544 / 613
Call of buddha
しおりを挟む
打ち合わせと準備に時間を使い2日後の深夜。軽バンで雲海さんを寺まで拾いに行き、悪霊退治の現場に向かった。
雲海さんが戦えるのは知っているが、それを見たのはダンジョンスタンピードの時であれからだいぶ時間も経っている。そこで改めて軽く手合せしたりして、互いの戦闘スタイルを確認したのだ。まぁストリートファイトのように寺の境内でバトってて、参拝客を驚かせたりしてしまったが。
今夜の仕事も企業案件で、場所は六本木にある大型オフィスビル。
その地下駐車場に出没する悪霊を、退治してほしいという依頼。すでに何人も被害者が出ていて、そのオフィスビルの警備を任されている会社に、なんとかしろとテナントから強い苦情が寄せられての依頼らしい。
なので現場に到着すると、待っていたのはその警備会社の中年社員だった。
「いやぁ、お待ちしてました!ささ、さぁ!こちらへどうぞ!」
そして車を降りると、笑顔と丁寧な挨拶で案内される。雲海さんが。
(うん、まぁそうなるよな…)
オレの車できたので、ここまで運転してきたのも当然オレ。
そんな車から私服姿のマッチョと袈裟を着た坊さんが降りてくれば、どう考えても悪霊退治のメインは坊主の雲海さんで、マッチョなオレは護衛か従者にしか見えなかったのだろう。
そんな警備員の対応に雲海さんが何度も振り返りながらオレに問いたげな表情をみせるが、それに苦笑の頷きで返しそのまま進むよう促す。ここは勘違いでもそうした方が協力的に動いてくれそうなので、特に訂正することもなく後に付いて警備室まで案内されていく。
そうして警備室に入ると、早速といった感じで警備員のオッサンが壁一面に並んだディスプレイのひとつを指差す。
「ホラ見て!コレ!映ってるでしょバッチリ!こいつらに困ってるんですよ~!」
その指差された画面の映像に注目してみると、たしか暗い地下駐車場を白い人影が濃くなったり薄くなったりしながらウロついている。
「ああ、確かに」
そうして説明を続ける警備のオッサンによると、幸いまだ死者こそ出ていなものの地下駐車場を出る時におどかされて車が事故ったり、精神錯乱状態になって救急車で運ばれたりと被害が相次いでいるとのこと。
「ここの警備室も地下駐車場に近いからねェ。何時あいつらがここに飛び込んでくるかと思うと、気が気じゃないんだよ~」
「はぁ。では戦闘になればそういった事も起こりうるので、先にお守りを渡しておきましょう」
そこでオレはその場にいた3人の警備員に、紙に包んだお浄め塩を渡していく。
「もし悪霊に襲われたら、それを相手に撒くか自分にふりかけるかしてください」
紙にはスキルで生み出した大さじ3ほどの聖なる塩が包んであるので、ゾンビなら3体、レッサーゴーストでも2体は倒せるはず。
「ほんとに、大丈夫ですかね?」
「まぁ念の為です。もちろんコチラに来ないよう、反対側に向け攻めていきますから」
そう警備員らを安心させると、準備のため一度車へと戻ることに。
そこで雲海さんは袈裟に具足をつけた弁慶スタイルに。頭にはいつもの金の飾りがついた鉢金を巻き、武器は錫杖を装備。雲海さんは刃先が十字になった槍を使いたがったが、今日それは必要ないと錫杖に変えてもらった。
で、オレもまた蟲王スーツ姿に変身し、ミスリル靴ベラを装備。そしてまだ連携が取り慣れていないので、フェイスオープンの兜状態でアイコンタクトを送れるようにしておく。
こうして武装を終え警備室に再び向かうと、警備員にはモニターで監視しておくように伝え、警備室にほど近い地下駐車場へと続く鉄扉の前まで来た。
「さて、ここからが本番ですが、まずはお経を試してみましょうか」
「お経…ですか?」
「ええ。神を降ろした相撲取りたちはその神気をまとい、モンスターを弱体化できたそうですから。なので仏教のお経でもなにか効果があるのか、試してみる価値はあると思うのです」
