77 / 93
2章 領地での暮らし
神子様、土地神様を待つ
しおりを挟む
金曜日から、2泊3日で京都、奈良、神戸に行ってきました。
八つ橋、おいしかったです。
今日から更新再開します。
_________________________________________________
『こちらにお座りください、神子様』
「わかった」
なんか、めっちゃでっかい木の葉みたいなやつの上に座らされた。木の葉もキラキラしているから、たぶん精霊が作ったものなんだと思う。
「なんかすごいね、エン」
小さい蝶とか、トンボとか、カブトムシとかが、あっちこっち動いている様子は、絵本の中に入ったみたいな感じがする。
『僕も、こんなに大きい会に出席したのは初めてですよ』
「そうなんだ。精霊が開く会って、ほかにはどんなのがあるの?」
『そうですね……、精霊祭りや精霊王誕生祭、精霊神様感謝祭などですね。歓迎会というのは初めてです』
精霊たちにも、人間と同じようなお祭りがあるんだ、びっくり。
「お祭りが多いんだね」
『はい、人間みたいに大きなパーティーが、毎晩開かれているわけではないですからね』
なるほど、俺の前世みたいな感じか。エンは、地方に住んでいる人みたいだったのかな?
「そっかー。精霊たちには、権力争いとかないの?」
『ないですよ。精霊は、ちょっと仕事をするだけで、大体ふわふわ飛びながら、人間たちを眺めたり、友人と話していたりするだけで、特段権力があるわけではないので、権力争いなんて、起こりっこないですよ』
いいなー、そののんびりした生き方。俺も、せっかく生まれ変わるなら精霊に、生まれ変わりたかった。
「楽しそうだなー。人間は、どろどろしているから」
『フェルディナンド様、なんか中年の人間みたいですよ』
俺、今世と前世の年齢足しても、アラサーじゃないから。
「エン、そんな年齢になるには、今の30倍は生きなきゃいけないから」
『わかってますよ。言い方が、すさんでいただけです』
地味に傷ついた。今世がハードすぎるせいだ。
「まだ、ピッチピチの幼児だから」
『フェルディナンド様、それ中年の人が言うセリフですよ』
・・・・・・・うるさい。
「エン、うるさい」
『申し訳ございません』
耳がぴくぴく動いてるから、絶対に反省してないな。エンの耳が、ぴくぴくしているときは面白がっているときだ。
『土地神様のおなーり』
なんか、時代劇みたいなセリフが聞こえたんだけど。
八つ橋、おいしかったです。
今日から更新再開します。
_________________________________________________
『こちらにお座りください、神子様』
「わかった」
なんか、めっちゃでっかい木の葉みたいなやつの上に座らされた。木の葉もキラキラしているから、たぶん精霊が作ったものなんだと思う。
「なんかすごいね、エン」
小さい蝶とか、トンボとか、カブトムシとかが、あっちこっち動いている様子は、絵本の中に入ったみたいな感じがする。
『僕も、こんなに大きい会に出席したのは初めてですよ』
「そうなんだ。精霊が開く会って、ほかにはどんなのがあるの?」
『そうですね……、精霊祭りや精霊王誕生祭、精霊神様感謝祭などですね。歓迎会というのは初めてです』
精霊たちにも、人間と同じようなお祭りがあるんだ、びっくり。
「お祭りが多いんだね」
『はい、人間みたいに大きなパーティーが、毎晩開かれているわけではないですからね』
なるほど、俺の前世みたいな感じか。エンは、地方に住んでいる人みたいだったのかな?
「そっかー。精霊たちには、権力争いとかないの?」
『ないですよ。精霊は、ちょっと仕事をするだけで、大体ふわふわ飛びながら、人間たちを眺めたり、友人と話していたりするだけで、特段権力があるわけではないので、権力争いなんて、起こりっこないですよ』
いいなー、そののんびりした生き方。俺も、せっかく生まれ変わるなら精霊に、生まれ変わりたかった。
「楽しそうだなー。人間は、どろどろしているから」
『フェルディナンド様、なんか中年の人間みたいですよ』
俺、今世と前世の年齢足しても、アラサーじゃないから。
「エン、そんな年齢になるには、今の30倍は生きなきゃいけないから」
『わかってますよ。言い方が、すさんでいただけです』
地味に傷ついた。今世がハードすぎるせいだ。
「まだ、ピッチピチの幼児だから」
『フェルディナンド様、それ中年の人が言うセリフですよ』
・・・・・・・うるさい。
「エン、うるさい」
『申し訳ございません』
耳がぴくぴく動いてるから、絶対に反省してないな。エンの耳が、ぴくぴくしているときは面白がっているときだ。
『土地神様のおなーり』
なんか、時代劇みたいなセリフが聞こえたんだけど。
1
お気に入りに追加
1,196
あなたにおすすめの小説

