212 / 613
ダンジョンスタンピード第二波 夜闇
しおりを挟む
午後11時半。頂いたお茶やおにぎりで簡単な夕飯を摂ると、瑠羽はバスタオルなどを持って怪我をしたお父さんの所へと向かった。
だが瑠羽パパは怪我人の寿司詰めにされている部屋にいる。
なのでそこに潜り込むのは瑠羽1人精いっぱい。そこであぶれたオレ達はというと、階段の屋上を寝床と定めて落ち着いた。ま、学校なんかでいえば不良が隠れて煙草を吸うような場所だな。
建物内の治安は良い。
無駄に騒いでいる人もいなければ、『自衛隊は何やってんだ!』等と不満を漏らす人もいない。まぁ自衛隊の方々に助けてもらったうえ守ってもらってるのにソレを言ってたなら、どんなけだって話だ。
だがその代わり鬱々とした雰囲気に建物全体が覆われている。助かったはいいものの、先行きの見えない事態に皆不安な様子を隠しきれないでいた。
そして夜にも関わらず、新たに救助された人々が階段を登るガヤガヤとした音が結構ひっきりなしに下から響いてくる。彼らもまた、この後疲れた身体を休める場所を求めて建物内をウロつくことになるだろう。
「すぅ~…すぅ~…」
「……んぅ…」
仁菜さんと瀬来さんは、オレの出した粘液マットですでにご就寝。
今日はひどく疲れたことだろう。横になるとすぐに寝息を立て始めた。ま、誰かに視られた時の為に粘液マットは最小限の大きさにしてあるから、少し寝心地悪そうにしてるけど…。
そんなふたりも、戦闘スーツは脱いでいない。
ここは自衛隊が守ってくれているが、いつ不測の事態が起きるとも限らない。なので念の為ふたりにもマスクのみを外した姿で眠ってもらっている。
で、オレはというと瞑想ポーズでメディテーション。半瞑想状態で身体と精神を休めつつ、寝ずの番をしている。ここんところ、こんなんばかりだな。
正直疲労がすこし溜ってきてるのは感じているが、能力値の上限が伸びたことでなんとか誤魔化せている。巨大赤蠍の生命エナジーで、だいぶ回復出来たというのも大きい。
(そういえば…初めてTRPGのコンベンションに参加した時も、こんな感じの公民館だったなぁ…)
コンクリートの上に直接塗料を吹き付けたような白い壁。そんな壁を視ているうちに、ふと古い記憶が思い返されていく。
そうだな、あれは中学校に上がりたての頃だったろうか…。
すでに小学校高学年の時点で、学校ではすっかりハブられていたオレ。さらに小学校とほとんど顔ぶれの変わらない地元の中学にそのまま進学したので、当然中学生になってもボッチだった。
しかし環境が変われば少しは気分も変えてみたくなるもので、何か新しい事に挑戦してみたくなっていた時だった。そこで当時読んでいた雑誌でテーブルトークロールプレイングゲームを取り上げられていたのを見て、自分でもやってみたなったのだ。で、色々調べて公民館などで催されているのを知り、それに参加してみた。
ああ、TRPGってのは家庭用ゲームにあるようなRPGを複数人でテーブルを囲み、トークとサイコロを転がしてワイワイ愉しむって感じのモノ。
ま、とはいえノリと勢いだけで飛び込んで行ったから、初参戦は散々だったな。
プレイヤーとして参加したのは、剣と魔法のファンタジー物。うん、これはTRPGの定番だ。でも集まった面子が、ことさらに酷かった。ゲームをプレイするテーブルにはオレも含めて、一癖も二癖もコミュニケーション能力に問題を抱えてそうな同年代が、6人も揃ってしまったのだ。
そしてその全員が揃って、『戦士をプレイする』と言って譲らなかった。
うん、もうこの時点で馬鹿でしょ。でもね、オレもTRPG初参戦よ。その当時流行っていた『巨大な剣を武器に、バッタバッタと魔物を斬り伏せる戦士の漫画』に憧れて、初のTRPGでは『どうしてもそういったプレイングがしたい!』って、思っちゃったんだよね。