「なるほど、これは信心が試されそうですね…」
「ま、そう深く考えずに。気になったことはなんでも試してみるスタイルなだけですよ」
「わかりました。ではやってみましょう!」
そうして目配せでタイミングを計ると、オレが扉を開け放つのと同時に雲海さんがシャンと錫杖をつき、お経を唱えながら歩き出す。それにオレは雲海さんの集中を乱さぬよう先行しつつ、オーラを発し周囲の気配を探る。
(うむ…、けっこういるな…)
ダンジョンから湧いた死霊系モンスターも、陽のあたらず気の澱んだような場所が好き。
それに照らし合わせると、この地下駐車場もまた彼らの好みそうな気の澱みを感じる。そして金ぴかマッチョがオーラを発したり、錫杖ふった坊主がお経を唱えたりしたことで、地下駐車場にいた悪霊たちが集まり出してきた。
だが、攻撃する素振りでコチラに近づいて来た霊たちの耳にお経が届たのか。ハタと動きを止めると、不思議そうにその目鼻立ちのハッキリとしない青白い顔を雲海さんに向けた。
(あれ、なんだこの反応…)
効いているのかいないのか。微妙といえば微妙なので、ちょっとどう判断していいのか分からない。でもオレ単体でいる時には容赦なく襲いかかってくるので、これは雲海さんのお経になんらかの効果があったといえるのでは。
「お経によって、霊が鎮静化してるみたいですよ雲海さん」
その声に、お経をあげる声量を増し声を張って応える雲海さん。するとさらに、蠢いていた悪霊たちがその動きを止める。
(おお…、効いてるぞ)
バーンと霊たちをやっつけてしまうターンアンデッド的なことは起きなかったものの、お経を聞いた霊たちからは蟲笛によって怒りを静められた蟲の如く、攻撃色が消えたのだ。でもダンジョンモンスターが仏教徒とも思えんし、視た感じ「あ~なんか知らんけど、この音落ち着くわ~」ってな受け止め方っぽい。雲海さんも自身の声に魔力をのせて、お経を発してるようだし。
そこでさらに、雲海さんの持つ錫杖に聖なる塩の結晶を付着させ練り歩いてもらう。
と、やがてフラフラと近づいて来たレッサーゴーストが勝手に錫杖に触れ、そのまま自滅していくではないか。その様子は普段オレがしている殺伐とした心霊バトルとはまるで違い、まるで鎮魂の儀式といった様相。
(うむむ、これはなんとも。奥が深い…)
お経を唱えるだけで、ノーダメで次々レッサーゴーストを消していく雲海さん。
聖なる塩によるダメージなのは、確かであろう。が、いつも聞くあのけたたましい断末魔がまるで起きない。それはまるで、ゴーストたちが消える事を納得したうえで、静かに消えていくようだ。
(すごいぞ雲海さん、なんという御仏パワーだ…)
こうして、鎮魂の儀式によって地下駐車場からはすべての悪霊が消えたのだった。
雲海さんが戦えるのは知っているが、それを見たのはダンジョンスタンピードの時であれからだいぶ時間も経っている。そこで改めて軽く手合せしたりして、互いの戦闘スタイルを確認したのだ。まぁストリートファイトのように寺の境内でバトってて、参拝客を驚かせたりしてしまったが。
今夜の仕事も企業案件で、場所は六本木にある大型オフィスビル。
その地下駐車場に出没する悪霊を、退治してほしいという依頼。すでに何人も被害者が出ていて、そのオフィスビルの警備を任されている会社に、なんとかしろとテナントから強い苦情が寄せられての依頼らしい。
なので現場に到着すると、待っていたのはその警備会社の中年社員だった。
「いやぁ、お待ちしてました!ささ、さぁ!こちらへどうぞ!」
そして車を降りると、笑顔と丁寧な挨拶で案内される。雲海さんが。
(うん、まぁそうなるよな…)
オレの車できたので、ここまで運転してきたのも当然オレ。
