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しがないサラリーマン生活
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『この幼稚園バスは我々レッドデビルがジャックした!お前たちはこれからレッドデビルの戦闘員として教育され、怪人に生まれ変わるのだぁ!グハハハ!!』
『うわ~ん、うわ~ん!こわいよぅママァ!』
『待てぇいッ!(チュピーン!)』
『(ドガッ!)グハッ!?なんだこの攻撃はぁ!!』
『スベスベマンジュウガニゲルゲ!幼い子供たちを離すんだッ!』
『おのれ貴様!何者だぁ!?』
『酸の力で強力分解!強酸ッ(しゅび!)戦士ッ!(しゅばば!)アシッドマンッ!!(どご~んッ!)』
普段はしがないサラリーマン。だがその真の姿は驚異の酸パワーを手にした無敵の戦士。朝の通勤電車に揺られながら、オレは自身が正義のヒーローになって戦う夢想に酔いしれていた。
しかしそんな夢想につい表情筋が緩みすぎていたのか、ふと目の合った若い女性にめっさ嫌な表情で顔を背けられてしまった。
(…う、参ったな。つい夢中になりすぎて顔がニヤけてたか?)
コホンとひとつ咳払いをして誤魔化すと、顔を無表情なモノへと変える。
最近、というかうちの冷蔵庫がダンジョンになってから愉しくてワクワクが止まらない。子供の頃にプレイしたゲームそのものの世界が目の前に。そしてソレを現実のものとして愉しむことが出来るのだから。これで心躍らない訳がない!
無論これには当然危険がつきまとうので、痛い目も見るだろうし下手をすれば当然死ぬことだってあるだろう。だがその反面、恩恵だって計り知れない。頑張ったら頑張っただけ結果にコミットする。それがダンジョン、ならば潜らねば損というモノ。
オレはたったの一日で、筋力が倍近くになった。もう筋肉ムッキムキだ。今日会社に着いたら、きっとそのことで同僚からも突っ込まれると思う。
だが会社にはそう親しい相手もいないし、いざ仕事を始めてしまえば会話を交わすことだってほとんどない。それに基本オレに興味を持つ奴もいないから、訊かれたら適当に最近太ったとでも言っておけばいいだろう。
なにより早く仕事を終わらせて、今日もダンジョンに潜りたい。アレを試してみたいコレを試してみたい!と、イメージが膨らんで堪らないのだ。
そんな訳で【酸】のスキルも、いまだ未使用だったりする。
これはまだ使えない訳ではなくて、敢えてまだ使わない。そう、どうせなら下手に試すような真似はせずに、初めから華麗に使いこなしてみたい。だからそれにはスキルを使う前に、まずオレ自身が酸について詳しくなっておく必要があると考えたのだ。
(そうそう、自分で生み出した酸で酷い化学熱傷を負いましたなんて、まったく笑い話にもならないしな)
で、会社近くの駅についた電車を降りると、颯爽と階段を駆けあがる。
(おお、すごいぞ…!)
以前であればこれだけでもう息を切らしていたことだろう。だのにどうだ。全くの余裕!だがそれもそのはず。オレの俊敏性は上がり体力も倍近くに。うむ、なればこそのこの身の軽さ!気分よく会社に着くと意気揚々とタイムカードを打刻し、デスクに向かい仕事を始める。
しかしここでもまたダンジョンの恩恵で変化が…。
キータイプが以前とは比べ物にならない程に速くなってるでゴザルよ。さすがにブラインドタッチとまではいかないが、それでもかなりの速さ。これもダンジョンの恩恵か。
そうして昼も近い時間になった頃、パソコンに向かってキーボードを叩いていると背後から名を呼ばれた。
「あれあれぇ~、江月(えげつ)ちん?なんかカラダの厚み増してなぁ~い??」
(ちっ、なんだよ。せっかく気分よく仕事してた所だったのに…)
うちの会社はそう大きくもない。なのでワンフロアに全ての部署があり部署ごとにシマになっているだけなので、こうして他部署の人間にも容易に話しかけることが出来てしまう。
すでに解りきっているが一応振り返って顔を上げると、そこには案の定営業部に所属する桂名(けいみょう)がいた。桂名はいわゆる陽キャ。明るく社交的で、上司や女子社員たちのウケも良い。ま、要するにオタクなオレとは全く正反対のヤツだな。
だが、それだけなら別段そこまで嫌う必要もない。
ごくごく普通に接し、ある程度距離を置いて付き合えばいいだけの話。ただどういう訳だかコイツに敵視され、女子社員たちと一緒になってオレの事を根暗だオタクだと陰口を叩いている事を知っている。いや、女子社員がオレに興味を持つなどないので、むしろアレコレと焚きつけているのはコイツの方だ。
「急にどうしたの?もしかして夏に向けて、ビーチで女の子に逞しさでもアピールするつもり??」
