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solt-ish man
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「チャクラオン…むぅん、オーラ変身ッ!!」
ぬめった粘液、身に纏い、オレは粘つく人になる。そうして念動で四肢にパーツを組みつけると、蟲王スーツ姿に。
「おぅ!コラァー!」
「いんのはわかってんだぞ~!」
「ウラ!出てこいやぁ~!」
ふむ、先ほどから煩い排気音に加え、何人もの怒声がしきりに聞こえてきている。そろそろ顔をみせてやらねば、塀を越え乗り込んできそうな勢いだ。
「よし、では相手をしたくはないがゆくか。とおッ!」
跳躍し、大きな門の屋根にスタリと着地。するとそこから、居並ぶ面々の顔が一望できた。
(いや~たまるか。こりゃまっことかなわんぜよ…)
なんということでしょう。門の上から見下ろすと、そこはまるで悪ガキ見本市会場。
族車に乗った如何にもといった若者から、走り屋崩れにチンピラみたいな風体の者まで実にさまざま。やたらゆるいサマーセーターに、ズボンのずり落ちてるヤツまでいる。まだ車に乗ってる奴もいるが、数はざっと30といったところか。
うん、なんというか。まとめて泥舟に乗せ荒天の海に出航させたいというのが、オレの感想だ。
車もまた酷い。どれも周囲を威嚇することを目的にチューンしたようなラインナップ。目についた一台のフロントガラスには白いボンボンが吊るされて並び、ダッシュボードにもまた絨毯ぽい布。そしてやたらと紫の色使いが多い。全てがそんな感じなので、当然アニメ美少女が描かれ周囲の目を楽しませてくれるような痛車の姿は一台も無い。
で、痛車とはまた違った意味でイタイ車群の中心に、まだ片腕を吊った状態の音夢くんの姿もあった。
(しかし正気か?こんな真似、さすがに警察だって黙ってないだろう??)
我が目を疑うとはこのことか。それとも地元警察の力が低下したことで、彼らの頭のなかはすっかり世紀末モヒカンと化してしまったのだろうか。
「「…!?」」
「おいおい、なんだコイツぁ!」
「ふざけてんのかテメェ!」
そして蟲王スーツ姿のオレを見た反応も、またさまざま。変わらず悪態を続ける者に、オレの正気を疑うような眼差しの者。そして目を合わせちゃヤバい奴なんじゃと、すぐに視線を逸らしたのが若干名。
うん、今は話をするのにマスクをオープンしている。でもこんな恰好したのが住宅街に居たなら、オレもまぁ目は合わせないと思う。
しかしオレにとってはこの蟲王スーツこそが戦う時の正装。故に堂々と立つ。
ただ得物を持っていてはいらぬ誤解を招いてしまうので、この場には無手で立っている。ま、蟲王スーツな時点でかなりアレだという点については、十分自覚している。
「ハッ、なんだコイツ?!キモッ!」
「見下ろしてんじゃねぇオラ!さっさと降りてこい!」
「ざけてんじゃねぇぞクソが!」
そして居並ぶヤンチャボーイズは、上から見下ろされるのが非常にご不快な様子。
(まぁ昔とそう変わらないだろう。いつもの手だな…)
そんな居丈高に吠えるヤンチャボーイズに、かつての同級生を重ねる。彼らはアレだ。挑発し、先に手を出させ、それを理由に袋叩きと、そういった算段で絡んでいる。
そうすれば「先に手を出したのは相手だ!」と自分達の正当性を主張できるし、一対多数であれば最初に攻撃されるのは一人で済む。その後は諍いを止める態で取り囲んでしまえば、勝利は間違いなしという訳だ。
故に、ここでは暖簾に腕押しヌカに釘。降りてこいなんて声にはいっさい耳を貸さず、見下ろしたまま返してやる。
「お前らの方こそウルサイぞ。揃いも揃って、他人の迷惑も考えられないのか?」
「「「なんだとぉ!」」」
「いいから吹かすのをやめ用件を言え。鶏が卵を産まなくなったらどうしてくれるんだ」
