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従姉妹と物資欠乏
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食事を終えた後は休憩処でまったりと。
すっぴんでもベリーキュートな瑠羽たちのリラックスした姿を眺められる時間は、まさにプライスレス。そうしたくだけた姿勢を見せてくれる間柄なのだということ改めて感じ、心には充足感が込み上げてくる。
「はぁ~、もうおなかいっぱい…」
「アタシも満腹。でもなんだかんだで食っちまったなぁ~」
うん、畳に転がって満腹のポーズの瀬来さんとシャークは、互いに張り合うようにして食べてたからな。でもせっかく注文したんだし、残したらもったいないお化けがでるもんな。
「ウチも今日は食べ過ぎたかもなぁ。コォチ、次はマッサージ行くん?」
「そうだな、みんなのお腹が落ち着いたら行こうか」
「あ、なんだよマッサージって!?アタシ聞いてないぞ!」
「フフン♪でもお子様なシャークはもう帰る時間でしょ?」
「ヤダッ!万智、ジャング!アタシだけ除け者にしよったって、そうはいかないからなッ!」
「解ったわかった、なら連れてくよ。けど高校生がマッサージ受けたって、たいして気持ち良くはないと思うけどな」
うむむ、仕方ない。もう遅い時間だけど、シャークは帰りに送って行けばいいか。
…。
「あれ、ツナミ姉ぇジャン。なんだここツナミ姉ぇの勤めてる店だったのか?」
「え、るりちゃん!?」
スーパー銭湯のマッサージ店リーフに行くと、突然シャークが店内にいたツナミさんに話しかけた。
「なに?シャークはツナミさんと知り合いだったのか?」
「当たり前だろ。今アタシが住まわせてもらってる部屋も、もとはツナミ姉ぇが使ってた部屋だし」
いや知らねぇよそんな情報!当たり前なのはおまえだけだろ。
だがしかし…、まさかシャークとツナミさんが親戚同士だったなんて。でも確かに言われてみればふたりとも美人だし、どっちも釣り目がちな目元はよく似ている。
なんてことを考えていると、難しい顔をした瀬来さんから小脇をつんつんされた。
「(ねぇ江月さん…、ちょっとマズイんじゃない?)」
「(え、マズイ…なにが?)」
「(だってあの人も江月さんが女性化してたこと知ってるんだよ。シャークに話されたらどうすんの??)」
「(アッ!!)」
しまった、そうだった…!
前にスーパー銭湯に来た時は、晴れて三人と仲間直りした時。
でもその時のオレはまだ天然ニューハーフ状態で、闇堕ちしている間に返事を返さなかったツナミさんに謝るためその姿で事情を説明したんだった。
男の姿に戻れ、誰はばかることなく風呂に入れたのが嬉しくてスコッとそのことを忘れていた。動揺を覚えシャークと話しているツナミさんに目を向けると、ツナミさんもこちらを気にしてチラチラと視線を向けている。
(うむむ…まずい、どうしようッ!)
