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ダンジョンスタンピード第二波 自責
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午後6時半。粘液テントの天井からぶら下げた小さなライトの光の下、わんぱくシャークがカニチーズグラタンを夢中でカッ喰らっていた。
「はふはふ、ん、ウマッ!むぐむぐ…ぅッ!」
「おい、そんなに急いで喉詰まらせるなよ?ほら、水」
そんなシャークによく冷えた『なんちゃってレモン水』を生み出して渡してやる。
普通に生み出せば20度前後の温度となるが、熱を意識して生み出してやれば多少は温度を下げることも可能。さらには一度生み出した酸液を魔力分解してやることで気化冷却と同じ作用が働くのか、冷たい『なんちゃってレモン水』を生み出せるのだ。
「んぐんぐんぐ…ぱぁ!美味い、美味いなコレ!」
「へへ、そうでしょ。むぐむぐ…、私が作ったんだから当然にょ!」
同じくカニチーズグラタンを頬張っていた瀬来さんがシャークの言に胸を反らすが、お口の中が処理しきれぬまま口を開いたので語尾がハイブリット猫耳娘みたいになってますよ。
「ふたりとも落ち着いて食べなさい。もっと良く噛んで食べないと消化に悪いわよ」
「は~い、ママ」
おっと、オレもアイシャドウのよく似合う大将の口調が移ったかな。
「はふはふ、むぐむぐ…!」
「しかしシャークよ、凄い食べっぷりだな。もしかして食糧事情がだいぶ悪いのか?」
「ふぅ~…ごちそうさま!ん~、まぁそうだな。見れば解るだろ?あんなに人が集まってんだから…」
実際に外が視える訳ではないが、粘液テントの中で校庭の方に顔を向けやれやれといった調子で息を吐くシャーク。
「ほんと随分集まったわよね。なんでこんなになっちゃったの??」
「そりゃ重機のオッチャン達がこの辺走り回って、モンスターを駆除しまくったからさ。それを見た近所の住民たちが、守ってもらおうと学校に殺到しちまったんだ」
今の学校の校庭には、所狭しと車が停まっている。
それはそれだけ車中泊をしている人間が多いという証拠。しかもそれでも足りないのかブルーシートや段ボールを使って作られた避難民の居住スペースが、学校施設をぐるりと取り囲んでいる有様だ。
「まぁこんなになってちゃ、食料も足りなくなるわよね…」
粘液テントに設けた塩窓からチラと外を覗いて、瀬来さんもそんな感想を漏らす。
「あの、すみません!すこしお話させて頂いても構いませんか!」
「ん、なんだ。誰か来たようだぞ?」
粘液テントのなかにはオレとシャークと瀬来さん。
オレが一番奥にいるため入り口の右手にいる瀬来さんがテントの裾をまくると、陽の暮れてすっかり暗くなった体育館の屋上に女の子の人影があった。
「う、この声はアイツだ…」
ま、相変わらず女子高のなかでオレ達が落ち着ける場所といったら、ココくらいしかない。
にもかかわらずこんな場所までオレ達を訪ねてきたようだ。そしてシャークがアイツ呼ばわりして嫌な顔をするところを視るに、声の主はどうやらあのツンツン合気道同級生のよう。
「こんなトコ登って来ちゃ危ないでしょ!落ちたらどうするのよ!」
「すみません…、利賀さんがこちらに向かってたが視えたので…」
まぁ瀬来さんの言も思いっきりブーメランなのだが、オレ達は落ちても自分で何とかできる。シャークもまぁ…大丈夫だろう。なんてことを思ってるうちに問題の少女がテントの前まで来てしまったので、仕方なくテントの中に招き入れた。
「(何しに来たんだよこんなトコまで。落ちたら危ないだろ!)」
「(あなただってここにいるじゃない!)」
狭いテントの中に招き入れたことで並んで座る形になったシャークとツンツン同級生。するとすぐさま小声と肘のつつき合いで小競り合いをし始めた。
「コラコラやめなさい。このテントだってそれほど丈夫じゃないんだから。破れたらそのまま下に転げ落ちるぞ?」
「「………」」
うん、シャーク女子高の体育館は高い。2階がプールになっているので、その分だけ高いのだ。だから落ちたりしたら、痛いじゃ済まないぞ。
「ま、とにかくコレ食べなさい。今、あんまり食べられてないんでしょ?」
「え?あ、ハイ。ありがとうございます…」
注意を受け若干シュンとするツンツン同級生に、瀬来さんがカニチーズグラタンの入ったタッパーを渡しフォローを入れてやる。うんうん、これは良いお姉さんムーブ。
「あ…、美味しい…」
「遠慮せずに全部食べていいわよ」
瀬来さんにそう言われると、カニチーズグラタンを一口食べたツンツン同級生はなぜか急にポロポロと泣きだしてしまった。
「う…ううぅ…ッ!」
「え、なになに?どうしたの急に!?」
「わたしの…ッ!全部わたしのせいなんですッ!うぅ…!」
どうして彼女が泣きだしてしまったのか。顔を見合わせ首を傾げるオレと瀬来さんに、シャークが事のあらましを話してくれる。
「重機のオッチャンたちが食料を手に入れて来た時に、コイツがひどく怒ったんだよ。だからそれでそれっきりに。でもその後で避難してきた人が増えたせいで、今この学校には食べ物がぜんぜん無いんだ…」
「なるほど、そういうことか…」
オッチャンたちが正規の手続きを経ずに食料を手に入れて来たことが、この子には許せなかったのだろう。でもそのせいで食糧危機が加速してしまい、自責の念に駆られていると…。
「ふぅむ、それはまた困った問題だな」