「な…、調子んノッテんじゃねぇぞゴルァ!!」
いやいや大事なことだ。オレは濃厚な黄身の旨みを持つ卵でTKGするのと、お爺さんのお手製納豆で朝食を摂るのを毎朝楽しみにしてるんだ。それを妨げる真似など許さん。
「おぅコラ!テメェこそ拾った肉をまるごとよこしな!!」
「そうだ!拾った肉を独り占めして、みっともねぇと思わねェのか!あぁん!?」
「拾った肉…??」
「そうよ!アンタらに山の主が倒せるわけないじゃない!どうせ崖から落ちて勝手に死んだのをみつけただけなんでしょ!?」
訳の解らんことをがなり立ててるヤンチャボーイズの言に首を傾げると、以前に見かけたあのやかましい女の子が説明してくれた。
「なんだ。おまえたちは超巨大猪が、勝手に死んだと思いたいのか?」
「なによ!それがホントのことじゃない!!」
なるほど、そういうことか。
彼らの価値観。いや、実力と言い換えてもいいが、それによると超巨大猪はとてもオレ達に倒せる相手ではないという認識らしい。それでオレ達がその肉を所有している理由を、崖から落ちて勝手に死んだなどという想像で補完したと。
しかしまぁ、なんとも都合がよすぎる。希望的観測が過ぎるというモノだろう。
自衛隊だってダンジョンをなんぼも破壊してのけてるのだ…って、それは無理か。パッと見まわしただけでも、彼らのなかにオーラを操れそうな者はひとりもいない。それではコチラの力量に気付けないでも無理もない。
(しかし、毎度のように舐められるな。もしや称号【しょっぱい男】に、そんな効果でもついてるのか…??)
などと思考の隅でチラと考えると、突然ひらめきのようにその効果が頭に思い浮かんだ。
【しょっぱい男】:情報隠蔽効果あり。ただし敵意を持った相手にはしょっぱい男として侮られる。
(ハァッ!?って、そういうパターン!?)
もしやステータス上のアレコレって、自分でしっかり認識できてないとちゃんと表示されない感じ??
「おいッ、テメェいつまで見下ろしてんだ!」
「いい加減にしねぇと、痛い目みっぞ!!」
ヤンチャボーイズが眼下でなにやら喚いている。が、オレにはこの新情報の方が驚き。そうか、オレがしょっちゅう舐められるのって、【しょっぱい男】のせいだったのか。。。
ぬめった粘液、身に纏い、オレは粘つく人になる。そうして念動で四肢にパーツを組みつけると、蟲王スーツ姿に。
「おぅ!コラァー!」
「いんのはわかってんだぞ~!」
「ウラ!出てこいやぁ~!」
ふむ、先ほどから煩い排気音に加え、何人もの怒声がしきりに聞こえてきている。そろそろ顔をみせてやらねば、塀を越え乗り込んできそうな勢いだ。
「よし、では相手をしたくはないがゆくか。とおッ!」
跳躍し、大きな門の屋根にスタリと着地。するとそこから、居並ぶ面々の顔が一望できた。
(いや~たまるか。こりゃまっことかなわんぜよ…)
なんということでしょう。門の上から見下ろすと、そこはまるで悪ガキ見本市会場。
族車に乗った如何にもといった若者から、走り屋崩れにチンピラみたいな風体の者まで実にさまざま。やたらゆるいサマーセーターに、ズボンのずり落ちてるヤツまでいる。まだ車に乗ってる奴もいるが、数はざっと30といったところか。
うん、なんというか。まとめて泥舟に乗せ荒天の海に出航させたいというのが、オレの感想だ。
車もまた酷い。どれも周囲を威嚇することを目的にチューンしたようなラインナップ。目についた一台のフロントガラスには白いボンボンが吊るされて並び、ダッシュボードにもまた絨毯ぽい布。そしてやたらと紫の色使いが多い。全てがそんな感じなので、当然アニメ美少女が描かれ周囲の目を楽しませてくれるような痛車の姿は一台も無い。
で、痛車とはまた違った意味でイタイ車群の中心に、まだ片腕を吊った状態の音夢くんの姿もあった。
(しかし正気か?こんな真似、さすがに警察だって黙ってないだろう??)
