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【06】 混戦
*051* キスのその先 (☆)
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一條が悠李の髪に指を入れながら、唇を啄む。
チュッとリップ音がして、これから起こるだろう快感を思い出し胸が震える。
一條の身体に触れていると、その温もりから誰かの傍に居る幸せを思い出してしまう。
元来、悠李はとても寂しがり屋なのだ。
しかし、それを表立たせる事は無い。
一條が、唇を愛でるとそれに返すように小鳥がイタズラをするように一條の唇を軽く食む。
何時もは強引な一條が、今日は何かから守るようにガラスにでも触れるかのように悠李を扱う。
悠李は、この男はこんな風にも出来るのだ…とその驚きに舌を巻いた。
今は、そんな甘やかな雰囲気が心地好く、流れに身を任せて、一條の首元に両手を廻す。
引き寄せるような仕草をすると、より顔を近付けてくる。
一條は、軽く唇を合わせると、そのまま耳朶を甘噛みし、舐め…首筋へと舌を進めた。
「ん…っ…。」
悠李は、その舌の動きに思わず声が漏れる。
一條は、その声が否定の声では無いと解るとそのまま母ライオンが子ライオンを舐めるように、舌を左右に開き、悠李の首筋を上下に大きく舐めたり、舌先を絞ってチロチロと舐めたりを繰り返した。
「ンッ……あぁ…っ……」
初めての感覚に翻弄され、声を出すまいと思っても、悠李の口はそれを抑える事が出来ない。
一條は、悠李の声に促されて、段々と舌の動きを早くしていき、少しずつ少しずつ…その舌先が移動する範囲が拡がっていく。
尖った舌先は、鎖骨を舐め…やがて胸の頂へと辿り着いた。
舌はそのまま桜色の突起の周りをクルクルと周遊する。
一條の舌先に弄ばれ、突起は徐々にその存在を主張し出した。
悠李は、むず痒いような気持ちが好いような…その何とも言えないような感覚に耐えきれず、悠李は腰を一條の身体に摺り寄せてしまう。
「もう、待てないのか? ん?」
一條は、笑いを含みながらも、まだまだ胸の頂をイタズラし続ける事を止める気配は無い。
「お願…ぃ……。」
「何をだ?」
飄々とした様子で、全く取り合ってくれる様子も無い。
悠李は、一條に反撃しようとその熱杭を掴んだ。
一條は全く動じる事無く、それを許している。
しかし、悠李側は全く違い、あまりの獰猛な大きさに思わずパッと手を離した。
「何だ、止めるのか?」
一條は、何時ものようにクツクツと笑う。
しかし、笑っているからと言って、それを止める事を是とした訳では無かった。
「可愛がってくれるんだろ?」
そう言うと、悠李の手に向かってそれをグイッと押し付けて続きを促した。
チュッとリップ音がして、これから起こるだろう快感を思い出し胸が震える。
一條の身体に触れていると、その温もりから誰かの傍に居る幸せを思い出してしまう。
元来、悠李はとても寂しがり屋なのだ。
しかし、それを表立たせる事は無い。
一條が、唇を愛でるとそれに返すように小鳥がイタズラをするように一條の唇を軽く食む。
何時もは強引な一條が、今日は何かから守るようにガラスにでも触れるかのように悠李を扱う。
悠李は、この男はこんな風にも出来るのだ…とその驚きに舌を巻いた。
今は、そんな甘やかな雰囲気が心地好く、流れに身を任せて、一條の首元に両手を廻す。
引き寄せるような仕草をすると、より顔を近付けてくる。
一條は、軽く唇を合わせると、そのまま耳朶を甘噛みし、舐め…首筋へと舌を進めた。
「ん…っ…。」
悠李は、その舌の動きに思わず声が漏れる。
一條は、その声が否定の声では無いと解るとそのまま母ライオンが子ライオンを舐めるように、舌を左右に開き、悠李の首筋を上下に大きく舐めたり、舌先を絞ってチロチロと舐めたりを繰り返した。
「ンッ……あぁ…っ……」
初めての感覚に翻弄され、声を出すまいと思っても、悠李の口はそれを抑える事が出来ない。
一條は、悠李の声に促されて、段々と舌の動きを早くしていき、少しずつ少しずつ…その舌先が移動する範囲が拡がっていく。
尖った舌先は、鎖骨を舐め…やがて胸の頂へと辿り着いた。
舌はそのまま桜色の突起の周りをクルクルと周遊する。
一條の舌先に弄ばれ、突起は徐々にその存在を主張し出した。
悠李は、むず痒いような気持ちが好いような…その何とも言えないような感覚に耐えきれず、悠李は腰を一條の身体に摺り寄せてしまう。
「もう、待てないのか? ん?」
一條は、笑いを含みながらも、まだまだ胸の頂をイタズラし続ける事を止める気配は無い。
「お願…ぃ……。」
「何をだ?」
飄々とした様子で、全く取り合ってくれる様子も無い。
悠李は、一條に反撃しようとその熱杭を掴んだ。
一條は全く動じる事無く、それを許している。
しかし、悠李側は全く違い、あまりの獰猛な大きさに思わずパッと手を離した。
「何だ、止めるのか?」
一條は、何時ものようにクツクツと笑う。
しかし、笑っているからと言って、それを止める事を是とした訳では無かった。
「可愛がってくれるんだろ?」
そう言うと、悠李の手に向かってそれをグイッと押し付けて続きを促した。
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