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*08* 闇の逢瀬 (☆)
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そうしてまた、夜はやってくる。
闇に隠れながら行われる二人の逢瀬を見守る為に…。
リュクレールは、聖女見習いに案内される事にも沐浴して準備する事にも慣れていた。
しかしながら、湯殿の中の香の量が日を追う毎に少しずつ減っている事には気付いていない。
沐浴が終わる頃になっても、まだ、少し意識がある事にも…気付かない。
装束が、幾重にも重なっているとは言え、オーガンジーのようなシースルー素材である事にも…疑問を持たず、リュクレールは、それを纏う。
まるで、当たり前であるかのように…。
今日も『浄化』の儀式を迎える為に祈りの間で、リュクレールは祈る。
やがて…時は満ちた。
「さぁ、今日も始めましょう。」
ブランの声が封印の鍵を解く。
リュクレールは愛しい人との逢瀬の待ち人のように、熱い眼差しでブランを見つめ、彼へと向かって勢いよく進んでいく。
「さぁ、ブランと呼んで。」
そうやって、ブランはリュクレールのスイッチを入れる。
「ブランさま!!この時間を心待ちにしておりました。」
リュクレールの愛らしい言葉に、ブランは相好を崩す。
「リュクレール、こちらへ。」
ブランは、リュクレールの手を引き、祭壇へと促した。
リュクレールが花園を見てもらう為に、装束を捲り上げる姿を見て、ブランは失笑した。
彼はリュクレールのその行動で存外に機嫌が良い。
「今日は、貴女に新たな喜びを教えて差し上げましょう。」
リュクレールに向けて、そう言うと、ブランは祭壇の上に上った。
すると突如、装束を緩め、彼女の前に獰猛な屹立を取り出した。
リュクレールは、うっとりとそれを見つめる。
「リュクレール、舐めなさい。」
そう言って、ブランはリュクレールの前に腰を突き出す。
リュクレールは彼の前に跪き、祈るように頭を垂れる。
やがて、祈りが終わったように頭を上げたリュクレールは、彼の逸物をそっと手に取り、ブランを下から見上げる。
ブランが頷く様子を見て、そっと彼に口付ける。
「ゆっくりと穂先を舐めてご覧なさい。」
リュクレールは、ブランの言葉に従い、先端をチロチロと舐めてみる。
「蜜口にも舌を入れるように舐めて…そう、上手ですよ。」
ブランの誘導で、リュクレールは逞しい彼自身を夢中になって舐める。
「そのまま、それを咥えて…。」
リュクレールは、徐々に熱塊を口の中に頬張っていくが、あまりの大きさに根元までは咥えられない。
困ってブランを見上げると、苦笑しながら髪を撫でた。
「貴女の力が発揮されるのは、もう間もなくですね…。」
ブランの独り言は、彼に教えられた新たな事に夢中になっているリュクレールには聞こえる事は無かった。
闇に隠れながら行われる二人の逢瀬を見守る為に…。
リュクレールは、聖女見習いに案内される事にも沐浴して準備する事にも慣れていた。
しかしながら、湯殿の中の香の量が日を追う毎に少しずつ減っている事には気付いていない。
沐浴が終わる頃になっても、まだ、少し意識がある事にも…気付かない。
装束が、幾重にも重なっているとは言え、オーガンジーのようなシースルー素材である事にも…疑問を持たず、リュクレールは、それを纏う。
まるで、当たり前であるかのように…。
今日も『浄化』の儀式を迎える為に祈りの間で、リュクレールは祈る。
やがて…時は満ちた。
「さぁ、今日も始めましょう。」
ブランの声が封印の鍵を解く。
リュクレールは愛しい人との逢瀬の待ち人のように、熱い眼差しでブランを見つめ、彼へと向かって勢いよく進んでいく。
「さぁ、ブランと呼んで。」
そうやって、ブランはリュクレールのスイッチを入れる。
「ブランさま!!この時間を心待ちにしておりました。」
リュクレールの愛らしい言葉に、ブランは相好を崩す。
「リュクレール、こちらへ。」
ブランは、リュクレールの手を引き、祭壇へと促した。
リュクレールが花園を見てもらう為に、装束を捲り上げる姿を見て、ブランは失笑した。
彼はリュクレールのその行動で存外に機嫌が良い。
「今日は、貴女に新たな喜びを教えて差し上げましょう。」
リュクレールに向けて、そう言うと、ブランは祭壇の上に上った。
すると突如、装束を緩め、彼女の前に獰猛な屹立を取り出した。
リュクレールは、うっとりとそれを見つめる。
「リュクレール、舐めなさい。」
そう言って、ブランはリュクレールの前に腰を突き出す。
リュクレールは彼の前に跪き、祈るように頭を垂れる。
やがて、祈りが終わったように頭を上げたリュクレールは、彼の逸物をそっと手に取り、ブランを下から見上げる。
ブランが頷く様子を見て、そっと彼に口付ける。
「ゆっくりと穂先を舐めてご覧なさい。」
リュクレールは、ブランの言葉に従い、先端をチロチロと舐めてみる。
「蜜口にも舌を入れるように舐めて…そう、上手ですよ。」
ブランの誘導で、リュクレールは逞しい彼自身を夢中になって舐める。
「そのまま、それを咥えて…。」
リュクレールは、徐々に熱塊を口の中に頬張っていくが、あまりの大きさに根元までは咥えられない。
困ってブランを見上げると、苦笑しながら髪を撫でた。
「貴女の力が発揮されるのは、もう間もなくですね…。」
ブランの独り言は、彼に教えられた新たな事に夢中になっているリュクレールには聞こえる事は無かった。
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