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食堂編
昼休みはご飯に集中 -卯月 圭-
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今日から通いだしたこの学園はなんちゅーか、聞いてた通り世間からはかけはなれてる
男子校やのに同じ男にキャーキャー言うて、同性愛には偏見はないけど、こうも大っぴらなんは
世間の感覚からはずれてるとしか言いようがない
その上、休み時間の度に恋人は~とか、好きなタイプは~とか、質問、質問、質問攻め
俺はヘラヘラ答えてるけど、隣をみれば紘は涼しい顔で無視、龍は単語でしか返さんし
華はゴツい男に囲まれて青筋ピクピクでブチ切れ寸前、蘭は通常運転の爆睡
そろそろ、質問にもこの状況にも飽きてきたときに昼休みを知らせるチャイムが鳴った
昼どないしよかなー
「紘、昼飯どーする??食堂いくんか?」
横を向いて声をかけると、それまで全ての質問を無視していた紘が顔を上げた
「食堂か...騒がしい場所での食事は好まないが今日は弁当もない、仕方ないだろう」
そう言うと立ち上がる
それを合図のように俺と蘭を抱いたままの龍も立ち上がる
「僕は食堂に行くんだから!!いいかげんにしてよ!!」
華はしつこい奴らにプリプリしながらもなんとか解放されたみたいや
5人揃ったところで食堂に向かうことにした
他の生徒から凄い視線を受けながら廊下を歩いて、バッカでかい扉の前に着く
無駄なデカさに若干あきれながら扉を開く
食堂のなかの生徒が一斉にこちらを向いたけど、俺たちは気にせず空いてた席に着いた
「何食おかなぁー、腹減ってるしガッツリ唐揚げ定食にしよかなー」
「僕はカルボナーラとサラダで」
「私は無難に日替わりでいい」
「俺は、蕎麦...」
皆、決まったとこでウェイターさんに注文する
蘭は寝てるし、ここでは起きてても食べんやろからな
数分で同じウェイターさんが料理を運んできてくれた
礼を言って受け取り手をあわせる
「「「「いただきます」」」」
さぁ!腹減っとるし食うでぇー!!
唐揚げとご飯のエンドレスループや!!
勢い良く食べ始めた俺は、ものの数分で最後の唐揚げに手を伸ばす
次の瞬間、突然ものすごい歓声が食堂に響き渡った
ビックリした俺の箸から唐揚げが床に転がる...
俺の唐揚げぇぇーー!!
男子校やのに同じ男にキャーキャー言うて、同性愛には偏見はないけど、こうも大っぴらなんは
世間の感覚からはずれてるとしか言いようがない
その上、休み時間の度に恋人は~とか、好きなタイプは~とか、質問、質問、質問攻め
俺はヘラヘラ答えてるけど、隣をみれば紘は涼しい顔で無視、龍は単語でしか返さんし
華はゴツい男に囲まれて青筋ピクピクでブチ切れ寸前、蘭は通常運転の爆睡
そろそろ、質問にもこの状況にも飽きてきたときに昼休みを知らせるチャイムが鳴った
昼どないしよかなー
「紘、昼飯どーする??食堂いくんか?」
横を向いて声をかけると、それまで全ての質問を無視していた紘が顔を上げた
「食堂か...騒がしい場所での食事は好まないが今日は弁当もない、仕方ないだろう」
そう言うと立ち上がる
それを合図のように俺と蘭を抱いたままの龍も立ち上がる
「僕は食堂に行くんだから!!いいかげんにしてよ!!」
華はしつこい奴らにプリプリしながらもなんとか解放されたみたいや
5人揃ったところで食堂に向かうことにした
他の生徒から凄い視線を受けながら廊下を歩いて、バッカでかい扉の前に着く
無駄なデカさに若干あきれながら扉を開く
食堂のなかの生徒が一斉にこちらを向いたけど、俺たちは気にせず空いてた席に着いた
「何食おかなぁー、腹減ってるしガッツリ唐揚げ定食にしよかなー」
「僕はカルボナーラとサラダで」
「私は無難に日替わりでいい」
「俺は、蕎麦...」
皆、決まったとこでウェイターさんに注文する
蘭は寝てるし、ここでは起きてても食べんやろからな
数分で同じウェイターさんが料理を運んできてくれた
礼を言って受け取り手をあわせる
「「「「いただきます」」」」
さぁ!腹減っとるし食うでぇー!!
唐揚げとご飯のエンドレスループや!!
勢い良く食べ始めた俺は、ものの数分で最後の唐揚げに手を伸ばす
次の瞬間、突然ものすごい歓声が食堂に響き渡った
ビックリした俺の箸から唐揚げが床に転がる...
俺の唐揚げぇぇーー!!
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