そんな車から私服姿のマッチョと袈裟を着た坊さんが降りてくれば、どう考えても悪霊退治のメインは坊主の雲海さんで、マッチョなオレは護衛か従者にしか見えなかったのだろう。
そんな警備員の対応に雲海さんが何度も振り返りながらオレに問いたげな表情をみせるが、それに苦笑の頷きで返しそのまま進むよう促す。ここは勘違いでもそうした方が協力的に動いてくれそうなので、特に訂正することもなく後に付いて警備室まで案内されていく。
そうして警備室に入ると、早速といった感じで警備員のオッサンが壁一面に並んだディスプレイのひとつを指差す。
「ホラ見て!コレ!映ってるでしょバッチリ!こいつらに困ってるんですよ~!」
その指差された画面の映像に注目してみると、たしか暗い地下駐車場を白い人影が濃くなったり薄くなったりしながらウロついている。
「ああ、確かに」
そうして説明を続ける警備のオッサンによると、幸いまだ死者こそ出ていなものの地下駐車場を出る時におどかされて車が事故ったり、精神錯乱状態になって救急車で運ばれたりと被害が相次いでいるとのこと。
「ここの警備室も地下駐車場に近いからねェ。何時あいつらがここに飛び込んでくるかと思うと、気が気じゃないんだよ~」
「はぁ。では戦闘になればそういった事も起こりうるので、先にお守りを渡しておきましょう」
そこでオレはその場にいた3人の警備員に、紙に包んだお浄め塩を渡していく。
「もし悪霊に襲われたら、それを相手に撒くか自分にふりかけるかしてください」
紙にはスキルで生み出した大さじ3ほどの聖なる塩が包んであるので、ゾンビなら3体、レッサーゴーストでも2体は倒せるはず。
「ほんとに、大丈夫ですかね?」
「まぁ念の為です。もちろんコチラに来ないよう、反対側に向け攻めていきますから」
そう警備員らを安心させると、準備のため一度車へと戻ることに。
そこで雲海さんは袈裟に具足をつけた弁慶スタイルに。頭にはいつもの金の飾りがついた鉢金を巻き、武器は錫杖を装備。雲海さんは刃先が十字になった槍を使いたがったが、今日それは必要ないと錫杖に変えてもらった。
で、オレもまた蟲王スーツ姿に変身し、ミスリル靴ベラを装備。そしてまだ連携が取り慣れていないので、フェイスオープンの兜状態でアイコンタクトを送れるようにしておく。
こうして武装を終え警備室に再び向かうと、警備員にはモニターで監視しておくように伝え、警備室にほど近い地下駐車場へと続く鉄扉の前まで来た。
「さて、ここからが本番ですが、まずはお経を試してみましょうか」
「お経…ですか?」
「ええ。神を降ろした相撲取りたちはその神気をまとい、モンスターを弱体化できたそうですから。なので仏教のお経でもなにか効果があるのか、試してみる価値はあると思うのです」
「なるほど、これは信心が試されそうですね…」
「ま、そう深く考えずに。気になったことはなんでも試してみるスタイルなだけですよ」
「わかりました。ではやってみましょう!」
そうして目配せでタイミングを計ると、オレが扉を開け放つのと同時に雲海さんがシャンと錫杖をつき、お経を唱えながら歩き出す。それにオレは雲海さんの集中を乱さぬよう先行しつつ、オーラを発し周囲の気配を探る。
(うむ…、けっこういるな…)
ダンジョンから湧いた死霊系モンスターも、陽のあたらず気の澱んだような場所が好き。
それに照らし合わせると、この地下駐車場もまた彼らの好みそうな気の澱みを感じる。そして金ぴかマッチョがオーラを発したり、錫杖ふった坊主がお経を唱えたりしたことで、地下駐車場にいた悪霊たちが集まり出してきた。
だが、攻撃する素振りでコチラに近づいて来た霊たちの耳にお経が届たのか。ハタと動きを止めると、不思議そうにその目鼻立ちのハッキリとしない青白い顔を雲海さんに向けた。
(あれ、なんだこの反応…)
