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(ク…、いったい何処から…!?)
気配を探ろうにもサワサワゲコゲコリンリンと、周囲のノイズが多過ぎてまるで解らない。
(ハ、そうだ!)
そこで気付いたのは賢いタロがなぜ、地に伏せたままジッとこちらを窺っているのかという疑問。
(むぅ、オレを気にしているようにもみえるが…、いや違う!タロが気にかけているのは鶏小屋の方かッ!?)
そこで片膝立ちのまま振り返り、左の脇の下から右手に持った懐中電灯で鶏小屋の中をじっくりと照らしていく…。
(ナッ…!?)
すると…、いた!鶏小屋のなかに、2羽ニワトリではない異質な存在が。。。
…。
お爺さんの飼っている鶏たち。
それはワイルドカントリー方式で育てられている為、そのいずれもが大きく逞しい。羽毛も白から茶ばんでいて、ブロイラー種ではあるもののケージ飼育されている鶏とはまるで別物だ。
にもかかわらず、大きく逞しい鶏たちを凌駕するサイズの軍鶏のようなモンスターが、鶏小屋にシレッと紛れ込んでいたのだ。
その羽毛は艶のある青みがかった黒で、実に美しい。
だがその軍鶏をさらに始祖鳥へと先祖がえりさせてしまったような、なんとも野蛮な雰囲気を併せ持っている。うん、軍鶏な時点で充分ワイルドなのに、そこに始祖鳥風味が加味されているのだ。
その眼光は、まさしくハシビロコウを軽く超えた鋭さ。
…が、まったく意味が解らない。なんでほかの鶏たちはそんな始祖鳥チックな軍鶏を怖がる様子もなく、2羽も含めてひとかたまりになって眼を閉じているのだ。
(う~む…ムッ!)
今、チラリと視えたのは蛇のような長い尾。そしてその意味するモノとは、もしや…もしや…!
「まさか、コカトリス…!とすると発砲スチロールみたいなあの死体は、鹸化現象だったのかッ!?」
謎だった点が線へと結びつき答えを紡ぎ出す。
コカトリス。それは鶏に似た姿に蛇の尾を持つといわれるモンスター。そしてその毒により、生き物を石に変えてしまうという。
魔力で操る技は、現代の技術に照らし合わせるとその変換効率は異常極まりない。
オレの持つファイヤーワンドですら、通常の科学や化学では考えられないエネルギー効率をしている。1単位の魔力がいったい何キロカロリーなるのかなどサッパリ。だが、それはスキルの【強酸】も同様。以前に調べてみたがスキル【強酸】で生み出された酸は、地球上に存在する酸以上の溶解力を発揮してみせたりもするようだ。
そこで、あの発砲スチロールのようになっていた死体。
あれは【強アルカリ】とでもいった毒に、侵された跡ではなかろうか?その魔力が消費し尽くされ消えたことで急速にpHが低下していき、その過程で組織に含まれている脂肪分が石鹸となったモノとも考えられる。
つまりコカトリスの石化攻撃とは、強アルカリによる攻撃だったと。
うむ、たしかにこれならばなんの化学知識のない人間が、アルカリ成分と油分が反応することで起きる鹸化を、石化と勘違いしてもおかしくはない。
(うむむ、しかしなぜ鶏小屋にコカトリスが?この状況、いったいどうすれば…)
…。
静かな睨み合いが続く。だがいい案はなかなか思い浮かばない。
これでは鶏たちを鳥質にされているようなモノ。しかも瀬来さんのご実家敷地内での戦闘ともなれば、その被害についても考えなければならない…。
ただ不幸中の幸いはコカトリスの石化が、あの石化で有名なメデューサのような呪いの視線ではなかったこと。もしそれであったなら、今頃はオレも石にされていたかもしれない。
しかしいったい何処から?いや、よく視れば鶏小屋には穴が空いてるからそこから侵入したというのは解るが、なぜ鶏たちといっしょにいる?こいつらは自衛隊が駆除していったダンジョンの生き残りか??
それらの疑問がグルグルと頭の中で渦を巻き、どう対処すべきかと考えあぐねてしまう。しかしそんなジリジリとした時間のなかで、お爺さんがオレを呼びにきてしまった。
「なにしとるんじゃコーイチ?みんな待っとるぞ?」
「あ、ダメですお爺さん!今は来ないでください!」
だがお爺さんはオレの制止を聞かず、湯上り甚平のサンダル履きという無防備な姿で鶏小屋に近づいてしまう。
(あ、それは不味い…!)
