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【05】 応戦
*039* 天国と地獄 (☆)
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一條が身体の力を抜くと、反射で思わず抱き留めてしまう。
「一…じょ……重ぃ…ってば……。」
悠李は、恥ずかしさを隠す為にそう言ったものの、実際は、一條はそこまで全身の力を抜いている訳では無い。
「そんな訳ぁ無いだろ。そこまで、力…抜いてねぇ。全力で受け止めてみるか?」
「いや…遠慮しとく……。」
「そりゃ、残念…。」
一條は、体勢を変えずにクツクツと笑っている。
その振動に合わせて、まだ、悠李の胎内に居残っている逸物も振動する。
「ンふッ……。」
「ヘンな声、出すな。もう一ラウンドする気なら、付き合ってやるけどな。」
一條は、満更でも無い様子でそう言った。
「も…ムリ…一條みたいに底無しの体力じゃないし!!」
そう言う悠李を笑いながら見ていた。
「もうッ、笑ってないでお風呂に水入れてきて!! 身体、汗で気持ち悪い…。」
悠李の身体は、汗やら体液やらでドロドロだった。
「仕方ねぇな…ちょっと待ってろ。」
そう言うと、あっという間に立ち上がり、そのままお風呂の準備の為に部屋を出て行った。
程無くして一條が戻って来ると、そのまま、悠李を抱き上げた。
所謂、お姫様だっこなのだが…裸体の一條に裸で抱き上げられると、ただの羞恥プレイでしか無い。
悠李が恥ずかしさにモノも言えずに口をパクパクしていると、一條は、そのままクローゼットへと向かった。
「バスローブ、取れ。」
悠李は言葉を受け、クローゼットを開けた。
教官は私物に特に制約は無いらしく、スーツやらカジュアルなトップスやら…色々と整頓されて収納されている。
バスローブを取ろうとふと目線を動かすと…カフスやタイピンと一緒に、この孤島に相応しく無い物が鎮座している。
「これって……。」
悠李は思わず口にする。
そこには、大ぶりのアレキサンドライトが七つ配されている見るからに重そうなネックレスが重厚なジュエリーボックスに入れられて置かれていた。
一條は、ビクリと一瞬身体を硬くさせたが、何もなかったように振る舞う。
「何でもねぇ!!」
「ヨーロッパの小国の国宝の一つだよね?」
一條が否定するタイミングと被せるように悠李が言葉を発した。
その言葉を聞いた一條は、思わず…という感じでヒュッと息を呑む。
「何で、ここにあるの?」
悠李は、冷めた表情で言う。
「預かりモンだ。」
「ふぅ…ん…。」
「ただ、それだけだ。」
そう言うと、悠李を抱いたまま、クローゼットから、二人分のバスローブを取ってパタンと扉を閉める。
一條は、そのまま何時もと変わらない様子でバスルームへと歩みを進めた。
「一…じょ……重ぃ…ってば……。」
悠李は、恥ずかしさを隠す為にそう言ったものの、実際は、一條はそこまで全身の力を抜いている訳では無い。
「そんな訳ぁ無いだろ。そこまで、力…抜いてねぇ。全力で受け止めてみるか?」
「いや…遠慮しとく……。」
「そりゃ、残念…。」
一條は、体勢を変えずにクツクツと笑っている。
その振動に合わせて、まだ、悠李の胎内に居残っている逸物も振動する。
「ンふッ……。」
「ヘンな声、出すな。もう一ラウンドする気なら、付き合ってやるけどな。」
一條は、満更でも無い様子でそう言った。
「も…ムリ…一條みたいに底無しの体力じゃないし!!」
そう言う悠李を笑いながら見ていた。
「もうッ、笑ってないでお風呂に水入れてきて!! 身体、汗で気持ち悪い…。」
悠李の身体は、汗やら体液やらでドロドロだった。
「仕方ねぇな…ちょっと待ってろ。」
そう言うと、あっという間に立ち上がり、そのままお風呂の準備の為に部屋を出て行った。
程無くして一條が戻って来ると、そのまま、悠李を抱き上げた。
所謂、お姫様だっこなのだが…裸体の一條に裸で抱き上げられると、ただの羞恥プレイでしか無い。
悠李が恥ずかしさにモノも言えずに口をパクパクしていると、一條は、そのままクローゼットへと向かった。
「バスローブ、取れ。」
悠李は言葉を受け、クローゼットを開けた。
教官は私物に特に制約は無いらしく、スーツやらカジュアルなトップスやら…色々と整頓されて収納されている。
バスローブを取ろうとふと目線を動かすと…カフスやタイピンと一緒に、この孤島に相応しく無い物が鎮座している。
「これって……。」
悠李は思わず口にする。
そこには、大ぶりのアレキサンドライトが七つ配されている見るからに重そうなネックレスが重厚なジュエリーボックスに入れられて置かれていた。
一條は、ビクリと一瞬身体を硬くさせたが、何もなかったように振る舞う。
「何でもねぇ!!」
「ヨーロッパの小国の国宝の一つだよね?」
一條が否定するタイミングと被せるように悠李が言葉を発した。
その言葉を聞いた一條は、思わず…という感じでヒュッと息を呑む。
「何で、ここにあるの?」
悠李は、冷めた表情で言う。
「預かりモンだ。」
「ふぅ…ん…。」
「ただ、それだけだ。」
そう言うと、悠李を抱いたまま、クローゼットから、二人分のバスローブを取ってパタンと扉を閉める。
一條は、そのまま何時もと変わらない様子でバスルームへと歩みを進めた。
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