52 / 93
2章 領地での暮らし
6
しおりを挟む
「みんなは、わかる?」
『僕には、感知無理です』
『私も、無理ですの』
『私もできませんでした』
3人とも全滅か、ガックリ。
「なんで?」
ちょい気になる。催促してるわけじゃないからね。
『僕の場合は、単純に力が足りません。フェルディナンド様の父上からは血が弱すぎて感知ができず、フェルディナンド様は、神々の加護が強すぎて、感知阻害されてしまいました。この館も、近くに漂っている、精霊子で、感知阻害されてしまいました』
『私も、エンと一緒ですの。この精霊子さえなければ、なんとかなるかもしれませんが‥‥って状況ですの』
『私も、二人と同じです』
このふわふわキラキラの精霊子のせいなのかよ。
「誰か、できそうな精霊はいる?」
『僕には、つてがないです』
『私も、長い年月教会の宝物庫にいたので、つてはありません』
『水の精霊王ウィンディーネ様なら、神子様の父上から、感知することができるかもしれませんの。それか、アイビリアン様なら知っているかもしれませんの』
3謎がある。一個ずつ解決しよう。
「ジエイドは、水の精霊王と植物の精霊王につてがあるの?」
『ありますの、私は、一応最上級精霊ですの。水の精霊王ウィンディーネ様とは、面識があるので、神子様の為と言ったら、大丈夫だとは思いますの。アイビリアン様は、私は、高位の精霊なので、謁見権がかなりあるので、取り次いでもらえたら、教えて頂けるかもしれませんの』
そういえば、ジエイドって最上級精霊だったな。ドタバタしていたから、忘れてた。
「なんで、水の精霊王なら感知できるの?ほかの精霊王だとどうなの?」
『精霊の種類の中で、生物の体内に関する感知魔法が最も得意なのは、水の精霊ですの。なので、その頂点に立たれる、水の精霊王ウィンディーネ様が、人間の感知に関しては、精霊の中で、最も優れていますの』
なるほど、人間の体内の、60パーセントは水だもんな。
「なるほど、植物の精霊王は、何故知っているんだ?」
あの、伝え忘れ多すぎ女王が、何を知っているんだ?
『アイビリアン様は、一度も、代替わりをしておらず、精霊の中で、最も年を取られている精霊ですの。精霊神様が、最初に世界の核としてお創りになられた、世界樹の精霊である、アイビリアン様は、神々よりも、お年を召した精霊ですの。なので、神子様の先祖の事も、何か知っているかもしれませんの』
驚き。アイビリアン様が、一番年寄りだったとは・・・・・・。
「なるほど。今度、お父様と、お母様に、許可を取って、世界樹の島に行って、アイビリアン様に、聞くことにするよ」
許可を取らなかったら、俺死ぬかも?
『僕には、感知無理です』
『私も、無理ですの』
『私もできませんでした』
3人とも全滅か、ガックリ。
「なんで?」
ちょい気になる。催促してるわけじゃないからね。
『僕の場合は、単純に力が足りません。フェルディナンド様の父上からは血が弱すぎて感知ができず、フェルディナンド様は、神々の加護が強すぎて、感知阻害されてしまいました。この館も、近くに漂っている、精霊子で、感知阻害されてしまいました』
『私も、エンと一緒ですの。この精霊子さえなければ、なんとかなるかもしれませんが‥‥って状況ですの』
『私も、二人と同じです』
このふわふわキラキラの精霊子のせいなのかよ。
「誰か、できそうな精霊はいる?」
『僕には、つてがないです』
『私も、長い年月教会の宝物庫にいたので、つてはありません』
『水の精霊王ウィンディーネ様なら、神子様の父上から、感知することができるかもしれませんの。それか、アイビリアン様なら知っているかもしれませんの』
3謎がある。一個ずつ解決しよう。
「ジエイドは、水の精霊王と植物の精霊王につてがあるの?」
『ありますの、私は、一応最上級精霊ですの。水の精霊王ウィンディーネ様とは、面識があるので、神子様の為と言ったら、大丈夫だとは思いますの。アイビリアン様は、私は、高位の精霊なので、謁見権がかなりあるので、取り次いでもらえたら、教えて頂けるかもしれませんの』
そういえば、ジエイドって最上級精霊だったな。ドタバタしていたから、忘れてた。
「なんで、水の精霊王なら感知できるの?ほかの精霊王だとどうなの?」
『精霊の種類の中で、生物の体内に関する感知魔法が最も得意なのは、水の精霊ですの。なので、その頂点に立たれる、水の精霊王ウィンディーネ様が、人間の感知に関しては、精霊の中で、最も優れていますの』
なるほど、人間の体内の、60パーセントは水だもんな。
「なるほど、植物の精霊王は、何故知っているんだ?」
あの、伝え忘れ多すぎ女王が、何を知っているんだ?
『アイビリアン様は、一度も、代替わりをしておらず、精霊の中で、最も年を取られている精霊ですの。精霊神様が、最初に世界の核としてお創りになられた、世界樹の精霊である、アイビリアン様は、神々よりも、お年を召した精霊ですの。なので、神子様の先祖の事も、何か知っているかもしれませんの』
驚き。アイビリアン様が、一番年寄りだったとは・・・・・・。
「なるほど。今度、お父様と、お母様に、許可を取って、世界樹の島に行って、アイビリアン様に、聞くことにするよ」
許可を取らなかったら、俺死ぬかも?
1
お気に入りに追加
1,196
あなたにおすすめの小説

