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あくせく旅路編
◆18.頼りになる人 後編(プース視点)
しおりを挟むそんなわけで『影』の被害者カルセドニーを、ピピンニャルとともにエイズーム王国につれてきたプースであったのだが……。
「この者にはある事件について証言の協力が求められており、こちらで一旦拘束させていただくことになっている」
「……え?」
エイズーム王国の王都の門で、そのカルセドニーが捕まってしまったのである。クマネコ商会で『びーきゅーぐるめ』の屋台を出すに当たって群集の整理に借り出される為、すっかり顔なじみとなってしまった白騎士のひとりにそう言われて、プースは思わず声を漏らした。
ポカンとピピンニャルと二人、しばらく固まったが、呆然としていても事態は発展しない。
しかし、おそらく影の被害者であろうと連れてはきたがそれにしても、相変わらずエイズームの騎士団は行動が早すぎる。
プースは変に感心してしまった。
それでそうするかというと、やはり商会の仕事に影響を出してはお客様にも悪いと仕事をピピンニャルに任せて、さっそくプースは行動をはじめた。
向かうは、何にしろ頼れるあの方のところである。
「しかし、どうしたもんだかなぁ……」
コンタクトを取ろうにも、ウィルは学園の中。
学園の生徒と連絡を取るには手紙くらいしかなく、直接呼び出すといったことはできないのだが……手紙など悠長なことをしていては何か重要な証拠も遠ざかってしまうし、それではあまりにもカルセドニーが報われない。
「……」
プースは門の前でしばらく所在無さげに立ち尽くしていたが、顔を上げた。
名案を思いついたのである。
そして、息を深く吸うと両手を口の横に当てて胸をそらし
「うぃるさまああぁ!」
思い切り叫んだ。
この際、迷惑とかそういうことを考えてはいけない。とにかく迅速な対応が必要なのだ。
ちょっと門の前で騒いで騒音被害を出すくらいなら、きっと学園も許してくれるに違いない。
プースの必死さを見れば、お咎めもちょっとにしてくれる、きっとそう。
かくしてプースが必死に叫んでいると、なにやら事務の女性が現れたが、見るからに体格のいいプースが暴れながら叫んでいるのを見て自分ではそうしようもないと判断したらしい。慌てた様子で奥に引っ込むと、今度は小柄な老人を連れて門の前に舞い戻ってきた。
「学園長! ほら!」
女性がプースを指差した。プースは羞恥心が溢れそうになったが、ここはぐっと忘れることにして、そのまま必死に暴れ続ける。
ポイントは人的にも物的にも被害を出さないことである。ひたすらに空気を殴るのである。
「本当じゃな。どうしたもんか」
「だから言ったじゃないですか。何か叫んでる男がいるって」
「しかし、ウィル君か……また彼が何かやらかしたのじゃろうか……」
なにやらウィルの株も一緒にさげてしまっているが、それはまた今度謝ろう。
きっとウィル様なら許してくれる。この男、案外確信犯であった。
「なあ、君。どうしたのかね? 原則、この学園では取次ぎを行っていないのじゃよ。生徒とは手紙で連絡を取り、生徒が自らの意思で許可証をとる場合にのみ外出も認められてい……」
「うぃるさまああああ!」
「……急ぎの用事でも人命にでも関わらない限りは認められておらんことじゃからの。そう暴れられても困……」
「うぃいいるさまあああ!!! たすけてくださあああい! このままじゃ死んじゃいますだぁあ!」
学園長に話しかけられるも、気付いていないふりをする。
人命に関わらない限り、という言葉のあたりで反応しそうになったが、それよりもカルセドニーさんである。
そのまま、いいかんじに台詞に人命の危機を臭わせつつ叫べば、学園長は慌てたように今来た道を引き返していった。
「…………どうしたんです、プースさん」
数分後、溜息をつきそうな様子のウィルが門の前に現れた。
作戦成功である。うまくいった。
この男、確信犯である。伊達に元影ではないのである。
◆
「で、如何なさいました?」
プースはウィルに連れられて喫茶店にやってきた。ウィルは落ち着けというように視線をこちらにくばせると、魔力を当たりに放出したようであった。
『隷属の首輪』を取ってもらったときにも感じた淡いぬくもりのような魔力。
久々にそれを感じて、プースは自分が思ったよりも慌てていたことに気が付いた。気が急いてウィルに迷惑をかけたと今更ながら反省する。
確信犯であってもやりすぎだと思ったのである。
「ウィル様の魔力はいつも温かいですなぁ。今のは何をなさったんで?」
「遮音をさせて頂きましたよ。その方が良いかと」
ウィルの魔力に心底安心してリラックスして、さあ話し出そうとしたところでプースは要件を思い出してサッと顔を青ざめさせた。
「そうだった!」
そして、いきなり立ち上がってウィルを小脇に抱えて走り出す。
早く行ってカルセドニーの無罪を証明しなくては。
あんなに哀れなおっさんはいない。
それに、悠長にお茶なんて飲んでいる間に今度は『影』によってカルセドニーが処分されてしまうかもしれない。それも常套手段だ。少なくとも、手厚い保護をしてもらわなくては。