(おいおい、それはおまえの願望だろう…。みんながお前と同じ思考だと思うなよ)
さらにイラつくのは、同年代という事でたいした用もないのにこうして話しかけて来ること。
ほんと、所属部署も違うというのに…。しかしそんな桂名にもオレの方が中途採用の会社的には後輩という事で気を使っていたら、年下なのにやたらと先輩風を吹かしまくってくる始末。
「そうか?たぶん太っただけだろう…」
再びパソコンに向き直ると興味なさそうにして返す。なぜなら、まぁコイツがオレに話しかける理由もまた知っているからだ。
「またまたぁ、そんなことないっしょ!あ、ジム?隠れてジム通い?はは~ん、参ったなぁ。今日は眼鏡もしてないし、それじゃイメチェン狙ってるのバレバレよ??」
桂名はオレの事を見下し陰口を叩きながらも、ほらほら見て。ボクちゃんこんな根暗なオタクにも分け隔てなく話しかけてあげるんだよ。どうよどう?すごく優しいでしょ!などと女子社員たちにいい男アピールしたいだけなのだ。
いやいやオレの偏見じゃないかって?それこそいやいや、だ。
人というのは相手に好意や敬意を持っていたなら、自然とそれが行動や態度に出るもの。それと同じように、相手を見下していたり馬鹿にしていれば、それもまた自ずと行動や態度に出るものナリよ。
ちなみに桂名はオレの2歳年下だが、さん付けで呼ばれたことはいままで一度もない。まぁ社会人になってまでも年上だ年下だのと拘るのはどうかと思い、ずっとスルーしてるけど。
ただ暇つぶしの小馬鹿にするためだけに話しかけられるのには、少々イラッとくる事は確か。
「最近疲れ気味だから、体力つけるためにボディビルダー配信者の動画観てちょっとマネしてるんだ。そんなに気になるなら教えようか?どう、気になるなら桂名ちゃんも始めてみたら?」
普段は誰に対してもさん付けで名を呼ぶ礼儀正しいオレ。が、ここは敢えてちゃん付け呼びで見せつけるよう力こぶを作り笑いかけてやる。
「ふ~ん…そ、そう!じゃあ一応聞いておこうかなぁ~…?」
すると桂名は目にかかって非常に鬱陶しいであろう茶髪の前髪を顎を上げて払いあげながら、笑顔を引き攣らせている。
う~む、桂名よ…。もしお前が確かな人間関係をオレとも築いていたなら、オレがダンジョン攻略プロジェクトの規模を考えていた時にも、真っ先におまえの顔が思い浮かんでいただろう。だがそうはならなかった。オレがダンジョン攻略プロジェクトの事を考えていた時には、おまえの顔なぞ微塵も思い浮かばなかったぞ。
故に「いやぁ、自宅とダンジョンが繋がってね。実はそこで鍛えてるんだよ」とは、口が裂けても言わない。
なぜならばコイツに話すという事は、拡声器に向かって大声で叫ぶのと同じ事。しかもそれをさも自分の手柄の如く周りに吹聴し、最後にはオレとはまったく無関係の有象無象を秘密のダンジョンに連れて行く羽目になることだろう…。
ま、そもそもダンジョンを隠してるなんてことが知れたら警察沙汰だ。
「え~、江月さんいつもと雰囲気違うの私も気になってたし~。私も知りたい~」
と、そんなオレと桂名が水面下でバチバチにやりあってるというのに、その空気を全く読まない女子社員が会話に加わりだす。この子…、オレがどうにも手が回らなくてやむなく仕事断ったら、めちゃくちゃ嫌な顔して舌打ちしたんだよね。はぁ…それがなぜこのタイミングで入ってくる。って、まぁ桂名と話したいだけなんだろうけど。
「ああそう、じゃあ配信者の名前教えるよ」
そう適当に動画配信者の名を挙げると、そのまま昼を摂る為にその場を後にした。
『うわ~ん、うわ~ん!こわいよぅママァ!』
『待てぇいッ!(チュピーン!)』
『(ドガッ!)グハッ!?なんだこの攻撃はぁ!!』
『スベスベマンジュウガニゲルゲ!幼い子供たちを離すんだッ!』
『おのれ貴様!何者だぁ!?』
『酸の力で強力分解!強酸ッ(しゅび!)戦士ッ!(しゅばば!)アシッドマンッ!!(どご~んッ!)』
普段はしがないサラリーマン。だがその真の姿は驚異の酸パワーを手にした無敵の戦士。朝の通勤電車に揺られながら、オレは自身が正義のヒーローになって戦う夢想に酔いしれていた。
しかしそんな夢想につい表情筋が緩みすぎていたのか、ふと目の合った若い女性にめっさ嫌な表情で顔を背けられてしまった。
(…う、参ったな。つい夢中になりすぎて顔がニヤけてたか?)
コホンとひとつ咳払いをして誤魔化すと、顔を無表情なモノへと変える。
最近、というかうちの冷蔵庫がダンジョンになってから愉しくてワクワクが止まらない。子供の頃にプレイしたゲームそのものの世界が目の前に。そしてソレを現実のものとして愉しむことが出来るのだから。これで心躍らない訳がない!