効いているのかいないのか。微妙といえば微妙なので、ちょっとどう判断していいのか分からない。でもオレ単体でいる時には容赦なく襲いかかってくるので、これは雲海さんのお経になんらかの効果があったといえるのでは。
「お経によって、霊が鎮静化してるみたいですよ雲海さん」
その声に、お経をあげる声量を増し声を張って応える雲海さん。するとさらに、蠢いていた悪霊たちがその動きを止める。
(おお…、効いてるぞ)
バーンと霊たちをやっつけてしまうターンアンデッド的なことは起きなかったものの、お経を聞いた霊たちからは蟲笛によって怒りを静められた蟲の如く、攻撃色が消えたのだ。でもダンジョンモンスターが仏教徒とも思えんし、視た感じ「あ~なんか知らんけど、この音落ち着くわ~」ってな受け止め方っぽい。雲海さんも自身の声に魔力をのせて、お経を発してるようだし。
そこでさらに、雲海さんの持つ錫杖に聖なる塩の結晶を付着させ練り歩いてもらう。
と、やがてフラフラと近づいて来たレッサーゴーストが勝手に錫杖に触れ、そのまま自滅していくではないか。その様子は普段オレがしている殺伐とした心霊バトルとはまるで違い、まるで鎮魂の儀式といった様相。
(うむむ、これはなんとも。奥が深い…)
お経を唱えるだけで、ノーダメで次々レッサーゴーストを消していく雲海さん。
聖なる塩によるダメージなのは、確かであろう。が、いつも聞くあのけたたましい断末魔がまるで起きない。それはまるで、ゴーストたちが消える事を納得したうえで、静かに消えていくようだ。
(すごいぞ雲海さん、なんという御仏パワーだ…)
こうして、鎮魂の儀式によって地下駐車場からはすべての悪霊が消えたのだった。
44
お気に入りに追加
158
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
スマートシステムで異世界革命
小川悟
ファンタジー
/// 毎日19時に投稿する予定です。 ///
★☆★ システム開発の天才!異世界転移して魔法陣構築で生産チート! ★☆★
新道亘《シンドウアタル》は、自分でも気が付かないうちにボッチ人生を歩み始めていた。
それならボッチ卒業の為に、現実世界のしがらみを全て捨て、新たな人生を歩もうとしたら、異世界女神と事故で現実世界のすべてを捨て、やり直すことになってしまった。
異世界に行くために、新たなスキルを神々と作ったら、とんでもなく生産チートなスキルが出来上がる。
スマフォのような便利なスキルで異世界に生産革命を起こします!
序章(全5話)異世界転移までの神々とのお話しです
第1章(全12話+1話)転生した場所での検証と訓練
第2章(全13話+1話)滞在先の街と出会い
第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚
第4章(全17話)ダンジョン探索
第5章(執筆中)公的ギルド?
※第3章以降は少し内容が過激になってきます。
上記はあくまで予定です。
カクヨムでも投稿しています。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
クラス転移、異世界に召喚された俺の特典が外れスキル『危険察知』だったけどあらゆる危険を回避して成り上がります
まるせい
ファンタジー
クラスごと集団転移させられた主人公の鈴木は、クラスメイトと違い訓練をしてもスキルが発現しなかった。
そんな中、召喚されたサントブルム王国で【召喚者】と【王候補】が協力をし、王選を戦う儀式が始まる。
選定の儀にて王候補を選ぶ鈴木だったがここで初めてスキルが発動し、数合わせの王族を選んでしまうことになる。
あらゆる危険を『危険察知』で切り抜けツンデレ王女やメイドとイチャイチャ生活。
鈴木のハーレム生活が始まる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる