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第六十三話 本物のブログ
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ブログ王国の最上位ランカー5人に挑む、僕と修子とるり子さんの三人。
相対するのは、男衾つよしとコンパニマル科の四天王。
「ブログ王国の元トップブロガーさんと一年生エース、それと学園の最弱ブロガーか。これじゃ勝負にならねえな」
皮肉な笑みを浮かべる男衾つよしの隣で、コツ……と足音が響いた。
「……?」
たしかな足取りで一歩、一歩と舞台の中央へ進む。
「おい、どこへ行く」
「ボクはイツキに味方します。これで四対四、いい勝負になるんじゃないかな」
立ち止まってそう言ったのは、
「あっくん!」
「貴様、どういうつもりだ」
男衾つよしは眉をひそめ、怪訝な顔であっくんを見た。
「ボクはイツキの言葉で分かったんです。読んでくれる人がいるから、応援してくれる人がいるから、ボクは一生懸命に書ける。偽りの数値は、所詮は偽物です」
「なんだと?」
「男衾先輩、気付きませんか? たしかにリンクシステムがあればアクセスはいくらでも伸ばせます。でもその百万アクセス、誰もあなたのブログを読んではいませんよ」
リンクシステムの爆発的感染流行で、男衾つよしの総アクセスは十億に届こうとしている。しかしそのアクセスのほとんどは他人のブログから集められてきた人たち。
「あなたの作った十億アクセスの城は、あなたのブログで作られたものじゃない。学園生徒のブログから奪った砂で建てられた、砂上の楼閣です」
風が吹けば飛ぶ。波が寄せれば崩れてしまう。
「ボクは……ボクとサーベラスは、偽物なんかになりたくない。ボクのブログを読んでくれる人を偽りたくない。それだけです」
それから再び足を踏み出した。迷いを断ち切ったあっくんは、真っすぐに僕らの前に来ると、
「イツキ、ボクも一緒に戦わせてもらえないかな」
「もちろん!」
「仮面さん。あなたの言ったとおり、ボクはよそ見をしていたようです。危うく踏み外してしまうところでした」
「しょげた顔をするな。そのイケメンが台無しだぞ」
修子は僕を見て「にししっ」といたずらに笑った。
だから違うって。
「そしてるり子さん。あなたのブログが落ちてしまったのは僕にも責任があります。どうか許していただきたい」
「あら、私は気にしてないわよ。これからもっと楽しい記事を書けばいいんだし、私の読者さん、みんなブログのリニューアルだと思ってくれてるから」
数値は下がっても、るり子さんのブログは今まで以上にるり子さんのブログだ。だから、
「これでドッグマスターあっくんも、モモイロくんチームの一員ね」
るり子さんは両手を合わせて傾げると、優しく顔をほころばせた。
「チッ……仲良しごっこもいい加減にしろ。俺が目をかけてやったのを忘れやがって。貴様はもうコンパニマル科に必要ない」
あっくんの離反は青天の霹靂だったようで、それでも男衾つよしが強気な姿勢を崩さないのは絶対の自信があるからなのだろう。
「所詮貴様も、駄犬のようなゴミブロガーだったな」
と蔑むような言葉を吐き捨てた。
「はーい、それでは舞台も整ったようなので、そろそろバトルを始めますよ~」
「コインちゃん!?」
キラキラのハートが輝くステッキを振りかざして、いつもの明るいコインちゃんがプリティーにキュアキュアに登場した。
「今回の立ち会いは私がやりますよ~。さあモモイロさんたち、この悪党どもをぶっ潰しちゃってください」
そんな露骨に言っちゃっていいの?
コインちゃんはキリっとした目つきで舞台の向こう側を睨みつける。まあたしかに男衾つよしたちは学園の反乱分子ではあるのだけれど。
「でも勝負は公平です。モモイロさんたちのパラメーターをドーピングしたり、バズリティーをこっそり強化したり、見えないようにピンクシャイニング・トルネード・サンシャイン・フォーメーションアルファ・パッショングランド・シャイニートール・ハートアタックをぶっ放したりはしません。ズルは無しです」
うん。パラメーターのドーピングなんて、まるで不正なリンクシステムみたいなのは必要ないし、バズリティーを強化したら、それは個性じゃなくなっちゃう。
それに、コインちゃんの魔法はどうせ発動しないから大丈夫。
バトルは一対一の四回戦で、勝者に一ポイント。最後のバトルに二ポイント、三ポイント先取で勝利、と決まった。
男衾つよしはきっと最後に出てくるだろう。ということは、こちらはるり子さんが最後に出るべきか?
