11 / 63
第一章 正式サービス開始編
第十一話 ギルドの外観と内観
しおりを挟む
莉々神伊鶴は僕の父、紫乃月文彌の実兄にあたる莉々神透哉のひとり娘で、僕より5歳年上の面倒見のいいお姉さん。それと兄弟で苗字が違うのは、兄の透哉さんが莉々神家の婿養子となっているから。
莉々神家とは年に数回正月などのイベントで会う程度だったが、なぜかいづねぇはふらっと電車に乗ってひとりで紫乃月家に来ることが多々あった。
電車で2時間ほどの距離なので来れない事もないが、ふらっと今日決めて行こうというのには微妙に遠いし時間もかかる。なのにあの人は事前連絡もよこさずに、平日だろうが休日だろうがいきなりやって来る。その度父さんが透哉さんに『今日も伊鶴が来たぞ』と電話をかけていた気がする。
いづねぇが泊まりで来た翌日は必ずといってもいいほど、ひとりで寝ていたはずなのに朝起きると、いづねぇが横で一緒に寝ていた。
そういや、いづねぇとはもう5年ぐらい会っていない気がする。最後に会ったのが確か……大学に通うため、電車に乗るいづねぇを見送った時だった。てっきり帰って来るものだと思ってたが、そのままひとり暮らしを始めたからな……あの人。
懐かしい思い出に浸っていた僕は、修羅刹によって鼓膜が消滅させられたと勘違いしてしまうほどの大音量により、一気にこちらの世界に引き戻された。
「タクト、ねぇタクト!!タ、ク、トってば!!!!」
「なななななんだ!?耳がぁぁぁ!!鼓膜がぁぁぁぁ!!」
僕は右耳を押さえ悶え苦しむ。
僕の反応に驚く修羅刹とそのやり取りを見てケラケラと笑うサン。それを微笑ましく見つめるママという何とも混沌とした状況が生まれていた。
「いきなり耳元でしかも大声でしゃべるなよ……マジで耳が死んだかと思ったぞ。まだちょっとジンジンするし……」
テンションだだ下がりの僕に修羅刹は「ごめんって……でも、何度も無視するタクトも悪いんだからね!」となぜか逆ギレされた。
それを見てさらにツボに入ったのかサンは、カウンターをバンバン叩き笑いこけていた。ただこの後サンはカウンターを激しく叩いた事について、優しく子供にしかりつけるようにママからおしかりを受けるのであった。
実家のような安心感とはこの事を言うのだろうか。ちょっと会話をして終わる予定だったはずが、どっしり腰を据えてママを含めた4人で未だに談笑している。
このままでは酒場でママとおしゃべりしただけで、ダンジョンすら潜らずにログアウトしてしまう。まだギルドがある北東エリアにすら足を運んでいない。
だが、この状況で会話を無理矢理中断してお別れというのも何とも味気ない気がするし、でもこのままでは……。
どうするべきか迷っている最中、ママが突拍子もなくダンジョンの話をし始めた。
「あのね~、あなたたち知ってる?この街の中心にあるダンジョンって~、100階層まであるんだけど~。その100階層を一番最初に突破した人にはね~。伝説の武器?が神様から貰えるみたいよ~」
「へぇ~、神様から貰える武器か!タクト、修羅刹それ誰が手に入れられるか競争しないか?」
「いいわよ!だけど、それを手に入れるのはこのわたしだけどね!!」
「ソロで100階層……突破かぁ。まぁふたりがやるなら僕もやるよ」
「そうと決まれば、さっさとギルドを作ってダンジョンに潜りに行こうぜ。もうすでにソロダンジョンに潜っているプレイヤーもいるだろうしな」
僕達はママが用意してくれた各ソフトドリンクを一気に喉に流し込み、席を立つと色々親切にしてくれたママに感謝し、踵を返し扉に向かう。
酒場を出て行く僕達の背中を見ながらママは別れの挨拶をしてくれた。
「いってらっしゃ~い。ケガしないようにね~、あなたたちは死んでも蘇るけど、それでも痛いのは変わらないんだからね~」
「「「いってきま~す」」」
そして僕は扉を開け酒場を出ると、真っすぐギルドがある北東エリアを目指し歩みを進めた。
あの話題の切り替え方、あれはきっと僕の心境を察してくれたんだろうな、ありがとうママ。
それにしても気づけば僕もサンも修羅刹もあの人の事を普通に『ママ』って呼んでいる、何の違和感もなく。
一度慣れてしまうと、どんどん感覚が麻痺していくのか、それがさも当たり前のように感じてしまう。それが少しだけ怖いと感じてしまった。
あの包容力にあの観察力、対応力、酒場のママまさにハイスペックNPCだった。サンがNPCについて熱くを語っていたのがいまになってやっと理解できた。
それから南東エリアを抜け、噴水広場を中心に四方の門に通じている大通りも通り過ぎ、やっと北東エリアに足を踏み込んだ。
このエリアは南西エリアや南東エリアのようにワイワイと活気に溢れている感じではなく、どちらかというと多忙でせわしなく働き続け周りを見る余裕もないように感じた。
道行く人たちはビシッとスーツを着ていたり、ギルドに支給されている制服を着ていたりなど、ビジネスマンのようなNPCばかりだった。
僕達はそんなNPCとすれ違いながら目的地のギルドに向かう。
道中、北東エリアにあるレンガ造りの建物を窓からチラッと覗いてみた。建物の中には10名ほどNPCがいたが、そのNPC全員が誰ひとりしゃべる事もなく、黙々と坦々とデスクワークをこなしていた。
そんなNPCが街中のありとあらゆる場所で忙しそうにしているなかで、場の雰囲気に飲まれてしまったのか、要らぬ考えが頭を過った。
それはエインヘリャルとして呼ばれたプレイヤーなのだから、戦闘用の服装で出歩こうが何の問題はないはずなのに、この空間ではそれがマナー違反のように思えた事だ。
どうやらその意味のない考えはふたりにも伝染したようで、サンと修羅刹も自分達の装備をチェックしてはそわそわしていた。
それから暫く歩いていると前方に案内標識があるのが見えた。近づくにつれて少しずつ何が書かれているのか視認する事が出来た。
その案内標識には矢印が前と左右の三方向が描かれていて、その矢印の下にそれぞれ行き先が表示されていた。
このまま真っすぐ行くと目的地のギルドに、この先を左折するとプレイヤーの所持品や所持金を預けられる倉庫が、最後に右折した場合はポーションなどの回復アイテム以外での唯一の回復方法である宿屋に行けるようだ。
僕達はその案内標識を表示されているとおりに真っすぐ進んでいく。3分ほど歩いたところで正面にギルドが見えてきた。
ギルドは木造建築二階建ての古びた役場のようなデザインだった。ここに来るまでの道中にあった建物の方が新しく豪華だったかもしれない。
本当にここでこの建物であっているのかと不安になりながらも修羅刹は、恐る恐るギルドの両扉を押し開ける。しかし、そんな修羅刹の不安はすぐに払拭された。
修羅刹の目に飛び込んできた光景は、あの建物からは想像も出来ないほどにかけ離れたものだった。
床は全面大理石、柱は何百年という巨木が加工されたもの、階段や受付窓口といったものも同じ素材で作製されている。しかもその全てにキズひとつなく、また汚れひとつもない状態。建物内部を照らす明かりは豪華なシャンデリア、その光をまた大理石の床が反射する事によって、満遍なく隅々まで照らしていた。
その光景を修羅刹の後ろから目の当たりにした僕とサンは、口をあんぐりと開き……ただただ驚愕するしかなかった。
莉々神家とは年に数回正月などのイベントで会う程度だったが、なぜかいづねぇはふらっと電車に乗ってひとりで紫乃月家に来ることが多々あった。