無論これには当然危険がつきまとうので、痛い目も見るだろうし下手をすれば当然死ぬことだってあるだろう。だがその反面、恩恵だって計り知れない。頑張ったら頑張っただけ結果にコミットする。それがダンジョン、ならば潜らねば損というモノ。
オレはたったの一日で、筋力が倍近くになった。もう筋肉ムッキムキだ。今日会社に着いたら、きっとそのことで同僚からも突っ込まれると思う。
だが会社にはそう親しい相手もいないし、いざ仕事を始めてしまえば会話を交わすことだってほとんどない。それに基本オレに興味を持つ奴もいないから、訊かれたら適当に最近太ったとでも言っておけばいいだろう。
なにより早く仕事を終わらせて、今日もダンジョンに潜りたい。アレを試してみたいコレを試してみたい!と、イメージが膨らんで堪らないのだ。
そんな訳で【酸】のスキルも、いまだ未使用だったりする。
これはまだ使えない訳ではなくて、敢えてまだ使わない。そう、どうせなら下手に試すような真似はせずに、初めから華麗に使いこなしてみたい。だからそれにはスキルを使う前に、まずオレ自身が酸について詳しくなっておく必要があると考えたのだ。
(そうそう、自分で生み出した酸で酷い化学熱傷を負いましたなんて、まったく笑い話にもならないしな)
で、会社近くの駅についた電車を降りると、颯爽と階段を駆けあがる。
(おお、すごいぞ…!)
以前であればこれだけでもう息を切らしていたことだろう。だのにどうだ。全くの余裕!だがそれもそのはず。オレの俊敏性は上がり体力も倍近くに。うむ、なればこそのこの身の軽さ!気分よく会社に着くと意気揚々とタイムカードを打刻し、デスクに向かい仕事を始める。
しかしここでもまたダンジョンの恩恵で変化が…。
キータイプが以前とは比べ物にならない程に速くなってるでゴザルよ。さすがにブラインドタッチとまではいかないが、それでもかなりの速さ。これもダンジョンの恩恵か。
そうして昼も近い時間になった頃、パソコンに向かってキーボードを叩いていると背後から名を呼ばれた。
「あれあれぇ~、江月(えげつ)ちん?なんかカラダの厚み増してなぁ~い??」
(ちっ、なんだよ。せっかく気分よく仕事してた所だったのに…)
うちの会社はそう大きくもない。なのでワンフロアに全ての部署があり部署ごとにシマになっているだけなので、こうして他部署の人間にも容易に話しかけることが出来てしまう。
すでに解りきっているが一応振り返って顔を上げると、そこには案の定営業部に所属する桂名(けいみょう)がいた。桂名はいわゆる陽キャ。明るく社交的で、上司や女子社員たちのウケも良い。ま、要するにオタクなオレとは全く正反対のヤツだな。
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「急にどうしたの?もしかして夏に向けて、ビーチで女の子に逞しさでもアピールするつもり??」
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桂名はオレの事を見下し陰口を叩きながらも、ほらほら見て。ボクちゃんこんな根暗なオタクにも分け隔てなく話しかけてあげるんだよ。どうよどう?すごく優しいでしょ!などと女子社員たちにいい男アピールしたいだけなのだ。
いやいやオレの偏見じゃないかって?それこそいやいや、だ。
人というのは相手に好意や敬意を持っていたなら、自然とそれが行動や態度に出るもの。それと同じように、相手を見下していたり馬鹿にしていれば、それもまた自ずと行動や態度に出るものナリよ。
ちなみに桂名はオレの2歳年下だが、さん付けで呼ばれたことはいままで一度もない。まぁ社会人になってまでも年上だ年下だのと拘るのはどうかと思い、ずっとスルーしてるけど。
ただ暇つぶしの小馬鹿にするためだけに話しかけられるのには、少々イラッとくる事は確か。
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う~む、桂名よ…。もしお前が確かな人間関係をオレとも築いていたなら、オレがダンジョン攻略プロジェクトの規模を考えていた時にも、真っ先におまえの顔が思い浮かんでいただろう。だがそうはならなかった。オレがダンジョン攻略プロジェクトの事を考えていた時には、おまえの顔なぞ微塵も思い浮かばなかったぞ。
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なぜならばコイツに話すという事は、拡声器に向かって大声で叫ぶのと同じ事。しかもそれをさも自分の手柄の如く周りに吹聴し、最後にはオレとはまったく無関係の有象無象を秘密のダンジョンに連れて行く羽目になることだろう…。
ま、そもそもダンジョンを隠してるなんてことが知れたら警察沙汰だ。
「え~、江月さんいつもと雰囲気違うの私も気になってたし~。私も知りたい~」
と、そんなオレと桂名が水面下でバチバチにやりあってるというのに、その空気を全く読まない女子社員が会話に加わりだす。この子…、オレがどうにも手が回らなくてやむなく仕事断ったら、めちゃくちゃ嫌な顔して舌打ちしたんだよね。はぁ…それがなぜこのタイミングで入ってくる。って、まぁ桂名と話したいだけなんだろうけど。
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