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やり直せるなら、どこから
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次の週の月曜日、担当替えの連絡もないままいつも通りに向かった悠也を、裏口で迎えたのはピアス顔の人だった。「もう来ねーかと思ったよ」と言ったその人に、「仕事ですから」と答えた悠也の声は、あの時のように震えていた。
その日は雪乃にも義久にも会うことはなく、少しホッとしたのと同時に、胸が痛んだのは気のせいだと自分に言い聞かせた。
「週のど真ん中ではありますがぁ!我が社の創設記念日を祝してぇ~!かんぱ~い!!」
今、悠也は都内のとある大きな宴会場にいた。今日は家事代行サービス『いいね!』の創設記念日で、同じ県内にある5つの支社の従業員が一挙に集まり、貸切られた宴会場が大勢で賑わっていた。
乾杯の挨拶で登壇したのは社長で、初めて見たその顔はもう既に赤らんでいる。立食形式の会場で、悠也は隅っこのテーブルに同じ事務所の部長や事務の人たちと集まり、なんてことない話をしながらホテルの食事を楽しんでいた。
「やぁ~!田中くぅん!飲んでるぅ~?」
「先輩…って、めっちゃ酒臭いですよ」
明日仕事のない人たちはお酒を楽しんでいるが、悠也は明日、また雪乃の家に行かなければならない。そうでなくても元々下戸な悠也は、烏龍茶を片手に過ごしているのだが。無理やり肩を組みながら声をかけてきた先輩は、もうすっかり出来上がっているらしい。
「そぉ~いえばさ、田中」
「はい?」
「俺が譲ってやった仕事先、どうよ?」
先輩の言葉に、飲んでいた烏龍茶がくっと喉に詰まったけれど、なんてことない顔をして悠也は先輩から顔を反らした。
「なんの話です?というか、お酒の席で仕事の話なんてやめましょうよ」
家事代行サービスとは、本来なら知り得ないはずの顧客のプライバシーが見えてしまうこともある。だから従業員は顧客の個人情報を、いくら同僚であっても正式な引き継ぎ以外では話してはいけないことになっている。ただそんなことは建前で、みんな同僚相手ならどこにも漏らさないと信じた上で言いたい放題なところもあった。
しかし悠也は雪乃の話を事務所では一度も出さなかった。だからこそ、特に自分が譲ったと思っているこの先輩は、その辺りが気になって仕方ないのだろう。
「あそこ、玉城組だったろう?お前なんかされたりしてねーの?」
「…先輩の言うあそこがどこか知りませんが、俺が受け持つ仕事先はみな良い人たちばかりですよ」
悠也は今ありがたいことに、雪乃のところも含めて3件の顧客を抱えていた。どこも優しい顧客主で、特にいざこざ等もなく穏やかに働かせてもらっている。
「お前の扱われ方も気になるけど、ぶっちゃけ組長さんとかに会えたりすんの?女だって噂じゃん」
「だから、なんのことだか分かりませんって」
「…ふぅ~ん」
そう言って別のテーブルへと移っていった先輩に少しほっとしつつ、カラカラになった喉を潤すために烏龍茶を一気飲みした。
これで終わりだと思った悠也は、自分が世間知らずの本当に甘ちゃんだったと気づくことになるのは、それより数時間後のことだった。
□□□
「なーなー!田中!もう一軒行こうぜー!」
「でも、明日も俺仕事なんで、やめときます」
「大丈夫だってー!俺の馴染みのバーなんだけど、飲まなくてもいいから」
「…でも」
酔いの回った先輩の誘いに渋りを見せる悠也の肩を、トントンと叩いたのは部長だった。悠也が振り返ると、困ったふうに眉尻を下げながら優しい顔で微笑む部長がいた。
「田中くん。君、顧客からもすごく評判いいんだよ。いつも頑張ってるんだし、たまには先輩に奢ってもらいなさい」
その言葉に近くにいた事務の人たちも賛同して「先輩のお金でたーんまり遊んじゃいなさーい!」なんて笑う皆さんに、悠也は頷く他なかった。
二人で歩く道すがら、人気のなくなった道の真ん中でそれまで静かにしていた先輩が唐突に口を開いた。
「…でもさ、ほんとお、前よく働いてるよな?」
「なにがです?」
「玉城組だよ。お前ヤバいの見たんだろ?」
「だから、なんの話ですか」
またこの話かと少しため息が漏れてしまったが、本当に話せるようなことなんてないのだから仕方ない。悠也は少し呆れたため息をついて、この場の逃れ方を考えていた。
「しらばっくれるなよ。元々俺に来てた案件なんだからさ」
「だとしても、先輩に話すようなことはなにも…」
辺りは飲み屋街とは到底思えない寂れた通りだ。電気の付いていないビルとビルの間に小さく光る灯りが見えて、あそこが先輩の言っていたお店だと悠也は悟った。目の前に見えているのに、先輩の歩みは近づくにつれてどんどんと遅くなっていくので、不思議に思って振り返る。
「…先輩?」
「お前さぁ、考えても見ろよ。一介の従業員が顧客を勝手に譲るなんて、できるわけねーだろ」
俯いた先輩の言葉は聞きづらく、けれど静かな通りに響き渡った。
「………は?」
「お前もさ、めんどーなことに首突っ込んで。もー哀れっつーかなんつーかさ」
「な、に言って…」
そういえば、先程の言葉。先輩はなんと言っていたか。確か、“何かヤバいの見たんだろ”だったか。玉城組の邸というのは住所や顧客情報から知っていたとしても、先日あった出来事は誰にも知られていないはず。
なのになぜ、先輩はこんなにも震えているのか。
まるで、あのときの俺のように。
「っそ、そもそも部長だって、新人のお前に任せようって…何かあったらお前の方が切りやすいからって、言ってたのにさ」
「せ、せんぱ」
「だから俺はさ、関係ないはずなんだよな。こんな事、俺だってしたくねーんだよ。俺だって被害者なんだぞ」
「…っ、俺やっぱ、帰りま」
ガシッ
踵を返そうと動いた腕を掴まれる。その力があまりに強くて、悠也は身動き一つ取れない。
「部長もグルだもん、もうどうしようもねーよ」
「は…?」
血走った目、荒い息。先輩の、真っ青な顔色。
全てが嫌な予感しか与えてくれなくて、悠也は藻掻くように捕まった腕を動かした。
「っ、はなせよ!」
「だから!さっき部長も聞いてるときに喋ればよかったんだよ!お前も!」
「なにを…っ!」
「言わねーからこうなるんだぞ…だから、ほんと、俺のせいじゃねーから!」
いつの間にか真横まで来ていた店のドアが突然開いて、狼狽えた悠也の口を手で塞がれ、腕を掴んだままの先輩にドンッと押し出された。悠也の体は、自分を後ろから羽交い締めにする複数の手に引っ張られて、ゆっくりと暗いドアの向こうへ溶け込んでいく。
「お、れの、せいじゃ、ねーからっ!」
最後に見た先輩の顔はとても歪んでいて苦しそうだった。
(一体俺はどこから間違えたんだろう…この仕事を、引き受けたときから…?)
そんな場違いなことを考え出したとき、無情にも目の前のドアが閉まった。
「……お、…まえ、は…」
ドアを開けて押し込まれた先で、悠也の頭の中をあの時の記憶が駆け巡る。
スーツを着た雪乃が踏み付けていた男。どこにそんな力があるのかと不思議に思うほど細く白い腕で、雪乃が持ち上げていた男。
「……っ」
「こ~んばんは、“田中様”」
ニタリと笑った男に、悠也は腹の底から冷えていくのがわかった。
その日は雪乃にも義久にも会うことはなく、少しホッとしたのと同時に、胸が痛んだのは気のせいだと自分に言い聞かせた。
「週のど真ん中ではありますがぁ!我が社の創設記念日を祝してぇ~!かんぱ~い!!」
今、悠也は都内のとある大きな宴会場にいた。今日は家事代行サービス『いいね!』の創設記念日で、同じ県内にある5つの支社の従業員が一挙に集まり、貸切られた宴会場が大勢で賑わっていた。
乾杯の挨拶で登壇したのは社長で、初めて見たその顔はもう既に赤らんでいる。立食形式の会場で、悠也は隅っこのテーブルに同じ事務所の部長や事務の人たちと集まり、なんてことない話をしながらホテルの食事を楽しんでいた。
「やぁ~!田中くぅん!飲んでるぅ~?」
「先輩…って、めっちゃ酒臭いですよ」
明日仕事のない人たちはお酒を楽しんでいるが、悠也は明日、また雪乃の家に行かなければならない。そうでなくても元々下戸な悠也は、烏龍茶を片手に過ごしているのだが。無理やり肩を組みながら声をかけてきた先輩は、もうすっかり出来上がっているらしい。
「そぉ~いえばさ、田中」
「はい?」
「俺が譲ってやった仕事先、どうよ?」
先輩の言葉に、飲んでいた烏龍茶がくっと喉に詰まったけれど、なんてことない顔をして悠也は先輩から顔を反らした。
「なんの話です?というか、お酒の席で仕事の話なんてやめましょうよ」
家事代行サービスとは、本来なら知り得ないはずの顧客のプライバシーが見えてしまうこともある。だから従業員は顧客の個人情報を、いくら同僚であっても正式な引き継ぎ以外では話してはいけないことになっている。ただそんなことは建前で、みんな同僚相手ならどこにも漏らさないと信じた上で言いたい放題なところもあった。
しかし悠也は雪乃の話を事務所では一度も出さなかった。だからこそ、特に自分が譲ったと思っているこの先輩は、その辺りが気になって仕方ないのだろう。
「あそこ、玉城組だったろう?お前なんかされたりしてねーの?」
「…先輩の言うあそこがどこか知りませんが、俺が受け持つ仕事先はみな良い人たちばかりですよ」