電車で2時間ほどの距離なので来れない事もないが、ふらっと今日決めて行こうというのには微妙に遠いし時間もかかる。なのにあの人は事前連絡もよこさずに、平日だろうが休日だろうがいきなりやって来る。その度父さんが透哉さんに『今日も伊鶴が来たぞ』と電話をかけていた気がする。
いづねぇが泊まりで来た翌日は必ずといってもいいほど、ひとりで寝ていたはずなのに朝起きると、いづねぇが横で一緒に寝ていた。
そういや、いづねぇとはもう5年ぐらい会っていない気がする。最後に会ったのが確か……大学に通うため、電車に乗るいづねぇを見送った時だった。てっきり帰って来るものだと思ってたが、そのままひとり暮らしを始めたからな……あの人。
懐かしい思い出に浸っていた僕は、修羅刹によって鼓膜が消滅させられたと勘違いしてしまうほどの大音量により、一気にこちらの世界に引き戻された。
「タクト、ねぇタクト!!タ、ク、トってば!!!!」
「なななななんだ!?耳がぁぁぁ!!鼓膜がぁぁぁぁ!!」
僕は右耳を押さえ悶え苦しむ。
僕の反応に驚く修羅刹とそのやり取りを見てケラケラと笑うサン。それを微笑ましく見つめるママという何とも混沌とした状況が生まれていた。
「いきなり耳元でしかも大声でしゃべるなよ……マジで耳が死んだかと思ったぞ。まだちょっとジンジンするし……」
テンションだだ下がりの僕に修羅刹は「ごめんって……でも、何度も無視するタクトも悪いんだからね!」となぜか逆ギレされた。
それを見てさらにツボに入ったのかサンは、カウンターをバンバン叩き笑いこけていた。ただこの後サンはカウンターを激しく叩いた事について、優しく子供にしかりつけるようにママからおしかりを受けるのであった。
実家のような安心感とはこの事を言うのだろうか。ちょっと会話をして終わる予定だったはずが、どっしり腰を据えてママを含めた4人で未だに談笑している。
このままでは酒場でママとおしゃべりしただけで、ダンジョンすら潜らずにログアウトしてしまう。まだギルドがある北東エリアにすら足を運んでいない。
だが、この状況で会話を無理矢理中断してお別れというのも何とも味気ない気がするし、でもこのままでは……。
どうするべきか迷っている最中、ママが突拍子もなくダンジョンの話をし始めた。
「あのね~、あなたたち知ってる?この街の中心にあるダンジョンって~、100階層まであるんだけど~。その100階層を一番最初に突破した人にはね~。伝説の武器?が神様から貰えるみたいよ~」
「へぇ~、神様から貰える武器か!タクト、修羅刹それ誰が手に入れられるか競争しないか?」
「いいわよ!だけど、それを手に入れるのはこのわたしだけどね!!」
「ソロで100階層……突破かぁ。まぁふたりがやるなら僕もやるよ」
「そうと決まれば、さっさとギルドを作ってダンジョンに潜りに行こうぜ。もうすでにソロダンジョンに潜っているプレイヤーもいるだろうしな」
僕達はママが用意してくれた各ソフトドリンクを一気に喉に流し込み、席を立つと色々親切にしてくれたママに感謝し、踵を返し扉に向かう。
酒場を出て行く僕達の背中を見ながらママは別れの挨拶をしてくれた。
「いってらっしゃ~い。ケガしないようにね~、あなたたちは死んでも蘇るけど、それでも痛いのは変わらないんだからね~」
「「「いってきま~す」」」
そして僕は扉を開け酒場を出ると、真っすぐギルドがある北東エリアを目指し歩みを進めた。
あの話題の切り替え方、あれはきっと僕の心境を察してくれたんだろうな、ありがとうママ。
それにしても気づけば僕もサンも修羅刹もあの人の事を普通に『ママ』って呼んでいる、何の違和感もなく。
一度慣れてしまうと、どんどん感覚が麻痺していくのか、それがさも当たり前のように感じてしまう。それが少しだけ怖いと感じてしまった。
あの包容力にあの観察力、対応力、酒場のママまさにハイスペックNPCだった。サンがNPCについて熱くを語っていたのがいまになってやっと理解できた。