罪を着せられて、殺されて、使い捨てにされる。
「つ、つりはいらないぜっ……うぐぇっ」
後ろでウィルが何かしら呻いていた気がするが、プースは気にしないことにした。それよりもなによりもまずはカルセドニーの救命第一なのである。
◆
「す、すまねぇだぁ。ウィル様! カルセドニーさんが捕まっちまったんで!」
「――へ?」
「だ、だから、オレがデューヴから連れてきたカルセドニーさんが無罪なのに捕まってしまったんですだぁ!」
「いや、だから、ちょっと待って。聞こえなかったわけじゃなくてですね……えっと、そう、プースさんってカルセドニーさんと知り合いだったんですか?」
「いえ、違いますがぁ……」
「じゃあなんで連れてくることに?」
「川で拾ってきましたぁ」
「川!?」
「溺れてましたぁ」
「なんでそんな事態に!?」
「とにかく、カルセドニーさんは悪くないですだぁ! 影のせいなんですぅ! だから、早くカルセドニーさんを助けてくださいぃ!」
焦りつぎて要領を得ないプースの説明にウィルがツッコミを続ける事態が巻き起こったが、プースの『影』という単語にウィルがぴくりと動いた。
そして、ウィルが突然真剣な顔になってまっすぐ前を見た。
プースが無理矢理ウィルを運んできた、検問所の方向である。
「とりあえず、検問所入りましょうか」
頼もしいウィルの表情に、プースは無言で頷いた。
少しは落ち着いたともいう。反省。
しかしさすがはウィルである。今更ながらに思い出したが、ウィルはまだ八歳。
いくら父親が騎士だからといってその子どもにまで権力を持たせるような体制をエイズーム王国は取っていないし、つまり軽々と検問所に入ってなんとかできるというような表情を見せるウィルはといえば父親であるキアンの権力とは別に完全に自分個人の権力もしくはコネを持っているということなのである。
さすがウィル様。
プースはウィルの背中を追いかけながら小さく呟いた。
◆
ウィルは騎士団との交渉を終えたのか、何事か騎士と話すとプースに騎士団の控え室に待っているよう言いつけ、姿を消した。これは身内も身内しか知らないことだが、ウィルは転移の魔法が使えるのでそれでどこかへ行ったのかもしれない。
数分後、ウィルはひとり別の男をつれて騎士団の入口から帰ってきた。
三十代くらいの水色の長髪の男は、無表情で歩いてきた。一緒に控え室にいた白騎士が立ち上がると、その無表情の男に駆け寄った。
「ジルコ部隊長! いかがされましたか!」
プースはその言葉に目を見開く。ウィルが何かしらコネを持っているのだろうと予想していたが、まさかいきなり部隊長とは。
しかも、ジルコ部隊長といえばエイズーム黒騎士団情報部隊長ではないのか。影のときに、少々名を聞いた覚えがある。
あまりにも適任の人材に、驚くしかない。しかし、これもウィルが行ったことだからというだけで納得しかけてしまう。してはいけないのだろうが、そうしないと驚きすぎて生きていけないのだ。仕方がない。
「手配をお願いし申した者が捕まったと報告を受けたのである」
「承知いたしました! 取調室に連れてまいります!」
情報部隊長と騎士が話し合っている間に、ウィルがプースのもとにやってきた。
「では私は真偽を確かめてから、カルセドニーさんの保護をお願いしますので、その時の説明をプースさんにはお願いします。それまでこちらで待機を」
「了解ですだぁ……」
「すみません。お待たせしてしまいますね」
ウィルは眉を下げて謝ると、騎士と部隊長から見えない角度でこそりと何か胸元から取り出した。影のときからの癖で、反射的にそれを隠すように受け取ってしまったプースは驚く。
それがどう見ても胸元から取り出せるサイズのものではなかったからだ。
「これでも読んで暇つぶしにしていてください」
にっこり笑ったウィルに、プースは乾いた笑いを漏らした。さすがはウィルである。
それで去って行ったウィルとジルコ情報部隊長を見送ると、プースは再び席についてウィルから受け取ったものを取り出した。雑誌である。
各地の料理や調味料をまとめた雑誌でプースにはぴったりな雑誌ではあるが……。
ウィルはこんな大きなものをどこにしまっていたのであろうか……。そもそも何でこんなものを常備していたのか……。
疑問はつきないが、とりあえず今は『ウィルだから』で納得をしておくことにした。
◆
しばらく待っていると、ジルコとウィルの二人が控え室に戻ってきた。ジルコの方は噂に違わず無表情で、その顔から事情聴取がどうなったのかはわからなかったが。
「――はぁ……」
ウィルが深い溜息をついているのを見て、プースは安堵した。
やはり、カルセドニーは冤罪であったのだ。
プースの観察眼が外れていなかったことと、無事にカルセドニーへの誤解が正されたことに安心した。
そこでジルコがはたとプースの存在に気が付いたらしい。目が合うと訝しげに首を傾げられてしまった。
確かにどう見てもプースは騎士には見えない格好をしているし、ここに完全なる部外者がいる状態でウィルともあろう者が無用心に表情を崩すなどありえないだろう。
「この方はどなたで?」
「私のお得意にさせていただいている商人の方です。しかし、今回は知り合いだとかは関係なくカルセドニー様をデューヴからお連れして下さった方ですので、こちらにお待たせいたしました」
それで納得したらしい。三人は場所を変えて、会議室のようなところまでやってきた。
ウィルから促されて、プースは説明をはじめる。
「川を流れてきたんでぇ、拾って来たんですだぁ」
「……川を?」
「ええ、なんでも気がついたらローブ一枚でデューヴのスラムに転がってたそうでぇ、身体清めようとして足を滑らせたと言ってましたです」
大雑把なあらすじから話して経緯をわかりやすくすると、ジルコが質問を挟んできた。
確かにプースもカルセドニーが川を流れてきたのを発見したときは目を疑った。おかげで過去を思い出して回想してしまったほどだ。
そこで気が付いた。先ほどからウィルがぼーっとしている。初対面の人間同士が話しているときに放置するようなお人ではないのに。
もしや、ウィル様になにかあったのか。
プースは心配になってウィルを覗き込むように見た。
「――ウィル様?」
どこか遠くを見るようなその表情に思わず声をかけると、ウィルはふわりと微笑んだ。
「――いえ、何でも、ないのです」
そう笑顔で答えられ、どう見ても何でもないが、自己解決したのだろうと納得する。
いつも対外忘れているのだが、これでもウィルは八歳の子どもなのである。大人同士が話していたところで黙っていても不思議ではないのだが、何だか胸騒ぎがした。
しかし、それが解決したのならいい。心配はせずとも大丈夫だろう。
「プースさん、具体的に教えていただけますか?」
その証拠のように、ウィルはにやりと笑った。きっと、これはそうだ。徹底的に敵を潰そうというときの顔だ。
影を潰すつもりなのだろうか。カルセドニーを何が何でも保護してやろうという決意の現われだろうか。どちらにしてもプースは大いに賛成である。
応じるようにニヤリと笑った。
「了解でありますだぁ」
それから、プースは自分の経歴について話し始めた。プースが元影であったことを明かさないことには、カルセドニーの無罪についていくら証言したところで説得力がない。
現在は商人としてデューヴとエイズームを往来しているので、川で拾ったカルセドニーをこちらに連れてくることになったというところまでまとめて説明したところでやっと一息ついた。
三人で紅茶を飲みながら、しばし黙っていたところジルコが若干目と口を開いた。
「影の者か。隷属の首輪が取り付けられていたと聞き及んだが」
「私が壊しました」
「なに? まさかそんな訳が……! ……いや…」
であってからずっと無表情であったから、その表情の変化にプースが驚いている間にウィルが解説をしてくれた。
若干、ジルコも『隷属の首輪』が壊れたという事実が信じられなかったようだが、目の前に座っているのが誰か思い出したらしい。ウィルは常識をぶち壊す存在なのである。きっとジルコもウィルによって価値観がぶち壊された仲間のひとりなのだ。
プースは内心で勝手にジルコに親近感を抱いた。
「それで、何故カルセドニーさんの無実の証明が?」
そんなことを考えているうちに話が本筋に入ったらしい。プースも口を開いた。やられてしまった。いつかは己も使ったその薬の名前を思い出すだけで、プースは苦虫を噛んだような顔になってしまうのが自分でもわかった。
「魔薬、ですだぁ」
「――なるほど」
プースの言葉にウィルだけが頷いた。ジルコが首を傾げた。当然の反応である。いくら情報部隊の隊長といえど、そんなどマイナーな毒薬の名前など知っているか。
いや、むしろウィルはなぜ納得した? なぜ知っていた?
反射的に浮かんだ疑問は飲み込む。いちいち突っ込んでいては、話が先に進まないのである。これはウィルとの会話での鉄則。
ウィルとのコミュニケーション歴も長いプースなりに編み出したスタイルである。
「――製法はしらないですが、魔力を込められたり、なんだり出来る薬でぇ。幻覚やら出来るのですだぁ」
「そのようなものがあるとは知らなかったな」
「はぁ、それが影でよく使うもんで、情報を集めるときかなんかに、接した奴の記憶を弄ってそいつに罪をなすりつけるのです」
「…それにしても、何故ウィル殿はご存知でいらっしゃる? すでにプースラリエル殿に?」
プースががんばって流した疑問をジルコが蒸し返してきた。
やはり不思議なものは不思議なのである。
「いえ、教えてないですだぁ」
プースの答えに、ジルコがじゃあ何で知ってるんだという顔になった。相変わらず無表情だが、雰囲気と目だけが圧倒的にそう主張している。
プースにも疑問であった。同じ気持ちである。
「いえ、一時期薬書やら魔道書やら訳書を読むのにハマっていまして」
「………」
なぜか照れたように答えるウィルに、今度はさすがに黙り込むしかない、プースであった。
一時期というのがどの時期というツッコミは入れてはいけないのだろう。
たとえ何歳児であっても、最高一桁であることには違いないのである。
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