悠也は今ありがたいことに、雪乃のところも含めて3件の顧客を抱えていた。どこも優しい顧客主で、特にいざこざ等もなく穏やかに働かせてもらっている。
「お前の扱われ方も気になるけど、ぶっちゃけ組長さんとかに会えたりすんの?女だって噂じゃん」
「だから、なんのことだか分かりませんって」
「…ふぅ~ん」
そう言って別のテーブルへと移っていった先輩に少しほっとしつつ、カラカラになった喉を潤すために烏龍茶を一気飲みした。
これで終わりだと思った悠也は、自分が世間知らずの本当に甘ちゃんだったと気づくことになるのは、それより数時間後のことだった。
□□□
「なーなー!田中!もう一軒行こうぜー!」
「でも、明日も俺仕事なんで、やめときます」
「大丈夫だってー!俺の馴染みのバーなんだけど、飲まなくてもいいから」
「…でも」
酔いの回った先輩の誘いに渋りを見せる悠也の肩を、トントンと叩いたのは部長だった。悠也が振り返ると、困ったふうに眉尻を下げながら優しい顔で微笑む部長がいた。
「田中くん。君、顧客からもすごく評判いいんだよ。いつも頑張ってるんだし、たまには先輩に奢ってもらいなさい」
その言葉に近くにいた事務の人たちも賛同して「先輩のお金でたーんまり遊んじゃいなさーい!」なんて笑う皆さんに、悠也は頷く他なかった。
二人で歩く道すがら、人気のなくなった道の真ん中でそれまで静かにしていた先輩が唐突に口を開いた。
「…でもさ、ほんとお、前よく働いてるよな?」
「なにがです?」
「玉城組だよ。お前ヤバいの見たんだろ?」
「だから、なんの話ですか」
またこの話かと少しため息が漏れてしまったが、本当に話せるようなことなんてないのだから仕方ない。悠也は少し呆れたため息をついて、この場の逃れ方を考えていた。
「しらばっくれるなよ。元々俺に来てた案件なんだからさ」
「だとしても、先輩に話すようなことはなにも…」
辺りは飲み屋街とは到底思えない寂れた通りだ。電気の付いていないビルとビルの間に小さく光る灯りが見えて、あそこが先輩の言っていたお店だと悠也は悟った。目の前に見えているのに、先輩の歩みは近づくにつれてどんどんと遅くなっていくので、不思議に思って振り返る。
「…先輩?」
「お前さぁ、考えても見ろよ。一介の従業員が顧客を勝手に譲るなんて、できるわけねーだろ」
俯いた先輩の言葉は聞きづらく、けれど静かな通りに響き渡った。
「………は?」
「お前もさ、めんどーなことに首突っ込んで。もー哀れっつーかなんつーかさ」
「な、に言って…」
そういえば、先程の言葉。先輩はなんと言っていたか。確か、“何かヤバいの見たんだろ”だったか。玉城組の邸というのは住所や顧客情報から知っていたとしても、先日あった出来事は誰にも知られていないはず。
なのになぜ、先輩はこんなにも震えているのか。
まるで、あのときの俺のように。
「っそ、そもそも部長だって、新人のお前に任せようって…何かあったらお前の方が切りやすいからって、言ってたのにさ」
「せ、せんぱ」
「だから俺はさ、関係ないはずなんだよな。こんな事、俺だってしたくねーんだよ。俺だって被害者なんだぞ」
「…っ、俺やっぱ、帰りま」
ガシッ
踵を返そうと動いた腕を掴まれる。その力があまりに強くて、悠也は身動き一つ取れない。
「部長もグルだもん、もうどうしようもねーよ」
「は…?」
血走った目、荒い息。先輩の、真っ青な顔色。
全てが嫌な予感しか与えてくれなくて、悠也は藻掻くように捕まった腕を動かした。
「っ、はなせよ!」
「だから!さっき部長も聞いてるときに喋ればよかったんだよ!お前も!」
「なにを…っ!」
「言わねーからこうなるんだぞ…だから、ほんと、俺のせいじゃねーから!」
いつの間にか真横まで来ていた店のドアが突然開いて、狼狽えた悠也の口を手で塞がれ、腕を掴んだままの先輩にドンッと押し出された。悠也の体は、自分を後ろから羽交い締めにする複数の手に引っ張られて、ゆっくりと暗いドアの向こうへ溶け込んでいく。
「お、れの、せいじゃ、ねーからっ!」
最後に見た先輩の顔はとても歪んでいて苦しそうだった。
(一体俺はどこから間違えたんだろう…この仕事を、引き受けたときから…?)
そんな場違いなことを考え出したとき、無情にも目の前のドアが閉まった。
「……お、…まえ、は…」
ドアを開けて押し込まれた先で、悠也の頭の中をあの時の記憶が駆け巡る。
スーツを着た雪乃が踏み付けていた男。どこにそんな力があるのかと不思議に思うほど細く白い腕で、雪乃が持ち上げていた男。
「……っ」
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