44 / 93
1章 ギャルゲーの悪役子息に転生しました。
38
しおりを挟む
『それでは、魔法石を薔薇型に改変してください。細かい修正の指示はさせていただきます』
「頼んだ」
俺、なんか芸術センスないんだよな。幼稚園の時、俺の描いた絵が廊下に飾られたことは一回もなかった。ほかのみんなは、一回は最低限飾られてたのに・・・・・・。これは置いておいて、
『精霊神の神子フェルディナンドが命ずる 世界よ 我が望む姿へ 改変せよ
改変 魔法石→薔薇型』
うん、さすが改変。イメージ通り、薔薇そっくり。
『フェルディナンド様、これでは、魔法石の花びらが薄すぎです。これでは、ミスリルに魔法石が負けます。今回は、魔法石を主役にしたほうがいいと思うので、もう少し厚めにしたほうがいいですよ』
でも、薄くしたときに、魔法石を縮小しちゃってるから、厚くできない。
「植物の精霊王、私の力は、縮小はできても、拡大はできない。厚くすることは不可能だ」
『え?元の大きさに戻すことはできますよ?言ってませんでした?』
そんなこと、一言も言ってないんですけど?
「一言も、出てこなかった」
『できますから、大きくしてください』
前途多難。ほかにも、ぽろぽろ忘れてそうな事が、出てきて怖い。
『精霊神の神子フェルディナンドが命ずる 世界よ 我が望む姿へ 改変せよ
改変 魔法石製薔薇の花びら→厚み増大』
うん、ちょっとデフォルメされて、結構可愛い。
『これでは、分厚すぎて薔薇の良さが、消えます。もう少し薄めに改変してください』
はーい。
『精霊神の神子フェルディナンドが命ずる 世界よ 我が望む姿へ 改変せよ
改変 魔法石製薔薇→厚み減少』
さっきよりも、デフォルメ度が、減って薔薇度が増した。
『これでは、薄すぎです。もう少し厚めにお願いします』
え?まだやるの?これで、十分だと思うけど?
30回目の修正後
『これで、完璧です』
改変回数30回。何回も、厚くしたり、薄くしたりを繰り返し、やっとのことで、アイビリアン様のお眼鏡にかなう薔薇ができた。この道のりは、遠かった。
「ご教授感謝する」
もうくたくたです。
『次は、台座ですね。がんばりましょう』
そういえば、まだあった・・・・・・。
「頼んだ」
俺、なんか芸術センスないんだよな。幼稚園の時、俺の描いた絵が廊下に飾られたことは一回もなかった。ほかのみんなは、一回は最低限飾られてたのに・・・・・・。これは置いておいて、
『精霊神の神子フェルディナンドが命ずる 世界よ 我が望む姿へ 改変せよ
改変 魔法石→薔薇型』
うん、さすが改変。イメージ通り、薔薇そっくり。
『フェルディナンド様、これでは、魔法石の花びらが薄すぎです。これでは、ミスリルに魔法石が負けます。今回は、魔法石を主役にしたほうがいいと思うので、もう少し厚めにしたほうがいいですよ』
でも、薄くしたときに、魔法石を縮小しちゃってるから、厚くできない。
「植物の精霊王、私の力は、縮小はできても、拡大はできない。厚くすることは不可能だ」
『え?元の大きさに戻すことはできますよ?言ってませんでした?』
そんなこと、一言も言ってないんですけど?
「一言も、出てこなかった」
『できますから、大きくしてください』
前途多難。ほかにも、ぽろぽろ忘れてそうな事が、出てきて怖い。
『精霊神の神子フェルディナンドが命ずる 世界よ 我が望む姿へ 改変せよ
改変 魔法石製薔薇の花びら→厚み増大』
うん、ちょっとデフォルメされて、結構可愛い。
『これでは、分厚すぎて薔薇の良さが、消えます。もう少し薄めに改変してください』
はーい。
『精霊神の神子フェルディナンドが命ずる 世界よ 我が望む姿へ 改変せよ
改変 魔法石製薔薇→厚み減少』
さっきよりも、デフォルメ度が、減って薔薇度が増した。
『これでは、薄すぎです。もう少し厚めにお願いします』
え?まだやるの?これで、十分だと思うけど?
30回目の修正後
『これで、完璧です』
改変回数30回。何回も、厚くしたり、薄くしたりを繰り返し、やっとのことで、アイビリアン様のお眼鏡にかなう薔薇ができた。この道のりは、遠かった。
「ご教授感謝する」
もうくたくたです。
『次は、台座ですね。がんばりましょう』
そういえば、まだあった・・・・・・。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1,195
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる