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1章 ギャルゲーの悪役子息に転生しました。
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「フェル、お母様は、3分間だけ、言い訳の機会をあげるわ。好きに言い訳しなさい」
めっちゃ怒ってる、ものすごく怒ってる。おい、斗真、フェルディナンドは家族から甘やかされたせいで、傲慢なやなやつになっちゃた(笑)じゃなかったのか?
「世界樹の島に行って、世界樹の杖を作ってきました。見てください」
ほら、すごいでしょ。帰った後、改変して元の大きさに戻したんですよ。媚びうるサラリーマンの真似した笑顔を浮かべているつもりだ。小さいころから、表情筋をちゃんと動かしてなかったせいなのか、お母様が怖いのか、ちゃんとした笑顔が作れていない。
「すごいわね、流石フェル。だけど、お母様たちに黙って勝手に夜中に、世界樹の島に言った言い訳を聞きたいの」
怖い、怖い。笑顔怖い。美人が怒ると怖い。こめかみに、青筋経ってるのが怖い。斗真、お前の情報本当に正しいのか?
「ジエイドに、誘われました」
ジエイドに、責任転嫁することにした。お母様は、精霊は見えない、だから怒る事はできない。これぞ、完璧な理論だ。はっはっは。
「それでも、一言お母様たちに何か言うことはなかったかしら?」
ひぃ、怖すぎる、怖すぎる。貴族令嬢が、なんで殺気を飛ばせるの?
「時間が遅かったので、起こしてしまってははまずいかと」
気遣いのできる、良い子アピール。これは、前世でやったら、シバかれた。今世でやったら・・・・・・。
「そっか、気遣いのできるいい子ね、フェル。だけどさ・・・・・・・・
そのあと、カルリオン公爵家には、幼い子供の断末魔が響き渡ったとか、渡ってないとか。
お母様、まじ怖かった。何あの怖さ?本当に貴族令嬢?しかも、一週間謹慎で、お見舞いの品は、ほかの人に持っていてもらうことになっちゃったし。
本当に、なんであんなに怖いんだ?フェルディナンドの傲慢設定どこ行った?あっそういえば、俺の将来の弟フェルシオンはまともな子だった。兄フェルディナンドと違って、超いい子で、ヒーローを慕っていた。もしかして、フェルディナンドの親は、まともな人で、それを聞き入れず、せいれいのかんげんばかりききいれたせいで精霊の甘言ばかり聞き入れたせいで傲慢に育ってしまったのかもな。その可能性のほうが、高い気がする。俺もさっき、精霊を言い訳にしたし。
「大変だったな、フェル」
「お父様、お母様は死ぬほど怖かったです」
えげつないほど怖かった。
「マリエールが正しいぞ。フェルが悪い」
「わかっています」
十分に理解してる。
「わかってるならいい。マリエールに死ぬほど怒られたからな」
くすくす笑いながら言うお父様。イケメンは何してもイケメンだな。
「お母様は、なぜあんなに怖いのでしょう?貴族令嬢なのに」
「マリエールの前職は、泣く子も黙る第一王宮魔術騎士団の一員だ。私と職場結婚して、寿退職したがな」
え?
「本当ですか?」
「あぁ、退職のさいは、引き留められたよ」
なるほど、あの怖さも納得だな。
「なるほどです」
「マリエールは、怒ったら怖いが、フェルの事が嫌いなわけじゃないからな。大好きだから、怒ってるんだ」
「わかってます」
昨日、変な男たちに、襲われたしね。心配したのも、当然だろう。
「そうか、そうだ。今日、お父様休暇を取ったんだ。だから、一緒に遊ぼうか」
「はい」
父と子の、スキンシップってやつだな。今世では、初めてだから、ちょっと楽しみだ。
めっちゃ怒ってる、ものすごく怒ってる。おい、斗真、フェルディナンドは家族から甘やかされたせいで、傲慢なやなやつになっちゃた(笑)じゃなかったのか?
「世界樹の島に行って、世界樹の杖を作ってきました。見てください」
ほら、すごいでしょ。帰った後、改変して元の大きさに戻したんですよ。媚びうるサラリーマンの真似した笑顔を浮かべているつもりだ。小さいころから、表情筋をちゃんと動かしてなかったせいなのか、お母様が怖いのか、ちゃんとした笑顔が作れていない。
「すごいわね、流石フェル。だけど、お母様たちに黙って勝手に夜中に、世界樹の島に言った言い訳を聞きたいの」
怖い、怖い。笑顔怖い。美人が怒ると怖い。こめかみに、青筋経ってるのが怖い。斗真、お前の情報本当に正しいのか?
「ジエイドに、誘われました」
ジエイドに、責任転嫁することにした。お母様は、精霊は見えない、だから怒る事はできない。これぞ、完璧な理論だ。はっはっは。
「それでも、一言お母様たちに何か言うことはなかったかしら?」
ひぃ、怖すぎる、怖すぎる。貴族令嬢が、なんで殺気を飛ばせるの?
「時間が遅かったので、起こしてしまってははまずいかと」
気遣いのできる、良い子アピール。これは、前世でやったら、シバかれた。今世でやったら・・・・・・。
「そっか、気遣いのできるいい子ね、フェル。だけどさ・・・・・・・・
そのあと、カルリオン公爵家には、幼い子供の断末魔が響き渡ったとか、渡ってないとか。
お母様、まじ怖かった。何あの怖さ?本当に貴族令嬢?しかも、一週間謹慎で、お見舞いの品は、ほかの人に持っていてもらうことになっちゃったし。
本当に、なんであんなに怖いんだ?フェルディナンドの傲慢設定どこ行った?あっそういえば、俺の将来の弟フェルシオンはまともな子だった。兄フェルディナンドと違って、超いい子で、ヒーローを慕っていた。もしかして、フェルディナンドの親は、まともな人で、それを聞き入れず、せいれいのかんげんばかりききいれたせいで精霊の甘言ばかり聞き入れたせいで傲慢に育ってしまったのかもな。その可能性のほうが、高い気がする。俺もさっき、精霊を言い訳にしたし。
「大変だったな、フェル」
「お父様、お母様は死ぬほど怖かったです」
えげつないほど怖かった。
「マリエールが正しいぞ。フェルが悪い」
「わかっています」
十分に理解してる。
「わかってるならいい。マリエールに死ぬほど怒られたからな」
くすくす笑いながら言うお父様。イケメンは何してもイケメンだな。
「お母様は、なぜあんなに怖いのでしょう?貴族令嬢なのに」
「マリエールの前職は、泣く子も黙る第一王宮魔術騎士団の一員だ。私と職場結婚して、寿退職したがな」
え?
「本当ですか?」
「あぁ、退職のさいは、引き留められたよ」
なるほど、あの怖さも納得だな。
「なるほどです」
「マリエールは、怒ったら怖いが、フェルの事が嫌いなわけじゃないからな。大好きだから、怒ってるんだ」
「わかってます」
昨日、変な男たちに、襲われたしね。心配したのも、当然だろう。
「そうか、そうだ。今日、お父様休暇を取ったんだ。だから、一緒に遊ぼうか」
「はい」
父と子の、スキンシップってやつだな。今世では、初めてだから、ちょっと楽しみだ。
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