婚約破棄されたら魔法が解けました
かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」
それは学園の卒業パーティーでのこと。
……やっぱり、ダメだったんだ。
周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間でもあった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、第一王子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表する。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放。そして、国外へと運ばれている途中に魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。
「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」
あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。
「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」
死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー!
※毎週土曜日の18時+気ままに投稿中
※プロットなしで書いているので辻褄合わせの為に後から修正することがあります。

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
【コミカライズ2月28日引き下げ予定】実は白い結婚でしたの。元悪役令嬢は未亡人になったので今度こそ推しを見守りたい。
氷雨そら
恋愛
悪役令嬢だと気がついたのは、断罪直後。
私は、五十も年上の辺境伯に嫁いだのだった。
「でも、白い結婚だったのよね……」
奥様を愛していた辺境伯に、孫のように可愛がられた私は、彼の亡き後、王都へと戻ってきていた。
全ては、乙女ゲームの推しを遠くから眺めるため。
一途な年下枠ヒーローに、元悪役令嬢は溺愛される。
断罪に引き続き、私に拒否権はない……たぶん。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。
桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」
この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。
※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。
※1回の投稿文字数は少な目です。
※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。
表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
1ページの文字数は少な目です。
約4500文字程度の番外編です。
バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`)
ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑)
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。

【完結】悪役令嬢は3歳?〜断罪されていたのは、幼女でした〜
白崎りか
恋愛
魔法学園の卒業式に招かれた保護者達は、突然、王太子の始めた蛮行に驚愕した。
舞台上で、大柄な男子生徒が幼い子供を押さえつけているのだ。
王太子は、それを見下ろし、子供に向って婚約破棄を告げた。
「ヒナコのノートを汚したな!」
「ちがうもん。ミア、お絵かきしてただけだもん!」
小説家になろう様でも投稿しています。
転生者はチートな悪役令嬢になりました〜私を死なせた貴方を許しません〜
みおな
恋愛
私が転生したのは、乙女ゲームの世界でした。何ですか?このライトノベル的な展開は。
しかも、転生先の悪役令嬢は公爵家の婚約者に冤罪をかけられて、処刑されてるじゃないですか。
冗談は顔だけにして下さい。元々、好きでもなかった婚約者に、何で殺されなきゃならないんですか!
わかりました。私が転生したのは、この悪役令嬢を「救う」ためなんですね?
それなら、ついでに公爵家との婚約も回避しましょう。おまけで貴方にも仕返しさせていただきますね?

はぁ?とりあえず寝てていい?
夕凪
ファンタジー
嫌いな両親と同級生から逃げて、アメリカ留学をした帰り道。帰国中の飛行機が事故を起こし、日本の女子高生だった私は墜落死した。特に未練もなかったが、強いて言えば、大好きなもふもふと一緒に暮らしたかった。しかし何故か、剣と魔法の異世界で、貴族の子として転生していた。しかも男の子で。今世の両親はとてもやさしくいい人たちで、さらには前世にはいなかった兄弟がいた。せっかくだから思いっきり、もふもふと戯れたい!惰眠を貪りたい!のんびり自由に生きたい!そう思っていたが、5歳の時に行われる判定の儀という、魔法属性を調べた日を境に、幸せな日常が崩れ去っていった・・・。その後、名を変え別の人物として、相棒のもふもふと共に旅に出る。相棒のもふもふであるズィーリオスの為の旅が、次第に自分自身の未来に深く関わっていき、仲間と共に逃れられない運命の荒波に飲み込まれていく。
※第二章は全体的に説明回が多いです。
<<<小説家になろうにて先行投稿しています>>>

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる