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第三章 最終都市防衛戦編
第四十一話 最終都市防衛戦の終わり
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鵺を倒してから1分も経たないうちに今回のイベント、最終都市防衛戦は終了した。
東門で戦っていたプレイヤー達が南門を援護した事で、あっという間に魔物を殲滅する事が出来た。
イベントの終わり方はかなりあっさりしたもので、いつものほら貝と例のアナウンスが流れるだけだった。
僕はそれを南門に向かって街を縦断している時に聞いた。
ブオオオォォォォ~~~~~~ンッ!!
「この度は最終都市防衛戦のご参加していただき誠にありがとうございました 。皆さま勇敢なる戦士のお力添えもあり、最終都市アーティラスの防衛に成功いたしました。また魔物撃破数などに応じて報酬がございます。さらに特別報酬といたしまして、鵺、夜叉、ムスペル、フォモールを撃破した4名の勇敢なる戦士には別途ユニーク武器を進呈いたします。」
アナウンスが終わると同時にメッセージと今回のイベント報酬として、僕はエクスポーションとガルダの羽根をそれぞれ5個ずつ受け取った。
この時の僕は空から降ってくる光り輝くダンボールに、目を向けていた事もあって途中から話を一切聞いていなかった。
エクスポーションは購入出来るポーションの中で最高峰となっている。これ1個の値段はポーション20個分と同じ10万リィン。回復量としてはポーションの3倍、体力を8割程回復する。
3倍の回復量に対して値段は脅威の20倍と考えると、普通にポーションを大量に購入した方が無難。しかし、このゲームでは回復するのにも実際にポーションを飲まないと回復しない。それも中途半端に飲むのではなく、完全に飲み切らないといけない。
今回のような大人数で戦う防衛戦とかマルチダンジョンなど、複数人で協力して戦っている状況ならまだしも、ソロダンジョンなど自分ひとりだけの場合、安心してポーションが飲める場所はセーフティエリアぐらいしかない。
そのため各々のプレイヤーは非戦闘時はポーションで回復し、戦闘時には一気に回復出来るようにハイポーションやエクスポーションを常備している。とはいっても結局のところ全部飲み切らないと回復しないため、戦闘中にインベントリーからポーションを取り出して、がぶ飲み出来るような技術を持ったプレイヤーはそれほどいないだろう。
このゲームは両手武器を一つまたは片手武器を二つ選んで装備する事が出来る。戦闘時はその武器を両手に持つため、まずインベントリーを操作する事が出来ない。なので、戦闘中にアイテムを使用する事自体が案外難しかったりする。
ガルダの羽根もエクスポーションと同様、10万リィンもする超高級品。これはポータルを使用しなくてもダンジョンから街に戻る事が出来る便利アイテム。
ダンジョンでは出入口にポータルがひとつずつ設置されているだけで、街に戻るためには来た道を戻るか、次の階層に続く階段を見つけるしか方法がない。
そこまで戻っている時間がないプレイヤーはダンジョン内でログアウトしたり、または最終手段として魔物にわざと倒され街に戻るという荒技を使う猛者もいる。
これをするとペナルティが発生する。まずダンジョン内でログアウトすると、手に入れたドロップ品のうち半分が没収される。死んだ場合は恐怖の24時間ログイン不可。
ガルダの羽根を使えばその代償を支払わずにすんなりと脱出できるという訳だ。
値段にして全部で100万リィンの報酬を手に入れた僕は、それをすぐさまインベントリーに収容した。
「それにしてもこんな高級品をダンボールに入れて送ってくるとは思わなかった。それもあんなに神々しく光を放ちながら落ちてきて……手に取ったらダンボールって。ちょっとだけこの服が入っていたあのみかん箱思い出したわ」
僕は光り輝くダンボールやその中に入っていた高級アイテムに、また気を取られてしまい今度は周辺一帯が変化していた事に気づかなかった。
噴水広場の惨状が生易しく感じるほどに破壊尽くされていたこの場所が、何事もなかったかのように復元されていた事に……。
僕はみんなと合流するために噴水広場に向かうため目線を上げた。
「……えっ、ウソだろ!?」
僕は自分の首が外れるんじゃないかというぐらいに激しく左右に動かし周囲を見渡した。
形を成していない看板や扉といったものから、辺り一面に飛び散った元々は窓であっただろうガラス片など、その全てがものの見事に元に戻っていた。
「は……はははは……夢を見ているような光景だな。なるほど、ゲームだもんな……そうだよな」
僕はその場で立ち尽くして天を仰ぎひきつり笑うのだった。
それから暫くの間、動けず立ち止まっているとサンからメッセージが届いた。
ポンッ!
〈イベントが終わったからやっとメッセージが使えるようになったぜ。んで、タクトいまどこにいる?お前以外は全員もう集合しているぜ!〉
〈酒場、今から向かう〉
僕は簡潔に返信すると自分の両頬をバチン!と勢いよく叩き自分を奮い起こしその場を後にした。
噴水広場にたどり着くとサンのメッセージどおり、サンに修羅刹、それにコタロウと楓御前、凪太郎の姉弟が噴水近くに集まり談笑していた。
僕はみんなの元に駆け寄って声をかけた。
「ごめん、遅くなった」
「よぉ、タクト!おつか……れ」
サンは僕の顔を見るなり少し淀んだ声で返事をするのだった。その言動はサンだけではなく、修羅刹それにコタロウ達までも同じような反応だった。
その反応に対して僕はその意味を最初は理解出来ずにいた。だけど、その原因はふとした事がきっかけですぐに判明する事になる。
「みんな、急に黙り込んでどうしたんだよ?」
僕はみんなにそう投げかけ、さらにみんなに近づいた時ゆったりと波打つ水面が視界に入った。
そこには真っ青な顔で作り笑顔を浮かべている僕が映っていた。
「……あ~、なるほど」
僕は自分の顔を見てなぜか妙に納得してしまった。ゲームとはいえ今回体験した出来事は、楽しいや嬉しいというプラスの感情よりも、怒りや悲しみといったマイナスの感情の方が大きかったから。
それが最終都市防衛戦が終わった事で、押し込んでいた感情が気づかぬうちに表情に出ていたのだろう。両頬を叩いた程度では何の効果もなかったという訳だ。
これではみんなに要らぬ心配をかけてしまうと思った僕は、先にひとりログアウトする事にした。
「ちょっと疲れたから今日はもう落ちるよ。おつかれさま……ログアウト」
「あっ、ちょっと待ってタクト!?」
修羅刹の言葉がタクトの耳に届く事はなかった。
現実世界に戻って来た僕は晩御飯も食べずにサッとシャワーを浴び、VRデバイスを充電する事もなく、バタンと勢いよくベッドに身を預けた。
噴水広場に取り残されたサン達一同は気まずい雰囲気を感じていた。
その中で一番最初に声を発したのはサンだった。
「タクトもいない事だし、今回のイベントをクリアした記念つうか。祝賀会ってやつはまた今度にしようぜ。俺様もさすがに4、5時間ぶっ通しでのイベントはちょっと疲れちまったしよ」
「そうですね。某もこの後予定がありますので、今日はもうやめようと思っていたところです」
コタロウの返答を聞いた凪太郎は両手をブンブンと振り回し、何やら反対している様子だったが、楓御前からログアウトするように促され、嫌々ながらも楓御前と一緒にログアウトした。
ふたりがログアウトしたのを確認したコタロウは、サンと修羅刹に向かって軽く頭を下げた後、ログアウトしたのだった。
最後のふたりとなったサンと修羅刹は双方顔を見合わせる。
「なぁ修羅刹……あのタクトの様子さ。あれかなり引きずってそうだよな、なんつうか色々とな」
「そうね。タクトって、深く思い込んでしまうくせっていうの?そういうとこあるわよね。それだけ感受性が豊と言えば聞こえはいいけど……」
「しかも、あんな顔しといて心配させないようにとか思って、あんな事したんだろうけどさ。それが余計に心配になるんだよな」
「本当に昔から変わらないわよね、あの性格。拙僧もママにもう一生会えないかも頭に過った時、不安でどうしようもなかったから、多少はタクトの気持ちも分かるんだけどね」
「あぁ……そうか、そうだな。だから俺様もママを救助しにいったんだしな」
「そうね。さて、拙僧達も今日はこれでおしまい。いつものアレを考えないといけないし」
「だな、まぁ今回は俺様に妙案がある。後でメッセージで詳細を送るから見ておいてくれ」
「分かったわ。その妙案っての期待せずに待ってるわね。ログアウト」
修羅刹に続くようにサンも「ログアウト」と呟いた。
東門で戦っていたプレイヤー達が南門を援護した事で、あっという間に魔物を殲滅する事が出来た。
イベントの終わり方はかなりあっさりしたもので、いつものほら貝と例のアナウンスが流れるだけだった。
僕はそれを南門に向かって街を縦断している時に聞いた。
ブオオオォォォォ~~~~~~ンッ!!
「この度は最終都市防衛戦のご参加していただき誠にありがとうございました 。皆さま勇敢なる戦士のお力添えもあり、最終都市アーティラスの防衛に成功いたしました。また魔物撃破数などに応じて報酬がございます。さらに特別報酬といたしまして、鵺、夜叉、ムスペル、フォモールを撃破した4名の勇敢なる戦士には別途ユニーク武器を進呈いたします。」
アナウンスが終わると同時にメッセージと今回のイベント報酬として、僕はエクスポーションとガルダの羽根をそれぞれ5個ずつ受け取った。
この時の僕は空から降ってくる光り輝くダンボールに、目を向けていた事もあって途中から話を一切聞いていなかった。
エクスポーションは購入出来るポーションの中で最高峰となっている。これ1個の値段はポーション20個分と同じ10万リィン。回復量としてはポーションの3倍、体力を8割程回復する。
3倍の回復量に対して値段は脅威の20倍と考えると、普通にポーションを大量に購入した方が無難。しかし、このゲームでは回復するのにも実際にポーションを飲まないと回復しない。それも中途半端に飲むのではなく、完全に飲み切らないといけない。
今回のような大人数で戦う防衛戦とかマルチダンジョンなど、複数人で協力して戦っている状況ならまだしも、ソロダンジョンなど自分ひとりだけの場合、安心してポーションが飲める場所はセーフティエリアぐらいしかない。
そのため各々のプレイヤーは非戦闘時はポーションで回復し、戦闘時には一気に回復出来るようにハイポーションやエクスポーションを常備している。とはいっても結局のところ全部飲み切らないと回復しないため、戦闘中にインベントリーからポーションを取り出して、がぶ飲み出来るような技術を持ったプレイヤーはそれほどいないだろう。
このゲームは両手武器を一つまたは片手武器を二つ選んで装備する事が出来る。戦闘時はその武器を両手に持つため、まずインベントリーを操作する事が出来ない。なので、戦闘中にアイテムを使用する事自体が案外難しかったりする。
ガルダの羽根もエクスポーションと同様、10万リィンもする超高級品。これはポータルを使用しなくてもダンジョンから街に戻る事が出来る便利アイテム。
ダンジョンでは出入口にポータルがひとつずつ設置されているだけで、街に戻るためには来た道を戻るか、次の階層に続く階段を見つけるしか方法がない。
そこまで戻っている時間がないプレイヤーはダンジョン内でログアウトしたり、または最終手段として魔物にわざと倒され街に戻るという荒技を使う猛者もいる。
これをするとペナルティが発生する。まずダンジョン内でログアウトすると、手に入れたドロップ品のうち半分が没収される。死んだ場合は恐怖の24時間ログイン不可。
ガルダの羽根を使えばその代償を支払わずにすんなりと脱出できるという訳だ。
値段にして全部で100万リィンの報酬を手に入れた僕は、それをすぐさまインベントリーに収容した。
「それにしてもこんな高級品をダンボールに入れて送ってくるとは思わなかった。それもあんなに神々しく光を放ちながら落ちてきて……手に取ったらダンボールって。ちょっとだけこの服が入っていたあのみかん箱思い出したわ」
僕は光り輝くダンボールやその中に入っていた高級アイテムに、また気を取られてしまい今度は周辺一帯が変化していた事に気づかなかった。
噴水広場の惨状が生易しく感じるほどに破壊尽くされていたこの場所が、何事もなかったかのように復元されていた事に……。
僕はみんなと合流するために噴水広場に向かうため目線を上げた。
「……えっ、ウソだろ!?」
僕は自分の首が外れるんじゃないかというぐらいに激しく左右に動かし周囲を見渡した。
形を成していない看板や扉といったものから、辺り一面に飛び散った元々は窓であっただろうガラス片など、その全てがものの見事に元に戻っていた。
「は……はははは……夢を見ているような光景だな。なるほど、ゲームだもんな……そうだよな」
僕はその場で立ち尽くして天を仰ぎひきつり笑うのだった。
それから暫くの間、動けず立ち止まっているとサンからメッセージが届いた。
ポンッ!
〈イベントが終わったからやっとメッセージが使えるようになったぜ。んで、タクトいまどこにいる?お前以外は全員もう集合しているぜ!〉
〈酒場、今から向かう〉
僕は簡潔に返信すると自分の両頬をバチン!と勢いよく叩き自分を奮い起こしその場を後にした。
噴水広場にたどり着くとサンのメッセージどおり、サンに修羅刹、それにコタロウと楓御前、凪太郎の姉弟が噴水近くに集まり談笑していた。
僕はみんなの元に駆け寄って声をかけた。
「ごめん、遅くなった」
「よぉ、タクト!おつか……れ」
サンは僕の顔を見るなり少し淀んだ声で返事をするのだった。その言動はサンだけではなく、修羅刹それにコタロウ達までも同じような反応だった。
その反応に対して僕はその意味を最初は理解出来ずにいた。だけど、その原因はふとした事がきっかけですぐに判明する事になる。
「みんな、急に黙り込んでどうしたんだよ?」
僕はみんなにそう投げかけ、さらにみんなに近づいた時ゆったりと波打つ水面が視界に入った。
そこには真っ青な顔で作り笑顔を浮かべている僕が映っていた。
「……あ~、なるほど」
僕は自分の顔を見てなぜか妙に納得してしまった。ゲームとはいえ今回体験した出来事は、楽しいや嬉しいというプラスの感情よりも、怒りや悲しみといったマイナスの感情の方が大きかったから。
それが最終都市防衛戦が終わった事で、押し込んでいた感情が気づかぬうちに表情に出ていたのだろう。両頬を叩いた程度では何の効果もなかったという訳だ。
これではみんなに要らぬ心配をかけてしまうと思った僕は、先にひとりログアウトする事にした。
「ちょっと疲れたから今日はもう落ちるよ。おつかれさま……ログアウト」
「あっ、ちょっと待ってタクト!?」
修羅刹の言葉がタクトの耳に届く事はなかった。
現実世界に戻って来た僕は晩御飯も食べずにサッとシャワーを浴び、VRデバイスを充電する事もなく、バタンと勢いよくベッドに身を預けた。
噴水広場に取り残されたサン達一同は気まずい雰囲気を感じていた。
その中で一番最初に声を発したのはサンだった。
「タクトもいない事だし、今回のイベントをクリアした記念つうか。祝賀会ってやつはまた今度にしようぜ。俺様もさすがに4、5時間ぶっ通しでのイベントはちょっと疲れちまったしよ」
「そうですね。某もこの後予定がありますので、今日はもうやめようと思っていたところです」
コタロウの返答を聞いた凪太郎は両手をブンブンと振り回し、何やら反対している様子だったが、楓御前からログアウトするように促され、嫌々ながらも楓御前と一緒にログアウトした。
ふたりがログアウトしたのを確認したコタロウは、サンと修羅刹に向かって軽く頭を下げた後、ログアウトしたのだった。
最後のふたりとなったサンと修羅刹は双方顔を見合わせる。
「なぁ修羅刹……あのタクトの様子さ。あれかなり引きずってそうだよな、なんつうか色々とな」
「そうね。タクトって、深く思い込んでしまうくせっていうの?そういうとこあるわよね。それだけ感受性が豊と言えば聞こえはいいけど……」
「しかも、あんな顔しといて心配させないようにとか思って、あんな事したんだろうけどさ。それが余計に心配になるんだよな」
「本当に昔から変わらないわよね、あの性格。拙僧もママにもう一生会えないかも頭に過った時、不安でどうしようもなかったから、多少はタクトの気持ちも分かるんだけどね」
「あぁ……そうか、そうだな。だから俺様もママを救助しにいったんだしな」
「そうね。さて、拙僧達も今日はこれでおしまい。いつものアレを考えないといけないし」
「だな、まぁ今回は俺様に妙案がある。後でメッセージで詳細を送るから見ておいてくれ」
「分かったわ。その妙案っての期待せずに待ってるわね。ログアウト」
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