いや…でも、ツナミさんはオレも一目置くくらい接客上手なプロフェッショナル。
お客さんの個人情報を、身内とはいえそうホイホイ教えたりはしないだろう。それに、そもそも『あの男の人、前は女になってたよ』などとツナミさんがシャークにオレの秘密をバラしたとしても、その事実自体が嘘みたいな話なのだからシャークも容易に信じたりはしないだろう。
でもとにかく、ツナミさんにその事は言わないでおいてもらえるよう、なんとかして伝えないと…。
『(すっ…スッス!ペコペコ…)』
オレは話し込んでいるシャークの背後に位置を移すと、ツナミさんに向けハンドサインとおねがいポーズでメッセージを送った。すると…。
『(…こくり)』
それを受け、ツナミさんが目顔で頷きかえしてくれたではないか。おお…。
…。
で、そのままみんなでマッサージを受ける。
今日オレを担当してくれたのは、顔は知っているけどあまり話したことのない男性スタッフ。以前ここで見習いバイトをした事もあったからさ。でもその時からすればオレもまたシルエットが変わったし、相手も覚えていないようだったのでとくに何も会話はなかった。
代わりに、シャークを担当したツナミさんとシャークの会話がよく聞こえてくる。てかシャークの声がでかいんだよな。
それによるとツナミさんが一人暮らしを始め空いた部屋に、今は東京に進学してきたシャークが居候しているらしい。ふたりの父親が兄弟らしく、長女がツナミさん、弟が賢治くんという四人家族のようだ。
ふむむ…どうでもいいけど、オレってシャークファミリーとの遭遇率異常に高くない?それぞれに個別で、三人とも面識あるんだけど。
「ふふ、お母さんが驚いてたわよ。るりちゃんが急に料理のお手伝いしてくれるようになったって」
「え?いや…!それはその…りょ、料理も出来たほうが、ちょっとカッコイイなって思っただけだよ!」
ほう…、シャークはうちでもお料理の勉強中か。うんうん、学べ若人よ。
「…力加減、大丈夫ですか?」
「あ、じゃあもう少し強目でおねがいします」
で、オレはというと、体調は悪くないが身体に変化が起きすぎるせいかなんだか疲れが溜ったかな?ここは男のマッサージ師がついたのだし、この際せっかくだからグイグイと揉んでもらおうか。
……。
翌日、買い物をしに近所の業務スーパーに足を運ぶと、なんだかいつもと雰囲気が違っていた。
「あの、すみません。ハチミツって入荷してないですか?」
「いや~すみません、今はちょっと…」
「そうですか、ありがとうございます」
うむむ…、ハチミツがない。
店内を見渡しても、いつもなら崩れそうなほどにダンボールが積まれ、商品がダンボールのまま陳列されているのだが。今日はその量も少なく、歯抜けに商品の置かれていないスペースが目立つ。
店員さんの言う『今はちょっと』というのは、日中対立問題のことだろう。
中国はダンジョンスタンピードのどさくさに紛れ、日本の佐渡島を占拠してしまった。でもこれは『窮地に陥った隣国を、人道的見地から救うため』と中国側では謳っているので、これを侵略行為とは認めていない。
しかし『大丈夫ですので、どうぞお帰り下さい』と日本政府が促しても、頑として動かないのである。それどころか威圧行動と取れる艦隊運用や戦闘機を日本の防空圏内でバンバンと飛ばし、自衛隊の暴発を誘っている始末だ。
さすがこれには弱腰の日本政府も怒って強い文言での苦情を申し立てた訳だが、それにより今度は中国との貿易がストップしてしまった。『助けてやってるのになんだその言い草は!』と言いたいのだろう。
そしてそれが、この陳列する商品の激減した業務スーパーの現状に繋がっている。
(うぅむ、ハチミツやら冷凍の野菜やら…、そういったモノは中国産が多いからな…)
そんな中国であるが、現在はアメリカとオーストラリアの艦隊がフィリピン沖までやって来たので、日本に対する軍事的な嫌がらせはなりを潜め政治的に動いている模様。
具体的には北朝鮮に中国からの物資が大量に運び込まれたり、アメリカにそっぽを向かれた韓国に粉をかけたり、ウクライナに侵攻したロシアとも水面下でなにやらやりとりをしているらしい。
