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中古車購入
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善は急げということで、オレ達は早速大通り沿いにある中古車販売店へと向かった。
「ねぇ江月さん、良い車があるといいね~」
「ん~、そうだなぁ」
「そらコォチが現物見て確かめたんなら、間違いないで万智~。なにせコォチは、バットとも心を通わせられるんやから~」
そしてその道すがらは、どんな車にするかで盛りあがる。
たとえ中古車といえど車を購入するというのはちょっとしたイベントであり、やはり女の子というのはショッピングが大好きのようだ。
さて、ときに昨今ではネットでお部屋や車なんかもカンタンに探したりできるようだが、どうしたってパソコンの画面越しではおおよその雰囲気は解っても細かな良し悪しまでは解らない。
しかしオレは弛まぬ精神修練により、オーラパワーでもって物品記憶読取が可能。
だから実物が目の前にさえあれば、事故車かそうでないか。はたまたよく手入れのされていた車なのかどうかなんてことを、かなりの確率で読み取る事ができる。ならば実物を見に行くより他はないというわけだ。
しかしそうして中古車販売店へと到着すると、思わぬ再会が待っていた。
「あれ!?キミはもしや瀬来くんじゃないか。いやひさしぶりだねぇ」
「え?もしかして店長ッ!?どうしてここにいるの??」
なんと、中古車販売店で働いていたのはダンジョンショップパレードの元店長さんだった。
「いやどうしてってキミ…、あのお店潰れちゃったでしょ。だから転職だよぉ。でも、今はどこも景気が悪くてねェ。それで、瀬来くんはもしやこのお店に車買いに来たの?なら買ってってよぉ~。いいかげん僕も車売らないと、そろそろマズイんだよぉ~~!」
「え、え、エェ~~ッ…!?」
look over there.あちらをごらんください。元バイトの女の子に泣きつく元店長の図でございます。なんてな。だが、これは好機と見た!ならば突撃アタックあるのみ。
「ジャストアモーメント!話は聞かせてもらったぞダンジョンショップパレードの元店長さん!ならばこのオレが、いやミーが!瀬来さんに代わってユーズドカーをバイしようではないかッ!」
「え?キ…い、いやあなたは…??」
オレの強引極まりない会話への乱入に、眼を白黒させる元店長さん。
「あ、あのね店長!このひとは江月さんていって、今日はここに車を買いに来たの!」
そしてその両者の仲立ちをしなければならない瀬来さんが、自分のポジションをどこに置くかで迷いながらも対応に追われている。
「おお!これはようこそいらっしゃいました!いやいやぁ、瀬来くんはホントに幸運を運んでくれるねぇ。パレードでもキミがカウンターに立つと、ずいぶんとお店が繁盛してたからねェ~」
しかしどうやら瀬来さん。バイト先での評価はべらぼうに高かった模様。
ふむ、なにせ有り余るほどに愛嬌あるからな。客商売にはホント向いてる性格だ。ていうかアレってなんつったっけ?ああ、冒険者ギルドの受付嬢を愛でる会とかなんとかいう連中が、瀬来さん目当てでパレードに入り浸ってたんだっけ。
「では江月さま、今日はどういった車をお求めで??」
「うむ、実はもう決めてるんだ。軽のワンボックスが欲しい」
そうワンボックス。いわゆる軽バン。
軽の商用車としての実績は、各社が共通の仕様で作るほど。オレも勤めていた時は、このタイプの車にお世話になった。故に乗り慣れているし、手入れに関しても問題ないだけの知識がある。
なので買って即マゴつくことなく運転できる車を選択するというのは、緊急の用件を抱えている現状では最適解なのではないだろうか。
「エェ!こんなのでいいの!?江月さんにはちいさ過ぎない??」
しかし軽バンを見ると、瀬来さんは難色を示す。
「いや、それは大丈夫だよ瀬来さん。ま、多少は狭く感じるけど、ほかのセダン系やハイトワゴンより運転席は広いからね。それに以前にも乗ってたことがあるから」
「ん~…、どう考えても江月さんには小さいと思うんだけど…」
「うちはええと思うで。軽の中ではいちばんなかが広いみたいやし、車は走ってモノと人が運べたらええんよ。うちのお父ちゃんが仕入れに使ってた車も、こんなんやったもん」
一方で瀬来さんと仁菜さんの意見は綺麗に割れた。
「へぇ~、シズのお父さん車も乗ってたんだ。中華料理のお店って聞いてたから、なんかバイクのイメージしかなかったよ」
「そら出前の時はね。でもお父ちゃん麺にはこだわっとったから、隣町の製麺所まで車で仕入れに行っとったんよ。いっつも忙しくてどこにも遊びに連れてってもらえへんかったけど、隣町までのドライブには、うちもよく助手席に乗せてくれたしなぁ~…」
ああ、仁菜さんズノスタルジー。
またセピア色の情景が、脳裏に浮かびあがるようだ。そうか。それで仁菜さんはこういったタイプの車に愛着があるのか。まぁ、それはそれとしてオレは並んでいる軽バンから一番上等でお求めやすい車を選んでしまおう。
(チャクラオン!オーラパワー物品記憶読取!!)
