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1章 ギャルゲーの悪役子息に転生しました。

契約します?

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・・・・・話題がない。沈黙が重い。

3歳の金髪幼女天使と何を話せばいいのか全く分からない件。俺の前世では双子の弟と妹(10歳離れ)がいたけど俺が死んだときは7歳。あいつらが3歳の時は俺中一だったなぁ・・・なんか懐かしくなってきた。でもここは地球ではない神が降臨する世界での中だ。地球の事はあまり思い出さないようにしよう泣きたくなる。

「あのぅフェルディナンド様は精霊が見えるのですか」

「そうです。アリスティア殿下」

精霊可愛いよ。アリスティア殿下、俺より精神年齢年下なのに気を使ってくれてありがとう。

「わたくしは見ることができませんの。精霊とはどのような容姿をしておられるのですか?」

難しい質問だな。でもワクワクして感じで聞かれると答えたくなる。

「精霊には様々な容姿を持つ者がいて、一口にどのような姿とは言えないのです」

エンは羽根つき猫型だし俺があったことある精霊王(光と闇はあったことないいつの間に加護をもらっていたんだ?)は人型だった。

『基本的に、水の精霊が魚系統、火の精霊が猫系統、風の精霊が鳥系統、土の精霊が猪系統、植物の精霊が虫系統、光の精霊は馬系統、闇の精霊は犬系統が一般的ですよ。動物型以外だったら人型ですね』

へぇーそうなんだ。属性ごとにどの動物型か決まるのか。待てよおかしくないか?

「ありがとうエン。だけどなんでエンは羽根つき猫型なの?」

『僕は南の火山のほうで生まれた精霊で火の精霊か風の精霊かでふよふよしてたら中途半端な姿で固まっちゃたせいです』

そうなのか。中途半端な姿で固まってしまうことなんてあるんだ。どういう状況だろ?というか精霊になる前とかもあるのかな?

「フェルディナンド様は、誰とお話しなさっているのですか?」

あ・・・・・・アリスティア殿下のこと忘れてた。

「風の精霊のエンと話しておりました」

「エンという精霊はどこにいるのですか?」

「ここですよ。私の足元です」

私ってなれないな。そっか俺は自然に見えてたけど人には精霊は見えないの忘れてた。お母様にお父様にも指摘されなかったけど俺って相当危ない人に見えるくね?何もない空間に一人で話しかける3歳児って・・
超ホラーだな

「わかりません」

若干しょんぼりした感じのアリスティア殿下。

「エン、アリスティア殿下に姿を見せることってできない?」

『現界ですか。僕だけの魔力じゃちょっと無理です。ですけどフェルディナンド様が契約してくれたら何とかなると思いますよ」

「ほんと?じゃあ契約する」

契約ってどうやってするんだろう?
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