でもさ、ファンタジーってそういうモノじゃないじゃん。色んな職業の冒険者がパーティーを組んで、その特長を活かして冒険してこそ、ナンボってモンよ。
でも酷くコミュニケーション能力に問題を抱えていそうなそのテーブルに集まりし6人は、誰一人として頑として譲らなかった。
すると『ダメだこいつら…』とサジを投げたゲームマスターが、『もう好き勝手にやれよ』と、そのままゴーサインを出したのだった。
結果、雑に集まった6人の戦士が雑に依頼を受けて森に入り、なんかモンスターとわちゃわちゃ戦って帰ってきた。
そう…ちっとも盛り上がりも見せ場も無い正味6時間くらいの冒険が、ここに完結したのだ。
そのくせ我の強いコミュ障たちがそれぞれに『俺に話しかけるな』とか『話しかけられても返事をしない』などと、自分の思い描いたマイフェイバリット・カッコイイキャラを演じるものだから、まぁ話が進まない進まない。
長いことコミュ障ボッチでいたオレでさえ、『こいつらマジヤベェ』と思ったほどである。
…ハァ。うん、懐かしいは懐かしいが、なんか思い出してみてもあまりいい思い出ではなかったな。
でも当時の彼らは世界がこんな風になった今、どうしているだろうか?とんでもない連中であったのは間違いないが、そんな彼らが、オレのファンタジーな初めての戦友だったともいえる。
願わくば、彼らもまた無事に生き残り、あの時のようにモンスターと戦えていることと思いたい…。
…。
深夜2時。裁判所の一階にある事務室。
今は自衛隊の指揮所として使われている開け放たれたこの部屋に、あちこちと周り雑務を済ませた路亜がようやく戻ってきた。そんな路亜に、熱そうに口をすぼめて珈琲を啜っていた上官が声をかける。
「ああ、すまんな路亜。こんな時間まで無理をさせて」
「樽下一尉!?まだお休みになられてなかったんですか?」
路亜は中年でもガッシリとした体躯の持ち主である上官に敬礼で応えると、まだ休んでいなかったことに軽く驚き返事をかえした。
「う~む、どうも前回の事を思い出すと寝付けんでなぁ。前は寝たと思ったら何度もたたき起こされて…まるで自分の悪夢がその都度現実になったのかと思うたわ」
「ですが今回はしっかりとした準備もありましたし、問題点もだいぶ改善されております。そこまで心配されることはないかと」
「うむ、いま留頭が見回りに出てくれている。彼が戻って来たら交代して寝させてもらうとしよう。ところでおまえの方はどうだった?お気に入りの民間人とやらは?」
「ハハハ、それについてはつれなく袖にされましたよ」
「ふぅむ…しかしハロウィン作戦でモンスターに化けて敵中突破か。フフフ、随分と胆の太い連中のようだな」
「ええ、初めて視た時はレンジャーと見間違えてもおかしくない程に血塗れでしたからねぇ。しかし胆だけでなく、実力の方もかなりのモノだと思われますよ」
「ほぅ、だが戦ったところを視た訳でもないのだろ?」
「はい。ですが驚いたことに魔力感応金属を所持してました」
「ナニッ!とするとその人物はすでに、ダンジョンの駆除も達成したというのかねッ…!?」
「いえ。そこまではまだのようでしたが、恐らくそれに匹敵するだけの力は充分あるかと…」
「むむぅ…しかし一般開放されていたダンジョンでの潜入記録では、地下4層までと話していたのだろう?偶然手に入れたという可能性もあるのではないか?」
「ええ…、勿論私もそう考えました。ですが彼は、私が発した魔力に全く驚いてくれなかった。瞬間的に発するには、相当熟練がいるだけの魔力を発して見せたというのに…ですよ?」
樽下一尉は路亜の話す内容にひどく驚くと、カップをデスクへと置き顎に手をやる。
「ふぅむ…するとその人物は、ダンジョンの第一線で働いている自衛官とほぼ同等の力を有しているというのか?ううむ、だがさすがにそれは眉唾だろう。にわかには信じ難い話だ…」