在日米軍だけでなくアメリカから艦隊がやってきたことで、中国も手当たり次第に味方を増やそうと躍起になっているのかもしれない。
ロシアは…アレだ。
ウクライナを手中に収め、ようやく凍らない海を手に入れたと内心では喜んでいるのだろうが、EUからは大バッシングを浴びている。なのでこの先、そっち方面での貿易ではまるきりお声がかからないだろう。
海が手に入っても貿易相手がいない状態で、どうするつもりなんだか。
アフリカや中東でも、またキナ臭い話がまたあちこちから噴き出ている。やれ『どこそこが紛争地帯になった』とか、『難民が国境を越えて~』とか。毎度のことながら、よくそう争ってばかりいられると思う。
(これが人の業…か)
ダンジョンスタンピードもあって世界が大変な時だというのに…。さらにそのせいで株価が乱高下すると、仁菜さんのご機嫌も連動して乱高下するので、ほんとやめてほしいと思う。
にしても困ったな。ハチミツはピクシー達の大好物。果物なんかも食べなくはないが、ハチミツの無いのと有るのとでは、彼女たちのテンションが違う。
(ふむ、なら駅前のデパートまで足を延ばすか…)
ともあれこの先もハチミツが手に入り難いとなると心配だ。帰ったらネットでも注文しておこう。ハァ…、どこかにハチミツをドロップするモンスターでも、いないもんかね。
すっぴんでもベリーキュートな瑠羽たちのリラックスした姿を眺められる時間は、まさにプライスレス。そうしたくだけた姿勢を見せてくれる間柄なのだということ改めて感じ、心には充足感が込み上げてくる。
「はぁ~、もうおなかいっぱい…」
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うん、畳に転がって満腹のポーズの瀬来さんとシャークは、互いに張り合うようにして食べてたからな。でもせっかく注文したんだし、残したらもったいないお化けがでるもんな。
「ウチも今日は食べ過ぎたかもなぁ。コォチ、次はマッサージ行くん?」
「そうだな、みんなのお腹が落ち着いたら行こうか」
「あ、なんだよマッサージって!?アタシ聞いてないぞ!」
「フフン♪でもお子様なシャークはもう帰る時間でしょ?」
「ヤダッ!万智、ジャング!アタシだけ除け者にしよったって、そうはいかないからなッ!」
「解ったわかった、なら連れてくよ。けど高校生がマッサージ受けたって、たいして気持ち良くはないと思うけどな」
うむむ、仕方ない。もう遅い時間だけど、シャークは帰りに送って行けばいいか。
…。
「あれ、ツナミ姉ぇジャン。なんだここツナミ姉ぇの勤めてる店だったのか?」
「え、るりちゃん!?」
スーパー銭湯のマッサージ店リーフに行くと、突然シャークが店内にいたツナミさんに話しかけた。
「なに?シャークはツナミさんと知り合いだったのか?」
「当たり前だろ。今アタシが住まわせてもらってる部屋も、もとはツナミ姉ぇが使ってた部屋だし」
いや知らねぇよそんな情報!当たり前なのはおまえだけだろ。
だがしかし…、まさかシャークとツナミさんが親戚同士だったなんて。でも確かに言われてみればふたりとも美人だし、どっちも釣り目がちな目元はよく似ている。
なんてことを考えていると、難しい顔をした瀬来さんから小脇をつんつんされた。
「(ねぇ江月さん…、ちょっとマズイんじゃない?)」
「(え、マズイ…なにが?)」
「(だってあの人も江月さんが女性化してたこと知ってるんだよ。シャークに話されたらどうすんの??)」
「(アッ!!)」
しまった、そうだった…!
前にスーパー銭湯に来た時は、晴れて三人と仲間直りした時。
でもその時のオレはまだ天然ニューハーフ状態で、闇堕ちしている間に返事を返さなかったツナミさんに謝るためその姿で事情を説明したんだった。
男の姿に戻れ、誰はばかることなく風呂に入れたのが嬉しくてスコッとそのことを忘れていた。動揺を覚えシャークと話しているツナミさんに目を向けると、ツナミさんもこちらを気にしてチラチラと視線を向けている。
(うむむ…まずい、どうしようッ!)
