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【02】 初陣
*007* 弱肉強食 (☆)
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気持ちが浮上しないまま、部屋へと向かう。
男子寮を通り過ぎ、女子寮への渡り廊下に差し掛かるところで、一條が壁に凭れて腕を組んでいた。
「よぅ。」
悠李は、キッと睨み上げる。
「何か用?」
「お前が落ち込んでいるんじゃないかと思ってね。」
「べっつに~、能力の無いヤツに足を引っ張られるなんてまっぴらごめん!! 早々に辞めて貰って清々するわ!!」
悠李は、落ち込んでいるはずなのに、一條を前にして心にも無い強がりを言った。
「泣いても良いんだそ…うん?」
「泣く訳無いだろ!!」
そう強がる悠李の腕をグッと引き、そのまま腰をホールドした。
「ちょっ……んんっ…。」
悠李が言葉を発する前に、噛み付くように口付けされた。
一條の唇から逃げようと、上を向くとホールドしていた腰を更に抱き込まれて全く身動きが取れない。
そのまま息を吸おうを口を開けたタイミングで、舌が口の中を蹂躙してきた。
「んんーーーーーっ!!」
一條の舌は獰猛で、口内を全て征服するような力強さだった。
そんなに強い力で押さえつけられている訳でも無いのに、一條の腕から抜け出す事が出来なかった。
男女の違いがあるとは言え、日々、血を吐くような訓練を受けて、躱す技も体得しているはずなのに、全然歯が立た無い。
空いていた右手で、一條の身体を押し返そうとした時に、思ったよりも熱い胸板にビクッとしてしまう。
息もつけないような激しい口付けに酔い、悠李は酸欠気味で意識が朦朧としてきた。
そのまま気持ち良さに流され、悠李は一條の舌に自身の舌を絡ませ、深い快楽を追い掛け出した。
「はぁ…ん…。」
悠李は口の端から唾液が零れ落ちる事も構わずに、その口付けに溺れた。
「お前…誰だか判ってやってるのか?」
少々呆れた声の一條が悠李に問う。
ハッと我に返った悠李は、触れ合っていた唇を離し、毅然と睨みつける。
「何すんのよ、エロジジィ!!」
「ハハハッ…それくらいの元気があれば大丈夫だな。今日はゆっくり休めよ。」
そう言うと、一條は何事も無かったように立ち去って行った。
男子寮を通り過ぎ、女子寮への渡り廊下に差し掛かるところで、一條が壁に凭れて腕を組んでいた。
「よぅ。」
悠李は、キッと睨み上げる。
「何か用?」
「お前が落ち込んでいるんじゃないかと思ってね。」
「べっつに~、能力の無いヤツに足を引っ張られるなんてまっぴらごめん!! 早々に辞めて貰って清々するわ!!」
悠李は、落ち込んでいるはずなのに、一條を前にして心にも無い強がりを言った。
「泣いても良いんだそ…うん?」
「泣く訳無いだろ!!」
そう強がる悠李の腕をグッと引き、そのまま腰をホールドした。
「ちょっ……んんっ…。」
悠李が言葉を発する前に、噛み付くように口付けされた。
一條の唇から逃げようと、上を向くとホールドしていた腰を更に抱き込まれて全く身動きが取れない。
そのまま息を吸おうを口を開けたタイミングで、舌が口の中を蹂躙してきた。
「んんーーーーーっ!!」
一條の舌は獰猛で、口内を全て征服するような力強さだった。
そんなに強い力で押さえつけられている訳でも無いのに、一條の腕から抜け出す事が出来なかった。
男女の違いがあるとは言え、日々、血を吐くような訓練を受けて、躱す技も体得しているはずなのに、全然歯が立た無い。
空いていた右手で、一條の身体を押し返そうとした時に、思ったよりも熱い胸板にビクッとしてしまう。
息もつけないような激しい口付けに酔い、悠李は酸欠気味で意識が朦朧としてきた。
そのまま気持ち良さに流され、悠李は一條の舌に自身の舌を絡ませ、深い快楽を追い掛け出した。
「はぁ…ん…。」
悠李は口の端から唾液が零れ落ちる事も構わずに、その口付けに溺れた。
「お前…誰だか判ってやってるのか?」
少々呆れた声の一條が悠李に問う。
ハッと我に返った悠李は、触れ合っていた唇を離し、毅然と睨みつける。
「何すんのよ、エロジジィ!!」
「ハハハッ…それくらいの元気があれば大丈夫だな。今日はゆっくり休めよ。」
そう言うと、一條は何事も無かったように立ち去って行った。
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