「はい、そうかもしれませんし、そうでないかもしれません。まぁいずれにしろ、勧誘は失敗でした。成功すれば、いい戦力になってくれたのでしょうが」
「まぁそれは仕方あるまい。今どきの若者に自衛官になれと言って、はい解りましたと首を縦に振ってもらえる程に魅力的な職業とは、思われておらんからなぁ我々は」
「寝る間も惜しんで働いてもコレでは、なかなかもって浮かばれませんねェ…」
深夜にもかかわらず、窓から視える外の景色では照明が煌々と焚かれ、今も救助してきた民間人たちを自衛官らが建物へと誘導している。そんな彼らの頑張りが世間ではあまり評価されていないことに、なんとも言えない思いでふたりは深い溜息をつくのだった。
だが瑠羽パパは怪我人の寿司詰めにされている部屋にいる。
なのでそこに潜り込むのは瑠羽1人精いっぱい。そこであぶれたオレ達はというと、階段の屋上を寝床と定めて落ち着いた。ま、学校なんかでいえば不良が隠れて煙草を吸うような場所だな。
建物内の治安は良い。
無駄に騒いでいる人もいなければ、『自衛隊は何やってんだ!』等と不満を漏らす人もいない。まぁ自衛隊の方々に助けてもらったうえ守ってもらってるのにソレを言ってたなら、どんなけだって話だ。
だがその代わり鬱々とした雰囲気に建物全体が覆われている。助かったはいいものの、先行きの見えない事態に皆不安な様子を隠しきれないでいた。
そして夜にも関わらず、新たに救助された人々が階段を登るガヤガヤとした音が結構ひっきりなしに下から響いてくる。彼らもまた、この後疲れた身体を休める場所を求めて建物内をウロつくことになるだろう。
「すぅ~…すぅ~…」
「……んぅ…」
仁菜さんと瀬来さんは、オレの出した粘液マットですでにご就寝。
今日はひどく疲れたことだろう。横になるとすぐに寝息を立て始めた。ま、誰かに視られた時の為に粘液マットは最小限の大きさにしてあるから、少し寝心地悪そうにしてるけど…。
そんなふたりも、戦闘スーツは脱いでいない。
ここは自衛隊が守ってくれているが、いつ不測の事態が起きるとも限らない。なので念の為ふたりにもマスクのみを外した姿で眠ってもらっている。
で、オレはというと瞑想ポーズでメディテーション。半瞑想状態で身体と精神を休めつつ、寝ずの番をしている。ここんところ、こんなんばかりだな。
正直疲労がすこし溜ってきてるのは感じているが、能力値の上限が伸びたことでなんとか誤魔化せている。巨大赤蠍の生命エナジーで、だいぶ回復出来たというのも大きい。
(そういえば…初めてTRPGのコンベンションに参加した時も、こんな感じの公民館だったなぁ…)
コンクリートの上に直接塗料を吹き付けたような白い壁。そんな壁を視ているうちに、ふと古い記憶が思い返されていく。
そうだな、あれは中学校に上がりたての頃だったろうか…。
すでに小学校高学年の時点で、学校ではすっかりハブられていたオレ。さらに小学校とほとんど顔ぶれの変わらない地元の中学にそのまま進学したので、当然中学生になってもボッチだった。
しかし環境が変われば少しは気分も変えてみたくなるもので、何か新しい事に挑戦してみたくなっていた時だった。そこで当時読んでいた雑誌でテーブルトークロールプレイングゲームを取り上げられていたのを見て、自分でもやってみたなったのだ。で、色々調べて公民館などで催されているのを知り、それに参加してみた。
ああ、TRPGってのは家庭用ゲームにあるようなRPGを複数人でテーブルを囲み、トークとサイコロを転がしてワイワイ愉しむって感じのモノ。
ま、とはいえノリと勢いだけで飛び込んで行ったから、初参戦は散々だったな。
