がやけに無念そうに見えたのでとりあえず近くにあった花を添えることにしました。
「ねぇ、それ何か意味あるんですか?」
「いえ、特には。ただ少し安らかそうに見えません?」
自分のその言葉にソレは笑いだします。
それは明らかに無理をしているぎこちない笑みでした。
「あっはは。見えないよ。それ、相手の神経を逆なでさせるだけと思いますけど」
「まぁ、それはそれでいいんじゃないですか。別にどう思われようと興味ないですし。さて、用事も済みましたしそろそろ帰りましょう」
帰ろうとする自分にソレは待ってと声をかけてきます。
「この人の持ち物とか処分しなくていいんですか?なんかいろいろ調べてたみたいだけど」
「別にいいでしょう。せっかくコレが調べたものです、処分なんてしたら可哀想じゃないですか」
そんな自分にソレは言う。
「そんな無表情で言われてもまったく説得力ないよ」
「そうですか」
無表情、この言葉は以前にも誰かに言われた気がします。
興味のないことが顔に出る、どうやらこれが自分の欠点のようですね。
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