今はブログが落ちたせいでアクセス数は少ないけど、その絶大な人気は健在。それにるり子さんのバズリティーは男衾つよしも「勝てない」と言っていたんだ。
実力からいって、るり子さん、修子、あっくん。僕は……バズリティーが出せるか未だに不安だし。
しかしそんな僕の机上の空論をあっさりと裏切るように、
「それじゃあ、最初は私が行くね」
るり子さんが名乗りを上げた。
ちょっと待ってください。るり子さんは学園最強のブロガーですよ、初っ端からどうして。
しかし修子は「うん」と一つ頷いて、
「いいんじゃないか? ボイン姉さんはブログが落ちたからパラメーターは高くない。妥当な順番だな」
言うに事欠いてるり子さんのことを「ボイン姉さん」とは。本当はボインが羨ましいんじゃないの?
「ボクも賛成です。るり子さんのブログはきっと、今の男衾先輩には勝てない。ならば確実な一勝を取りに行くのが定石です」
冷静な分析をするあっくん。なるほど、そういう考え方もあるのか。
「大丈夫、任せて」
そう言ってるり子さんはノートパソコンを開く。ステ娘教師から譲り受けたパソコンは使い古されているけど、るり子さんのブログを生き返らせた大切なパソコンだ。
「中古のパソコンでブログのリニューアルとは、ご苦労なことだ。学園のトップブロガーも落ちぶれたな」
男衾つよしが皮肉に顔を歪める。
「デンジ、お前が相手してやれ。なに、パラメーターはゴミみたいなもんだ。何なら腹を引き裂いてやっても構わねえぜ」
コンパニマル科の四天王から、ピエロ姿の南電児が前へ出る。白塗り化粧に分厚い唇。原色だらけの派手な服に、緑色のモシャモシャ頭は、
「…………」
無言のままノートパソコンを開いた。
「デンジ、油断するなよ。相手は元トップブロガーとはいえ、バズリティーは変わってないはずだ」
と、クロウ・ジン。アイツはるり子さんの強さを知っているのだろうか。
「それじゃ、一回戦はイラストレーション科のるり子と、コンパニマル科の南電児」
コインちゃんの立ち会いで、学園の命運を懸けたバズリティーバトルがついに始まった。
相対するのは、男衾つよしとコンパニマル科の四天王。
「ブログ王国の元トップブロガーさんと一年生エース、それと学園の最弱ブロガーか。これじゃ勝負にならねえな」
皮肉な笑みを浮かべる男衾つよしの隣で、コツ……と足音が響いた。
「……?」
たしかな足取りで一歩、一歩と舞台の中央へ進む。
「おい、どこへ行く」
「ボクはイツキに味方します。これで四対四、いい勝負になるんじゃないかな」
立ち止まってそう言ったのは、
「あっくん!」
「貴様、どういうつもりだ」
男衾つよしは眉をひそめ、怪訝な顔であっくんを見た。
「ボクはイツキの言葉で分かったんです。読んでくれる人がいるから、応援してくれる人がいるから、ボクは一生懸命に書ける。偽りの数値は、所詮は偽物です」
「なんだと?」
「男衾先輩、気付きませんか? たしかにリンクシステムがあればアクセスはいくらでも伸ばせます。でもその百万アクセス、誰もあなたのブログを読んではいませんよ」
リンクシステムの爆発的感染流行で、男衾つよしの総アクセスは十億に届こうとしている。しかしそのアクセスのほとんどは他人のブログから集められてきた人たち。
「あなたの作った十億アクセスの城は、あなたのブログで作られたものじゃない。学園生徒のブログから奪った砂で建てられた、砂上の楼閣です」
風が吹けば飛ぶ。波が寄せれば崩れてしまう。
「ボクは……ボクとサーベラスは、偽物なんかになりたくない。ボクのブログを読んでくれる人を偽りたくない。それだけです」
それから再び足を踏み出した。迷いを断ち切ったあっくんは、真っすぐに僕らの前に来ると、
「イツキ、ボクも一緒に戦わせてもらえないかな」
「もちろん!」
「仮面さん。あなたの言ったとおり、ボクはよそ見をしていたようです。危うく踏み外してしまうところでした」
「しょげた顔をするな。そのイケメンが台無しだぞ」
修子は僕を見て「にししっ」といたずらに笑った。
だから違うって。
「そしてるり子さん。あなたのブログが落ちてしまったのは僕にも責任があります。どうか許していただきたい」
「あら、私は気にしてないわよ。これからもっと楽しい記事を書けばいいんだし、私の読者さん、みんなブログのリニューアルだと思ってくれてるから」
数値は下がっても、るり子さんのブログは今まで以上にるり子さんのブログだ。だから、
「これでドッグマスターあっくんも、モモイロくんチームの一員ね」
るり子さんは両手を合わせて傾げると、優しく顔をほころばせた。
「チッ……仲良しごっこもいい加減にしろ。俺が目をかけてやったのを忘れやがって。貴様はもうコンパニマル科に必要ない」
あっくんの離反は青天の霹靂だったようで、それでも男衾つよしが強気な姿勢を崩さないのは絶対の自信があるからなのだろう。
「所詮貴様も、駄犬のようなゴミブロガーだったな」
と蔑むような言葉を吐き捨てた。
「はーい、それでは舞台も整ったようなので、そろそろバトルを始めますよ~」
「コインちゃん!?」
キラキラのハートが輝くステッキを振りかざして、いつもの明るいコインちゃんがプリティーにキュアキュアに登場した。
「今回の立ち会いは私がやりますよ~。さあモモイロさんたち、この悪党どもをぶっ潰しちゃってください」
そんな露骨に言っちゃっていいの?
コインちゃんはキリっとした目つきで舞台の向こう側を睨みつける。まあたしかに男衾つよしたちは学園の反乱分子ではあるのだけれど。
「でも勝負は公平です。モモイロさんたちのパラメーターをドーピングしたり、バズリティーをこっそり強化したり、見えないようにピンクシャイニング・トルネード・サンシャイン・フォーメーションアルファ・パッショングランド・シャイニートール・ハートアタックをぶっ放したりはしません。ズルは無しです」
うん。パラメーターのドーピングなんて、まるで不正なリンクシステムみたいなのは必要ないし、バズリティーを強化したら、それは個性じゃなくなっちゃう。
それに、コインちゃんの魔法はどうせ発動しないから大丈夫。
バトルは一対一の四回戦で、勝者に一ポイント。最後のバトルに二ポイント、三ポイント先取で勝利、と決まった。
男衾つよしはきっと最後に出てくるだろう。ということは、こちらはるり子さんが最後に出るべきか?
今はブログが落ちたせいでアクセス数は少ないけど、その絶大な人気は健在。それにるり子さんのバズリティーは男衾つよしも「勝てない」と言っていたんだ。
実力からいって、るり子さん、修子、あっくん。僕は……バズリティーが出せるか未だに不安だし。
しかしそんな僕の机上の空論をあっさりと裏切るように、
「それじゃあ、最初は私が行くね」
るり子さんが名乗りを上げた。
ちょっと待ってください。るり子さんは学園最強のブロガーですよ、初っ端からどうして。
しかし修子は「うん」と一つ頷いて、
「いいんじゃないか? ボイン姉さんはブログが落ちたからパラメーターは高くない。妥当な順番だな」
言うに事欠いてるり子さんのことを「ボイン姉さん」とは。本当はボインが羨ましいんじゃないの?
「ボクも賛成です。るり子さんのブログはきっと、今の男衾先輩には勝てない。ならば確実な一勝を取りに行くのが定石です」
冷静な分析をするあっくん。なるほど、そういう考え方もあるのか。
「大丈夫、任せて」
そう言ってるり子さんはノートパソコンを開く。ステ娘教師から譲り受けたパソコンは使い古されているけど、るり子さんのブログを生き返らせた大切なパソコンだ。
「中古のパソコンでブログのリニューアルとは、ご苦労なことだ。学園のトップブロガーも落ちぶれたな」
男衾つよしが皮肉に顔を歪める。
「デンジ、お前が相手してやれ。なに、パラメーターはゴミみたいなもんだ。何なら腹を引き裂いてやっても構わねえぜ」
コンパニマル科の四天王から、ピエロ姿の南電児が前へ出る。白塗り化粧に分厚い唇。原色だらけの派手な服に、緑色のモシャモシャ頭は、
「…………」
無言のままノートパソコンを開いた。
「デンジ、油断するなよ。相手は元トップブロガーとはいえ、バズリティーは変わってないはずだ」
と、クロウ・ジン。アイツはるり子さんの強さを知っているのだろうか。
「それじゃ、一回戦はイラストレーション科のるり子と、コンパニマル科の南電児」
コインちゃんの立ち会いで、学園の命運を懸けたバズリティーバトルがついに始まった。
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