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【04】 追撃
*018* もう一歩先へ (★)
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その後、一條と悠李は、週に二~三回のペースでの逢瀬が続いていた。
悠李が、一方的に快楽を与えられる喜びを受け入れている事にある。
気付かない内に、一條の巧みな手技の虜になっていた。
そして、今も…何の疑いも無く、悠李は一條に身体を預けている。
「凄く濡れてるぞ…気持ち良いって認めろよ。」
一條の指は、執拗に蜜壺の中を掻き回している。
「うぅ…んっ……。」
何度も繰り返された逢瀬で、最初は痛みを覚えた指だったが、今では三本受け入れても快感を感じられる程になった。
「そろそろ…頃合いか?」
一條は、悠李には聞こえない小さな声で独り言ちた。
悠李は、今日も快感の海を漂っている。
蜜壺からは、快感を告げるように蜜がダラダラと零れている。
「そのまま…力を抜いとけよ。」
そう言って、悠李の唇に軽くキスをすると、そのまま耳朶を舐める。
「ん…ん…ん…ん…っ……。」
耳をベロリと舐められたタイミングで、悠李の蜜壺に硬いモノが押し付けられた。
「…?」
悠李がそれを認識する前に、グッと力が込められ蜜壺を力強く圧迫していく。
「ちょ…っ…待っ……!!!!!!」
「力、抜け。」
「何やって……痛いって…ば…!!」
「大丈夫だ。お前のココは嫌がって無いぞ。」
そう言いながら、二人の結合部をザラリと撫でる。
悠李は背中にゾクゾクと快感が走り、更に一條を締め付けた。
「クッ……。」
一條は、激しい締め付けに息を呑む。
「抜いてよ!!…抜いてってば!!」
「バカ、締め付けられ過ぎて動けねぇよ。大丈夫だから、ちゃんと息しろ!!」
一條の言葉を聞いて、ハッとする。
慌てて息を再開すると、少しだけ身体の力が抜ける。
一條は、そのタイミングを逃さず、蜜壺の先へと進んだ。
「な…んで……?」
悠李は、ポロリと涙を流す。
初めて身体を通い合わせてから、何処か、一條は大丈夫だという信頼を寄せていた。
「最初に、もっと気持ち良くしてやるって言っただろ?」
そう言うと、今まで悠李の為に動かさなかった逸物で身体を揺さぶられる。
痛みの奥に隠れていた快感が見え隠れしだし、悠李は、垣間見えた快感に手を伸ばす。
「あ…あ…あ…あ…っ」
身体が一條の齎す刺激で揺れる度に、声が漏れる。
身体を繋げる事だけは禁忌としていたはずなのに、与えられる快感に、その意識が霧散してしまう。
一條の与える、甘く狂おしい程の快感は、中毒性があり、何時までもこのままで居たいと思うような狂おしい時間だった。
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