「…よし、コレに決めた!この青いのにしよう!」
そうして選んだのは、ブルーメタリックな色味の軽バン。
事故車でなく、走行距離もほどほどで手入れも悪くない。値札と車の状態から勘案するに、この車が一番いいだろう。
「ありがとうございます。では事務所で契約書のほうを」
「おっと、元店長さん。その前に値引き交渉だ。この値札からさらに5万負けてくれ」
オレは35万で売られていた軽バンを、30万に負けろと値引きを要求。その値引き率は15%ほどにもなる。
「えぇ~!?い、いや、さすがにそれは…」
ふむ、流石にきびしいか。
だがここで、オレの特殊スキル発動。袖の下から諭吉さんを召喚!パレード元店長さんの手に、召喚した諭吉さんでダイレクトアタックだ!
「ウ!こ、これは…!?」
「現金一括で支払いますから、ここはがんばって勉強してみてくださいよ。ええ、あなたならきっと出来るハズだ。だって元店長なんだもの。ここの店長さんだって、必ず納得させられますって…」
そして48あるペルソナのひとつ。やたらと心理戦に強いデュエリストを演じて押しまくる。
…。
その後、独り事務所に戻っていった元店長。
しかしすぐに困った笑顔をひきつらせ、本物の中古車販売店の店長さんが現れた。が、待ち構えていたどうにも話の通じそうにないマッチョなオレと、一癖も二癖もある美人女子大生仁菜さんと瀬来さんのおねだりステレオ攻撃に、あえなく撃沈したのであった。
うむ、オレ達の勝利だ。
「ねぇ江月さん、良い車があるといいね~」
「ん~、そうだなぁ」
「そらコォチが現物見て確かめたんなら、間違いないで万智~。なにせコォチは、バットとも心を通わせられるんやから~」
そしてその道すがらは、どんな車にするかで盛りあがる。
たとえ中古車といえど車を購入するというのはちょっとしたイベントであり、やはり女の子というのはショッピングが大好きのようだ。
さて、ときに昨今ではネットでお部屋や車なんかもカンタンに探したりできるようだが、どうしたってパソコンの画面越しではおおよその雰囲気は解っても細かな良し悪しまでは解らない。
しかしオレは弛まぬ精神修練により、オーラパワーでもって物品記憶読取が可能。
だから実物が目の前にさえあれば、事故車かそうでないか。はたまたよく手入れのされていた車なのかどうかなんてことを、かなりの確率で読み取る事ができる。ならば実物を見に行くより他はないというわけだ。
しかしそうして中古車販売店へと到着すると、思わぬ再会が待っていた。
「あれ!?キミはもしや瀬来くんじゃないか。いやひさしぶりだねぇ」
「え?もしかして店長ッ!?どうしてここにいるの??」
なんと、中古車販売店で働いていたのはダンジョンショップパレードの元店長さんだった。
「いやどうしてってキミ…、あのお店潰れちゃったでしょ。だから転職だよぉ。でも、今はどこも景気が悪くてねェ。それで、瀬来くんはもしやこのお店に車買いに来たの?なら買ってってよぉ~。いいかげん僕も車売らないと、そろそろマズイんだよぉ~~!」
「え、え、エェ~~ッ…!?」
look over there.あちらをごらんください。元バイトの女の子に泣きつく元店長の図でございます。なんてな。だが、これは好機と見た!ならば突撃アタックあるのみ。
「ジャストアモーメント!話は聞かせてもらったぞダンジョンショップパレードの元店長さん!ならばこのオレが、いやミーが!瀬来さんに代わってユーズドカーをバイしようではないかッ!」
「え?キ…い、いやあなたは…??」
オレの強引極まりない会話への乱入に、眼を白黒させる元店長さん。
「あ、あのね店長!このひとは江月さんていって、今日はここに車を買いに来たの!」
そしてその両者の仲立ちをしなければならない瀬来さんが、自分のポジションをどこに置くかで迷いながらも対応に追われている。
「おお!これはようこそいらっしゃいました!いやいやぁ、瀬来くんはホントに幸運を運んでくれるねぇ。パレードでもキミがカウンターに立つと、ずいぶんとお店が繁盛してたからねェ~」