いや…でも、ツナミさんはオレも一目置くくらい接客上手なプロフェッショナル。
お客さんの個人情報を、身内とはいえそうホイホイ教えたりはしないだろう。それに、そもそも『あの男の人、前は女になってたよ』などとツナミさんがシャークにオレの秘密をバラしたとしても、その事実自体が嘘みたいな話なのだからシャークも容易に信じたりはしないだろう。
でもとにかく、ツナミさんにその事は言わないでおいてもらえるよう、なんとかして伝えないと…。
『(すっ…スッス!ペコペコ…)』
オレは話し込んでいるシャークの背後に位置を移すと、ツナミさんに向けハンドサインとおねがいポーズでメッセージを送った。すると…。
『(…こくり)』
それを受け、ツナミさんが目顔で頷きかえしてくれたではないか。おお…。
…。
で、そのままみんなでマッサージを受ける。
今日オレを担当してくれたのは、顔は知っているけどあまり話したことのない男性スタッフ。以前ここで見習いバイトをした事もあったからさ。でもその時からすればオレもまたシルエットが変わったし、相手も覚えていないようだったのでとくに何も会話はなかった。
代わりに、シャークを担当したツナミさんとシャークの会話がよく聞こえてくる。てかシャークの声がでかいんだよな。
それによるとツナミさんが一人暮らしを始め空いた部屋に、今は東京に進学してきたシャークが居候しているらしい。ふたりの父親が兄弟らしく、長女がツナミさん、弟が賢治くんという四人家族のようだ。
ふむむ…どうでもいいけど、オレってシャークファミリーとの遭遇率異常に高くない?それぞれに個別で、三人とも面識あるんだけど。
「ふふ、お母さんが驚いてたわよ。るりちゃんが急に料理のお手伝いしてくれるようになったって」
「え?いや…!それはその…りょ、料理も出来たほうが、ちょっとカッコイイなって思っただけだよ!」
ほう…、シャークはうちでもお料理の勉強中か。うんうん、学べ若人よ。
「…力加減、大丈夫ですか?」
「あ、じゃあもう少し強目でおねがいします」
で、オレはというと、体調は悪くないが身体に変化が起きすぎるせいかなんだか疲れが溜ったかな?ここは男のマッサージ師がついたのだし、この際せっかくだからグイグイと揉んでもらおうか。
……。
翌日、買い物をしに近所の業務スーパーに足を運ぶと、なんだかいつもと雰囲気が違っていた。
「あの、すみません。ハチミツって入荷してないですか?」
「いや~すみません、今はちょっと…」
「そうですか、ありがとうございます」
うむむ…、ハチミツがない。
店内を見渡しても、いつもなら崩れそうなほどにダンボールが積まれ、商品がダンボールのまま陳列されているのだが。今日はその量も少なく、歯抜けに商品の置かれていないスペースが目立つ。
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中国はダンジョンスタンピードのどさくさに紛れ、日本の佐渡島を占拠してしまった。でもこれは『窮地に陥った隣国を、人道的見地から救うため』と中国側では謳っているので、これを侵略行為とは認めていない。
しかし『大丈夫ですので、どうぞお帰り下さい』と日本政府が促しても、頑として動かないのである。それどころか威圧行動と取れる艦隊運用や戦闘機を日本の防空圏内でバンバンと飛ばし、自衛隊の暴発を誘っている始末だ。
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ロシアは…アレだ。
ウクライナを手中に収め、ようやく凍らない海を手に入れたと内心では喜んでいるのだろうが、EUからは大バッシングを浴びている。なのでこの先、そっち方面での貿易ではまるきりお声がかからないだろう。
海が手に入っても貿易相手がいない状態で、どうするつもりなんだか。
アフリカや中東でも、またキナ臭い話がまたあちこちから噴き出ている。やれ『どこそこが紛争地帯になった』とか、『難民が国境を越えて~』とか。毎度のことながら、よくそう争ってばかりいられると思う。
(これが人の業…か)
ダンジョンスタンピードもあって世界が大変な時だというのに…。さらにそのせいで株価が乱高下すると、仁菜さんのご機嫌も連動して乱高下するので、ほんとやめてほしいと思う。
にしても困ったな。ハチミツはピクシー達の大好物。果物なんかも食べなくはないが、ハチミツの無いのと有るのとでは、彼女たちのテンションが違う。
(ふむ、なら駅前のデパートまで足を延ばすか…)
ともあれこの先もハチミツが手に入り難いとなると心配だ。帰ったらネットでも注文しておこう。ハァ…、どこかにハチミツをドロップするモンスターでも、いないもんかね。
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