この場合、どちらを正しいとも言い難い。そこで腕組みをして考える姿勢を取っていると、またしても表に人の気配が。
「あのぉ、こちらにウチの生徒がお邪魔してないでしょうか!?」
おや、また誰か来た様だ。今日はやけに来客の多い日だな。
「はふはふ、ん、ウマッ!むぐむぐ…ぅッ!」
「おい、そんなに急いで喉詰まらせるなよ?ほら、水」
そんなシャークによく冷えた『なんちゃってレモン水』を生み出して渡してやる。
普通に生み出せば20度前後の温度となるが、熱を意識して生み出してやれば多少は温度を下げることも可能。さらには一度生み出した酸液を魔力分解してやることで気化冷却と同じ作用が働くのか、冷たい『なんちゃってレモン水』を生み出せるのだ。
「んぐんぐんぐ…ぱぁ!美味い、美味いなコレ!」
「へへ、そうでしょ。むぐむぐ…、私が作ったんだから当然にょ!」
同じくカニチーズグラタンを頬張っていた瀬来さんがシャークの言に胸を反らすが、お口の中が処理しきれぬまま口を開いたので語尾がハイブリット猫耳娘みたいになってますよ。
「ふたりとも落ち着いて食べなさい。もっと良く噛んで食べないと消化に悪いわよ」
「は~い、ママ」
おっと、オレもアイシャドウのよく似合う大将の口調が移ったかな。
「はふはふ、むぐむぐ…!」
「しかしシャークよ、凄い食べっぷりだな。もしかして食糧事情がだいぶ悪いのか?」
「ふぅ~…ごちそうさま!ん~、まぁそうだな。見れば解るだろ?あんなに人が集まってんだから…」
実際に外が視える訳ではないが、粘液テントの中で校庭の方に顔を向けやれやれといった調子で息を吐くシャーク。
「ほんと随分集まったわよね。なんでこんなになっちゃったの??」
「そりゃ重機のオッチャン達がこの辺走り回って、モンスターを駆除しまくったからさ。それを見た近所の住民たちが、守ってもらおうと学校に殺到しちまったんだ」
今の学校の校庭には、所狭しと車が停まっている。
それはそれだけ車中泊をしている人間が多いという証拠。しかもそれでも足りないのかブルーシートや段ボールを使って作られた避難民の居住スペースが、学校施設をぐるりと取り囲んでいる有様だ。
「まぁこんなになってちゃ、食料も足りなくなるわよね…」
粘液テントに設けた塩窓からチラと外を覗いて、瀬来さんもそんな感想を漏らす。
「あの、すみません!すこしお話させて頂いても構いませんか!」
「ん、なんだ。誰か来たようだぞ?」
粘液テントのなかにはオレとシャークと瀬来さん。
オレが一番奥にいるため入り口の右手にいる瀬来さんがテントの裾をまくると、陽の暮れてすっかり暗くなった体育館の屋上に女の子の人影があった。
「う、この声はアイツだ…」
ま、相変わらず女子高のなかでオレ達が落ち着ける場所といったら、ココくらいしかない。
にもかかわらずこんな場所までオレ達を訪ねてきたようだ。そしてシャークがアイツ呼ばわりして嫌な顔をするところを視るに、声の主はどうやらあのツンツン合気道同級生のよう。
「こんなトコ登って来ちゃ危ないでしょ!落ちたらどうするのよ!」
「すみません…、利賀さんがこちらに向かってたが視えたので…」
まぁ瀬来さんの言も思いっきりブーメランなのだが、オレ達は落ちても自分で何とかできる。シャークもまぁ…大丈夫だろう。なんてことを思ってるうちに問題の少女がテントの前まで来てしまったので、仕方なくテントの中に招き入れた。
「(何しに来たんだよこんなトコまで。落ちたら危ないだろ!)」
「(あなただってここにいるじゃない!)」
狭いテントの中に招き入れたことで並んで座る形になったシャークとツンツン同級生。するとすぐさま小声と肘のつつき合いで小競り合いをし始めた。
「コラコラやめなさい。このテントだってそれほど丈夫じゃないんだから。破れたらそのまま下に転げ落ちるぞ?」
「「………」」
うん、シャーク女子高の体育館は高い。2階がプールになっているので、その分だけ高いのだ。だから落ちたりしたら、痛いじゃ済まないぞ。
「ま、とにかくコレ食べなさい。今、あんまり食べられてないんでしょ?」
「え?あ、ハイ。ありがとうございます…」
注意を受け若干シュンとするツンツン同級生に、瀬来さんがカニチーズグラタンの入ったタッパーを渡しフォローを入れてやる。うんうん、これは良いお姉さんムーブ。
「あ…、美味しい…」
「遠慮せずに全部食べていいわよ」
瀬来さんにそう言われると、カニチーズグラタンを一口食べたツンツン同級生はなぜか急にポロポロと泣きだしてしまった。
「う…ううぅ…ッ!」
「え、なになに?どうしたの急に!?」
「わたしの…ッ!全部わたしのせいなんですッ!うぅ…!」
どうして彼女が泣きだしてしまったのか。顔を見合わせ首を傾げるオレと瀬来さんに、シャークが事のあらましを話してくれる。
「重機のオッチャンたちが食料を手に入れて来た時に、コイツがひどく怒ったんだよ。だからそれでそれっきりに。でもその後で避難してきた人が増えたせいで、今この学校には食べ物がぜんぜん無いんだ…」
「なるほど、そういうことか…」
オッチャンたちが正規の手続きを経ずに食料を手に入れて来たことが、この子には許せなかったのだろう。でもそのせいで食糧危機が加速してしまい、自責の念に駆られていると…。
「ふぅむ、それはまた困った問題だな」
この場合、どちらを正しいとも言い難い。そこで腕組みをして考える姿勢を取っていると、またしても表に人の気配が。
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