元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
元勇者パーティーで雑用係をしていたが、追放されてしまった。
しかし彼は本当は最強でしかも、真の実力を隠していた!
今は辺境の小さな村でひっそりと暮らしている。
そうしていると……?
※第3回HJ小説大賞一次通過作品です!
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

アラヒフおばさんのゆるゆる異世界生活
ゼウママ
ファンタジー
50歳目前、突然異世界生活が始まる事に。原因は良く聞く神様のミス。私の身にこんな事が起こるなんて…。
「ごめんなさい!もう戻る事も出来ないから、この世界で楽しく過ごして下さい。」と、言われたのでゆっくり生活をする事にした。
現役看護婦の私のゆっくりとしたどたばた異世界生活が始まった。
ゆっくり更新です。はじめての投稿です。
誤字、脱字等有りましたらご指摘下さい。

元ゲーマーのオタクが悪役令嬢? ごめん、そのゲーム全然知らない。とりま異世界ライフは普通に楽しめそうなので、設定無視して自分らしく生きます
みなみ抄花
ファンタジー
前世で死んだ自分は、どうやらやったこともないゲームの悪役令嬢に転生させられたようです。
女子力皆無の私が令嬢なんてそもそもが無理だから、設定無視して自分らしく生きますね。
勝手に転生させたどっかの神さま、ヒロインいじめとか勇者とか物語の盛り上げ役とかほんっと心底どうでも良いんで、そんなことよりチート能力もっとよこしてください。

悪役顔のモブに転生しました。特に影響が無いようなので好きに生きます
竹桜
ファンタジー
ある部屋の中で男が画面に向かいながら、ゲームをしていた。
そのゲームは主人公の勇者が魔王を倒し、ヒロインと結ばれるというものだ。
そして、ヒロインは4人いる。
ヒロイン達は聖女、剣士、武闘家、魔法使いだ。
エンドのルートしては六種類ある。
バットエンドを抜かすと、ハッピーエンドが五種類あり、ハッピーエンドの四種類、ヒロインの中の誰か1人と結ばれる。
残りのハッピーエンドはハーレムエンドである。
大好きなゲームの十回目のエンディングを迎えた主人公はお腹が空いたので、ご飯を食べようと思い、台所に行こうとして、足を滑らせ、頭を強く打ってしまった。
そして、主人公は不幸にも死んでしまった。
次に、主人公が目覚めると大好きなゲームの中に転生していた。
だが、主人公はゲームの中で名前しか出てこない悪役顔のモブに転生してしまった。
主人公は大好きなゲームの中に転生したことを心の底から喜んだ。
そして、折角転生したから、この世界を好きに生きようと考えた。

孤児院で育った俺、ある日目覚めたスキル、万物を見通す目と共に最強へと成りあがる
シア07
ファンタジー
主人公、ファクトは親の顔も知らない孤児だった。
そんな彼は孤児院で育って10年が経った頃、突如として能力が目覚める。
なんでも見通せるという万物を見通す目だった。
目で見れば材料や相手の能力がわかるというものだった。
これは、この――能力は一体……なんなんだぁぁぁぁぁぁぁ!?
その能力に振り回されながらも孤児院が魔獣の到来によってなくなり、同じ孤児院育ちで幼馴染であるミクと共に旅に出ることにした。
魔法、スキルなんでもあるこの世界で今、孤児院で育った彼が個性豊かな仲間と共に最強へと成りあがる物語が今、幕を開ける。
※他サイトでも連載しています。
大体21:30分ごろに更新してます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる