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依頼1
依頼1 依頼人
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少し急ぎ気味で蓮さんが支払いなどを済ませている。
その間に
「これオプション。事務所着いたらつけて」
と七菜から袋を渡された。中にはカチューシャ、ニーハイ、鈴が入っていた。
すぐに蓮さんが来て私に上着をかける。
少しは隠れたものの、あまり意味がない。
しかし急ぐ蓮さんに手を引かれ、店を後にする。
エレベーターに乗る。
ミニスカートとレースの下着のせいでその辺りがスースーする。
「事務所に行っても、この格好のままですか?」
「そうだけど。詳しい話しは車の中で」
と言いながら外に出る。
人通りは少ないものの、すれ違う人が皆見てる気がして恥ずかしくなる。
こんなにも厭らしい下着を着けているせいか、道行く人に下着までばれているんではないかとドキドキと心拍数があがる。
駐車場まで1分もかからない距離だったが、とても長く感じた。
車に乗る。
蓮さんの車のシートは革だ。
座った瞬間ヒヤッと冷たい。
短いスカートはもちろん、お尻の下までは来ないし、レースのショーツは本当に履いているのかが分からない。
つまり車のシートと私の股の間には、隔てるものが何もない状況だ。
そう考えた瞬間、意識がそこに集中してしまう。
車のチョットした揺れでも、その辺りが気になってしょうがない。
そんな私に気がついたのか
「シート汚すなよ」
と蓮さんに言われた。
言われると更に恥ずかしくなる。
次第に私の股の辺りが湿り気を帯びてくる。
考えないようにと思い
「依頼ってどんな内容なんですか?」
と質問する。
「今から来るお客さんは高橋 一さん。既婚者で、最近探偵に後をつけられているらしい。浮気はしてないがメイドが好きで、そういった店に出入りしている。が探偵に後をつけられているせいで店に行けなくなった。大まかに言うとこんな感じかな」
「依頼人がメイドが好きな事は分かったんですが、私がコスプレするのと何の関係があるんでしょうか?」
「この依頼が片付けばわかるよ。梓はしっかりメイド演じて。俺が指示出すから指示通りに仕事してくれればいいから」
何故メイドを演じるのかは結局分からなかったが、指示に従うことにした。
そうしている間に事務所に着いた。
七菜にいわれた通りにニーハイなどのオプションも着けていく。
少しすると1人の男性がやってきた。
歳は40~45歳で中肉中背。高橋 一さんだ。
私は、「こんにちは」と挨拶をしコーヒーを入れに行く。
もちろんメイド服のままだ。
コーヒーを入れている間少しだが、蓮さんとお客さんの話声が聞こえる。
「こんにちは」
「こんにちは」
「最初に事務所に来てから3日たちますがどうですか?」
「やはり付けられているみたいで。今も帽子を被った男の人に付けられていたんですが、大丈夫ですか?探偵事務所に出入りしてることが分かれば面倒な事になりませんか?」
「大丈夫です。向こうも馬鹿じゃないんで、一さんが此処に出入りしてるのが分かれば一旦引くはずです」
などと話している。
こんな深刻そうに話している中、こんな服装で出て行くのは場違いではないかと悩む。
すると蓮さんが
「梓、コーヒーまだー?」
と声がした。
「はい。今持っていきます」
と返事をする。
その間に
「これオプション。事務所着いたらつけて」
と七菜から袋を渡された。中にはカチューシャ、ニーハイ、鈴が入っていた。
すぐに蓮さんが来て私に上着をかける。
少しは隠れたものの、あまり意味がない。
しかし急ぐ蓮さんに手を引かれ、店を後にする。
エレベーターに乗る。
ミニスカートとレースの下着のせいでその辺りがスースーする。
「事務所に行っても、この格好のままですか?」
「そうだけど。詳しい話しは車の中で」
と言いながら外に出る。
人通りは少ないものの、すれ違う人が皆見てる気がして恥ずかしくなる。
こんなにも厭らしい下着を着けているせいか、道行く人に下着までばれているんではないかとドキドキと心拍数があがる。
駐車場まで1分もかからない距離だったが、とても長く感じた。
車に乗る。
蓮さんの車のシートは革だ。
座った瞬間ヒヤッと冷たい。
短いスカートはもちろん、お尻の下までは来ないし、レースのショーツは本当に履いているのかが分からない。
つまり車のシートと私の股の間には、隔てるものが何もない状況だ。
そう考えた瞬間、意識がそこに集中してしまう。
車のチョットした揺れでも、その辺りが気になってしょうがない。
そんな私に気がついたのか
「シート汚すなよ」
と蓮さんに言われた。
言われると更に恥ずかしくなる。
次第に私の股の辺りが湿り気を帯びてくる。
考えないようにと思い
「依頼ってどんな内容なんですか?」
と質問する。
「今から来るお客さんは高橋 一さん。既婚者で、最近探偵に後をつけられているらしい。浮気はしてないがメイドが好きで、そういった店に出入りしている。が探偵に後をつけられているせいで店に行けなくなった。大まかに言うとこんな感じかな」
「依頼人がメイドが好きな事は分かったんですが、私がコスプレするのと何の関係があるんでしょうか?」
「この依頼が片付けばわかるよ。梓はしっかりメイド演じて。俺が指示出すから指示通りに仕事してくれればいいから」
何故メイドを演じるのかは結局分からなかったが、指示に従うことにした。
そうしている間に事務所に着いた。
七菜にいわれた通りにニーハイなどのオプションも着けていく。
少しすると1人の男性がやってきた。
歳は40~45歳で中肉中背。高橋 一さんだ。
私は、「こんにちは」と挨拶をしコーヒーを入れに行く。
もちろんメイド服のままだ。
コーヒーを入れている間少しだが、蓮さんとお客さんの話声が聞こえる。
「こんにちは」
「こんにちは」
「最初に事務所に来てから3日たちますがどうですか?」
「やはり付けられているみたいで。今も帽子を被った男の人に付けられていたんですが、大丈夫ですか?探偵事務所に出入りしてることが分かれば面倒な事になりませんか?」
「大丈夫です。向こうも馬鹿じゃないんで、一さんが此処に出入りしてるのが分かれば一旦引くはずです」
などと話している。
こんな深刻そうに話している中、こんな服装で出て行くのは場違いではないかと悩む。
すると蓮さんが
「梓、コーヒーまだー?」
と声がした。
「はい。今持っていきます」
と返事をする。
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