しかしどうやら瀬来さん。バイト先での評価はべらぼうに高かった模様。
ふむ、なにせ有り余るほどに愛嬌あるからな。客商売にはホント向いてる性格だ。ていうかアレってなんつったっけ?ああ、冒険者ギルドの受付嬢を愛でる会とかなんとかいう連中が、瀬来さん目当てでパレードに入り浸ってたんだっけ。
「では江月さま、今日はどういった車をお求めで??」
「うむ、実はもう決めてるんだ。軽のワンボックスが欲しい」
そうワンボックス。いわゆる軽バン。
軽の商用車としての実績は、各社が共通の仕様で作るほど。オレも勤めていた時は、このタイプの車にお世話になった。故に乗り慣れているし、手入れに関しても問題ないだけの知識がある。
なので買って即マゴつくことなく運転できる車を選択するというのは、緊急の用件を抱えている現状では最適解なのではないだろうか。
「エェ!こんなのでいいの!?江月さんにはちいさ過ぎない??」
しかし軽バンを見ると、瀬来さんは難色を示す。
「いや、それは大丈夫だよ瀬来さん。ま、多少は狭く感じるけど、ほかのセダン系やハイトワゴンより運転席は広いからね。それに以前にも乗ってたことがあるから」
「ん~…、どう考えても江月さんには小さいと思うんだけど…」
「うちはええと思うで。軽の中ではいちばんなかが広いみたいやし、車は走ってモノと人が運べたらええんよ。うちのお父ちゃんが仕入れに使ってた車も、こんなんやったもん」
一方で瀬来さんと仁菜さんの意見は綺麗に割れた。
「へぇ~、シズのお父さん車も乗ってたんだ。中華料理のお店って聞いてたから、なんかバイクのイメージしかなかったよ」
「そら出前の時はね。でもお父ちゃん麺にはこだわっとったから、隣町の製麺所まで車で仕入れに行っとったんよ。いっつも忙しくてどこにも遊びに連れてってもらえへんかったけど、隣町までのドライブには、うちもよく助手席に乗せてくれたしなぁ~…」
ああ、仁菜さんズノスタルジー。
またセピア色の情景が、脳裏に浮かびあがるようだ。そうか。それで仁菜さんはこういったタイプの車に愛着があるのか。まぁ、それはそれとしてオレは並んでいる軽バンから一番上等でお求めやすい車を選んでしまおう。
(チャクラオン!オーラパワー物品記憶読取!!)
「…よし、コレに決めた!この青いのにしよう!」
そうして選んだのは、ブルーメタリックな色味の軽バン。
事故車でなく、走行距離もほどほどで手入れも悪くない。値札と車の状態から勘案するに、この車が一番いいだろう。
「ありがとうございます。では事務所で契約書のほうを」
「おっと、元店長さん。その前に値引き交渉だ。この値札からさらに5万負けてくれ」
オレは35万で売られていた軽バンを、30万に負けろと値引きを要求。その値引き率は15%ほどにもなる。
「えぇ~!?い、いや、さすがにそれは…」
ふむ、流石にきびしいか。
だがここで、オレの特殊スキル発動。袖の下から諭吉さんを召喚!パレード元店長さんの手に、召喚した諭吉さんでダイレクトアタックだ!
「ウ!こ、これは…!?」
「現金一括で支払いますから、ここはがんばって勉強してみてくださいよ。ええ、あなたならきっと出来るハズだ。だって元店長なんだもの。ここの店長さんだって、必ず納得させられますって…」
そして48あるペルソナのひとつ。やたらと心理戦に強いデュエリストを演じて押しまくる。
…。
その後、独り事務所に戻っていった元店長。
しかしすぐに困った笑顔をひきつらせ、本物の中古車販売店の店長さんが現れた。が、待ち構えていたどうにも話の通じそうにないマッチョなオレと、一癖も二癖もある美人女子大生仁菜さんと瀬来さんのおねだりステレオ攻撃に、あえなく撃沈したのであった。
うむ、オレ達の勝利だ。
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