プレイヤーとして参加したのは、剣と魔法のファンタジー物。うん、これはTRPGの定番だ。でも集まった面子が、ことさらに酷かった。ゲームをプレイするテーブルにはオレも含めて、一癖も二癖もコミュニケーション能力に問題を抱えてそうな同年代が、6人も揃ってしまったのだ。
そしてその全員が揃って、『戦士をプレイする』と言って譲らなかった。
うん、もうこの時点で馬鹿でしょ。でもね、オレもTRPG初参戦よ。その当時流行っていた『巨大な剣を武器に、バッタバッタと魔物を斬り伏せる戦士の漫画』に憧れて、初のTRPGでは『どうしてもそういったプレイングがしたい!』って、思っちゃったんだよね。
でもさ、ファンタジーってそういうモノじゃないじゃん。色んな職業の冒険者がパーティーを組んで、その特長を活かして冒険してこそ、ナンボってモンよ。
でも酷くコミュニケーション能力に問題を抱えていそうなそのテーブルに集まりし6人は、誰一人として頑として譲らなかった。
すると『ダメだこいつら…』とサジを投げたゲームマスターが、『もう好き勝手にやれよ』と、そのままゴーサインを出したのだった。
結果、雑に集まった6人の戦士が雑に依頼を受けて森に入り、なんかモンスターとわちゃわちゃ戦って帰ってきた。
そう…ちっとも盛り上がりも見せ場も無い正味6時間くらいの冒険が、ここに完結したのだ。
そのくせ我の強いコミュ障たちがそれぞれに『俺に話しかけるな』とか『話しかけられても返事をしない』などと、自分の思い描いたマイフェイバリット・カッコイイキャラを演じるものだから、まぁ話が進まない進まない。
長いことコミュ障ボッチでいたオレでさえ、『こいつらマジヤベェ』と思ったほどである。
…ハァ。うん、懐かしいは懐かしいが、なんか思い出してみてもあまりいい思い出ではなかったな。
でも当時の彼らは世界がこんな風になった今、どうしているだろうか?とんでもない連中であったのは間違いないが、そんな彼らが、オレのファンタジーな初めての戦友だったともいえる。
願わくば、彼らもまた無事に生き残り、あの時のようにモンスターと戦えていることと思いたい…。
…。
深夜2時。裁判所の一階にある事務室。
今は自衛隊の指揮所として使われている開け放たれたこの部屋に、あちこちと周り雑務を済ませた路亜がようやく戻ってきた。そんな路亜に、熱そうに口をすぼめて珈琲を啜っていた上官が声をかける。
「ああ、すまんな路亜。こんな時間まで無理をさせて」
「樽下一尉!?まだお休みになられてなかったんですか?」
路亜は中年でもガッシリとした体躯の持ち主である上官に敬礼で応えると、まだ休んでいなかったことに軽く驚き返事をかえした。
「う~む、どうも前回の事を思い出すと寝付けんでなぁ。前は寝たと思ったら何度もたたき起こされて…まるで自分の悪夢がその都度現実になったのかと思うたわ」
「ですが今回はしっかりとした準備もありましたし、問題点もだいぶ改善されております。そこまで心配されることはないかと」
「うむ、いま留頭が見回りに出てくれている。彼が戻って来たら交代して寝させてもらうとしよう。ところでおまえの方はどうだった?お気に入りの民間人とやらは?」
「ハハハ、それについてはつれなく袖にされましたよ」
「ふぅむ…しかしハロウィン作戦でモンスターに化けて敵中突破か。フフフ、随分と胆の太い連中のようだな」
「ええ、初めて視た時はレンジャーと見間違えてもおかしくない程に血塗れでしたからねぇ。しかし胆だけでなく、実力の方もかなりのモノだと思われますよ」
「ほぅ、だが戦ったところを視た訳でもないのだろ?」
「はい。ですが驚いたことに魔力感応金属を所持してました」
「ナニッ!とするとその人物はすでに、ダンジョンの駆除も達成したというのかねッ…!?」
「いえ。そこまではまだのようでしたが、恐らくそれに匹敵するだけの力は充分あるかと…」
