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【05】 応戦
*024* 甘い誘惑 (☆)
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斎藤は、袴田の言葉を受けて、悠李に言う。
「悠李ちゃん、ちょっと聞いてみてよ。」
「う…ん、そんな興味本位で聞いても良い事なのカナ?」
「確認してみて、もし、解った事があったら僕らにも教えてね。」
斎藤の表情は、特に他意は無さそうだった。
**********
訓練が終わり、あんなに約束を違えた事を怒っていたはずの一條の部屋に居る。
「結局、快感が忘れられなくて来た訳だな?」
「……。」
「いいから、素直になれ。」
組長達から一條のリサーチを頼まれたから来たものの、昨日の今日なので、どうにも分が悪い。
「長い時間をかけて慣らしてきたんだ、辛く無いだろ?」
「なっ…!!」
一條は、悪気も無く明け透けに言う。
「おら、気持ち良くしてやるから脱げ。」
「……。」
「それとも、脱がして欲しいのか? ん?」
「いや…自分で脱ぐ。」
普通の女性だと、恥じらいなどを覚えるはずなのだが、悠李にはそのような概念は無かった。
恥じらい無く衣服を脱ぎ捨てる様子は、芸術品のような神々しささえ覚える。
一條は、裸になった悠李の身体をベッドに縫い留め、そのまま噛み付くようにキスをする。
それが、二人の始まりの合図になった。
一條の全てを飲み込むような獰猛なキスは、悠李に呼吸さえもさせない。
余りの息苦しさに一條の舌を自身の舌で押し返した勢いで、口元から唾液が零れ出る。
「んふっ……。」
悠李は、反撃するように、一條の口内に舌を挿し込み、そのまま舌をキツく絡ませ唾液を搾り取る。
お互いの舌が縺れ合い、悠李の舌は、痺れ出していた。
全てを絡め取られるように吸い尽され、このまま一條に自分の舌が飲み込まれてしまうのでは無いかという恐怖に駆られる。
一條の胸部をドンドンと叩くと、ようやく悠李の舌は解放された。
二人はハァハァと激しく息があがっていた。
「ちょっと…一條、私を殺す気!?」
悠李は、キツく睨みつける。
一條は臆すること無く、クツクツと笑っていた。
「あぁ、これでも手加減しているつもりなんだがな。」
「え…これでも、手加減してるっての?」
一條の言葉を頭の中で何度も繰り返し、底無しの体力を知る。
「あぁ、訓練で腰が立たなくなったらマズいだろ?」
「…まるでモンスターだな。」
悠李は、溜め息を吐いた。
「お褒めに与りまして。ほら、気持ち良くしてやるから、腰をあげろ。」
口で言うよりも早く、一條は悠李の腰を持ち上げている。
身体を持ち上げられたまま、悠李の蜜口に吸い付かれた。
「あぁ…っ…突…然……過ぎっ……。」
悠李の言葉に答える事無く、ピチャピチャと盛大な音を立てながら蜜口を舐め回す。
一條は、視覚と聴覚の相乗効果で着実に悠李の戦意を奪っていった。
「悠李ちゃん、ちょっと聞いてみてよ。」
「う…ん、そんな興味本位で聞いても良い事なのカナ?」
「確認してみて、もし、解った事があったら僕らにも教えてね。」
斎藤の表情は、特に他意は無さそうだった。
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訓練が終わり、あんなに約束を違えた事を怒っていたはずの一條の部屋に居る。
「結局、快感が忘れられなくて来た訳だな?」
「……。」
「いいから、素直になれ。」
組長達から一條のリサーチを頼まれたから来たものの、昨日の今日なので、どうにも分が悪い。
「長い時間をかけて慣らしてきたんだ、辛く無いだろ?」
「なっ…!!」
一條は、悪気も無く明け透けに言う。
「おら、気持ち良くしてやるから脱げ。」
「……。」
「それとも、脱がして欲しいのか? ん?」
「いや…自分で脱ぐ。」
普通の女性だと、恥じらいなどを覚えるはずなのだが、悠李にはそのような概念は無かった。
恥じらい無く衣服を脱ぎ捨てる様子は、芸術品のような神々しささえ覚える。
一條は、裸になった悠李の身体をベッドに縫い留め、そのまま噛み付くようにキスをする。
それが、二人の始まりの合図になった。
一條の全てを飲み込むような獰猛なキスは、悠李に呼吸さえもさせない。
余りの息苦しさに一條の舌を自身の舌で押し返した勢いで、口元から唾液が零れ出る。
「んふっ……。」
悠李は、反撃するように、一條の口内に舌を挿し込み、そのまま舌をキツく絡ませ唾液を搾り取る。
お互いの舌が縺れ合い、悠李の舌は、痺れ出していた。
全てを絡め取られるように吸い尽され、このまま一條に自分の舌が飲み込まれてしまうのでは無いかという恐怖に駆られる。
一條の胸部をドンドンと叩くと、ようやく悠李の舌は解放された。
二人はハァハァと激しく息があがっていた。
「ちょっと…一條、私を殺す気!?」
悠李は、キツく睨みつける。
一條は臆すること無く、クツクツと笑っていた。
「あぁ、これでも手加減しているつもりなんだがな。」
「え…これでも、手加減してるっての?」
一條の言葉を頭の中で何度も繰り返し、底無しの体力を知る。
「あぁ、訓練で腰が立たなくなったらマズいだろ?」
「…まるでモンスターだな。」
悠李は、溜め息を吐いた。
「お褒めに与りまして。ほら、気持ち良くしてやるから、腰をあげろ。」
口で言うよりも早く、一條は悠李の腰を持ち上げている。
身体を持ち上げられたまま、悠李の蜜口に吸い付かれた。
「あぁ…っ…突…然……過ぎっ……。」
悠李の言葉に答える事無く、ピチャピチャと盛大な音を立てながら蜜口を舐め回す。
一條は、視覚と聴覚の相乗効果で着実に悠李の戦意を奪っていった。
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