婚約から始まる「恋」

観月 珠莉

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*26* 繋がる気持ち (★)

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「ふか…ぃ……ぁんっ…。」

直嗣さんの太い棍棒が子宮を突き抜くように深くグリグリと埋め込まれる。

「うぅ……っ…なんか…ヘン…ッ!?」
「さくら…イきそう?」
「…ん…ぁっ…いく…って…???」

今までに感じた事の無いような、激しい波が足先から頭に突き抜けていく。

「あぁーーーーーーッ!!!!!!」
「さくら、もう少しだけ付き合ってもらうよ。」

そう言うが早いか、抽挿は更に速くなり熱塊をガンガンと子宮に打ち付け、直嗣さんの雄は蜜壁が張り裂けそうな程ギチギチに膨らみ、恐怖と快感で下肢がプルプルと震えている私に容赦せず、最奥を強く突きあげられる。

「さくら、一滴も零さずに飲み込めよ。」

その言葉と同時に、熱い飛沫がビュクビュクと子宮に叩きつけられた。

「あぁ……あ…あぁ…ッ!!!!!!」

私は、その熱さに耐えきれず意識を飛ばしてしまう。
どれくらい、意識が無かったのだろう…直嗣さんは片手で私を抱き締めながら、もう一方の手で私の髪を耳にかけながら優しく囁きかけてくる。

「いつまでも挿れていたいな…。」

「!!!!!!」

私は、あまりの驚きに声も出なかった。

「初めてだったんだろ。今日は、そこまでムリはさせないさ。」

そう笑いながら、直嗣さんの雄を蜜壺からゆっくりと引き抜いた。

「ふ…ぁっ…。」

私は、名残惜しさに思わず声が出てしまう。

「さくら。」

優しく、包み込むような声で語り掛けられると、泣きたいくらいに幸せを感じる。
直嗣さんの側に居られる事に安心して、身体の力を抜くと何かがヌルリと溢れてきた。

「ふ…ぁあ…っ。」

その声を聞いて、直嗣さんは口元を緩める。

「?」

私は、何がおかしいのか解らずに首を傾げた。

「ようやく俺のものになったな。」
「もう、ずーっと前からカモ?」

笑いながら答えると、真剣な顔で聞かれる。

「パーティー中に、宝生院の婚約者を軽んじたのは誰だ?」

私は、散々迷ったけれど、わからないのでわからないまま答える事にした。

「う~ん、女性だった。…でも、私って今までにパーティーとかに出る事がなかったから、本当に誰なのか知らないの。」

その答えを聞いて、直嗣さんは合点がいったようだ。

「そうか…。さくら、これは提案じゃなくて決定だ。俺の家で一緒に住むぞ!!」
「えぇ~ッ!!そんなムチャクチャな!!」
「そんな事は無い。母さんもさくらを家に住ませようとしていただろ?」
「あれは…お母さんが娘が欲しかったからだと…。」
「それだけじゃない。宝生院の名前は、沢山の恩恵もあるが…敵も増えるという事だ。」
「そうなの?」
「あぁ、だからさくらは、俺に守られていろ。解ったな。」

…宝生院家の思考って、みんな想像を絶する展開の早さなんですけれど…。
私の意見って…何処に反映されるんだろう???
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