「むむぅ…しかし一般開放されていたダンジョンでの潜入記録では、地下4層までと話していたのだろう?偶然手に入れたという可能性もあるのではないか?」
「ええ…、勿論私もそう考えました。ですが彼は、私が発した魔力に全く驚いてくれなかった。瞬間的に発するには、相当熟練がいるだけの魔力を発して見せたというのに…ですよ?」
樽下一尉は路亜の話す内容にひどく驚くと、カップをデスクへと置き顎に手をやる。
「ふぅむ…するとその人物は、ダンジョンの第一線で働いている自衛官とほぼ同等の力を有しているというのか?ううむ、だがさすがにそれは眉唾だろう。にわかには信じ難い話だ…」
「はい、そうかもしれませんし、そうでないかもしれません。まぁいずれにしろ、勧誘は失敗でした。成功すれば、いい戦力になってくれたのでしょうが」
「まぁそれは仕方あるまい。今どきの若者に自衛官になれと言って、はい解りましたと首を縦に振ってもらえる程に魅力的な職業とは、思われておらんからなぁ我々は」
「寝る間も惜しんで働いてもコレでは、なかなかもって浮かばれませんねェ…」
深夜にもかかわらず、窓から視える外の景色では照明が煌々と焚かれ、今も救助してきた民間人たちを自衛官らが建物へと誘導している。そんな彼らの頑張りが世間ではあまり評価されていないことに、なんとも言えない思いでふたりは深い溜息をつくのだった。
11
お気に入りに追加
158
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
クラス転移、異世界に召喚された俺の特典が外れスキル『危険察知』だったけどあらゆる危険を回避して成り上がります
まるせい
ファンタジー
クラスごと集団転移させられた主人公の鈴木は、クラスメイトと違い訓練をしてもスキルが発現しなかった。
そんな中、召喚されたサントブルム王国で【召喚者】と【王候補】が協力をし、王選を戦う儀式が始まる。
選定の儀にて王候補を選ぶ鈴木だったがここで初めてスキルが発動し、数合わせの王族を選んでしまうことになる。
あらゆる危険を『危険察知』で切り抜けツンデレ王女やメイドとイチャイチャ生活。
鈴木のハーレム生活が始まる!
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
スマートシステムで異世界革命
小川悟
ファンタジー
/// 毎日19時に投稿する予定です。 ///
★☆★ システム開発の天才!異世界転移して魔法陣構築で生産チート! ★☆★
新道亘《シンドウアタル》は、自分でも気が付かないうちにボッチ人生を歩み始めていた。
それならボッチ卒業の為に、現実世界のしがらみを全て捨て、新たな人生を歩もうとしたら、異世界女神と事故で現実世界のすべてを捨て、やり直すことになってしまった。
異世界に行くために、新たなスキルを神々と作ったら、とんでもなく生産チートなスキルが出来上がる。
スマフォのような便利なスキルで異世界に生産革命を起こします!
序章(全5話)異世界転移までの神々とのお話しです
第1章(全12話+1話)転生した場所での検証と訓練
第2章(全13話+1話)滞在先の街と出会い
第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚
第4章(全17話)ダンジョン探索
第5章(執筆中)公的ギルド?
※第3章以降は少し内容が過激になってきます。
上記はあくまで予定です。
カクヨムでも投稿しています。
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ユウ
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる