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2章 領地での暮らし
神子様の試練
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【どんな試練ですか?】
できれば、早くクリアできるような試練ですように。
【そなたには、この森の最も奥にある古代遺跡の中で、咲いている《幻の青薔薇》を取ってまいれ】
幻の青薔薇?何か聞いたことあるけど……忘れた。というか、古代遺跡?初耳なんですけど。
【この森の奥に、古代遺跡があるのですか?】
まだ習ってないだけかな?
【そうじゃ。人間は、知らぬがな】
あー、まだ見つかってないのか。そういえば、何かのイベントで、未知の古代遺跡を見つけるってあったな。
【そうなんですか】
人間の手が入っていない古代遺跡って、どんな感じなんだろう?ゲームのイベントで、修学旅行的な感じの時に、少しスチルが入ってたけど、ヨーロッパ風吉野ケ里遺跡みたいな感じだった。ファンタジーなら、もう少しワクワク感が、欲しいかったから、楽しみ。
【そうじゃ。人間に見つからぬように、妾自ら迷いの魔法をかけておるからな】
え?なんで、すっごくやばい遺跡なの?
【どんな遺跡なんですか?】
おそる、おそる訪ねてみる。俺、今魔法封印状態なんだけど。
【あの遺跡は、古代で兵器を開発しておったところでな、古代文明が破壊する一端となった兵器を開発しておったから、この文明まで破壊されたら、たまらん。じゃから、神界会議で封印指定となったのじゃ。特別危険なものは、もう撤去しておる。まぁ、試練じゃから、簡単ではないがな】
古代文明破滅の一端となった兵器を、開発されていたところ……壊せよそんな所。
【壊したほうがよくないですか?】
絶対壊すべきだろ。
【そうなのじゃが、神々にも政治的事情があるのじゃ】
あっこれ突っ込んじゃダメな奴だ。
【大変ですね】
神々って、貴族の社交界よりもドロドロしているって、アイビリアン様が言ってたもんな。
【そうなのじゃ。はぁ、試練を与える用の書類を、神界役所に届けなければならんしな。最近は、面倒くさいルールが増えたものじゃ】
生々しい。神界役所って何?
【神界役所?ですか?】
市役所とか、区役所みたいなものかな?
【一応、神々の規律やら立場の弱い神への保護とかそういったことをしているところじゃが、まったく機能しておらんな】
機能していない役所……あっこれ突っ込んじゃダメな奴だ(2回目)。
【そうなんですか】
何も言わないでおこう。何か言ったら地雷な奴だ。
【色々あってできたのじゃが、役には立ってないのじゃ。ただ、面倒くさいルールが増えただけじゃ】
深々とため息をついた。神界、腐ってるな、役所が機能していないとか。
【大変そうですね】
絶対に、神様になりたくないんだけど。
【そうなのじゃ。話がそれたのじゃが、試練の詳しい条件は、後日伝えるのじゃ。そなたは、精霊神の神子で、魔法神の寵児。完全に、魔法特化の神子じゃろ。神子は、7になるまで魔法を使えぬから、あの遺跡の花を取りに行くのは、確実に不可能じゃ。じゃから、特殊な結界を張ったりする許可やらを取らなくてはならん、どのような結界が晴れるかは、わからぬからな】
え、魔法使っていいの?やったー。
【わかりました。試練の日まで、待っています】
いつになるかな、早く試練を受けたい。
できれば、早くクリアできるような試練ですように。
【そなたには、この森の最も奥にある古代遺跡の中で、咲いている《幻の青薔薇》を取ってまいれ】
幻の青薔薇?何か聞いたことあるけど……忘れた。というか、古代遺跡?初耳なんですけど。
【この森の奥に、古代遺跡があるのですか?】
まだ習ってないだけかな?
【そうじゃ。人間は、知らぬがな】
あー、まだ見つかってないのか。そういえば、何かのイベントで、未知の古代遺跡を見つけるってあったな。
【そうなんですか】
人間の手が入っていない古代遺跡って、どんな感じなんだろう?ゲームのイベントで、修学旅行的な感じの時に、少しスチルが入ってたけど、ヨーロッパ風吉野ケ里遺跡みたいな感じだった。ファンタジーなら、もう少しワクワク感が、欲しいかったから、楽しみ。
【そうじゃ。人間に見つからぬように、妾自ら迷いの魔法をかけておるからな】
え?なんで、すっごくやばい遺跡なの?
【どんな遺跡なんですか?】
おそる、おそる訪ねてみる。俺、今魔法封印状態なんだけど。
【あの遺跡は、古代で兵器を開発しておったところでな、古代文明が破壊する一端となった兵器を開発しておったから、この文明まで破壊されたら、たまらん。じゃから、神界会議で封印指定となったのじゃ。特別危険なものは、もう撤去しておる。まぁ、試練じゃから、簡単ではないがな】
古代文明破滅の一端となった兵器を、開発されていたところ……壊せよそんな所。
【壊したほうがよくないですか?】
絶対壊すべきだろ。
【そうなのじゃが、神々にも政治的事情があるのじゃ】
あっこれ突っ込んじゃダメな奴だ。
【大変ですね】
神々って、貴族の社交界よりもドロドロしているって、アイビリアン様が言ってたもんな。
【そうなのじゃ。はぁ、試練を与える用の書類を、神界役所に届けなければならんしな。最近は、面倒くさいルールが増えたものじゃ】
生々しい。神界役所って何?
【神界役所?ですか?】
市役所とか、区役所みたいなものかな?
【一応、神々の規律やら立場の弱い神への保護とかそういったことをしているところじゃが、まったく機能しておらんな】
機能していない役所……あっこれ突っ込んじゃダメな奴だ(2回目)。
【そうなんですか】
何も言わないでおこう。何か言ったら地雷な奴だ。
【色々あってできたのじゃが、役には立ってないのじゃ。ただ、面倒くさいルールが増えただけじゃ】
深々とため息をついた。神界、腐ってるな、役所が機能していないとか。
【大変そうですね】
絶対に、神様になりたくないんだけど。
【そうなのじゃ。話がそれたのじゃが、試練の詳しい条件は、後日伝えるのじゃ。そなたは、精霊神の神子で、魔法神の寵児。完全に、魔法特化の神子じゃろ。神子は、7になるまで魔法を使えぬから、あの遺跡の花を取りに行くのは、確実に不可能じゃ。じゃから、特殊な結界を張ったりする許可やらを取らなくてはならん、どのような結界が晴れるかは、わからぬからな】
え、魔法使っていいの?やったー。
【わかりました。試練の日まで、待っています】
いつになるかな、早く試練を受けたい。
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