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1章 ギャルゲーの悪役子息に転生しました。

加護をもらった

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あのシルフ?とやらには相当驚かされた。魔法って何?あのファンタジー小説とかであるやつ?というか最近?はやりの異世界転生ってやつ?なんかすごい人に加護もらってるって言われたけど加護って何?すごい人って誰?お父様が言ってたマガンって何?謎が謎呼ぶってこういうことなんだな、納得。ではなくどうしようなんで俺は0歳三か月なんだ。もうちょっと年上で転生したかったよ。俺は生まれつき好奇心旺盛なのに・・・・・

『この子がシルフが加護を与えた子?』

『そうみたいじゃな。こやつにはシルフの残り香があるのじゃ』

『ふむ、それでは我等も彼に加護を与えるか』

『そうだわね。シルフに先を越されたのは悔しいけれどこの子にはあの方の祝福あるわよ。無下にはできないしこの子はとても面白そうだわ』

『そうじゃのぅ。それでは与えてやるとするかのぅ、我らの加護を』

『そうだな。シルフに先を越されたのは悔しいが彼に我らの加護を与えよう」

いやどういう状況ですか?

最初に話し始めたのは絶世の美女。そう絶世の美女だ。大事なことだからもう一度言う絶世の美女だ。
暗いのに全身が淡く発光していて彼女の姿がよく見える。
髪は揺らめいて様々な濃さに見える青。この世にある青という青を再現しているような美しい青色の髪の持ち主。
瞳は髪と同じで青い瞳の美しさで彼女と並ぶことができるものはまずいないと思う。
顔立ちは美の女神の特注品ということしかできなさそうな美しすぎる顔立ち。神秘的でそれでいて色気にあふれた神々しすぎる顔立ちは、人とは思えない。あっこの人人外生物っぽいシルフの仲間だった。
体つきは、世の女性のほとんどを敵に回しそうな完璧なスタイル。出るところは出て引っ込むところは引っ込むわがままボディイってやつ。
まぁものすごい美女ってことだ。

2番目に話した奴は、渋い二枚目のおじいさんで、ハードボイルドな感じ。
髪色は土色?みたいな感じの茶色で目の色も同色、そして最も特徴は髭。ものすごく立派で俺が見てきた中では一番立派できれいな髭。

3番目に話した奴は、アイドルとか俳優とかそういうのが全員ゴミに見えそうなイケメン。
赤い髪は炎のような見事な赤。絶世の美女と同じように様々な赤に揺らいでいる。
目の色は同色で、不気味なくらいきれいな赤。
顔立ちも美女同様に神様のオーダーメイドって感じ。
っけ神様は不平等ってやつだ。

『とにかく時間がないのじゃ。人間どもに我らの姿見られたら厄介じゃからな。早く加護を渡すのじゃ』

『そうね。では私から』

わーい絶世の美女からの加護なら喜んで受け取ります。

『我が名はウィンディーネ。4大精霊であり水を統べるもの。我が統べるものよこの赤子に祝福を与えん』

淡い水色の液体じゃにような液体なような不思議なものが俺の体を包み込んだ。なんかシルフの時と感覚が似てる。

『次はわしじゃな』

おぉーハードボイルド系おじいさんからの加護なんか頼もしそうですな。でも加護ってなんだろ?

『我が名はノーム。4大精霊であり土を統べるもの。我が統べるものよこの赤子に祝福を与えん』

淡い茶色の粉みたいなのが俺の体を包み込んで吸い込まれていった。加護のもらう感じってみんな一緒なのかな結構気持ちいい。

『最後は俺だ』

イケメンの加護なんて正直いらないけどもしかしたら必要になるかもしれないから不満がらずに有難くもらおう。

『我が名はサラマンダー。4大精霊であり火を統べるもの。我が統べるものよこの赤子に祝福を与えん』

淡い赤色の薄い炎が俺の体を包み込んだ。なんかこの感覚好きかも。

『これでこの子に加護を与え終わったわね』

『もぅ帰るとするかのぅ』

『長居はできないからな』

意味不明です。もぅ疲れた寝よう。
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