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1章 ギャルゲーの悪役子息に転生しました。

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うがー悩む、滅茶苦茶迷う。

30分、王宮の魔術師の平凡な部類だったら防いでくれる盾と、10回は神の攻撃すら守ってくれる盾。どっちのほうがいいか・・・・。

『神子様、お決まりしました?』

「植物の精霊王は、どちらのほうがいいと思う?」

このままずっと決まらなさそう。

『そうですね、日常的に守るなら一定のダメージを一定時間無効するのほうがいいですが、緊急事態ならどんな攻撃でも一定の回数だけ防げるのほうがいいと思います。婚約者様は、聖女で王女ですから、周りにも人が多いと思うので、一定時間一定ダメージ無効よりは、どんな攻撃も一定の回数防げるのほうがいいと思います。中堅の魔術師や騎士の攻撃位なら軽くいなせる人間が周りにいると思うので、彼らが対応できないできない敵の攻撃を防ぐことを、重点に置いたほうがいいと思います』

なるほど・・・アイビリアン様が、まともそうなことを言うとは。

「よし、どんな攻撃でも一定の回数防いでくれる盾を出現させる魔道具にする」

『それなら、「アカッシクレコード閲覧端末 魔法文字専用 情報閲覧申請 この光の盾は万物を防ぐ」と言ってください』

『アカッシクレコード閲覧端末 魔法文字専用 情報閲覧申請 この光の盾は万物を防ぐ』

さっきみたいに本が光って浮かび上がり6つの変な模様が出てきた。

『1つ目がこの、2つめが光の盾、3つめが、4つ目が万物、5つ目が、6つ目が防ぐです』

は・をも、一つの魔法文字になるんだ。

「あと3つかけるな」

聖女アリスティア専用のものである、で3文字、今ので6文字。あと3つはどうするんだ?

『3つ分書かないことで、防げる攻撃が1回増えます』

え?

「本当か?」

『はい、魔法文字をたくさん書ける魔法石は魔力を大量に含んでいるので、たくさん魔法文字が書けます。魔法文字を書くことによって魔法石は、魔力が減少します。なので、魔法石に書く魔法文字は最低限のほうがいいんですよ』

「9文字書いてしまったが」

『そちらのほうが、安全性が高いですから。神々の攻撃を10回も防げるものが地上にごろごろしてたら、力関係がひっくり返ります。なので、専用しばりは絶対に必要です。
 なので、9文字は最低限です』

確かにそうだな。専用しばりは、安全装置か。


 
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