それから南東エリアを抜け、噴水広場を中心に四方の門に通じている大通りも通り過ぎ、やっと北東エリアに足を踏み込んだ。
このエリアは南西エリアや南東エリアのようにワイワイと活気に溢れている感じではなく、どちらかというと多忙でせわしなく働き続け周りを見る余裕もないように感じた。
道行く人たちはビシッとスーツを着ていたり、ギルドに支給されている制服を着ていたりなど、ビジネスマンのようなNPCばかりだった。
僕達はそんなNPCとすれ違いながら目的地のギルドに向かう。
道中、北東エリアにあるレンガ造りの建物を窓からチラッと覗いてみた。建物の中には10名ほどNPCがいたが、そのNPC全員が誰ひとりしゃべる事もなく、黙々と坦々とデスクワークをこなしていた。
そんなNPCが街中のありとあらゆる場所で忙しそうにしているなかで、場の雰囲気に飲まれてしまったのか、要らぬ考えが頭を過った。
それはエインヘリャルとして呼ばれたプレイヤーなのだから、戦闘用の服装で出歩こうが何の問題はないはずなのに、この空間ではそれがマナー違反のように思えた事だ。
どうやらその意味のない考えはふたりにも伝染したようで、サンと修羅刹も自分達の装備をチェックしてはそわそわしていた。
それから暫く歩いていると前方に案内標識があるのが見えた。近づくにつれて少しずつ何が書かれているのか視認する事が出来た。
その案内標識には矢印が前と左右の三方向が描かれていて、その矢印の下にそれぞれ行き先が表示されていた。
このまま真っすぐ行くと目的地のギルドに、この先を左折するとプレイヤーの所持品や所持金を預けられる倉庫が、最後に右折した場合はポーションなどの回復アイテム以外での唯一の回復方法である宿屋に行けるようだ。
僕達はその案内標識を表示されているとおりに真っすぐ進んでいく。3分ほど歩いたところで正面にギルドが見えてきた。
ギルドは木造建築二階建ての古びた役場のようなデザインだった。ここに来るまでの道中にあった建物の方が新しく豪華だったかもしれない。
本当にここでこの建物であっているのかと不安になりながらも修羅刹は、恐る恐るギルドの両扉を押し開ける。しかし、そんな修羅刹の不安はすぐに払拭された。
修羅刹の目に飛び込んできた光景は、あの建物からは想像も出来ないほどにかけ離れたものだった。
床は全面大理石、柱は何百年という巨木が加工されたもの、階段や受付窓口といったものも同じ素材で作製されている。しかもその全てにキズひとつなく、また汚れひとつもない状態。建物内部を照らす明かりは豪華なシャンデリア、その光をまた大理石の床が反射する事によって、満遍なく隅々まで照らしていた。
その光景を修羅刹の後ろから目の当たりにした僕とサンは、口をあんぐりと開き……ただただ驚愕するしかなかった。
25
お気に入りに追加
47
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・

ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!
戦国時代の武士、VRゲームで食堂を開く
オイシイオコメ
SF
奇跡の保存状態で頭部だけが発見された戦国時代の武士、虎一郎は最新の技術でデータで復元され、VRゲームの世界に甦った。
しかし甦った虎一郎は何をして良いのか分からず、ゲーム会社の会長から「畑でも耕してみたら」と、おすすめされ畑を耕すことに。
農業、食堂、バトルのVRMMOコメディ!
※この小説はサラッと読めるように名前にルビを多めに振ってあります。
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる