神の居ぬ間に…。

観月 珠莉

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*09* 開花 (☆)

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ブランは、雄芯でリュクレールの口腔内の温みを感じ、思わず息を吐く。

「リュクレール、舌を使ってそのまま私を舐めなさい。」

リュクレールは、ブランからの指示を待つように彼を見上げながら、言われたとおりに一生懸命に舌を動かす。
彼自身を包み込みながら舐め上げると、自ずと裏の筋を舐める事になり、ブランは快感の吐息を漏らした。

「そう、貴女は優秀な生徒ですね…大変お上手ですよ…。」

ブランに褒められるとリュクレールは満面の笑みを浮かべ、もっと熱心に彼自身を愛撫する。
無意識に頭を上下に動かし、彼自身にもっと快感を施すべく雄芯を縦横無尽に舐め回した。

「はぁ…リュクレール、それはまだ教えていないはずなのですが…。はッ…快感の波に攫われてしまいそうだ。」

そう言うと、リュクレールの頭を掴み、固定した口に向かって激しく腰を揺すり出した。

「んんっ…ぅうんっ…。」

余りの苦しさに、思わず声が漏れるがそれに構う事無く、ブランの熱杭は弾けそうな程に力が滾っていくのだった。
彼の快感を源にして、体内の魔力が大きく捏ねられて膨らんでいく。
彼女の力が発揮される時が満ちた。

「はぁ…っ…はぁ…っ…リュク…レール、今こそ、その時です…。何かを取り込もうと思い描きながら…私自身を…強く、吸い上げなさい。」

リュクレールは、ブランの言葉に従い、彼自身を大きく吸い上げた。

「くぅ…っ…。」

勢い良く体内から抜き取られる魔力量に、ブランは恍惚の表情を浮かべる。
体内で溢れ過ぎた魔力量を大量に放出した彼は、身体が軽くなり、更なる快感の高みを目指す為に雄芯はより獰猛な大きさへを変貌を遂げていた。

一方、リュクレールは、彼の熱杭を通して強い魔力が胎内に取り込まれ渦を巻き出していた。
余りの強さに、魔力の種類の特定が出来ない程に荒ぶれている。
その魔力量に酔うかと思った矢先、胎内の魔力が治まっていった…。
そうして、少しの時間で彼女の胎内は凪の状態になった。

「は…ははははは!!!!!!…リュクレール、素晴らしいですよ!!貴女の能力は、私が想像していた以上に高い!!」

ブランは、リュクレールの力を垣間見た途端、奇を衒ったような大声で笑い続けた。

「リュクレール、もっと…もっと気持ち良くなりましょう…。」

リュクレールの泉はブランの雄芯を舐め回している時点で、蜜をポタポタと零し続けていた。
それは、期待値の大きさを物語っているに他ならない。
ブランは、そんな彼女の繁みに手を伸ばし、そこを乱暴に掻き回した。

「お願い…ブランさ…ま…早く、その大きな貴方を…私の、下のお口に…くだ…さい…。」
「良いでしょう。貴女が協力してくださるならば、幾らでも何度でも差し上げますよ。」

こうして、二人の長い夜は更けてゆく…。
リュクレールの『吸魔』の能力の開花によって…長い夜は更に長く深い夜へと変貌を遂げるのだった。
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