独裁者サマの攻略法

観月 珠莉

文字の大きさ
上 下
19 / 95
【04】 追撃

*019* 目合い (★)

しおりを挟む
強引だけれど、どこか包み込むような甘やかすような感覚は、悠李を何処までも翻弄する。

「ビショビショになってんぞ。」
「あぁ…い…ぃ……。」

耳から届く濡れた音が悠李の羞恥心を煽る。

「お前、誰とヤッてるのか解ってるか?」
「んぁ……っ?」

より深く繋がる為に、無意識に一條の腰に両脚を絡みつかせる。
一條は、フッと笑うと最奧にある子宮へと腰を進めた。

「ったく、仕方ねぇなぁ…。」

絡みついた脚が一條の動きを阻み、抽挿出来ない。
最奥まで到達した一條は、腰をグラインドさせ、悠李の蜜壺を周遊して悠李の好いところを刺激する。

「わか…ってる……いち……じょ…ぅ…。」

一條は、気を良くして、更にグリグリと子宮を刺激する。

「あッ…すご…ッ……奥…まで…届い…て……るぅ…っ。何か…ヘンッ……!!」

悠李は何時もと違う絶頂に戸惑いながら、その快感に流されていった。
自覚する前に、蜜壺で急激に一條を締め付けた為、その形をまざまざと体感し、その羞恥心で、更に締め付けが強くなる。

「あぁぁぁぁ…ん……ッ」

我慢出来ずに一條を抱き寄せ、一人で達する。

「ッ……ぉ…まえ…なぁ……。」

絶頂にビクビクと身体を震わせていると、一條の言葉に呼応するように、蜜壺の存在がもっと大きく獰猛に主張した。
抱き合っていた身体を起こし、悠李の腰を持ち、そのままガンガン突き上げた。

「クソ…ッ。」

呪詛のように呟くと、悠李からその存在を引き抜き、そのまま腹に勢い良く白濁を出した。
その濁流は、勢いに任せお腹だけに留まる事が出来ず、首元まで到達した。
悠李は、腹部に出された白濁の感触に反応し、ビクビクと軽い絶頂を覚え、また、蜜壺を収縮させた。
初めての目合いの激しさに、全身に力が入らない。
やがて、身体の力を抜いて倒れ込んできた一條の重みを感じると、何か母性のような感覚を覚えたのか、無意識に抱き締めたのだった。
一條の心音が聞こえ、思ったより早い心拍数に、人間らしさを感じ何かほっこりとした感覚を味わう。
悠李は、何故、このような一歩進んだ事態になったのか全く解らないまま状況を甘受した。
解らない事は、今考えなければ良い…。そう思いながら、意識を手放した。

「おいッ!!」

一條が、悠李の頬をピタピタと軽く叩くが、幸せそうな顔で目を覚ます様子は無い。
そのまま、二本の指先で白濁を悠李の身体に塗り込めるが、全く反応する事は無い。

「無防備過ぎんだろーが…。」

溜め息を吐きながら、暫く悠李をそのままにしておく一條だった。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々

yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。

アイドルグループの裏の顔 新人アイドルの洗礼

甲乙夫
恋愛
清純な新人アイドルが、先輩アイドルから、強引に性的な責めを受ける話です。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

М女と三人の少年

浅野浩二
恋愛
SМ的恋愛小説。

男性向け(女声)シチュエーションボイス台本

しましまのしっぽ
恋愛
男性向け(女声)シチュエーションボイス台本です。 関西弁彼女の台本を標準語に変えたものもあります。ご了承ください ご自由にお使いください。 イラストはノーコピーライトガールさんからお借りしました

由紀と真一

廣瀬純一
大衆娯楽
夫婦の体が入れ替わる話

とある高校の淫らで背徳的な日常

神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。 クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。 後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。 ノクターンとかにもある お気に入りをしてくれると喜ぶ。 感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。 してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。

処理中です...