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依頼1
依頼1 おさわり禁止
しおりを挟むコーヒーを運びテーブルに並べる。
もちろんテーブルに置く際は、スカートの中が見えないように最新の注意をはらいながらだ。
コーヒーを並び終えると、蓮さんに
「そこで立って待ってて」
と言われた。
私が立っている間にも2人の会話は進む。
「一体誰が俺に探偵なんてつけたんですか?」
「おそらく奥さんだと思います。探偵の依頼で一番多いのは浮気調査なので」
「俺は本当に浮気なんかしてないんですよ。ただメイドが好きなだけでそれ以上は何もないんですよ」
「分かってます。しかし本当に何もないんですか?」
「疑ってるんですか?」
「いえ。そういうわけではないですが、念のため確認です」
そんな話をしている。
しかし深刻そうに話している一さんだが目線はずっと私を見ている。
頭からつま先までしっかりとだ。
それに気付き私は恥ずかしくなる。
持っていたお盆を使い少しもスカートの中が見えないようにとお盆で隠す。
その時、一さんのコーヒーかテーブルにこぼれる。
「梓、おしぼり持ってきて。急いで」
走ったらショーツが見えてしまう。そう思ったが蓮さんに「急いで」と言われたのでしょうがなく小走りでおしぼりを取りに行く。
太もも辺りに視線を感じたが、気にしないと自分に言い聞かせながら。
おしぼりを手に取りテーブルに戻ってくる。
コーヒーは当然こぼれたまま。
これを拭かなければならない。
テーブルの高さは膝丈辺り。
どう頑張ってもかがまなければ拭けない。
コーヒーをこぼしたままには出来ないので、渋々拭く。
拭いている最中あきらかに一さんに覗かれている。
「もっと力を入れて拭かないと綺麗にならないよ」
と蓮さんに言われ更にかがむ。
蓮さんは、私が一さんに下着を覗かれているのに注意する素振りはない。
泣きそうになりながらもコーヒーを拭く。
一さんの顔が少しずつだが私のお尻の方に近付いて来るのが分かる。
その時
「もう綺麗になったからいいよ。おしぼりを片付けてきて」
「はい」
と言って拭くのを止める。
そしておしぼりを片付けに行く。
恥ずかしさで涙が出そうだ。
おしぼりを洗っていると蓮さんと一さんが話はじめた。
「あのメイド、どうしたんですか?」
「うちの事務所に新しく入った子です」
「凄いですね。メイドは蓮さんの趣味ですか?」
「いえ。私は……下着の方は趣味でしたが。今日一さんが来るのでメイドにさせました」
「凄く良いです。あんなメイドお店でも中々居ません。ところでおさわりはOKですか?」
「すいません。そこまではだめです」
「依頼の金額弾んでもですか?」
「すいません。メイド姿はサービスで行ってるので。こちらの方でお金を貰ってしまうと色々面倒が増えるので」
どうやら触ったりする行為は禁止してくれたようだ。
ほっとしながら再び蓮さん達の所へ向かう。
すると今度は一さんに
「あそこのカーテン外れてないか?日が当たって眩しいので何とか直してくれないだろうか?」
と言われた。
結構高い位置にカーテンレールがある。
これを直すとなると椅子や三脚に登らなければ届かない。
どうしよう。
蓮さんの方を見る。
蓮さんと目が合い、その後蓮さんの目線はカーテンレールへ。
私が直すということだろうか?
戸惑っていると一さんが
「そこの椅子を使ったらどうですか?私が椅子を押えます」
「しっかり押えてやってください。梓、頼みます」
そう言われ仕方なくカーテンの側へ。
近くにあった椅子を一さんが持ってくる。
もじもじしながらも椅子に登る。
視線が一気にスカートの中に集まるのが分かった。
早くレールにカーテンをかけようと思うが、恥ずかしさと緊張で上手くかからない。
内太ももに何かを感じた。
後ろを振り返ると一さんの顔が今にもぶつかりそうな所まで来ていた。
もう限界だと感じた時、カーテンレールにカーテンがかかった。
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