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*75* スタート地点
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直嗣さんと出会ってから、バタバタした日々を過ごしたけれど、何とか今日という日を迎える事が出来た。
最終的に色々な状況が解決し、『婚約披露パーティー』を迎えるまでには、準備期間が三か月しか無かった。
招待客リストを作成したり、ドレスを決めたり、来賓挨拶を誰にお願いするか考えたり…そして、そのお願いに足を運んだり。
正直、怒涛のような時間だった。
そして…これが、また、数か月後にもっと大きな規模の『結婚披露パーティー』の準備をするのかと思うと、ゲンナリする…と思っているのは、直嗣さんにはナイショだ。
私が思いを馳せていると、直嗣さんがお部屋に迎えに来た。
「さくら、準備は良いかい?」
今日の直嗣さんは、ダークブラウンのモーニングコートで、カッチリとした印象の中にも柔らかさを演出している。
「うん、バッチリ。」
「さくら、とても綺麗だ。」
「ありがとう。ナオもすっごくカッコ良いよ。」
私は、直嗣さんのダークブラウンと合わせて、金糸のようなオフホワイトのようなシルクジョーゼットのアフタヌーンドレスを選んだ。
きっと、『結婚披露パーティー』の時には、イブニングドレスを着るだろうから。
介添えの方にエスコートされて、二人で、『婚約披露パーティー』の会場へと向かう。
「いよいよだね。」
「さくら、ここまで長かったな。これから、共白髪になるまで、仲良くやっていこう。」
「はい。よろしくお願い致します。」
扉の前で直嗣さんに深々と頭を下げる。
「さぁ、頭をあげて。幸せな俺達の姿を多くの人に祝って貰おう。」
扉が開き、私達は二人で幸せへの新たな一歩を踏み出した。
最終的に色々な状況が解決し、『婚約披露パーティー』を迎えるまでには、準備期間が三か月しか無かった。
招待客リストを作成したり、ドレスを決めたり、来賓挨拶を誰にお願いするか考えたり…そして、そのお願いに足を運んだり。
正直、怒涛のような時間だった。
そして…これが、また、数か月後にもっと大きな規模の『結婚披露パーティー』の準備をするのかと思うと、ゲンナリする…と思っているのは、直嗣さんにはナイショだ。
私が思いを馳せていると、直嗣さんがお部屋に迎えに来た。
「さくら、準備は良いかい?」
今日の直嗣さんは、ダークブラウンのモーニングコートで、カッチリとした印象の中にも柔らかさを演出している。
「うん、バッチリ。」
「さくら、とても綺麗だ。」
「ありがとう。ナオもすっごくカッコ良いよ。」
私は、直嗣さんのダークブラウンと合わせて、金糸のようなオフホワイトのようなシルクジョーゼットのアフタヌーンドレスを選んだ。
きっと、『結婚披露パーティー』の時には、イブニングドレスを着るだろうから。
介添えの方にエスコートされて、二人で、『婚約披露パーティー』の会場へと向かう。
「いよいよだね。」
「さくら、ここまで長かったな。これから、共白髪になるまで、仲良くやっていこう。」
「はい。よろしくお願い致します。」
扉の前で直嗣さんに深々と頭を下げる。
「さぁ、頭をあげて。幸せな俺達の姿を多くの人に祝って貰おう。」
扉が開き、私達は二人で幸せへの新たな一歩を踏み出した。
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全部読ませていただきました。パターンだなと思いながらも、楽しみました。でも、もう少し二人の触れ合いや、直嗣の心情が読みたいし、この先お邪魔虫や浮気疑惑が出るのも、切なくて良いかなと思いました。
いつも、楽しみにしてますが
57話は、違う小説が載ってますよね??