慌ててお爺さんの盾になろうと近づくが、その前にお爺さんが鶏小屋のなかを覗きこんでしまった。
「「「コッコッコッ…!」」」
すると眠っていたはずの鶏たちがお爺さんの近づいてきた足音で一斉に目を覚まし、うれしそうに金網のそばまで寄ってくる。愛情深く育てられた鶏たちは、お爺さんにとても懐いていたのだ。
「おうおう、よし。ん、なんじゃ。知らん間に立派な軍鶏が増えとるの?」
「あ、いや…。ソレは軍鶏というか…」
さらにお爺さんは鶏小屋の奥でジッと動かないままのコカトリスを目にして、大きな軍鶏と勘違いした。
「まぁええ。どこで飼っとたのか知らんが、腹空かせて逃げて来たんだろう。ならうちでしばらく面倒みとくか?」
コカトリスを見つめるお爺さんと、お爺さんを見つめるコカトリス。
(待てよ…。そうだ、このタイミングならばッ!)
「あ、ハイ!そうですね、それがいいですねッ!!」
もし、もしこのコカトリスたちが鶏たちの待遇を羨んでここに来たのなら…。
その可能性にかけお爺さんの背中に手を当てると、コカトリスたちに向けテイム化するための魔力を注いでみる。
(さぁ選べコカトリスよ!辛くともこれまで通り自由に生きるか。それとも多少の不自由は我慢し、お世話してもらえる生き方か。おまえたちはどっちを選ぶッ!?)
『『きゅわわ~!ぽふっ!』』
すると…、コカトリスたちはそのまま金板へとカード化してみせた。
(て、コカトリス強っ!金板とか、オレの3眷属より上か!)
「ん、なんじゃコーイチ?また手品か?」
「は、いやまぁ、そんなトコで…」
ハァ~…でも良かった。うまくいった。
しかしお爺さん。吸血人参たちに続いてコカトリスまで手懐けちゃうなんて、ホント凄すぎですよ。
気配を探ろうにもサワサワゲコゲコリンリンと、周囲のノイズが多過ぎてまるで解らない。
(ハ、そうだ!)
そこで気付いたのは賢いタロがなぜ、地に伏せたままジッとこちらを窺っているのかという疑問。
(むぅ、オレを気にしているようにもみえるが…、いや違う!タロが気にかけているのは鶏小屋の方かッ!?)
そこで片膝立ちのまま振り返り、左の脇の下から右手に持った懐中電灯で鶏小屋の中をじっくりと照らしていく…。
(ナッ…!?)
すると…、いた!鶏小屋のなかに、2羽ニワトリではない異質な存在が。。。
…。
お爺さんの飼っている鶏たち。
それはワイルドカントリー方式で育てられている為、そのいずれもが大きく逞しい。羽毛も白から茶ばんでいて、ブロイラー種ではあるもののケージ飼育されている鶏とはまるで別物だ。
にもかかわらず、大きく逞しい鶏たちを凌駕するサイズの軍鶏のようなモンスターが、鶏小屋にシレッと紛れ込んでいたのだ。
その羽毛は艶のある青みがかった黒で、実に美しい。
だがその軍鶏をさらに始祖鳥へと先祖がえりさせてしまったような、なんとも野蛮な雰囲気を併せ持っている。うん、軍鶏な時点で充分ワイルドなのに、そこに始祖鳥風味が加味されているのだ。
その眼光は、まさしくハシビロコウを軽く超えた鋭さ。
…が、まったく意味が解らない。なんでほかの鶏たちはそんな始祖鳥チックな軍鶏を怖がる様子もなく、2羽も含めてひとかたまりになって眼を閉じているのだ。
(う~む…ムッ!)
今、チラリと視えたのは蛇のような長い尾。そしてその意味するモノとは、もしや…もしや…!
「まさか、コカトリス…!とすると発砲スチロールみたいなあの死体は、鹸化現象だったのかッ!?」
謎だった点が線へと結びつき答えを紡ぎ出す。
コカトリス。それは鶏に似た姿に蛇の尾を持つといわれるモンスター。そしてその毒により、生き物を石に変えてしまうという。
魔力で操る技は、現代の技術に照らし合わせるとその変換効率は異常極まりない。
オレの持つファイヤーワンドですら、通常の科学や化学では考えられないエネルギー効率をしている。1単位の魔力がいったい何キロカロリーなるのかなどサッパリ。だが、それはスキルの【強酸】も同様。以前に調べてみたがスキル【強酸】で生み出された酸は、地球上に存在する酸以上の溶解力を発揮してみせたりもするようだ。
そこで、あの発砲スチロールのようになっていた死体。
あれは【強アルカリ】とでもいった毒に、侵された跡ではなかろうか?その魔力が消費し尽くされ消えたことで急速にpHが低下していき、その過程で組織に含まれている脂肪分が石鹸となったモノとも考えられる。
つまりコカトリスの石化攻撃とは、強アルカリによる攻撃だったと。
うむ、たしかにこれならばなんの化学知識のない人間が、アルカリ成分と油分が反応することで起きる鹸化を、石化と勘違いしてもおかしくはない。
(うむむ、しかしなぜ鶏小屋にコカトリスが?この状況、いったいどうすれば…)
…。
静かな睨み合いが続く。だがいい案はなかなか思い浮かばない。
これでは鶏たちを鳥質にされているようなモノ。しかも瀬来さんのご実家敷地内での戦闘ともなれば、その被害についても考えなければならない…。
ただ不幸中の幸いはコカトリスの石化が、あの石化で有名なメデューサのような呪いの視線ではなかったこと。もしそれであったなら、今頃はオレも石にされていたかもしれない。
しかしいったい何処から?いや、よく視れば鶏小屋には穴が空いてるからそこから侵入したというのは解るが、なぜ鶏たちといっしょにいる?こいつらは自衛隊が駆除していったダンジョンの生き残りか??
それらの疑問がグルグルと頭の中で渦を巻き、どう対処すべきかと考えあぐねてしまう。しかしそんなジリジリとした時間のなかで、お爺さんがオレを呼びにきてしまった。
「なにしとるんじゃコーイチ?みんな待っとるぞ?」
「あ、ダメですお爺さん!今は来ないでください!」
だがお爺さんはオレの制止を聞かず、湯上り甚平のサンダル履きという無防備な姿で鶏小屋に近づいてしまう。
(あ、それは不味い…!)
慌ててお爺さんの盾になろうと近づくが、その前にお爺さんが鶏小屋のなかを覗きこんでしまった。
「「「コッコッコッ…!」」」
すると眠っていたはずの鶏たちがお爺さんの近づいてきた足音で一斉に目を覚まし、うれしそうに金網のそばまで寄ってくる。愛情深く育てられた鶏たちは、お爺さんにとても懐いていたのだ。
「おうおう、よし。ん、なんじゃ。知らん間に立派な軍鶏が増えとるの?」
「あ、いや…。ソレは軍鶏というか…」
さらにお爺さんは鶏小屋の奥でジッと動かないままのコカトリスを目にして、大きな軍鶏と勘違いした。
「まぁええ。どこで飼っとたのか知らんが、腹空かせて逃げて来たんだろう。ならうちでしばらく面倒みとくか?」
コカトリスを見つめるお爺さんと、お爺さんを見つめるコカトリス。
(待てよ…。そうだ、このタイミングならばッ!)
「あ、ハイ!そうですね、それがいいですねッ!!」
もし、もしこのコカトリスたちが鶏たちの待遇を羨んでここに来たのなら…。
その可能性にかけお爺さんの背中に手を当てると、コカトリスたちに向けテイム化するための魔力を注いでみる。
(さぁ選べコカトリスよ!辛くともこれまで通り自由に生きるか。それとも多少の不自由は我慢し、お世話してもらえる生き方か。おまえたちはどっちを選ぶッ!?)
『『きゅわわ~!ぽふっ!』』
すると…、コカトリスたちはそのまま金板へとカード化してみせた。
(て、コカトリス強っ!金板とか、オレの3眷属より上か!)
「ん、なんじゃコーイチ?また手品か?」
「は、いやまぁ、そんなトコで…」
ハァ~…でも良かった。うまくいった。
しかしお爺さん。吸血人参たちに続いてコカトリスまで手懐けちゃうなんて、ホント凄すぎですよ。
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