我が目を疑うとはこのことか。それとも地元警察の力が低下したことで、彼らの頭のなかはすっかり世紀末モヒカンと化してしまったのだろうか。
「「…!?」」
「おいおい、なんだコイツぁ!」
「ふざけてんのかテメェ!」
そして蟲王スーツ姿のオレを見た反応も、またさまざま。変わらず悪態を続ける者に、オレの正気を疑うような眼差しの者。そして目を合わせちゃヤバい奴なんじゃと、すぐに視線を逸らしたのが若干名。
うん、今は話をするのにマスクをオープンしている。でもこんな恰好したのが住宅街に居たなら、オレもまぁ目は合わせないと思う。
しかしオレにとってはこの蟲王スーツこそが戦う時の正装。故に堂々と立つ。
ただ得物を持っていてはいらぬ誤解を招いてしまうので、この場には無手で立っている。ま、蟲王スーツな時点でかなりアレだという点については、十分自覚している。
「ハッ、なんだコイツ?!キモッ!」
「見下ろしてんじゃねぇオラ!さっさと降りてこい!」
「ざけてんじゃねぇぞクソが!」
そして居並ぶヤンチャボーイズは、上から見下ろされるのが非常にご不快な様子。
(まぁ昔とそう変わらないだろう。いつもの手だな…)
そんな居丈高に吠えるヤンチャボーイズに、かつての同級生を重ねる。彼らはアレだ。挑発し、先に手を出させ、それを理由に袋叩きと、そういった算段で絡んでいる。
そうすれば「先に手を出したのは相手だ!」と自分達の正当性を主張できるし、一対多数であれば最初に攻撃されるのは一人で済む。その後は諍いを止める態で取り囲んでしまえば、勝利は間違いなしという訳だ。
故に、ここでは暖簾に腕押しヌカに釘。降りてこいなんて声にはいっさい耳を貸さず、見下ろしたまま返してやる。
「お前らの方こそウルサイぞ。揃いも揃って、他人の迷惑も考えられないのか?」
「「「なんだとぉ!」」」
「いいから吹かすのをやめ用件を言え。鶏が卵を産まなくなったらどうしてくれるんだ」
「な…、調子んノッテんじゃねぇぞゴルァ!!」
いやいや大事なことだ。オレは濃厚な黄身の旨みを持つ卵でTKGするのと、お爺さんのお手製納豆で朝食を摂るのを毎朝楽しみにしてるんだ。それを妨げる真似など許さん。
「おぅコラ!テメェこそ拾った肉をまるごとよこしな!!」
「そうだ!拾った肉を独り占めして、みっともねぇと思わねェのか!あぁん!?」
「拾った肉…??」
「そうよ!アンタらに山の主が倒せるわけないじゃない!どうせ崖から落ちて勝手に死んだのをみつけただけなんでしょ!?」
訳の解らんことをがなり立ててるヤンチャボーイズの言に首を傾げると、以前に見かけたあのやかましい女の子が説明してくれた。
「なんだ。おまえたちは超巨大猪が、勝手に死んだと思いたいのか?」
「なによ!それがホントのことじゃない!!」
なるほど、そういうことか。
彼らの価値観。いや、実力と言い換えてもいいが、それによると超巨大猪はとてもオレ達に倒せる相手ではないという認識らしい。それでオレ達がその肉を所有している理由を、崖から落ちて勝手に死んだなどという想像で補完したと。
しかしまぁ、なんとも都合がよすぎる。希望的観測が過ぎるというモノだろう。
自衛隊だってダンジョンをなんぼも破壊してのけてるのだ…って、それは無理か。パッと見まわしただけでも、彼らのなかにオーラを操れそうな者はひとりもいない。それではコチラの力量に気付けないでも無理もない。
(しかし、毎度のように舐められるな。もしや称号【しょっぱい男】に、そんな効果でもついてるのか…??)
などと思考の隅でチラと考えると、突然ひらめきのようにその効果が頭に思い浮かんだ。
【しょっぱい男】:情報隠蔽効果あり。ただし敵意を持った相手にはしょっぱい男として侮られる。
(ハァッ!?って、そういうパターン!?)
もしやステータス上のアレコレって、自分でしっかり認識できてないとちゃんと表示されない感じ??
「おいッ、テメェいつまで見下ろしてんだ!」
「いい加減にしねぇと、痛い目みっぞ!!」
ヤンチャボーイズが眼下でなにやら喚いている。が、オレにはこの新情報の方が驚き。そうか、オレがしょっちゅう舐められるのって、【しょっぱい男】のせいだったのか。。。
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